テザー

アメリカドルと価格が連動する仮想通貨(ステーブルコイン)として有名な“テザー”。

テザーはステーブルコインの代表格といっても過言ではない存在です。

この記事では、テザーについて詳しく解説します。

テザー(Tether/USDT)のwiki的基本情報

仮想通貨名 Tether(テザー)
トークン名 USDT
公開月 2015年2月
開発国 アメリカ
開発チーム Tether Limited社
発行上限 -(新規発行可能)
発行枚数 -
公式HP https://tether.to/
ホワイトペーパー テザー(USDT)のホワイトペーパー(英語表記)
Twitter @Tether_to
Facebook @Tether_to
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YouTube -

テザー(Tether/USDT)とは

Tether

出典:Tether

米ドルと価格が連動したステープルコイン

テザーとは、Tether社が2015年2月から発行している、アメリカドルと価格が連動して等価価値を維持しているステーブルコインという種類の仮想通貨です。

ステーブルコインとは、一般的には「価格変動(ボラティリティ)の無い通貨」を指し、価格が一定である通貨のことをさします。
ステーブルコインの名前ですが、ステーブルには「安定した」という意味があります。
引用:Coincheck|ステープルコインとは?

アメリカドルと常に同じレートであるために、「釘を差して固定する」という意味から“ペッグ通貨”とも呼ばれます。

仮想通貨時価総額ランキング第6位

テザーの単位は“USDT”です。

テザーはステーブルコインの代表格として人気があり、2019年9月3日現在の仮想通貨時価総額ランキングで第6位(約427億円)を記録しています。

また、取引規模は少ないながら、アメリカドルではなくユーロと連動しているユーロテザー(単位はEURT)も発行されています

ステープルコインは3種類ある

ステーブルコインとは、アメリカドルなどの法廷通貨と1:1のレートを常に維持している仮想通貨の種類です。

このため、「安定した」という意味の“ステーブル”という名称になりました。

ステーブルコインが法廷通貨と仮想通貨の価値を連動させる方法は基本的には3種類あります。

法定通貨担保型

アメリカドルや円といった法廷通貨を担保として用意することで、ステーブルコインの法廷通貨との価格連動性を維持します。

法廷通貨担保型には、金や石油などが法廷通貨の代わりに担保として使われる場合もあります。

仮想通貨担保型

法廷通貨の代わりに、ビットコインなどの仮想通貨を担保として用意しているステーブルコインです。

イーサリアムなどが代表的な存在です。

無担保型

担保を用意せず、市場に流通している仮想通貨の量を増減して調整して価格を維持しているステーブルコインです。

テザーは、法廷通貨担保型と仮想通貨担保型のハイブリッドなステーブルコインとなっています。

テザー(Tether/USDT)の特徴

テザー(Tether/USDT)の特徴

アメリカドルと価格が連動

テザーの一番の特徴は、1アメリカドルと1USDTのレートが常に連動しているステーブルコインであるという点です。

仮想通貨にありがちな価格の暴騰暴落がないので、レートが安定しています。

テザーは法廷通貨担保型と仮想通貨担保型のハイブリッド

テザーはもともとは、発行テザーと同じ金額のアメリカドルを担保として用意してアメリカドルの裏付けが100%あるステーブルコインとして有名でした。

しかし、2019年9月2日現在はアメリカドルは担保の約74%で、残りはビットコインなどを担保としている法廷通貨担保型と仮想通貨担保型のハイブリッドなステーブルコインという特徴があります。

いずれにせよ、デザーは「100%担保で裏付けられている」ステーブルコインなので安心感があります。

資産防衛

法廷通貨のなかには、経済や政治などの問題からインフレなどによって価値が不安定なものが少なくありません。

誰もが知るトルコでも、経済や政治などの問題から毎年20%のインフレに悩まされているほどです。

そんななか、ステーブルコインであるテザーはアメリカドルと価格が連動している安定性のある仮想通貨なので、資産をテザーに交換して資産防衛ができます

ちなみに、資産防衛はステーブルコインの代表格である時価総額第6位(2019年9月2日現在)のテザーのような時価総額が高い仮想通貨ならではの特徴です。

「CoinoUSD」「NuBits」などアメリカドルと連動しているステーブルコインが2014年から発行されていますが、いずれも時価総額が減少して普及しておらず、資産防衛には不向きです。

法廷通貨の代替機能

普通の仮想通貨は価格の暴騰暴落が激しいため、ビジネスでの支払いという場面で法廷通貨の代替は難しいです。

しかし、時価総額が高いステーブルコインであるテザーならば、アメリカドルと価格が連動しているので法廷通貨の代わりに支払いに使うことができます

特に国外への支払いには、手数料の安さや送金の早さといった仮想通貨ならではの特徴を活かせるようになります。

Liquid Networkやイーサリアムブロックチェーンでのテザー発行

テザーはビットコインのサイドチェーンである「Liquid Network」やイーサリアムブロックで発行されるようになりました。

テザーはこれまでビットコインのブロックチェーンを利用していたので、決済までに10分程度の時間が必要でしたが、これによって1/10程度の時間でテザー決済ができるようになりました。

テザー(Tether/USDT)に対する懸念点

テザー(Tether/USDT)に対する懸念点

テザー盗難の懸念

2017年11月、約3100万ドル分のテザーがTether社から盗まれるという事件が発生しています。

この事件によってテザーの取引をTether社が一時中止するなど、様々な影響がありました。

再びテザーが盗まれるのではないか、そしてテザーの取引が一時中止される事態になるのではないかという懸念があります。

テザー問題

テザーを発行しているTether社や、仮想通貨取引所のビットフィネックスの親会社であるiFinexが資金を出資しているクリプトキャピタルという企業が9億ドルの損失を出しました。

この損失を補うために、ビットフィネックスは大量のテザーを使ったのですが、2018年10月にビットフィネックスが顧客からの現金引き出しに対応できなくなる問題が発生しました。

これによってTether社が担保の裏付けのないテザーを大量に発行してビットフィネックスに渡していたのではないかという憶測が市場に広まりました。

これを受けて2019年4月、アメリカニューヨーク州レティーナ・ジェームズ司法長官が、テザーの担保金不足について追及するためにビットフィネックスとアイフィネックスに訴訟を起こしました。

これによって2019年5月、テザーの弁護士がテザーの担保金は実際はアメリカドル100%ではなく、アメリカドルによる担保は約74%だけであることを認めました。

仮想通貨担保型のステーブルコインもありますが、テザーはアメリカドル100%を担保金としていることを宣伝して浸透していたために信頼性が大きく揺らいでおり、再び現金を引き出せない事態になるのではないかという懸念が広まっています

テザーに対する信用力減少

テザー問題によって、テザーは他にも担保の裏付けのないテザーを大量に発行してビットコインなどの仮想通貨と大量に交換していたのではないかという懸念が市場に広まっています。

これによって、ビットフィネックスらが訴訟をされたときにビットコインの価格が前日比-5%という急落する事態に陥りました。

テザーに対する信用力は減少しており、時価総額は以前としてトップクラスであるものの、2017年にはアメリカ市場で約39%取引されていたテザーが2019年には約2%にまで取引量が落ち込む事態になっています。

アメリカや中国を除いたグローバル市場でも、以前は50%前後あった取引量が2019年には36%にまで減少しているほどです。

ちなみに、時価総額が以前としてトップクラスなのは、アメリカやグローバル市場で減った分の需要が中国で補填されているからであり、中国でのテザー取引量は2017年には約12%しかなかったのに、2019年には69%にまで上昇しています。

テザーに対する信用力の減少はテザーの1アメリカドル=1USDTというレートの維持も困難にさせて、一時は1アメリカドル以下のレートにもなりました(現在は、1アメリカドル=1USDTに回復しています)。

このような理由から、テザーがステーブルコインとして崩壊するのではないかという懸念もあります。

テザー(Tether/USDT)に対する評判・口コミ

テザー(Tether/USDT)に対する評判・口コミ

テザーに対する口コミをTwitterで調査しましたが、テザー問題を受けてネガティブな意見ばかりでした。

テザーのペッグ崩壊が止まらない。1USDTが0.94ドルまで下落した。

テザーが第2のマウントゴックスになるのではないかと思う。

テザーは“自称”USDにペッグする仮想通貨。

このようにテザーに関して多くのユーザーが不安を抱えている様子が伺えます。

テザー(Tether/USDT)の将来性

テザー(Tether/USDT)の将来性

仮想通貨業界にとって画期的な通貨

テザーは過去に、テザー問題が発生しており、仮想通貨全体の価格に影響するだけの事件が起きています。

しかし、テザーが仮想通貨業界にとって、画期的な仮想通貨であることに違いありません。

なぜなら、米ドルと同じ価値を持つテザーであれば、今後価格変動リスクに悩まされることなく、安心して送金することができるからです。

テザーは投資には向いていない

テザーはテザー問題の有無に関わらず、投資という意味では、将来性はありません。

なぜなら、テザーは常に米ドルと同じ価値を持つペッグ通貨だからです。

ペッグ通貨にいくら投資をしたところで、値上がりを期待することはできません。

テザーは、仮想通貨として使用できる将来性はありますが、投資という一面においては、今後価値が上がる可能性は0に近いため、投資という側面においては、テザーを保有するメリットはほとんどないでしょう。

しかし、今後の将来的に、政府が本格的に仮想通貨の運用に乗り出した際には、テザーに注目が集まる可能性は高いでしょう。

テザー(Tether/USDT)のまとめ

テザーは、担保金の裏付けなく大量に発行した疑惑で信用力が急落し、中国を除いた世界的な需要が一時は1アメリカドル=1USDTのレート維持もできない状況にありました。

テザーに対する信用が回復するまでは、資産防衛の目的で資産をテザーに交換しないほうがよいでしょう。

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