
ザイフの運営がテックビューロからフィスコ仮想通貨取引所に変わりましたね。
ザイフの利用者にとってはフィスコ仮想通貨取引所を初めて聞く人も多いことでしょう。
ここではフィスコ仮想通貨取引所についていろいろとみていきます。
FISCO(フィスコ)取引所の概要
取引所名 | FISCO(フィスコ)仮想通貨取引所 |
独自トークン有無 | FSCC(フィスココイン) |
開場日 | 平成28年4月12日 |
運営会社 | 株式会社フィスコ仮想通貨取引所 |
CEO | 八木隆二 |
取引所がある国 | 日本 |
公式サイト | FISCO |
公式Twitter | @FCCE_jp |
公式Facebook | @FCCE_jp |
公式Instagram | fiscocryptocurrency |
フィスコ仮想通貨取引所とは?どんな特徴がある?
フィスコ仮想通貨取引所とは、株式会社フィスコ仮想通貨取引所が運営している取引所です。
親会社に株式会社フィスコがあり、JASDAQ上場企業です。
仮想通貨流出被害を受けたザイフとの間で事業譲渡契約を締結し、ザイフ取引所の事業を承継しました。
フィスコ仮想通貨取引所とザイフ取引所との関係性
フィスコ仮想通貨取引所とザイフ取引所とは、運営会社と運営対象としての取引所の関係になります。
2018年11月22日より事業譲渡に伴い、ザイフ取引所の運営がテックビューロ株式会社から株式会社フィスコ仮想通貨取引所に変更になりました。
株式会社フィスコ仮想通貨取引所は既にフィスコ仮想通貨取引所を運営しています。
しかし、今回のザイフ取引所の運営によって両取引所が統合されるわけではなく、それぞれ別のサービスとして運営が行われていくことになっています。
すなわち、どちらか一方の取引所に口座を所有している利用者は、自動的にもう一方の取引所も利用できるわけではなく、
それぞれの取引所毎に口座を開設しない限り利用することはできないことになります。
またザイフ取引所に関しては運営会社が変更になったというだけであり、従来のサービスはそのまま継続され、アプリケーションや取引画面も含めてそのまま使用できることになります。
運営会社が変更になったこと以外、ザイフ取引所においてはマイナス手数料が無くなったこと以外は何ら変化を感じられないでしょう。
しかし、運営母体の基盤が安定していることもあり信頼性が格段に上がったといえます。
フィスコ仮想通貨取引所を利用するメリット
フィスコ仮想通貨取引所のメリットとして挙げられることは、親会社である株式会社フィスコがジャスダック上場企業であるということです。
上場企業の子会社による運営ということは、経営に透明性があることにつながり、ユーザーの安心感にもつながります。
他にセキュリティ面においてもしっかりしている点を挙げたいところですが、ここでは敢えてメリットとしては触れません。
その理由としては、かつて国内で一番安心と評価されていたコインチェックの例や、テックビューロ運営時のザイフの例があるからです。
特にザイフでは、コインチェックの流出事件の後で、コールドウォレットによる管理をアピールしましたが、その後に流出が発生しています。
国内最大手とされたビットフライヤーですら、自主規制により新規口座開設を見合わせています。
ザイフ、ビットフライヤーや経営陣が代わる前のコインチェックの共通点としては、独立系の取引所であることです。
しかしフィスコ仮想通貨取引所では、上場企業を親会社として持っているため、上場企業の管理下にあることが、すなわちセキュリティ面においてこのうえなく安全であることの証といっても過言ではありません。
- 上場企業の親会社がいる
- 経営に安心ができる
- セキュリティ面の安全性が高い
フィスコ仮想通貨取引所を利用するデメリットは?
フィスコ仮想通貨取引所のデメリットとしては、最初に挙げられるのは取扱い銘柄の決定的な少なさです。
ビットコイン、ビットコインキャッシュ、モナコインの3銘柄に加えて、まだ使用用途がはっきりしない、フィスココイン、カイカコイン、ネクスコインの3つの独自通貨しか取り扱っておりません。
イーサリアムや、リップル、ネムコインなどが浸透している現在において、3種類の通貨では少なすぎます。
また将来性が期待されるといった3つのトークンにおいても、それは現在ではあくまでも希望的観測の域を出ることはありません。
それはザイフのザイフトークンや、コムサトークンの例があるからです。
トークン発行時には、まさか市場でICOそのものへの規制が出てくるとは誰も予想できなかったはずです。
ゆえにトークンは取引所の運営の変化による一時的な値上がりは期待できても、恒常的な値上がりの好材料は期待できないため、実質取り扱っている通貨は3種類のみといっても言い過ぎではないでしょう。
次に挙げられるデメリットとして、フィスコ仮想通貨取引所は、大手の仮想通貨取引所と比べて利用者数が少ないことです。
利用者数が少ない場合には多額の注文が通りにくくなります。
ですが、セキュリティ性が高いフィスコ取引所ですから、今後利用者が増える可能性は十分にあるといえるでしょう。
- 取り扱い銘柄が少ない
- 利用者数がまだ少ない
フィスコ仮想通貨取引所の手数料について
フィスコ取引所の手数料は、仮想通貨毎に違います。
下記は、フィスコ取引所が公式に公表している入出金手数料と取引手数料の表ですので、使用する際にはぜひ参考にして下さいね。
フィスコ仮想通貨取引所の入出金手数料
通貨 | 入金手数料 | 出金手数料 |
日本円 | 銀行への振り込み手数料はご負担 | 350円(50万円未満の場合) |
756円(50万円以上の場合) | ||
BTC | 0円 | 0.001BTC |
BitcoinCash | 0.001BCH | |
MONA | 0.001MONA | |
Counterpartyトークン | 0.001BTC(※1) |
※1.Counterpartyトークンの出金にはシステム内で調整が必要な場合があり、その際出金に数十分から数時間まで要することがあります。
フィスコ仮想通貨取引所の取扱通貨と取引手数料
通貨ペア | maker手数料(※2) | taker手数料(※3) |
BTC/JPY | 0% | 0.1% |
MONA/JPY | 0.1% | 0.1% |
MONA/BTC | 0.1% | 0.1% |
Counterpartyトークン | 0.1% | 0.1% |
BCH/JPY | 0.3% | 0.3% |
BCH/BTC | 0.3% | 0.3% |
※2.板に注文を並べる際の手数料
※3.板に並んだ注文を消費する際の手数料
参照:フィスコ仮想通貨取引所公式サイト
フィスコ仮想通貨取引所の評判
ザイフがフィスコ仮想通貨取引所に統合されるわけでなく、分けて運営されるため、取扱銘柄の少なさや利用者数が大手に比べてまだ発展途上の感が否めないようです。
しかし、親会社が上場しているため、今後の運営においてミッションクリティカルな部分が大きく作用すると予想され、場合によっては国内最大級の取引所として化ける可能性も潜在的に秘めていると期待されているようですね。
まとめ
ザイフ取引所の新しい運営母体となったフィスコ仮想通貨取引所は、上場企業を親会社に持ち、独自に仮想通貨取引所を運営している安定した取引所です。
取扱銘柄が非常に少なく、利用者数も他の国内取引所と比べて多くない中、かつての国内の仮想通貨取引所として席捲していたザイフ取引所の運営に携わることで、今後において国内最大級の取引所になる可能性も出てくることでしょう。