
最近急激に取引高が増加しているシンガポールの仮想通貨取引所DigiFinex(ディグフィネックス)
DigiFinexは、HuobiやLATOKENなど多くの仮想通貨取引所を抜いて取引高ランキングトップ10に入っています。
今回はこのDigiFinexとは具体的にどのような取引所なのか、利用するメリットデメリットは一体何か?
について、wiki的基本情報を含めて紹介しますから、海外取引所を利用する際には検討して下さいね。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | DigiFinex(ディグフィネックス) |
独自トークン有無 | DigiFinexToken (DFT) |
設立日 | 2017年 |
運営会社 | DIGIFINEX LIMITED |
取引所がある国 | シンガポール |
公式ホームページ | DigiFinex |
日本語対応 | - |
日本人対応 | 〇 |
アプリ対応 | 〇 |
クレジットカード対応 | - |
取扱銘柄数 | 50種類以上 |
公式ニュース | DigiFinex |
公式Twitter | @digifinex |
- | |
YouTube | - |
TelegramID | DigiFinex |
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所とは
DigiFinexは2017年にシンガポールを拠点にして設立された仮想通貨取引所です。
2017年はBinanceなど他の取引所に埋もれていたため知名度はほとんどありませんでしたが、現在(2019年1月26日時点)では、24時間取引量ランキングTOP10に入るくらいの人気取引所にまで成長しています。
そんなDigiFinexは強力なセキュリティを売りにしており、セキュリティレベルはSEC(アメリカ証券取引委員会)と同等のレベルを誇るといっています。
事実、仮想通貨取引所のハッキングが相次ぐ今現在においても、一度もハッキングされておらず、投資家にとって安心できる取引所となってます。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所の特徴
DigiFinexで対応している基軸通貨はBTC、ETH、DFT(DigiFinexの独自トークン)、TUSD,USDTの5種類です。
一番取引部屋が多い基軸通貨はUSDTでその次がBTCです。
2018年から続く金融庁の圧力などの関係もあり、DigiFinexは日本語対応は一切していません(日本人でも利用はできます)。
また、DigiFInexの一番の特徴は、DigiFinexが発行している独自トークンDFTです。
このトークンは保有しているだけで、取引所の売り上げの一部が配当として分配され、新規に上場する仮想通貨もAirDrop(エアドロップ)されるようになっています。
このような投資家にとって嬉しい魅力があるため、人気が上がり始めて取引量ランキングトップ10に加わったのでしょう。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所の基軸通貨一覧
BTC | ETH | DFT | TUSD | USDT |
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所の上場通貨一覧
Bitcoin | XRP | Ethereum | Bitcoin Cash | Zipper | Zilliqa |
YEE | Vexanium | TRON | THETA | The Midas Touch Gold | SyncFab |
SuperEdge | StarCoin | Siacoin | Show | Ruff | RealChain |
Ravencoin | Qtum | Pundi X NEM | Power Ledger | Paxos Standard Token | Ontology |
OmiseGO | NewsToken | NEO | NEM | MyToken | MobileGo |
Mithril | Litecoin | LinkEye | IOST | InsurChain | Humanscape |
Genaro Network | Gemini Dollar | Gas | Fiii | FairGame | Ethereum Classic |
Ether Zero | EOS | Energi | E-Dinar Coin | DigiFinexToken | DEX |
DATx | CyberMiles | Cryptosolartech | Crypto.com Chain | Crypto.com | Consentium |
CoinUs | Bitcoin SV | aelf | 0x |
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所の手数料一覧
DigiFinexの取引手数料は0.2%で、他の仮想通貨取引所と比べると少し低めです。
ただし、DigiFinexの独自トークンDFTを保有しても取引手数料は変わらないため、一律0.2%です。
逆に出金手数料ですが、これは仮想通貨ごとに個別に設定されています。
ただ、どの仮想通貨を出金する際にも日本円に換算すると約100円~300円程度の手数料で、他の仮想通貨取引所と比べると半額以下で出金ができます。
例えばBTC(執筆時点の時価約39万円)だと0.0003BTC(日本円換算で117円)、ETH(執筆時点の時価約12760円)だと0.006ETH(日本円換算で76.6円)と、かなり安く抑えられています。
このように頻繁に出金する人にとって無視できない出金手数料が安く抑えられているため、仮想通貨投資家に人気があります。
とはいえ、法定通貨の扱いは一切ないため、法定通貨に関しては入出金どちらも行うことができません。
擬似的な法定通貨としてUSDTやTUSD、PAXといった米ドルとペッグ(連動)している仮想通貨がありますのでそちらを利用するといいでしょう。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所の売買(取引)手数料
メイカー(買い) | テイカー(売り) | |
一律 | 0.2% | 0.2% |
- 板を作る注文 = メイカー(Maker)
- 既存の板で約定させる注文 = テイカー(Taker)
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所の入出金手数料
入金手数料 | 出金手数料 | |
BTC | 無料 | 0.0003BTC |
ETH | 0.006ETH | |
XRP | 10XRP | |
LTC | 0.03LTC | |
EOS | 0.006ETH |
BitForexの出金手数料は各通貨によって異なりますから、詳しくは公式サイトをご覧下さい。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所を利用するメリット
それではDigiFinexを利用することで得られるメリットいくつか見ていきましょう。
独自トークンを保有するだけで配当権利獲得
一番のメリットというのはやはりDigiFinexが発行している独自トークンでしょう。
独自トークンの特徴はすでに紹介していますが、おさらい用に簡単にまとめると、
- 配当権利を得られる
- 新規上場をする仮想通貨エアドロップされる
といった特徴があります。
出金手数料が安い
頻繁に仮想通貨の入出金する方にとっては朗報です。
ビットフライヤーなどの国内取引所と比べても出品手数料が安く、無駄な支払いが少なくなります。
その時の時価にもよりますが、いくつかの仮想通貨は日本円換算だと国内ATMの一般的な出金手数料(108円)より安く収まっていますから、出金手数料が安い点もDigiFinexの魅力の一つでしょう。
簡単にスマホで取引できるアプリがリリースされている
DigiFinexはスマホでも簡単に取引できるように専用のアプリがリリースされていて、そのアプリを利用することでスマホ用に最適化された画面で取引ができます。
もちろん出金手続きを行うこともできるため、慣れてしまえばスマホひとつで仮想通貨取引を完結させることができます。
バイナンス利用経験のある方でチャートが似ている為すぐに慣れる
DigiFinexの取引画面は大手取引所Binanceのものと見ています。
ですから、Binanceで少し取引をしたことがある人であれば簡単に使いこなせるようになるでしょう。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所を利用するデメリット
メリットがたくさんあるものは、その反対にデメリットも少しは存在します。
サポートで日本語が使えない
やはり、日本語に対応していない環境で日本語サポートができないということが大きなデメリットでしょう。
とはいえ、Google翻訳機能を使用すれば、ある程度は読める日本語に改善してくれますから、DigiFinexを利用する際にはGoogle翻訳を利用しましょう。
アナウンスが中国語
DigiFinex取引所はシンガポールに本社がある関係で、アナウンスも全て中国語なっています。
シンガポールでの公用語は英語ですが、日常的に利用されている言語は中国語であるため、Google翻訳などで自動翻訳しても細くやめないということがあります。
視点を変えると目立ったデメリットはその2つくらいしかなく、仮想通貨取引に慣れている方にとっては全くデメリットではありません。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所を他の取引所と比較!
DigiFinexと国内有名な仮想通貨取引所「BitFlyer・LIQUID・Coincheck」と比較して、DigiFinexのどこが優れているのか調べてみました。
Coincheckとは違い、ハッキングされた経験ゼロ
DigiFInexはSECと同等のセキュリティを誇るというだけあり、これまで一度もハッキングにあったことはありません。
Coincheckのハッキング事件を始め、2018年はたくさんの仮想通貨取引所がハッキングされていますが、その中にハッキングされていないというのはかなりの功績です。
ビットフライヤーと比べると出金手数料が安い
ビットフライヤーではビットコインの出金手数料が0.0004BTCです。
これはDigiFinexの出金手数料(0.0003BTC)と比べると1.3倍であり、パーセンテージで比べるとかなり高いです。
急激にビットコインの価格が上がるとさらに出品手数料の差額も開くため、これもまたDigiFinexの魅力の一つでしょう。
LIQUIDなど国内取引所と比べると取引画面が圧倒的に使いやすい
LIQUIDを始めとする国内取引所にも言えることですが、どの国内取引所と比べても取引画面がコンパクトに纏まっており、直感的に使いやすいインターフェースになっています。
そのため、仮想通貨取引において間違った取引をしにくいという特徴があり、投資家に優しい作りになっています。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所の登録方法
DigiFinexの特徴やメリットデメリットが分かったと思うので、かんたんに登録方法(手順)を紹介していきます。
- DigiFinexの公式サイトにアクセス。
- 右上に「Registration」とあるので、それをクリック。
- 登録画面が表示されるので、メールアドレス、パスワードを入力
- 上記の2つとは別に「OTPcode」という項目の右側にある「send」をクリック。
- その後登録したメールアドレスに認証番号が届くので、認証番号を入力。
- 最後に利用規約に同意するチェックを2つ入れて、「Submit」をクリックするとDigiFinexの登録は完了です。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所で購入できるおすすめコイン3選
DigiFinexに登録した後、購入できる仮想通貨は多数存在しますが、その中でもおすすめのコインを3つ紹介しますね。
DFT(DigiFinexトークン)
DigiFinex取引者のみで取り扱われている独自トークンです。
こちらのトークンは言わゆる配当型のトークンであり配当率は驚異の80%です。
DFTトークンの保有量に合わせてDigiFinexの売上から算出される配当を受け取れる仕組みであり、それだけではなくDigiFinexに新規上場した仮想通貨もAirDropで受け取れることができるようになっています。
ですので、DigiFinexを利用する場合はまずこのトークンをいくつか購入しておくといいでしょう。
XRP(リップル)
仮想通貨の価格が低迷している現在は、むやみに草コインで手を出さずに時価総額が高く安定した仮想通貨がおすすめです。
その中でもおすすめできる仮想通貨の一つがリップル(XRP)です。
リップルは銀行間取引など大規模な資金移動においての需要がほぼ確定しており、実際に使われている事例もあります。
また、1XRPあたりの価格も安いため投機的に変わりやすい特徴もあります。
ですので、急激な価格上昇に備れるようにいくつかXRPを保有しておくといいでしょう。
PAX(パクソススタンダードトークン)
DigiFinexでは米ドルと価格が連動(ペッグ)しているPAXも取り扱っています。
PAXとは、以前から続くUSDTの信用問題を解決するために新しく作られた仮想通貨であり、米ドルの価格と連動するようになっています。
Binanceなどの有名な取引所も徐々にPAXペアの仮想通貨を増やしており、徐々に需要が増加しています。
現在のUSDTは米ドルと上手く連動できておらず、法定通貨と連動するという信頼性を失っているため、税金が発生してしまう法定通貨に変えずに、ドル建てで資産管理を行いたい場合はPAXペアを仮想通貨取引して換金するといいでしょう。
同様の理由でTUSD(TrueUSD)もおすすめです。
DigiFinex(ディグフィネックス)取引所のまとめ
DigiFinexは配当権利型トークンを発行している取引所です。
つまり、配当の旨味がなくなると取引所トークンの価値が暴落し、取引高も低下します。
過去の事例でいうと、配当型トークンを発行した取引所として話題を産んだCoinparkです。
当時は、高配当トークンとして驚くほどの注目を集めて上場時の価格(日本円換算で約1.2円程度)から100倍近く(約110円)にまで高騰しました。
しかし、Coinparkが急遽配当利率を変更した後は取引所としての信頼性が大きく失われて独自トークンの価値は暴落。現在価格はわずか0.1円未満であり、暴落率で言うと99.9%です。
DigiFinexは出金手数料が安いなどといった別のメリットも存在しますが、配当型トークンを扱っている取引所はこのようなリスクも存在するので、取引所トークンを利用する際はしっかり見極めて投資する様にしましょう。
その点以外であれば需要急増中の信頼できる取引所と言えるでしょう。