
中国と言えば、仮想通貨規制が厳しいというニュースをよく耳にしますが、そこにある取引所Coineal。
Coinealは、2018年6月に大きな話題となったFCoin Exchangeの取引所モデルを参考にしてリニューアルされた取引所です。
今回は、このCoinealとはどのような仮想通貨取引所なのか、利用する際に気になる手数料やメリット・デメリットなどを紹介・解説していきます。
Coineal取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | Coineal |
独自トークン有無 | NEALトークン |
設立日 | 2018年4月 |
運営会社 | Coineal |
取引所がある国 | 中国 |
公式ホームページ | coineal.com |
登録ユーザー数 | |
日本語対応 | 〇 |
日本人対応 | 〇 |
アプリ対応 | 〇 |
信用取引 | - |
クレジットカード対応 | - |
取扱銘柄数 | 35種類 |
公式ニュース | Notification Center |
公式Twitter | @CoinealExchange |
- | |
Reddit(提示版) | - |
YouTube | - |
TelegramID | Coineal Club |
Coineal取引所とは/歴史
Coinealは2018年4月にオープンしたばかりで運営歴は1年にも満たない新しい取引所です。
オープンした直後は仮想通貨バブルがはじけて数カ月後でしたので、新規利用者が少なく、知名度もほとんどありませんでした。
しかし、2018年6月に大きく話題となった高配当取引所トークンを取り扱ったFCoin Exchangeに感化されて独自のNEALトークンを発行し、取引マイニングに対応した仮想通貨取引所へと進化しました。
当時のトレンドにうまく乗ることができたため、それをきっかけにCoinealの知名度は急上昇し、今では仮想通貨取引高ランキングトップ20にランクインするほどにまで成長しています。
仮にcoinealが取引マイニングブームに乗らなかったとすると、最悪の場合全く知名度がないままCoinealは閉鎖されていたでしょう。
Coineal取引所の基軸通貨一覧
BTC | ETH | USDT |
Coineal取引所の上場通貨一覧
Aeternity | AiLink Token | BeeKan | Baer Chain | Bitcoin | CyberMiles |
DigixDAO | Enigma | EOS | Esports Token | Ethereum Classic | Ethereum |
Golem | ICON | Playgroundz | IOST | Kyber Network | Lambda |
Loom Network | Litecoin | Lunyr | Decentraland | MyToken | OmiseGO |
Po.et | Populous | QuarkChain | Request Network | Status | Storm |
THETA | TRON | UChain | Zilliqa | 0x |
Coineal取引所の特徴
Coinealの一番の特徴は高配当取引所トークンがあるということです。
取引所トークンであるNEALトークンが発行されて公開された直後はキャンペーンが開催されていて、最大で取引手数料の150%が還元されるというものがありました。
現在は既にキャンペーンが終了しており、取引所の売上の80%がNEALトークン保有量に合わせて分配されるようになっています。
ただし、ただNEALトークンを保有するだけで分配されるのかと言うとそうではなく、取引マイニング用にNEALトークンをロックすることで、配当を受け取ることができます。
配当は12時間ごとにNEALトークンで渡され、そのNEALトークンを売却することでビットコインなどに変えて受け取った配当を活用ができます。
Coineal取引所の手数料一覧
Coineal取引所の売買(取引)手数料
続いてはCoinealを利用する時に必ず知っておきたい手数料について紹介していきます。
Coinealの取引手数料は指値注文・成行注文ともに0.15%であり、他の仮想通貨取引所と比べるとやや高い印象です。
ただし、取引手数料が高い代わりに取引所売上に直結する取引手数料の80%が配当として分配されるため、配当受け取り用のNEALトークンをロックしている状態で単純計算をすると、実質取引手数料は0.03%ということです。
通貨ペア | メイカー(買い) | テイカー(売り) |
BTC | 0.15% | 0.15% |
ETH | ||
USDT |
Coineal取引所の入出金手数料
入金手数料は完全無料で、どれだけ仮想通貨を入金しても手数料を取られることはありません。
出金する際には出金手数料が請求されますが、手数料は仮想通貨の種類によって異なります。
ビットコインなら0.002BTC、イーサリアムなら0.002ETHです。
ビットコインの出金手数料がやや高めに設定されているため、出金する際はイーサリアムやライトコインなどの出金手数料が安い仮想通貨を使って出金すると良いでしょう。
通貨 | 入金手数料 | 出金手数料 |
BTC | 無料 | 0.002BTC |
ETH | 0.002ETH | |
他は通貨によって異なる | 他は通貨によって異なる |
Coineal取引所を利用するメリット
Coinealならではのメリットも存在するので利用する際に知っておきたいことを三つ紹介していきます。
取引マイニングに対応している
Coinealの一番のメリットが、取引マイニングに対応しているということでしょう。
NEALトークンの保有量が多ければ多いほど分配される配当も多くなるので、取引で利益を上げつつ、配当による利益も毎日得ることができます。
専用の取引アプリが用意されている
Coinealはスマホからでも簡単に仮想通貨取引ができるようにアプリが用意されています。
仮想通貨取引所は情報量が多く、スマホのブラウザから取引することは少し難しいのですが、その対策として専用アプリが作られているので、普段からスマホで取引したいという方にも安心です。
日本語に対応している
実はCoinealは日本語に対応していて、公式サイト右上にある国旗をクリックすることで日本語表示に切り替えることができます。
取引高ランキング世界1位のバイナンスですら日本語に対応していないのですが、Coinealはしっかり日本語に対応しているので、英語に抵抗がある方でも快適に利用ができます。
日本語に対応したことは、2019年1月29日にCoinealの公式サイトにて発表されました。
Coineal 投資家の皆様へ:
弊社が、このたび、日本において、開業することになっております
Coineal 日本ステーション (日本支店) の公開おめでとうございます。日本語版は2019年1月28日 (UTC/GMT + 8:00) に正式に開始されます。
日本のデジタル通貨市場で増大しているユーザーの需要を満たすために、Coineal 日本ステーションは正式に開始しました。 将来的には、日本の支店チームの助けを借りて、日本におけるデジタル通貨市場の発展をさらに拡大し、実行可能でグリーン品質のプロジェクトの協力と進歩を加速させます。
Coineal 韓国ステーションは準備中です
お楽しみに!
引用:Coineal
Coineal取引所を利用するデメリット
Coinealは取引マイニングが安定しているなどメリットが多いですが、取引マイニングをしているからこそのデメリットもあります。
取引マイニングの需要が完全になくなると価値がなくなる
Coinealは取引マイニングの需要に強く依存している取引所であり、取引マイニングのメリットがなくなってしまった場合、Coinealの価値もなくなります。
仮に法規制などで取引マイニングが出来なくなってしまったと仮定すると、ただ取引手数料が高くて取り扱い仮想通貨種類数もそこまで多くない取引所ということになってしまい、利用者が考えるよりも早くCoinealは閉鎖されることになるでしょう。
他の取引所では見かけないマイナーな仮想通貨が多い
マイナーな仮想通貨が上昇していることはよくあることですが、たった一つの取引所でしか扱われていないマイナーな仮想通貨はややリスクが高いです。
そのような仮想通貨は、一度上場廃止になってしまうと今後売買できる取引所がなくなってしまうため大量に売られてしまいます。
ひどい場合だとわずか数時間で95%以上も暴落することがあるため、見かけない仮想通貨をレア物と思わず、本当に購入しても大丈夫な仮想通貨なのかしっかり調べてから取引するようにしましょう。
逆に言えば、ある程度の仮想通貨リテラシーさえあれはこれはデメリットでも何でもないため、好きなように取引をしても問題ないでしょう。
日本語に対応していること
日本語に対応していることがなぜデメリットなのかと言うと、
「日本語に対応していること=日本国籍の投資家を受け入れている」
という解釈をされ、金融庁に圧力をかけられる可能性があります。
バイナンスが日本語対応していないのは、この金融庁の圧力の関係です。
バイナンスが今も運営できていることがわかるように、金融庁に圧力をかけられたからといって取引所を使えなくなるというわけでありませんが、いつ何が起きるかわからないのでその点だけ頭の片隅に置いておくようにしましょう。
Coineal取引所を他の取引所と比較!
取引マイニングに優れたCoinealと、国内の主要取引所であるコインチェックやビットフライヤー・Zaifなどと比較してみました。
国内取引所では実現していない独自トークンがある
ほぼすべての国内取引所にいえることが、取引所独自のトークンを発行していないということです。
唯一発行している取引所と言うと、ザイフトークンを発行しているZaif取引所ですが、このトークンに何も付加価値がないため、事実上便利な付加価値を有している取引所トークンは国内で存在しないということです。
しかし、Coinealは配当権利を得られる独自トークン「NEAL」を発行しているため、取引所ごとの独自トークンに魅力を感じる方にはCoinealは一度使ってみたい取引所でしょう。
ビットコインを除いて出金手数料が安い
Coinealでのビットコイン出金手数料はかなり割高ですが、他の仮想通貨はそうでもなく、イーサリアムであれば0.002ETH(日本円換算で20円程度)で出金ができます。
これがコインチェックの場合だと、イーサリアムの出金には0.01ETHかかるため、Coinealと比べると5倍もの出金手数料がかかってしまいます。
ビットフライヤーでも0.005ETHでCoinealの2.5倍ですので、出金の際にビットコインさえ選択しなければCoinealのほうがお得ということです。
Coineal取引所の登録方法
Coinealに登録する際は以下の手順で行います。
- 公式サイトにアクセス
- 右上にある[Register]をクリック
- ここから先は、電話番号を使って登録する方法とメールアドレスだけを使って登録する方法の2種類があります。ですが、電話番号を使って登録する方法は日本の電話番号に対応していないので、[Mail box register]をクリックします。その後の手順は以下のとおりです。
- 登録に使うメールアドレスを入力
- [Send Sms]をクリック
- 登録に使うメールアドレス宛に送られてきた認証コードを入力
- 今後のログインに使用するパスワードを入力
- チェックボックスにチェックを入れる
- [Register]をクリック
- これでCoinealのアカウントの作成が完了します。
Coineal取引所で購入できるおすすめコイン3選
それでは、Coinealを利用する上で是非注目しておきたい仮想通貨を3つ紹介していきます。
NEALトークン
Coinealを利用するのであれば、NEALトークンを保有しおくことは必須です。
Coinealは取引マイニングによる高配当システムがある関係で、取引手数料がやや高めに設定されており、NEALトークンを保有せずにCoinealを利用してしまうと、ただ取引手数料が高い取引所を使用しているだけということになってしまいます。
ですので、Coinealでは真っ先にNEALトークンを確保しておくようにしておきましょう。
ライトコイン(LTC)
ライトコインはCoinealで活発に取引されている仮想通貨の一つであり、非常に流動性が高いです。
基軸通貨ではないものの、短期間でまとまった量を指値注文で取引を成立させることもできるので、デイトレードに慣れている方は、主な取引通貨の一つとして押さえておくといいでしょう。
イーサリアムクラシック(ETC)
取引マイニングを導入している取引所では流動性が重要です。
イーサリアムクラシックもライトコインと同じく盛んに取引がされている仮想通貨であるため、頻繁にトレードしたい方に最適です。
また、時価総額上位の仮想通貨でもあるため急激な暴落も起きにくく、安定した仮想通貨の一つです。
Coineal取引所のまとめ
Coinealは取引マイニングモデルで最も成功したFCoin Exchangeを参考にしている取引所です。
そのため安定した取引マイニングと配当の分配を実現しており、これまでで大きなトラブルに発展したことはありません。
過去にcoinparkという高配当な取引マイニングを謳った取引所がありましたが、取引所内でのトラブルが相次いだ結果、価格が5000分の1まで暴落したことがあります。
Coinealは、取引マイニングバブル終了の影響や仮想通貨市場規模の縮小による暴落はありましたが、取引所トラブルが原因の暴落は起きていないため、その点に関しては安心して利用することができるでしょう。