
世界中には今も新しい仮想通貨取引所の開設が検討され、誕生しようとしています。
実際の証券取引所よりも数の多いのが仮想通貨取引所ですが、数多くある仮想通貨取引所の中の一つにMBAex取引所があります。
MBAex取引所は東南アジア最大級の規模があるものの、日本人にはまだまだ知名度が低く、詳細を知る人はそれほど多くはありません。
この記事では、MBAex取引所の概要や特徴、注意点や登録方法などについて詳しく説明していきます。
きっとこれを読めば新しい仮想通貨取引所であるMBAex取引所について知ることができるのではないでしょうか。
MBAex取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | MBAex |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2015年 |
取引所がある国 | シンガポール |
公式ホームページ | https://www.mbaex.com/#/Index |
日本語対応 | - |
日本人対応 | 〇 |
アプリ対応 | 〇 |
@MBAexOfficial | |
@mbaexofficial | |
mbaexofficial | |
- | |
YouTube | MBAex |
TelegramID | - |
MBAex取引所とは
中国からシンガポールに移転
MBAex取引所はシンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所です。
2015年に開設された比較的歴史がある仮想通貨取引所で、かつては中国にありましたが、中国の仮想通貨に対する規制を回避するためにシンガポールへ移転しました。
取引量は世界ランキング80位台
24時間取引量は世界ランキング80位台と日本の仮想通貨取引所の大手よりやや取引量が少ない規模といえます。
しかし、仮想通貨の種類が比較的少ないため、実質の規模はそれ以上とも言われており、自身でも東南アジア最大級の仮想通貨取引所を標ぼうしています。
ただ、仮想通貨の取り扱い種類は近年積極的に取扱数を増やしており、徐々にそのデメリットも解消されつつあります。
日本語対応も検討されている
現在の対応言語は、英語と2種類の中国語(香港向けの簡体字、台湾向けの繁体字)、韓国語の4種類です。
将来的には日本語の対応も検討されている仮想通貨取引所です。
MBAex取引所の特徴

出典:MBAex
MBAex取引所は主に5つの特徴があります。
- アクセシビリティとその関連技術
- セキュリティ
- C2C取引
- 取引手数料の低さ
- 多機能なチャート
アクセシビリティとその関連技術
アクセシビリティとその関連技術ですが、アクセシビリティとは情報やサービスへのアクセスのしやすさのことを言います。
MBAex取引所は、このアクセシビリティの高さとそれを支える技術が特徴なのです。
世界中の様々な仮想通貨の取り扱いを日々増やしていることから、それらに対する取引のアクセスが良好であり、将来的には世界中のあらゆる仮想通貨の取引ができることを目指しています。
その日々増大する取引の種類に対応するだけのシステムを技術によって拡張しており、アクセシビリティの高さを維持しながら取引量の拡大にも対応できるようになっています。
セキュリティ
セキュリティも特徴です。
MBAex取引所は、AES-256と呼ばれる米国の国立標準技術研究所(NIST)によって米国標準規格として導入された共通鍵暗号方式を採用しています。
これは使用する暗号鍵が256ビットとなっており、2019年現在においても最も堅牢な暗号化方式の一つです。
この方式を利用してのWebサイト上の取引のほか、仮想通貨を不正アクセスから守るオフラインのコールドストレージによる保管、すべてのアカウントの2段階認証、ウォレットやその秘密鍵を保存する高度な暗号化技術を実装することで高いセキュリティを誇っています。
C2C取引
C2C取引はConsumer-to-Consumerの略で個人間取引と呼ばれるものです。
この市場を介さない個人間の取引に関してもサポートを行っているのが特徴と言えます。
これにより、従来の仮想通貨のやり取りに比べてより多様な取引が可能となるのです。
取引手数料の低さ
取引手数料の低さも特徴として挙げられます。
従来の金融サービスや仮想通貨取引所は時に高い手数料を請求することができます。
しかし、MBAex取引所は利用サービスの手数料が0.1%となっており非常に安価に利用することを実現しているのです。
この取引手数料の低さはMBAex取引所の強みと言えるのではないでしょうか。
多機能なチャート
最後の特徴がチャートの多機能さです。
MBAex取引所のチャートは各種インジケータなどが使える多機能なもので、取引に慣れた方でも分析しやすいチャートを数多くそろえています。
そのため、仮想通貨を利用した為替取引の環境としては大変利用しやすいと言えます。
これら、利用のしやすさや取引の便利さ、そして手数料の安さ、更にそれらを安全に円滑に行うためのセキュリティを兼ね備えた取引所がMBAex取引所の特徴と言えるのではないでしょうか。
MBAex取引所を利用する際の注意点
MBAex取引所は多くの特徴がある反面、注意すべき点が3つあります。
- 現状としての取引量の少なさ
- サーバーの弱さ
- 日本語の未対応
取引量の少なさ
取引量の少なさですが、24時間取引量の世界ランキングでは80番台を行き来しています。
これは日本の中堅仮想通貨取引所と同程度の取引量であり、東南アジア最大の仮想通貨取引所を標ぼうしているにはやや物足りない量です。
現在取り扱い通貨の種類を増やして積極的に増強を行っているものの、それでも香港などの大手仮想通貨取引所と比較するとかなり少ないものとなっており、取引を行うのはやや物足りない状態です。
そのため思ったような取引ができないこともあるので注意点として挙げられます。
サーバーの弱さ
サーバーの弱さも注意が必要です。
現在徐々に改善はされているものの時々エラーが発生します。
これは約定率(出した注文が、意図した通りに成立する確率)を非常に重視する為替取引の利用者にとって大変注意すべき点です。
絶好のタイミングで売買したつもりがサーバエラーと言う事態になった場合泣くに泣けません。
ただし、MBAex取引所は随時システムの増強に務めているため、今後はエラーの減少が見込まれます。
日本語の未対応
日本語に未対応という点も注意です。
仮想通貨の取引は現金の為替取引同様ルールをしっかり読んでおかないと、あとあと大変な損失を出す恐れがあります。
そういった点において英語や中国語を読んで意味の取り違いなどがないとも限らないので注意して対応する必要があります。
ただ、これらの注意点も是正されつつあり、今後はより利用しやすい取引所になる可能性を秘めています。
MBAex取引所の評判(口コミ)
MBAex取引所の評判はどうなのでしょうか。
このMBAex取引所の評判についてTwitterを検索し、紹介していきます。
【🚀XRP🚀】
シンガポールの取引所MBAEXにXRPが上場❣️❣️
LINE@→【https://t.co/eSNgLkYwMk】 #BTC #ETH #XRP #NEM #XEM #ADA #暗号通貨 #仮想通貨 #ICO #インサイダー #上場 #ノアコイン #noah #リップル #MBAEX pic.twitter.com/aT36gH1cAw
— Earnings Project (@E_P8888) 2018年8月4日
リップル上場は大ニュースだったようです。
WCGの換金は、紹介者を入れるところがあるようですが、入れなくても大丈夫みたいです。
その紹介者によって3割払うなどと言う話しが出てるのかもしれません❓
MBAEXは、今後も使わない予定ですので、未確認あります。#エムフェイス#MBAEX#WCG#仮想通貨
— ムーさん (@6BajgJTek7DOXC1) 2018年11月17日
あまり魅力的でないという意見もあります。
Interesting presentation by Sebastian-Ionut Diaconu, Chief Executive Officer at @MBAexOfficial on blockchain asset trading and online capital. #CoinAdvice #Blockchain #Conference #CBC2019 #MBAex #Asia #CryptocurrencyExchange #blockchain #blockchainasset #TrustUnion pic.twitter.com/Vo70dS7QqE
— TrustUnion™ (@TrustUnion_io) 2019年3月4日
※ツイート翻訳
セバスチャン・イオヌット・ディアコヌ、@MBAexOfficialブロックチェーン資産取引とオンライン資本の最高経営責任者による興味深いプレゼンテーション。#CoinAdvice #Blockchain #Conference #CBC2019 #MBAex #Asia #CryptocurrencyExchange #blockchain #blockchainasset #TrustUnion
MBAex取引所のトップは様々なシーンでプレゼンを行うなど精力的に活動しているようです。
役員の顔すら分からないような仮想通貨取引所が多い中、MBAex取引所はトップ自らが表舞台に立ち、プレゼンを行うなど精力的に活動しており、リップルの上場など話題も多い取引所です。
ただ、一部の方からはあまり魅力的でないという評判もあるというのが、全体の評判です。
MBAex取引所の登録方法
実際にMBAex取引所への登録方法についてもお話ししていきます。
基本的な流れは下記の通りです。
- アカウント登録
- 本人確認
- SMS
- 2段階認証
- トランザクションの設定
アカウント登録
- 公式サイトのトップページ右上「Sing UP」を選択
- メールアドレス・パスワードを入力
- 「Click to Verify」をクリック
- パズルのピースを埋める画面(検証画面)が出るので埋める
- 「Verification Code」をクリック
- メールに届いた数字(Verification Code)を入力
- ユーザー規約の同意にチェックを入れる
- 「Sign Up」をクリック
紹介コードの入力欄がありますが、なければ空欄のままにしておきます。
「Sign Up」をクリックすれば、アカウント登録は完了です。
本人確認
次が本人確認を行います。
事前にパスポートを用意し、表裏、顔写真部分と顔写真部分を持っている自分の写真を撮影しておく必要があります。
- 名前・名字をパスポートの記載の通りに大文字で入力
- 任意のニックネームを入力
- 正式な誕生日・国名・性別・パスポートを選択
- パスポート番号を入力
- パスポート写真をアップロード
- パスポートの表裏・自分が写った顔写真入りの画像をアップロード
「processed」と設定画面に「Varified」が表示されたら本人確認は完了です。
SMS
3つ目がSMSです。
- 公式サイトでログイン
- トップページ右上「Account Setting」をクリック
- 「SMS」を選び「Bind」をクリック
- 国・電話番号(先頭の0を抜いた数字、例:080-***なら80-***)を入力
- 「GET CODE」をクリック
- SMSに届いた6桁の数字を所定の箇所に入力
- SUBMITをクリックして完了
「SUBMIT」をクリックすればSMS認証は完了です。
2段階認証
2段階認証はGoogleの2段階認証を利用可能です。
設定されていなければ入力は不要です。
セキュリティコードは隣の画像を見てアルファベットの画像を入力すれば完了します。
トランザクション
最後がトランザクションです。
- 設定画面で「Transaction」の「Bind」をクリック
- パスワードとGoogleの2段階認証を入力
- 「SUBMIT」をクリックして完了
Googleの2段階認証の設定方法
補足としてGoogleの2段階認証の設定も説明します。
あらかじめGoogle二段階認証のアプリを入れておきます。
- 下に「G」のイラストがあるGoogle Auth(認証の意味)のBindをクリック
- 表示されたコードをアプリで読み取る
- 表示された6桁の数字を確認
※画面下段にRecoveryKeyが表示されるので「必ず」メモして保管しましょう。 - 下の段でGoogle2段認証で表示された数字を入力
- 「SUBMIT」をクリックして完了
この操作を行うことを強くおすすめします。
MBAex取引所のまとめ
MBAex取引所は東南アジアで最大級の仮想通貨取引所です。
特徴や注意点、評判などは極端に良いものではありませんし、登録方法もやや面倒と言えます。
しかし、それを乗り越えても登録したい思えるほど魅力的な取引所であることも確かでしょう。