
韓国といえば世界中の国の中でも、仮想通貨に関心が高い国と言われています。
そんな韓国で、Upbit、Korbit、Bithumbを含む韓国4大取引所の一つと言われている取引所がCoinone(コインワン)
主要なアルトコインを取り扱っていますが、どのような特徴があるのでしょうか。
基本情報はもちろん、他の取引所との比較や、ユーザーの評価・評判・口コミなど、Coinoneについて詳しくご紹介します。
これからCoinoneを利用しようか迷っている人は参考にしてみてくださいね。
Coinone(コインワン)取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | Coinone(コインワン) |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2014年2月10日 |
運営会社 | Coinone Inc |
CEO | Myunghun Cha |
取引所がある国 | 韓国 |
公式ホームページ | Coinone |
日本語対応 | × |
日本人対応 | × |
日本円対応 | × |
アプリ対応 | 〇 |
信用取引 | 〇 |
法人口座対応 | 〇 |
クレジットカード | - |
保管ウォレット | - |
取扱銘柄数 | 16種類 |
公式ニュース(ブログ) | Coinone News |
公式Twitter | @coinone_info |
@coinone | |
YouTube | Coinone Exchange |
TelegramID | - |
Coinone(コインワン)取引所とは
韓国に拠点を置いているCoinoneですが、韓国国内で3番目に大きい仮想通貨取引所です。
2014年2月から取引所としてサービスをオープンしており、取引所の中では歴史は長い方ですね。
2017年6月には世界中の取引所でランキング2位を達成しました。
2018年には数多くの通貨が上場し、モバイルアプリも発表するなど取引所として着実に成長をしています。
また、インドネシア法人も立ち上げており、活動の範囲を広げている勢いのある取引所です。
Coinone(コインワン)取引所の基軸通貨一覧
Coinoneで取り扱っている主要な通貨をご紹介します。
BTC | XRP | ETH | BCH | ETC |
EOS | IOTA | QTUM | LTC | OMG |
BTCはもちろん、ETHや BCHなど日本の取引所でも取り扱っている有名な通貨もあれば、コインマーケットキャップでも上位に入ってくるEOSやIOTAなどの日本では扱っていない人気のアルトコインも扱っています。
Coinone(コインワン)取引所の上場通貨一覧
Coinoneに上場している通貨一覧をご紹介します。
取引を行う際の参考にしてもらえたらと思います。
BTC | XRP | ETH | BCH | EOS | IOTA |
ZIL | ETC | QTUM | DATA | XTZ | LTC |
ZRX | KNC | OMG | BTG |
BTCやアルトコイン合わせて全16種類の通貨を取り扱っています。
Coinone(コインワン)取引所の手数料一覧
Coinoneの取引時の手数料について見ていきましょう。
世界の取引所では取引手数料は一定のパーセンテージで固定されていることが多いですが、Coinoneは手数料が変化するという特徴を持っています。
Coinoneの手数料は直近30日間の取引金額でレベルが分けられており、そのレベルで手数料が変化。
取引額が多いほど手数料が安くなります。
Coinone(コインワン)取引所の売買(取引)手数料
Coinoneの取引手数量を見てみましょう。
KRW(ウォン)の取引の場合、前述の通り直近30日間の取引量によってレベルが1〜9に分けられています。
そして、レベルによって手数料のパーセンテージが変化し、最高レベル9のテイカー手数料は、最低レベル1のテイカー手数料の20%と大きな違いがあります。
一方仮想通貨同士(BTC市場)の方はメーカーが0%、テイカーが0.1%に固定されています。
- 板を作る注文 = メイカー(Maker)
- 既存の板で約定させる注文 = テイカー(Taker)
Coinone(コインワン)取引所の入出金手数料
Coinoneの入出金手数料についても確認しておきましょう。
日本円での入出金はありませんが、仮想通貨での出金の可能性はありますので出金手数料は要チェックです。
入金手数料 | 出金手数料 | |
日本円 | - | - |
KRW(ウォン) | 無料 | 1000ウォン |
BTC | 0.0015 BTC | |
XRP | 1 XRP | |
ETH | 0.01 ETH | |
BCH | 0.0005 BCH | |
ETC | 0.01 ETC | |
EOS | 0 EOS | |
QTUM | 0.01 QTUM | |
IOTA | 0 IOTA | |
LTC | 0.005 LTC | |
OMG | 0.15 OMG | |
DATA | 25 DATA | |
ZIL | 20 ZIL | |
KNC | 2 KNC | |
ZRX | 2 ZRX | |
XTZ | 0.1 XTZ | |
BTG | 準備中 | 準備中 |
韓国の法定通貨ウォンや仮想通貨、全ての入金手数料は無料になっています。
一方、BTCなどの仮想通貨は通貨ごとに手数料が定められています。
手数料とは別に最低出金金額も通貨別にそれぞれ決められているので、最低出金金額以上の取引を行う前提でCoinoneを利用しましょう。
出金手数料は、それほど金額が大きいわけではないと思いますが、通貨の価格が上昇すると手数料も上昇してしまうので、価格が上がってきたときには注意が必要になってきますので、しっかり把握しておきましょう。
Coinone(コインワン)取引所の特徴
Coinoneの特徴はなんと言っても直近30日間の取引量で手数料が変化するということです。
最大レベルのレベル9になるには5000万ウォン相当(約500万円)以上の取引を行わなければなりません。
そのレベルまでの人はなかなかいないとは思いますが、取引を多く行ってくれる人に対して取引手数料の割引という形で還元してくれるという優しい取引所でもあります。
入出金手数料を記載している表には、紹介した16種類の通貨以外の銘柄が「準備中」という形で載っていましたので、今後新たな通貨が上場してくる可能性が高いですね。
Coinone(コインワン)取引所を利用するメリット
Coinoneを利用するメリットは、日本で取り扱っていない通貨が手に入るということです。
コインマーケットキャップではトップ10内に入ってくるEOSや、トップ20あたりに入ってくるIOTA、トップ30に入ってくるQTUMなどの人気のアルトコインを手にできます。
また、取引額に応じて、手数料が安くなることも大きなメリットです。
手数料は取引量が多くなってくると見逃せない金額になってきますので、Coinoneで取り扱っている通貨を多く取引する場合はこの取引所を利用すると良いでしょう。
Coinone(コインワン)取引所を利用するデメリット
メリットがある一方、Coinoneを利用する上でのデメリットも存在します。
まず、公式サイトが日本語に対応していませんので、操作がわかりにくい部分があります。
Google翻訳などの翻訳機能がないと操作が少々難しいかもしれません。
また、対応している通貨が16種類しかないことは、他の取引所と比べると見劣りしてしまいます。
今後、取り扱う通貨が増えてこないと、海外取引所として見ると魅力が下がってしまうかもしれません。
Coinone(コインワン)取引所を比較するとどうなん?
Coinoneと他の取引所の手数料を比較してみましょう。
仮想通貨同士の取引手数料を比較していきます。
どのような違いがあるのでしょうか。
取引所名 | 手数料 |
Coinone |
|
バイナンス |
|
Liqui |
|
YoBit |
|
世界の仮想通貨取引所と比較をしてみるとCoinoneのメイカー手数料0%という結果が目を惹きます。
世界の平均が0.2%と言われてますので、Coinoneの手数料は魅力的とも言えます。
同じ韓国にある取引所でも0.1%のところが多いため、0%は大きな魅力と言えるでしょう。
Coinone(コインワン)取引所で購入できる狙い目コイン3選
Coinoneで取り扱っている通貨は16種類と世界の取引所でもそれほど多いほうではありません。
しかし、その中から日本の取引所で取り扱っていないものを中心に、購入可能なおすすめ・狙い目コインをお伝えします。
EOS(イオス)
分散型アプリケーションに特化したプラットフォームで、特に企業の間で広く利用されることを想定して開発されました。
EOSは2017年6月に公開されましたが、その後まもなく時価総額トップ10入りを果たすほどの人気の通貨です。
コインマーケットキャップでも、トップ5に入ることもあるくらい世界で人気を集めています。
EOSは世界的に人気がありますが、日本国内の取引所では手に入れることができません。
人気の高さから資産保全という狙いでも、これからの発展を期待して購入も狙えるおすすめの通貨です。
IOTA(アイオタ/アイオータ)
IOTAはIoTデバイス間の通信用に作られた仮想通貨で、コインマーケットキャップではトップ20には入ってくる人気の通貨です。
話しかけるだけで反応してくれる家電などが普及してきていますが、それもIoTの技術です。
IoTは今後生活の中に浸透していく技術と言われており、将来的な普及や発展を見越して購入しておくのも一つの手です。
IOTAも世界的に人気の通貨ですが、日本の取引所では取り扱ってはいません。
IoTの普及に合わせてIOTAの需要や価格が上がっていくと予測できますので、狙い目コインの一つと言えるでしょう。
Qtum(クアンタム)
2016年に公開され、コインマーケットキャップではトップ30に入ってくる人気通貨。
ビットコインとイーサリアムの良いとこどりと言われています。
ビットコインのブロックチェーンシステム上に仮想のマシンを作り、そのシステム上で契約・検証などを行うイーサリアムのスマートコントラクトを動かす仕組みとなっています。
ビットコインには速度の問題がありましたが、イーサリアムとの良いとこどりに成功したことで、クアンタムでは速くて安全な技術が実現することになりました。
今後、契約などもデジタル化していく流れがくると思いますので、需要が高まる前の今のうちにQTUMを購入しておくことがおすすめです。
Coinone(コインワン)取引所の口コミ(評判)
韓国4大取引所の一つで韓国で3番目に大きい取引所のCoinoneですが、その評判はどのようなものなのでしょうか。
リップルによれば、リップルネットのシステムを韓国で利用するのはコインワンが初めてとなるという。コインワンの利用者はCrossのシステムを使って韓国から東南アジアへの送金ができるようになる予定だ。https://t.co/RdewHc9Vbs
— BC GOD (@BCGOD777) 2018年5月10日
リップルのシステムを最初に利用したということで、Coinone(Twitter内ではコインワン)が話題となっていました。
最初に利用したということがチャレンジとして評価されているようです。
審査をクリアした仮想通貨取引所はUpbit、Bithumb、Gopax、Korbit、Coinone、Hanbitco、Huobi Korea /「セキュリティが弱い」韓国の仮想通貨取引所、約7割が政府の審査をパスできず (ITmedia ビジネスオンライン) #NewsPicks https://t.co/btvCvugb67
— よき (@yokimaruX) 2019年1月11日
取引所のセキュリティが弱いと言われていた韓国の取引所ですが、Coinoneは政府の審査をクリアしたということが話題になり、信用度が増しています。
日本でもありましたが、取引所でのトラブルは大きな金額が絡んできますので政府の審査をクリアしたということはCoinoneにとって大きな好材料と言えます。
リップル社 XRPの利用現状と展望を発表!
【リップルネット】
40ヶ国、参加企業100社以上【xRapid実利用金融機関】
MercuryFX、Cuallix、Catalyst Corporate Federal Credit Union【xCurrent最新の利用金融機関】
サンタンデールOnePay FXアプリCoinOneのCrossアプリhttps://t.co/EPVeMzNw7g— リクサルリビト (@Rikusaru_Ribito) 2018年12月20日
リップルのシステムを最初に利用したということもあってか、リップル社とも関連が深いCoinone。
2019年は送金にリップルの技術が使われるという話もありますが、リップルの技術が普及・浸透していくことでいち早く導入したCoinoneもスマートな取引や送金が実現するかもしれませんね。
Coinone(コインワン)取引所のまとめ
韓国国内では3番目に大きいCoinoneでしたが、そこまで取り扱っている通貨の数は多くありませんでした。
しかし、取引量で手数料が安くなったり、いち早くリップルのシステムを利用するなど、ユーザーのことを考えながらも果敢にチャレンジしている取引所と言えるのではないでしょうか。
さらに、約70%が審査を通らないとされる韓国政府の審査をクリアしている信頼のおける取引所でもあります。
これは取引を行う人にとっては大きな安心材料です。
まだ日本では取り扱っていない人気通貨のEOSやIOTAなどの通貨を手に入れられますので、海外の取引所は不安という人でも安心度高く人気通貨の取引ができるかと思います。
チャレンジ精神旺盛なCoinoneの今後の動きにも注目していきましょう。