フィスココインは、株式会社フィスコにより発売されている仮想通貨です。
同社は、20年以上の実績のある金融業界の老舗で、その子会社が運営しているのがフィスコ仮想通貨取引所です。
この取引所でメインに取引されている仮想通貨として、フィスココイン(FSCC)があります。
フィスココイン(FSCC)は、日本初の大企業が手掛けた仮想通貨として有名になりました。
フィスココイン(FSCC)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | フィスココイン(Fisco) |
トークン名 | FSCC |
最小単位 | 0.00000001FSCC |
公開月 | 2016年12月 |
開発国 | 日本 |
開発チーム | 株式会社フィスコ |
開発者 | 俵健太郎 |
発行上限 | 5000万枚 |
発行枚数 | 5000万枚 |
アルゴリズム | - |
公式HP | fcce.jp |
ホワイトペーパー | fiscoのホワイトペーパー |
@FCCE_jp | |
@FCCE.jp | |
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TelegramID | - |
YouTube | - |
フィスココイン(FSCC)とは/開発された目的
フィスココインは、株式会社フィスコが発行する独自トークンで、中央集権的の仮想通貨の代表です。
ビットコインが民主的なコインであるのに対して、管理会社により管理・運営されているのが特徴です。
2019年4月現在のフィスココインの取引価格は、仮想通貨取引所ザイフでは26JPY/FSCCとなっています。
時価総額は概算で1,300,000,000 JPY程度となり、ランキングとしては500位前後となると推測できます。
フィスココインは主要仮想通貨と比べると、それほど大きな市場ではないと言えるでしょう。
株式会社フィスコについて
株式会社フィスコは、投資支援サービスを提供している企業です。
投資家に向けて金融関連情報を配信しています。
株式市場や外為市場、商品先物取引市場などの情報発信を行っており、分析やレポートなどを数多く発表しています。
株式会社フィスコは金融業界での信頼が厚い企業であり、このような企業が仮想通貨事業(ブロックチェーン事業)の参入にあたって発行したトークンであるフィスココインも、信頼度が高い仮想通貨であると言えるでしょう。
フィスココイン(FSCC)の特徴
フィスココインは、多くのユーザーに利用されています。
初心者でも比較的利用しやすい仮想通貨であると言われており、誰でも簡単に新規トークンを取得できます。
フィスココインの仕組み
フィスココインは、プラットフォームのカウンターパーティ(Counterparty)を利用できることが強みとなっています。
このカウンターパーティー(Counterparty)は、新たなトークンとしてイーサリアムベースで開発されました。
大変使いやすく、機能面でも優れているため評価の高いシステムです。
カウンターパーティー(Counterparty)は、ビットコインに対応するように開発されており、ビットコインのブロックチェーンに、イーサリアムのスマートコントラクトを設置したようなシステムとなっています。
フィスココインが利用できるサービス
このフィスココインは、フィスコが提供する全てのサービスの支払いで利用可能です。
さらにグループ企業のサービスへの支払いなどにも利用できるため、これらのサービスを利用している人にとっては実用性が高くメリットの多い仮想通貨となっています。
トークンを実際に利用できるため、決済性や実用性を考えても幅広い層におすすめできる仮想通貨と言えるでしょう。
フィフスコインの安定性
さらに、価格が安定しているというという点もメリットとして挙げられます。
他の仮想通貨で一喜一憂している人にとっては、大きく値崩れすることのないフィスココインの安定性はとても嬉しいメリットとなります。
なぜ大きく値崩れすることがないかというと、すでに発行枚数の上限に達しており、今後総量が増えることはない上に、発行元が中央管理者のような役割を果たし、価格の乱高下が発生しないようリスク管理を行っているからです。
仮想通貨市場は、まだ未知数の市場だけに不安定な側面もあり、不安を抱える人も少なくありません。
多くの仮想通貨が乱高下を繰り返す中で、安定性がありリスクを最小限に抑えることができるという点は大きなポイントとなるでしょう。
また、フィスココインは大手金融会社が手掛けているという点においても、安心感があるのが特徴です。
株式会社フィスコの株主優待として配布
フィスココインはこれまで、株式会社フィスコの株主優待としても配布されていきました。
2016年と2017年に、株式保有者に発行されました。
しかし、現在はこの株主優待は廃止されており、フィスコのサービスや商品を購入できるという用途にのみ使用されています。
サービスとしては、食品の購入や旅行のための料金の代金としてもつかうことが出来ます。
フィスココインの流通量
フィスココインの発行数全5000万枚のうち、市場に流通しているのは1100万枚程度だと言われています。
それ以外は、株式会社フィスコが自社で保有しているため、市場の流通量はかなり小規模であると言えるでしょう。
ビットコインなどに比べると流用性が少ないため、価値はそれほどないという見方もあります。
取引量が少ないということは流通も不活発になり、価格が上昇することもそれほど期待できないからです。
フィスココイン(FSCC)の欠点/問題点
安定性には定評のあるフィスココインですが、ここからはデメリットを見ていきましょう。
発行元が中央管理者のようになっていることは説明してきましたが、これは実はメリットでもあり、デメリットでもあるのです。
トークンの価値が中央管理者により管理されているため価格は乱高下が少なく安定していますが、仮想通貨の大きな魅力の一つでもある将来的な成長の可能性は期待できないからです。
それほど大きく値崩れすることはありませんが、逆にそれほど大きく値上がりすることもないということです。
そのため、値上がりを期待して投資目的で仮想通貨を購入しようとしている人にとっては、魅力に欠ける仮想通貨と見られています。
さらに、実際に利用することはできるものの、自社グループのサービス以外では利用できないという点もデメリットとなります。
上場している取引所が2箇所と少なく、あまり活発にトレードされる通貨ではないため、人気のある通貨とは言えないでしょう。
フィスココイン(FSCC)の使い道
前述した通り、フィスココインは株式会社フィスコが展開しているサービスで利用することができます。
食品の買い物や旅行料金の支払いなど、普段フィスコのサービスを頻繁に利用する人にとっては利用価値の高い仮想通貨です。
フィスコでは「ネクス・ファーム」というオンラインショップを展開しており、新鮮な直送野菜やオリジナル食品など様々な商品が販売されています。
このネクス・ファームで販売されている商品は、フィスココインで購入することが可能です。
さらに、下記のサービス利用や商品の購入にも、フィスココインが利用可能す。
フィスココイン(FSCC)の使い方
フィスココインはトークンとして使用するため、取引所ザイフまたはフィスコを利用して購入する必要があります。
購入までの流れは、次の通りです。
- 仮想通貨取引所ザイフまたはフィスコに口座を開設
- 開設した口座へ日本円を入金
- 入金手続き完了後、フィスココインを購入
購入するためには、取引所への口座開設が必須となりますが、これらの取引所の口座を開設しておけば、いつでもフィスココインを売却したり、日本円に替えることができます。
フィスココイン(FSCC)の評判
フィスココインは知名度が高いとは言えませんが、大手企業である株式会社フィスコが発行しているという安心感のある仮想通貨です。
これまで仮想通貨を購入したことがないという人にとってもは安心感があり、次のような声が上がっています。
- 大きく値動きしないので安心です。利用できるとところは少ないですが、とりあえず安全性を重視して購入しました。
- 今までビットコインなどを購入してきたのですが、今回初めてそれ以外の仮想通貨を購入しました。あまりメジャーではないので、希少価値がありそうで期待しています。
- 購入してからいろいろ買い物にも使っているし、結構便利です。
フィスココイン(FSCC)が購入できるおすすめの取引所2選
フィスココインを購入できる仮想通貨取引所は、現在2箇所のみとなっています。
- Zaif(ザイフ)
- FISCO(フィスコ)
取扱通貨の種類はザイフの方が多く、フィスコにある通貨は全てザイフでも取り扱っていますので、今後フィスココイン以外の通貨の取引も視野に入れている場合は、ザイフで口座を開設する方がいいかもしれません。
ただし、採用している取引システムや取引手数料には違いがありますので、それぞれの違いを考慮した上で選択すると良いでしょう。
フィスココイン(FSCC)の今後の将来性
フィスコ仮想通貨取引所は、2018年10月に仮想通貨取引所であるザイフから事業譲渡を受けました。
そのため、今後はフィフスコインのユーザーがフィスコ仮想通貨取引所でも増えていくことが予想されています。
ザイフはこれまで国内の大手取引所として多く人に利用されてきましたが、不祥事をきっかけにフィスコに事業譲渡となりました。
これに伴いフィスココインの人気も少しずつ高まっており、価格も上昇することが期待できます。
フィスコ仮想通貨取引所の運営を行っているのが、フィスココインの発行元である株式会社フィスコであるという点でも、将来性に期待が持たれています。
さらに、フィスココインは企業トークンという新しい試みも注目されています。
発行元がジャスダック上場企業の株式会社フィスコだからという点が強みになっているのです。
上場企業が独自の通貨を発行するというのはとてもユニークなことで、これも注目される理由の一つです。
フィスココインはまだ市場規模も小さく、用途も限定的な発展途上の仮想通貨ではありますが、今後その使い道を拡大することができれば、将来的にはトークンエコノミーも実現可能です。
今後、フィスココインがどのように展開されていくのか、株式会社フィスコの動向にも注目していきましょう。