Elrond(エルロンド/ERD)

仮想通貨には様々な問題があります。

制度的なものもあればシステム的なものもあります。

そのシステム的なものの代表的な問題がスケーラビリティ問題です。

これは仮想通貨の流動性が上がれば上がるほどブロックチェーンの負荷が増し、送金や決済などの処理が低下することで、仮想通貨自身の機能が低下して今うという問題であり、ビットコインを始め多くの仮想通貨の抱えている問題として挙げることができます。

そういった問題に対してサイドチェーンと呼ばれる支えのようなブロックチェーンを利用して拡張を図るものも出てきました。

しかし、今回紹介するElrondは仮想通貨のブロックチェーン本体に様々な技術を追加し、サイドチェーンを必要としない仮想通貨として開発が進められています。

このElrondについて、その特徴や懸念点などをまとめました。

Elrond(エルロンド/ERD)のwiki的基本情報

仮想通貨名 Elrond(エルロンド)
トークン名 ERD
公開月 2019年
開発国 ルーマニア
開発会社 -
発行上限 20,000,000,000 ERD
発行枚数 6,933,256,184 ERD
公式HP https://elrond.com/
ホワイトペーパー -
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Facebook -
Reddit -
TelegramID Elrond Network - Community
YouTube Elrond Network

Elrond(エルロンド/ERD)とは

Elrond

出典:Elrond

Elrond(エルロンド、ERD)とは、ルーマニアで開発されている仮想通貨です。

2019年7月に仮想通貨取引所大手のバイナンスが手掛けるバイナンスローンチパッドを使ったIEO(取引所による仮想通貨の上場前の事前販売)より注目を浴びました。

また、抽選方式が独特なものとなっていたことも話題で、バイナンスの取引所トークン(取引所自身が発行する仮想通貨)であるBNBの残高(この残高の計測するタイミングはランダムに記録される※この記録方法が独特)の量に比例してクジが配布され、当選者がBNBによって購入できると言う方式を取り事前の販売を行ったことも話題に上っています。

後述する様々な技術を利用し、仮想通貨の処理能力の低下を回避する仕組みを搭載した仮想通貨となっています。

世界のユースケースで効率的で競争力のあるDAppsユーザーエクスペリエンスを可能にする、高スループット、高速トランザクション速度、および低トランザクションコストプラットフォームを目標にしています。

端的に言うと処理能力の優れたDAppsのプラットフォームを目指すということで、サイドチェーンに頼らず自身のブロックチェーンのみで高度な処理を行う仮想通貨となります。

Elrond(エルロンド/ERD)の特徴

Elrond(エルロンド/ERD)

出典:Elrond

Elrondの特徴は5つあります。

Adaptive State Sharding、Secure Proof of Stake(SPoS)、メタチェーン、スマートコントラクト、有望な開発メンバーです。

Adaptive State Sharding

Adaptive State Sharding(アダプティブ・ステート・シャーディング)は、Elrondの処理能力を高める仕組みです。

処理を細かく細分化し、分担させる仕組みによって参加者が増え処理能力が要求されればされるほど、参加者が増えた分処理能力も高まるので、スケーラビリティ問題を回避できると言う仕組みです。

これは元々考えられていた技術ですが、Elrondは更に進化させより効率よく処理を行えるようにしています。

ネットワークでの同期・反応が速くなる工夫もされ、その上ノードへの報酬をはじめネットワークを健全に保つという難しい二つの課題を解決している仕組みです

Secure Proof of Stake(SPoS)

Secure Proof of Stake(SPoS)は、優れたブロックチェーンの合意スタイルであるPoSを更に進化させた合意です。

バリデータ(※)をランダムで選ぶことと、ステーク(トークン保有)で適格性を選ぶことで安全性を高めた上に合意処理を早くします。

入力されたデータが仕様にそって適切に記述されているかを判断し、不適切な箇所があった場合にはエラーとして通知する機能

メタチェーン

メタチェーンは、エルロンドネットワークに関するさまざまなデータを確認するための独自のチェーンで一種の拡張されたチェーン(※)です。

ネットワークに参加するノード、ネットワークを離れるノード、バリデータのリスト、シャードに割り当てられる待機ノードリストなどを処理するチェーン

スマートコントラクト

スマートコントラクトも特徴です。

これはイーサリアムの特徴でもあります。

Elrondでは「Elrond Virtual Machine」を採用しており、これはイーサリアムとも互換性があることから、かなり実用性の高い仕組みになっています

相互運用性(インターオペラビリティ)によって、他の仮想通貨のブロックチェーンへもまたいで通信できると言う仕組みも実装しており、技術的にはかなり拡張性の高いものとなっています。

有望で豪華なメンバー

メンバーも豪華です。

CEOであるBeniamin Mincu氏はメジャーな仮想通貨の一つであるNEM(ネム)のコアチームにいたメンバーですし、Felix Crisan氏は同じくビットコインの拡張プロジェクトであるライトニングネットワークにかかわった人物です。

このほか、元GoogleのプログラマーやIT技術の専門家を集めており、かなり充実した布陣となっているのも特徴です。

これらの特徴から、安全性とスピードを両立できるSPoSという合意方法を採用し、トランザクションの処理を素早くするAdaptive State Shardingで高速の処理を行うことを実現しており、処理の要求が増せば増すほど、処理能力が高くなるという特徴によって、トランザクション問題を回避することを実現させました。

これにより、あるデータでは現在の決済処理の代表であるクレジットカードで有名なVISAの決済スピードを上回るという記録を出しています。

Elrond(エルロンド/ERD)の懸念点

Elrond(エルロンド/ERD)

Elrondの懸念点は3つあります。

類似のプロジェクトが多い、価格がやや不安定、イーサリアムに偏っているという点です。

類似のプロジェクトが多い

類似のプロジェクトという懸念点は、トランザクション問題の解決とDAppsの開発プラットフォームという使い古された言葉を使ったものが非常に多いということです。

いくら汎用性の高いイーサリアムの互換性を持っているといっても、これだけ乱立した中でどのように独自性を出せるのかが疑問であり懸念と言えます。

価格がやや不安定

Elrondの価格がやや不安定というのも問題です。

とにかく出来高がちょっとしたニュースよって一気に変化するため価値が定まらないという傾向があります。

そのため、暗号通貨として持っていた場合は常に価値に不安がありますし、プロジェクトの実現にも支障をきたす恐れがあります。

そういった不安定感が懸念点と言えます。

イーサリアムに偏っている

イーサリアムに偏っているという点も懸念として挙げられます。

類似のプロジェクトは他のプラットフォームにも柔軟に対応していますが、基本的にElrondはイーサリアムのみです。

真の汎用性に関してはやや不安が残るため、これも懸念点として挙げることができます。

また、多くの最新技術を採用しているため、新しい技術特有の欠点などが顕在化するという懸念もあります。

Elrond(エルロンド/ERD)の評判

Elrond(エルロンド/ERD)

Elrondの評判について、Twitter上の気になるツイートを3つ紹介し、まとめました。

出来高が急に増えるなど不穏な動きがあります。

大手企業の元関係者が関わったプロジェクトです。

サムスンのスマートフォンウォレットに対応したというのはニュースです。

Elrondは急に相場が変化するなどやや不安定な面もありますが、開発チームはマイクロソフトや日本のNTTなどにかかわった実力のある技術者が集まっており、そういった信用がサムスンのスマートフォンに内蔵される仮想通貨ウォレットに対応したというのがおおすじの評判です。

基本的に有望なプロジェクトやトークンとして認識されている傾向があります。

Elrond(エルロンド/ERD)の将来性

将来性

Elrondの将来性は不透明です

プロジェクト自体は非常に画期的ですが、様々な課題があり、その中でも類似のプロジェクトがあまりに多いという点が最大の懸念です。

スケーラビリティ問題という非常に明確な欠点に対して多くのプロジェクトが関わっており、その中で独自色を出していくのは難しいこともあります。

ただ、相互運用性が高い(多くのブロックチェーンサービスと接続し、互いに運用できる)という独自色は他のプロジェクトにはあまり見られない点と言えますから、この点をいかに先鋭化させるかにかかっているとも言えます。

不安定な値動きを見せていますが、この先に大きく飛躍する局面がやってくる可能性は否定できません。

Elrond(エルロンド/ERD)のまとめ

Elrondは、処理能力を高めることや要求された処理が増えるほど処理能力が増すという仕組みなど、様々な技術を投入して仮想通貨特有の問題であるスケーラビリティ問題に対処しようとしています。

ライバルの多い分野ですが、相互運用性が高さを生かせれば活路は見いだせます。

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