
韓国と言えば世界の中でも仮想通貨人気の高い国ですね。その人気が高い韓国に取引所を構えるCoinnest(コインネスト)。
Coinnestは、取引所の中でも取引高が上位にある人気の取引所でしたから、韓国を筆頭し世界中にユーザーがいることが伺えますね。
しかし、Coinnest代表が横領の罪で告発されたり、誤ってBTC約6億円分を無料配布してしまうなど、度々問題視される取引所です。
では、Coinnestとは一体どんな取引所なのか?はたまた、他の取引所とCoinnestはどう比較できるのか、基本情報や口コミを含めて見ていきましょう。
Coinnest(コインネスト)取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | Coinnest(コインネスト) |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2017年7月 |
運営会社 | 株式会社インキュブルロク |
取引所がある国 | 韓国 |
公式ホームページ | COINNEST |
登録ユーザー数 | - |
日本語対応 | × |
日本人対応 | × |
アプリ対応 | 〇 |
信用取引 | × |
法人口座対応 | - |
クレジットカード対応 | - |
保管ウォレット | - |
取扱銘柄数 | 約35種類 |
公式ニュース(ブログ) | COINNESTのニュース |
公式Twitter | @coinnest_info |
@coinnest | |
#coinnest | |
TelegramID | coinnest |
Coinnest(コインネスト)取引所とは
Coinnestは、2017年7月からサービスを開始した韓国の仮想通貨取引所です。
コインマーケットキャップによれば取引量ランキングでは15位前後の取引量を誇っていたこともある、世界でも大きな部類に入る取引所でした。
しかし、2018年4月にCoinnest元代表Kim Ik Hwan氏が横領の罪で告発されたというトラブルがあり、取引高が下降傾向にあります。
一時はバイナンスに次ぐ人気を誇っていた時期もありましたが、事件の影響から人気のトップ争いからは一時撤退という形となってしまいました。
また、2019年1月19日にはCoinnestのサーバー問題が原因で、60億ウォン相当のビットコインを当初予定されていたWGTトークンの代わりに誤って無料配布していた事が判明するなど、やや問題が懸念されている取引所です。
通貨を取り扱っている以上、トラブルが多い取引所はやはり懸念してしまいますね。
Coinnest(コインネスト)取引所の特徴
Coinnestの特徴として、公式ホームページで価格表やチャート、ニュースや発表事が同じページにまとまっているということです。
通貨の価格や、チャートを見ながらニュースも読めるため、どんなニュースが市場や価格にどのような影響を与えているのかが分かりやすいという特徴があります。
また、取引所アプリが高評価を受けており、取引所のアプリは賛否が分かれることがありますが、Coinnestは扱いやすいと評判があるのも特徴です。
Coinnest(コインネスト)取引所の基軸通貨一覧
Coinnestで取り扱っている有名な銘柄を取り上げます。
取引の基軸となる通貨10選をこちらでピックアップします。
BTC | ETH | TRON | ETC | QTUM |
NEO | ADA | OMG | BCH | LTC |
Coinnest(コインネスト)取引所の上場通貨一覧
Coinnestで取り扱っている通貨一覧はこちらになります。全部で35種類となります。
BTC | ETH | TRON | NPXS | INK | ETC |
TSL | KST | QTUM | HLC | UBTC | EGCC |
NEO | ACT | BCD | ADA | GAS | MCO |
SPC | STORM | CHAT | FREC | OMG | GTO |
OC | KNC | VET | WTC | QBT | BCH |
BTN | BTG | LTC | QLC | PUT |
Coinnest(コインネスト)取引所の手数料
Coinnestの取引手数料は次の通りです。
- 入金時の手数料は無料
- 出金時や取引時の手数料は一律
現金(ウォン)の出金時は1,000ウォンがかかり、仮想通貨の取引手数料は0.1%になります。
日本人であれば、ウォンでの出金はほぼないものと思われますので、仮想通貨取引の手数料0.1%が主な手数料となってくるでしょう。
Coinnest(コインネスト)取引所を利用するメリット

出典:Googleplay
Coinnestを利用する際のメリットとしては
・アプリが高い評価を受けている
という点です。
公式ホームページにもアプリの案内がありますが、韓国国内の仮想通貨取引所アプリの中で最も高い評価を受けており、スマホなどでの手軽な取引が評判となっています。
取引をスマホやタブレットなどのアプリケーションをよく使う人にとってはメリットのある取引所と言えるでしょう。
また、仮想通貨同士の取引手数料が0.1%と低い水準のため、仮想通貨同士の取引手数料を抑えたい場合は利用するメリットがあると言えます。
Coinnest(コインネスト)取引所を利用するデメリット
Coinnest(コインネスト)を利用する際のデメリットとしては
- 取り扱い通貨の種類が少ない(35種類)
- 韓国の規制に準じるため急なルール変更の可能性あり
この2つがあげられます。
国が違えば法律や規制も違うため、そこは従うしかありませんが、取引している通貨が他の取引所よりも少なめということが気になります。
取り扱っていない通貨で取引を行いたい場合は、一旦他の取引所でCoinnestが扱っている通貨に変更するという手間が発生してしまうことがデメリットです。
取引自体のデメリットではありませんが、大きなトラブルが2つあったため信用がやや低いという懸念点も存在します。
Coinnest(コインネスト)取引所の比較
Coinnestの取引手数料を他の取引所と比較を行ってみましょう。
取引所名 | 手数料 |
コインネスト |
|
バイナンス |
|
HitBTC |
|
ビットレックス |
|
バイナンスとは同じパーセンテージですが、ビットレックスと比較すると半分以下という低い取引手数料となっています。
Coinnest(コインネスト)取引所で購入できるおすすめ狙い目コイン
取り扱っている通貨は約35種類と決して多くありませんが、有名な銘柄も扱っているCoinnest。
日本でも話題や人気となった通貨もあれば、今後期待されている通貨も扱っています。
また、日本の取引所では購入できない通貨も数多く取り扱っていますので、その中から購入できる通貨でおすすめのコインを3つご紹介します。
TRON(TRX)
デジタルコンテンツ業界に特化した仮想通貨として、シンガポールの「TRON財団」というチームが開発したTRON(TRX)。
コインマーケットキャップのランキングでもTOP10内に入ることも多い人気の通貨です。
そんなTRONですが、日本国内の取引所では残念ながら扱ってはいません。
Coinnestを利用すれば購入することが可能です。
取引量も多い通貨ですので、これからの価格上昇を期待しても良いですし、資産保全という視点でも取引高の多い人気の通貨を保有しておくことも良いでしょう。
Cardano(ADA)
イーサリアムの開発に携わったチャールズ・ホスキンソン氏が生み出した仮想通貨CARDANO(カルダノ)。
元々、オンラインゲームやオンラインカジノを扱うプラットフォーム上で使用する通貨として生まれたのがADA。
取引所ではADAという通貨名で取引されていますが、これもコインマーケットキャップで上位に入ってくる通貨の一つです。
日本でもADAを購入して資産を急激に増やしたという人がおり、話題になった通貨でもあります。
しかし、そんな人気の通貨ADAも日本国内の取引所では購入することができません。
CoinnestはADAを取り扱っていますので、ここで入手することが可能です。
チャールズ・ホスキンソン氏への信頼から購入しても良いですし、今後は世界中で発展が期待されているゲームやオンラインカジノの普及で、ADAの需要が高まることを期待して購入しておくのも良いかもしれませんね。
NEO(NEO)
中国版イーサリアムとの異名をもつNEO(ネオ)。
NEOもコインマーケットキャップでは上位に入り続けている人気の通貨です。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外の取引所を活用したことがある人は、一度は目にしたことがあるかもしれないですね。
プラットフォーム型ですので、今後の技術開発を見越して、今のうちにNEOに投資をしておくというのも一つの手ではないでしょうか。
CoinnestではNEOを扱っています。
「中国版イーサリアム」という独自のブランディングができていることと、コインマーケットキャップの上位にい続けていることも人気の高さを象徴していると言えます。
安定感と今後の発展を期待して、今のうちにNEOを購入しておくことをおすすめします。
Coinnest(コインネスト)取引所の評判・口コミ
Coinnestの評判や口コミについて見てみましょう。
どのような評判となっているのでしょうか。
役員の逮捕に引き続き手違いで巨額の仮想通貨をエアドロップしてしまうなど、脇が甘い取引所ですね。このような取引所は使うに値しません。
韓国仮想通貨取引所コインネスト「手違い」でビットコインなど6億円分をエアドロップ https://t.co/Cf1CRpw6oA via @JpCointelegraph
— 仮想通貨ポリス (@C_C_Police) 2019年1月22日
2018年4月に元最高経営責任者が告発されたり、2019年の1月19日にはサーバー問題が原因で、60億ウォン相当のビットコインを配布してしまうなど、トラブルが続いているため、評判が良いとは決して言えない様子です。
他の口コミ・評判についても見てみましょう。
韓国5位のCoinnest取引所の代表と役員の計5人が逮捕、顧客の仮想通貨を横領で。投資家の間では以前からセキュリティなど問題のある取引所と囁かれ、起こるべくして起こったという反応だ。しかし事件発覚により、取引所全体へも不安が広がり韓国内 $BTC $ETH が10%下落。https://t.co/jhrOJSsdyQ
— Japan Coin Lab. | 日本暗号資産研究所 (@jpcoinlab) 2018年4月5日
取引所についてTwitterで情報を探していましたが、基本的には先ほど記載しましたサーバー問題からの60億ウォン相当の無料配布トラブルと、2018年4月に起きた元最高経営責任者告発の情報がほとんどでした。
他にあったツイートは、TRONやADA、NEOが上場したという話題で、これといった取引所や取引に関する情報は出てきませんでした。
今後、信頼を回復し取引量が増えてくるとユーザーも増えるため、取引所にまつわる個人のつぶやきが増えてくると思われます。
日本ではコインチェックの不正送金被害の問題がありましたが、海外でも様々な形での問題が起きています。
一度、取引所で問題が起きてしまうと、信頼の回復に時間がかかってしまいます。
今回のコインネストで起きた、サーバー問題でビットコインが無料配布されてしまったことは不幸中の幸いと言って正しいかは分かりませんが、顧客の資産が流出しなかったことが幸いでしたね。
今度、どのような形で信頼回復に努めていくかに注目をしましょう。
Coinnest(コインネスト)取引所のまとめ
今回は韓国の取引所、Coinnestを取り上げて、その特徴や使用するメリット・デメリットなどをお届けしてきました。
取引所としての機能には問題はないと思われますが、経営層や運営陣のトラブル、失敗がピックアップされてしまっていたのが印象的な取引所でした。
取引所が話題になることは、ハッキング事件などの大きな出来事がないと話題になりませんが、知名度を上げるのに良いのか悪いのかは定かではありませんが、ニュース上で話題となってしまったCoinnest。
しかし、取り扱っている通貨は、世界的にも有名なものも扱っています。
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ライトコイン(LTC)
- TRON(TRX)
- Cardano(ADA)
- NEO(NEO)
これらは取引高も高く、コインマーケットキャップで上位で見かける通貨ですので、世界的にも日本でも知名度が高い通貨になります。
取り扱っている仮想通貨の種類はそれほど多くないですが、こうした有名な銘柄を扱っていることは利用する大きなメリットになるのではないでしょうか。
現在の取り扱い通貨が少ないということは、今後増えてくる可能性は大いにあります。
また、取引手数料が0.1%固定という安めの設定になっていることもメリットです。
取引回数が多くなるにつれて、手数料がやすいという点はトレーダーにとっては特に強みになるのではないでしょうか。
しかし、まずは大きな問題が起きてしまったことからの信頼回復を急いで欲しいですね。
今後の信頼回復に向けての行動に注目をしていきましょう。