
人間は生活を送っていれば、時間管理や金銭管理など様々な管理を行う必要があります。
それらの中でも特に重要なのが健康管理です。
今回紹介するシボムコイン(SHIVOM)は、人々の健康管理に関わる仮想通貨です。
この記事では、シボムコインの特徴や評判、口コミなどを紹介し、更に懸念点や将来性についても言及していきます。
きっとこれを読めば健康管理に大きな影響を及ぼす可能性を秘めたシボムコインについて、より多くの情報を得ることができるでしょう。
シボムコイン(SHIVOM/OMX)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | SHIVOM |
トークン名 | OMX |
公開月 | 2018年 |
開発国 | ERC20 |
開発チーム | - |
開発者 | - |
発行上限 | 3,000,000,000 OMIX |
発行枚数 | - |
トークン規格 | ERC20 |
公式HP | https://www.shivom.io/ |
ホワイトペーパー | |
@ProjectShivom | |
@ProjectShivom | |
projectshivom | |
- | |
TelegramID | Shivom |
YouTube | Shivom |
シボムコイン(SHIVOM/OMX)とは
シボムコインとは一体どんな仮想通貨なのでしょうか。
遺伝子管理を目的とした仮想通貨
一言で言うと、医療分野、特に遺伝子の管理を目的とした仮想通貨です。
医療分野のプラットフォーム「SHIVOM」で発行される仮想通貨で、プラットフォームはイーサリアムをベースとした実績のある技術を利用しています。
目的はヒトのゲノム(遺伝子情報)をブロックチェーンを利用して管理すると言もので、この管理の共有によって今まで以上に遺伝子の分析が容易になり、新たな治療技術や遺伝子疾患の解析につなげていくことができるとしています。
将来的には収集管理した遺伝子情報を利用した個々にカスタマイズされた治療法や将来的にり患するであろう疾患を予測し、予防するということも可能になるプラットフォームとしてシボムは活躍するという見方もあります。
データ解析が進めば7000にも及ぶ疾病の治療に役立つ
シボムコインはこのブロックチェーンで生成される仮想通貨で、OMXと呼ばれる略称によって上場を果たしました。
このプロジェクトが上場後のプロジェクトの進展によってゲノムのデータ解析が進むことで7000にも及ぶ疾病の治療に役立つと見込まれているとアナウンスしています。
様々なプロジェクトが進行中
また、仮想通貨の上場以外にも並行して様々なプロジェクトを進行しています。
2018年8月にはアフリカの医療の臨床実験を促進し、製薬や治療行為の発展に取り組んでいる非営利団体eMQT(emerging Markets Quality Trials)との提携やインドのアーンドラ・プラデーシュ州の住民のゲノムデータの収集など、従来のゲノム解析から縁遠く、恩恵の得られにくいエリアへ積極的な関りを見せようとしています。
このほかにも、女性の健康管理を分子レベルで診断するGenetic Technologies社との提携や技術面ではAIとディープラーニングの専門開発企業であるSingularityNETとの提携も行うなど本格的な事業を展開しているプロジェクトでもあります。
インドの州政府などともかかわりを持つ壮大なプロジェクトで生み出された仮想通貨がシボムコインなのです。
シボムコイン(SHIVOM/OMX)の特徴

出典:SHIVOM
シボムコインは主に下記5つの特徴があります。
- ゲノム活用
- 想定する市場の広さ
- 注目の大きさ
- 豪華なメンバー
- ゲノムの取引
ゲノム活用
ゲノム活用では、ゲノムデータを提供したドナーに対して、ゲノムデータを利用したい研究機関や組織とゲノムデータを共有した時点でシボムコインの報酬を受け取ることができます。
またこれらのゲノムデータをそのままAIによる遺伝子診断を受けるための標本にすることも可能なので、自分の遺伝子データでシボムコインを受け取ったり、遺伝子診断を受けるなど、ゲノムの活用ができるという特徴があります。
想定する市場の広さ
一説には年間5兆ドル以上のお金が動く巨大な市場が医療の市場と言われています。
その中の一部でもこのシボムコインやシボムのプラットフォームの利用に活用されれば、非常に大きなお金が動くプラットフォーム(この分野だけでも市場規模は数兆円規模)になる可能性を持っています。
注目の大きさ
メッセンジャーの一つであるTelegramでは、登録人数が7万名を超えるという未だかつてない登録人数を達成していました。
これは他のプロジェクト、例えばWowooの6600名や注目度の高いと言われるLucydでさえ約5600名ということを考えるといかに注目度の高い案件であるかということを理解して頂けるのではないでしょうか。
これも特徴と言えます。
豪華なメンバー
関係者の豪華さも特徴です。
- TAAVI RÕIVAS氏(元エストニア首相、エストニアは電子商取引やブロックチェーンの先進国)
- Per Lind氏(IBMの元社員、仮想通貨IOTAのCSO、CSOとは通常業務の運営における最高責任者)
- Akash Gaurav氏(インドの大手ブロックチェーン関連企業AnxesisのCEO)
さらには、インドの州政府などの行政も関係しています。
行政や首相経験者が関係している仮想通貨はなかなかありません。
ゲノムの取引
シボムコインは、人間のゲノムデータを安全に管理し寄付する形式を目指しています。
売買を行うわけではありませんが、ゲノム情報のやり取りをブロックチェーンで行うというのはシボムコインの特徴として十分挙げられるものです。
ゲノムと言う重要な情報をやり取りするために大きな注目を浴び、有力な関係者が関わり、そして巨大な市場に参入しようとしているのが特徴と言えます。
シボムコイン(SHIVOM/OMX)に対する懸念点
残念ながらシボムコインには主に下記3つの懸念点もあります。
- プライバシー
- 価値の下落
- 詐欺案件の横行
プライバシー
ゲノム情報は非常にプライバシーの大きな情報になります。
そのため、その管理に関しては国によって非常に厳しく規制されています。
特にEU加盟国の間では、通常のデータすら流出に関する厳しいルールが存在しているため、ましてゲノム情報に関しては更に厳しい規制が敷かれることが予想されます。
そうなった場合、EU圏内におけるシボムの展開は困難が予想され、シボムコインの普及の大きな妨げになる恐れもあるのです。
価値の下落
シボムコインは上場を果たし、多くの仮想通貨と異なり一定期間その価値を保つことに成功しました。
しかし、プロジェクトの進展が思った以上に進んでいないことから、売り注文が先行し、2019年8月現在では価値は低下しています。
時折価格の上昇が見られますが、これは投機目的による相場の変動に過ぎず、実質のプロジェクトの進行とは無縁の現象となってしまっています。
そうなると資金調達やシボムコインの影響力も低下し、プロジェクトは更に遅延するリスクも抱えています。
詐欺案件の横行
日本国内でシボムコインを購入することはできませんが、一部の詐欺行為を働く人によって虚偽の販売が行われ、現在も入手できない方もいます。
そういった意味で日本国内での信用は非常に低く、医療市場の大きい国の一つである日本での展開が困難になる恐れもあります。
こういった懸念点を払拭することが当面のシボムコインの課題と言えるのではないでしょうか。
シボムコイン(SHIVOM/OMX)に対する評判・口コミ
ここではシボムコインに対する評判や口コミについてお話しします。
このシボムコインの主な評判であるTwitterについて5つまとめました。
その後のシボム
どうなったんやろか~(笑)😁
シボムよ
萎むな!!
— 笑顔◎ピンさん📍笑う門には福✨来まくる【NOAH】 (@warai1234w) 2019年1月5日
シボムと萎む(しぼむ)をかけて勢いの減少を嘆いています。
今話題のシボム詐欺事件
これがもしも集団訴訟となったら、マスコミにも大きく取り上げられるだろうな。
せっかくの上げ相場に水を差す可能性も。
でも被害者からしたら、そんなことは構ってられない
その気持ちはわかる。
やはり悪いのは、フォロワーを食い物にしたYouTuber達だ。#シボム
— ノアセント@暗号通貨 (@a_bc_da) 2018年4月17日
明らかな詐欺事件として断罪しています。
【渋い👶】
今、このコインを買う人がいるとは🔥
実は、わしもこっそり買い増し中
『大バカものである』
『ハーバード大学級ICO』あの日のホストの声が聞こえてくる👼#Shivom#シボム https://t.co/J3vMnx1jt8
— ツゥクツゥク (@vlo_olvlp_qlv) 2019年6月3日
買う人はシブい選択のようです。
Shivom(シボム)のピンハネ事件の集団訴訟が行われます。現在被害者募集中です。
担当弁護士に弁護士ユーチューバーのkubotaさんが着任する話もあるようです(弁護士は未確定)#Shivom #シボム #ピンハネ https://t.co/BQUWpWn7TA
— アンゴロウ@暗号資産研究 (@hajihajilemon) 2018年5月28日
集団訴訟を起こす情報もあります。
#Shivom $OMX 何かあったの? pic.twitter.com/zuFrP9nIEo
— NiwaShinニワシン@暗号資産(リップラー) (@NiwaShin200) 2019年2月20日
過去に価格の急騰があったようです。
コンセプトよりも詐欺の温床であったり、投機の対象になってしまっているだけでほとんど機能しなくなった仮想通貨と言う評判です。
また、集団訴訟もどきな臭い話題もありました。
しかし、あくまでもシボムコインが犯行に使われただけということで、シボムコインは悪くないとのことです。
2018年2月末~3月に発生したShivomピンハネ事件の集団訴訟が行われます。
仮想通貨投資詐欺に対する集団訴訟としては、注目度の高い訴訟になる可能性があります。なぜなら、仮想通貨販売で起きた悪質なピンハネ行為についての司法の判断が、仮想通貨の投資家保護の法律制定にも影響を及ぼすからです。
参考までに、どのような犯行が行われたのかを説明します。
犯行に使われた仮想通貨はShivom(シボム)です。
シボムは医療に使われる仮想通貨で、何と、ブロックチェーンにDNA情報を保存するという斬新なアイディアで大きな注目を集めました。
なお、シボムが犯行に使われたというだけで、シボム自体は何も悪くありません。
いずれにしてもゲノムなどの管理とは無縁の評判や口コミがほとんどです。
シボムコイン(SHIVOM/OMX)の将来性
シボムコインの将来性は厳しいものがあります。
進行が遅れている可能性が高い
2019年7月29日にようやく、MVP(Minimum viable product)と呼ばれる検証に必要な最低限の機能を持ったプラットフォームの原型が公開されました。
これを上場後にようやく行ったことからも、進行が遅れている可能性が高いです。
取り扱うデータが膨大で、管理が難しいものであるため慎重な進展が望まれますが、この進行のスピードはシボムコインの価値の下落を招いており、資金調達も困難になってきています。
プラス材料もある
ただ、数少ないプラスの材料として、インドの州政府がバックアップしているという点やEUの新しいプライバシー規制にも準拠しているというアナウンスがあるため、事業の継続を着実に進めることによって将来を切り開いていくことは可能です。
ただ、類似の案件も出ており、それらの案件の中には詐欺のICO案件も含まれていることから、この分野全体の進展は当面厳しいものが予想されます。
シボムコイン(SHIVOM/OMX)のまとめ
人のゲノム情報の管理を目指したプロジェクトが仮想通貨シボムコインです。
海外では比較的評価の高い案件ですが、日本では一部の詐欺事件により著しく信用を落としているのが現状です。
また、これ以外にも様々な課題や競争を抱えており、様々な問題をいかに解決するかによってこのシボムコインの将来性は変化していくと言えるでしょう。