
登録者数が約30万人を超え、中国の仮想通貨取引所の中でも勢いのあるBKEX取引所。
日本では知名度はそれほど高くないものの、仮想通貨取引所の中では唯一独自トークンを利用することで100%の取引手数料が還元されるとか。
しかし、手数料が仮想通貨取引所にとって大きな収入源となることから、なぜ100%の還元率が達成できるのか?
その点も踏まえて、BKEX取引所の特徴や利用するメリット、デメリットなど詳しく紹介しますから、ぜひ使用する取引所の一部にするかどうかの参考にして下さいね。
BKEX取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | BKEX |
独自トークン有無 | BKK |
設立日 | 2018年6月 |
運営会社 | - |
取引所がある国 | 中国 |
公式ホームページ | bkex.com |
登録ユーザー数 | 30万人以上 |
日本語対応 | - |
日本人対応 | 〇 |
取扱銘柄数 | 43種類 |
公式ニュース(ブログ) | - |
公式Twitter | @ComBkex |
- | |
Reddit(提示版) | - |
公式ブログ | - |
YouTube | - |
TelegramID | Bkex.com Official English Group |
BKEX取引所とは/特徴
BKEX取引所は中国に本拠を置いている2018年6月に運営開始した仮想通貨取引所です。
BKEXでは、独自トークンであるBKKが発行されています。
独自トークンは、Binanceなど他の中国系の仮想通貨取引所でも盛んに取引が行われており、仮想通貨に付随した新しい投資候補として注目を集めています。
BKEXは、独自トークンであるBKKを基軸通貨のように扱っていて、このトークンを媒介にして各通貨を購入することが可能です。
BKEX取引所の基軸通貨一覧
ETH | USDT |
BKEX取引所の上場通貨一覧
BTC | XRP | ETH | ZRX | LOOM | LTC |
MED | MKR | POLY | HOT | NPXS | BAT |
NEO | LINK | XLM | ZIL | THETA | CVC |
CTXC | ONT | KNC | OMG | ELF | AE |
WICC | ETC | ZXC | EOS | ICX | IOST |
ION | POCC | OLT | LQD | GRIN | GOT |
FUND | FGC | 1ST | FTM | EGT | DOCK |
ATMI | BKC | ITGC | WITT | BKK | ODIN |
BKF | MTA | ZTC | BKK | TKC | BAXS |
BKEX取引所の手数料一覧
BKEX取引所の売買(取引)手数料
BKEX取引所の取引手数料は、各通貨共通で取引額の0.2%となっています。
取引手数料に関しては、他の仮想通貨取引所とそこまで大きな差はありません。
メイカー(買い) | テイカー(売り) | |
一律 | 0.2% | 0.2% |
BKEX取引所の入出金手数料
BKEXにおける入金手数料無料です。
出金手数料は、通貨ごとに異なっており、一部抜粋した出金手数料の一覧は以下の通りです。
出金手数料に関しても、他の仮想通貨取引所と同じ水準ですね。
EGTなど、取引量が少ないマイナーな仮想通貨に関しては、若干手数料が高めに設定されている傾向にあります。
取引回数が少ないので、マイナーなコインの手数料に関しては仕方がない面もありますね。
入金手数料 | 出金手数料 | |
BTC | 無料 | 0.001BTC |
ETH | 0.01ETH | |
USDT | 10USDT | |
OMG | 0.5OMG | |
KNC | 5KNC | |
GOT | 5GOT | |
WICC | 10WICC | |
FTM | 100FTM | |
ATMI | 100ATMI | |
OLT | 100OLT | |
ZXC | 100ZXC | |
FGC | 100FGC | |
EGT | 1000EGT |
BKEX取引所を利用するメリット
取引手数料収益の100%がBKK保有者に還元される
BKEXを利用するメリットは、BKEX独自のトークンであるBKKを保有することで、配当が得られる点です。
BKEXは、取引手数料の収益を100%、BKKの保有者に還元するとしています。
すなわち、実質手数料がかからないということです。
他の仮想通貨取引所でも、独自トークンの保有数に応じて配当が行われていますが、手数料収益の100%を還元すると公表しているのは、BKEXのみです。
一時期話題になったFCoin取引所のFTトークンで還元率80%でしたので、この100%という数字はトークン市場に一石を投じています。
BKKを多く保有していれば、手数料以上の収益を得ることも可能になります。
この手数料の還元は、BKKではなくUSDTで行われます。
USDTはUSドルと価格が連動している安定した仮想通貨ですので、ドルが急落しない限り確実に配当を得ることができます。
取引量に応じてBKKが配布される
さらに、BKEXでは取引した通貨量に応じて、BKKが配布されるという「取引マイニング」という制度を敷いてします。
BKEXでは、90日間を1周期として、毎日一定額のBKKが発行されています。BKKの発行額は周期が進むごとに減少していき、4年間で発行が終了します。
周期ごとのBKK発行量は以下の通り。
1周期 | 5,873,225 |
2周期 | 4,894,355 |
3周期 | 4,078,630 |
4周期 | 3,398,860 |
5周期 | 2,832,380 |
6周期 | 2,360,320 |
7周期 | 1,966,930 |
8周期 | 1,639,110 |
9周期 | 1,365,925 |
10周期 | 1,138,270 |
11周期 | 948,560 |
12周期 | 790,465 |
13周期 | 658,720 |
14周期 | 548,935 |
15周期 | 457,445 |
16周期 | 381,203 |
発行されたBKKは以下の基準に基づいて配分されます。
発行額の40%を取引量に応じて配分 | 40% |
運用費・維持費 | 35% |
マーケティング費用 | 10% |
紹介者への配分 | 10% |
パートナーへの配分 | 5% |
BKEX利用者への配分は、発行額の40%ということになります。
ユーザーへの分配のフローを具体的に見ていくと、例えば2周期目の場合、90日間で、4,894,355×90=440,491,950のBKKが発行されます。
このうち、40%がユーザーに配分されますので、440,491,950×0.4=176,196,780が配分される額となります。
この額をBKEXでの取引量に応じて配布していく訳です。
注意点としては、取引マイニングの還元率は、手数料収益の配分率と異なり100%ではないということです。
プラットフォームの運用費や維持費はBKEX側に渡りますので、実質45%ぐらいはBKEXの取り分となります。
BKEX取引所を利用するデメリット
手数料収益の還元率がなぜ100%なのか不透明
先ほど、BKEXのメリットとして各種配当が得られるというお話をしました。
配当に関しては、BKEXが公表するホワイトペーパーに記載されていることなので確かな内容です。
しかし、なぜ手数料収益の100%をUSDTで還元できるかについては記載がありませんでした。
手数料収益というのは、仮想通貨取引所の主たる収益源です。
それを100%還元できるということは、他に何らかの収益源がないと運営が成り立ちません。
その点の説明が不足していたため、少々不透明な体制が浮かびます。
仮に、資金調達のための口実であれば、BKEXに資金を投入することは危険ということになります。
2018年6月にBKEXが解説してBKKが発行されるようになってから、配当不払いなどのニュースは出てきていないため、現状は信頼に足ると言えます。
ただ、BKEX側が何らかのアクションを起こす可能性は否定できないので、魅力的な還元率ではありますが、ポートフォリオのバランスは必ず取るようにしましょう
全財産をBKKにつぎ込むのは避けた方が無難と言えます。
BKEX取引所を他の取引所と比較!
BKEXが他の取引所と比べて優れている面を国内取引所と比較していきます。
今回は、比較対象をGMOコイン、FISCO、bitbankの3つの取引所とします。
取扱仮想通貨の種類
BKEX | 13種類 |
GMOコイン | 5種類 |
FISCO | 3種類 |
Bitbank | 6種類 |
取扱仮想通貨の種類数では、BKEXが国内取引所よりも圧倒的に種類が豊富です。
BKEXでは国内の取引所では購入できないようなマイナーなコインも購入することができます。
国内の仮想通貨取引所は、上記に挙げた有名取引所でも取り扱い数が限られている為、売買の幅を広げていきたいと考えている方には断然、BKEXの方がおすすめです。
取引手数料
BKEX | 0.2% |
GMOコイン | 0.01% |
FISCO |
|
Bitbank |
|
取引手数料は、国内取引所と比べてやや高いです。
とはいえ、マイナーコインを購入できるという部分を加味すれば、この手数料は十分許容できるものと言えます。
送金手数料をBTCで比較
BKEX | 0.001BTC |
GMOコイン | 無料 |
FISCO | 0.001BTC |
Bitbank | 0.001BTC |
送金手数料は、国内取引所と同じくらいですね。
他の取引口座に気兼ねなく送金できる水準です。
BKEX取引所の登録方法
それでは、BKEXの登録方法を具体的に確認していきましょう。
BKEXの登録方法
- まずはじめに、BKEXのホームページにアクセスします。
- その後、右上にある言語選択のタブをクリックして「English」を選択。
- 言語が英語表記に切り替わったら、言語選択のタブの隣にある「Register」をクリック。そうすると、情報入力の画面に切り替わります。
- 上から順に、メールアドレス、パスワードを入力。
- 入力後、下部にあるボタンをクリックして、自分のメールアドレス宛てに確認用のコードを送ります。
- 送られてきたコードを最後の入力欄に入力して、「Register」をクリック。
- その後、登録したメールアドレスとパスワードを入力する画面に移りますので、それぞれ入力しましょう。
- 入力が完了したら、これでBKEXの初期登録が完了となります。
上記の手順に沿ってもらえれば、数分で登録完了できます。
二段階認証の設定
初期登録が完了したら、セキュリティを向上させる為に、必ず二段階認証の設定を行いましょう。
- まず、ログイン後のマイページ上部にある「User center」をクリックしましょう。
- 下段にある「Google verfication」を選択。
- その後、認証アプリ用のQRコードが表示されます。
- Googleの認証アプリを使って、QRコードをスキャンしましょう。
- スキャン後、アプリ上に表示されるコードを「Google verification」の欄に入力。
- 「Login password」の欄には、登録したログイン用のパスワードを入力しましょう。
- 入力が完了したら、最後に「Verfy and open」をクリックして、二段階認証の設定完了になります。
BKEX取引所で購入できるおすすめコイン3選
それでは、BKEXで購入できるおすすめのコインを厳選して3つご紹介していきます。
BKKトークン
先ほどのメリットの紹介でも登場したBKKトークンが断然おすすめのコインです。
保有しているだけで手数料のバックがあったり、取引マイニングによってBKKが手に入ったりと、そのメリットは他の仮想通貨取引所の独自トークンを凌駕しているといっても良いでしょう。
BKEXでしか取り扱いがないので、BKKトークンのメリットを享受するにはBKEXを利用しなくてはなりません。
ただ、取扱仮想通貨の種類の豊富さなどを考慮すれば、BKEXをメインの取引口座としてもそこまで不自由はないと言えます。
今後、独自トークンの市場が成熟してくれば、BKKトークンの価値が高まる可能性もありますので、1つの投資先として候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ファントム(FTM)
ファントム(FTM)は、現在のブロックチェーンに代わる技術として期待されているDirect Acyclic Graph(DAG)を利用しています。
このDAGを使うことによって、今までの仮想通貨取引よりも更にスピーディーで安全な取引を進めることが可能になっています。
取引によるトランザクションが滞りなく実施されるため、データの渋滞が起こりにくく、各種手数料を最小限に抑えることができます。
知名度こそ、まだそこまで高くありませんが、BTCやETHに代わる新たな流派を仮想通貨市場にもたらそうしているコインです。
FTMを開発したチームは、選りすぐりのブロックチェーン技術者たちです。
技術的なバックアップがしっかりしているので、今後、更なる改良が期待できます。
オミセゴー(OMG)
オミセゴー(OMG)は2017年7月に発行された比較的新しい仮想通貨です。
新興の仮想通貨でありながら、その時価総額を堅調に増やしており、今では時価総額ランキングの上位に食い込むこともしばしばです。
OMGの特徴は、精算手段としての利用が明確な点です。
OMGは主に東南アジアで使用されているのですが、利用者の多くは自身で銀行口座を持たず、OMG を決済手段として使用しています。
スマートフォンさえあれば、OMGを保有することができますので、諸事情で銀行口座が開けない人にとっては、非常に便利な仮想通貨となっています。
明確な利用目的があるため、価格も堅調に推移しています。
BKEX取引所のまとめ
BKEXは独自トークンであるBKKをはじめとして、国内の仮想通貨取引所では購入できない様々なコインを購入することができます。
マイナーコインは今後、価格が急騰する可能性がありますので、投資の幅を広げていきたい人にはおすすめですね。
とはいえ、投資をする際にはきちんとそのコインの情報を調査して投資をするかしないかを決めていきましょう。