日本初のICOとして実施され、わずか数日で4.3億円の資金調達に成功したことで知られるALIS(アリス)。
ALISは、「仮想通貨(ALISトークン)」と「メディアプラットフォーム(ALIS)」の2つの意味を持っているため、混乱してしまう人も多いと思います。
そこでこの記事では、分散型ソーシャルメディアALISの仕組・登録・利用方法について解説します。
以下のような疑問・要望をお持ちの方にも、必ずご満足いただける内容となっております。
- ALISで稼いだトークンを換金する方法は?
- ALISの利用方法を知りたい!
- ALISでは読み手側もお金が稼げるってホント?
尚、ALISトークンについては以下の記事にて解説していますので、是非この記事と併せてご覧ください。
ALISとALISトークンの違い
まずは、この記事を読み進めていくうえでの前提として、ALISとALISトークンの違いについて解説します。
前述した通り、ALISの意味は「メディアプラットフォームとしてのALIS」と「仮想通貨としてのALIS」の2種類に分かれます。
この記事では便宜上、前者を「ALIS」、後者を「ALISトークン」として記述していくこととします。
では早速、ALISとALISトークンの違いについて解説していきますね。
ALISとは
ALISについては、この記事全体を通して詳しく解説しますので、ここでは簡易的な説明にとどめておきます。
ALISとは、ブロックチェーン技術を用いて開発された、日本初の分散型ソーシャルメディアプラットフォームです。
ブロックチェーン技術によって透明性が担保されたユーザー評価システムを用いて、記事を投稿したユーザー(ライター)を評価。
良質な記事を投稿した、評価の高いユーザー(ライター)に報酬が支払われるというのが主な仕組みです。
ALISは、信ぴょう性の薄い・質の低いコンテンツ(記事・情報)が蔓延してしまっていることに危機感を抱いたチームが発足させたプロジェクトです。
チームは、Googleなどの中央管理者ではなく、”ユーザー(利用者)がコンテンツ(記事)を評価する”という仕組みに目をつけICOを実施。
見事、ICOを成功させたALIS運営はプロジェクトを進め、ついに、ブロックチェーン技術を利用した日本初の分散型ソーシャルメディアプラットフォーム「ALIS」が誕生させました。
ALISトークンとは?
ALISトークンとは、上述した「ALIS」内でユーザー(ライター)に支払われる報酬として利用されているトークンの事です。
仮想通貨ETH(イーサリアム)のERC20規格に沿って作られているため、様々なETHウォレットで利用することが可能です。
ER20は、2014年に開発されたイーサリアム・トークン規格です。
ERC20とは簡単に、イーサリムプラットフォーム上でトークンを発行したい事業者向けに、トークンを開発する際の”ルール”を定めたもので、これにより事業者は以前より簡単にトークンを発行することができるようになりました。
ERC20の公開により、トークン発行の手間が簡単になり、ERC20で発行されたトークンは種類が異なっても容易に交換できたり、さらには同一のウォレットを利用できるなど、利用環境を格段に向上することが出来ました。
現存する600以上の仮想通貨と、すべてのERC20 規格トークンに対応しているハードウェアウォレット「MyEtherWallet(マイイーサウォレット)」については以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
まとめると、
- ALIS→日本初の分散型ソーシャルメディアプラットフォーム
- ALISトークン→ALISの中で利用されているERC20トークン
となりますね。
この記事では主に、ALISについて解説しています。
ALISトークンについては、以下の記事にて詳しく解説していますので、興味のある方は是非この記事と併せてご覧ください。
ALISの概要・特徴
名称 | ALIS |
分類 | 分散型ソーシャルメディア |
目的 |
|
発表日(ICO実施日) | 9月1日 |
公式サイト | https://alis.to/ |
先述した通り、ALISはブロックチェーン技術を用いて開発された、日本初の分散型ソーシャルメディアプラットフォームです。
ALIS運営は公式サイトにて、ALISメディアについて次のように説明しています。
【ALISメディアについて】
誰でも簡単に、自分らしい情報を発信し、いいねやコメントをもらえるサービスです。記事を書いても、読んでいいねするだけでもALISが貯まります。
これまでは届かなかった人達に情報や趣向を伝えてみましょう。ALISメディアならではの新しいつながりが生まれるかもしれません。
誕生のきっかけ
ALISが誕生した背景には、”Webメディアの信用性の低さ”があります。
インターネットが普及した現在、人々の情報収集源はテレビ・新聞・雑誌などからインターネットへと移りました。
Googleなどの登場により、記事を書くだけで広告報酬がもらえるという仕組みが出来上がり、多くのユーザーがそれを目当てにコンテンツ(記事)を生産しました。
しかし、広告収入だけを目当てに記事を作成するユーザーが非常に多かったため、信ぴょう性の薄い・質の低いコンテンツ(記事・情報)が蔓延。
インターネットのコンテンツ(記事)を読むユーザー(利用者)のリテラシーの低さと相まって、社会問題にまで発展してしまいました。
そこでALIS運営者は、Googleなどの中央管理者ではなく、”ユーザー(利用者)がコンテンツ(記事)を評価する”という仕組みに目をつけICOを実施。
見事、ICOを成功させたALIS運営はプロジェクトを進め、ついに、ブロックチェーン技術を利用した日本初の分散型ソーシャルメディアプラットフォーム「ALIS」が誕生したというわけです。
ALISのICOについては、以下の記事でより詳しく解説しています。
ALISプラットフォームの仕組・使い方
ALISでは、以下2種類のユーザーに対して報酬が支払われます。
- 評価者からの評価が高く、良質な記事を生産する投稿者
- 良質な記事を生産した投稿者を、いち早く評価した評価者
1つずつ解説しますね。
評価者からの評価が高く、良質な記事を生産する投稿者
ALISでは、ブロックチェーン技術によって透明性が担保されたユーザー評価システムを用いて、記事を投稿したユーザー(投稿者)を評価します。
良質な記事を投稿した投稿者には報酬が支払われますが、他ユーザー(評価者)からの評価が高ければ高いほど、より多くの報酬を獲得できます。
このように、評価の高さによって獲得できる報酬は変化するため、多くのユーザー(ライター)がより良質な記事を投稿しようと試行錯誤。
結果、メディア(ALIS)の質が向上するという仕組みです。
良質な記事を生産した投稿者を、いち早く評価した評価者
評価者は良質な記事を評価することで、報酬を獲得することができます。
例えば、評価者Aさんが、記事Qを執筆した投稿者Rさんを評価したとしましょう。
Aさんが評価した記事Qが本当に良質なものかどうかは、一定期間後(ここでは一週間とする)、記事Qにどれだけの評価(イイね)が集まっているかで決まります。
記事Qに評価が全く集まっていない場合は、記事Qは「良質な記事ではない」とみなされ、記事を執筆したRさんも、記事を評価したAさんも、報酬を獲得することはできません。
仮に、記事Qに多くの評価が集まっていた場合は、記事を執筆したRさんはもちろん、良質な記事をいち早く見抜いたAさんにも報酬が支払われます。
いずれにせよ、ALISの目的に貢献するアクションを起こしたユーザーが、適正に評価される仕組みだということですね。
ALISの登録方法
ALISは、記事を読むだけであれば無登録でも問題ありませんが、ALISトークンを稼いだり、記事を評価するには必ずALISに登録する必要があります。
よってここからは、ALISの登録方法を紹介します。
登録手順は以下の7ステップ。
- ALIS公式サイトにアクセス
- 登録方法を選択
- ユーザーIDとパスワードの設定
- 確認メールからログイン
- アカウント認証
- プロフィール作成
- 完了
1つ1つ画像を交えながら、わかりやすく解説します。
1.ALIS公式サイトにアクセス
まずは、下記リンクからALIS公式サイトにアクセスしましょう。
>>>ALIS公式サイト
すると以下画面が表示されますので、右上の「新規登録」をクリックしてください。
2.登録方法を選択
「新規登録」をクリックすると、上記画面が表示されますので、登録に使用するSNSを以下5つから選択します。
- LINE
- Yahoo!
- メールアドレス
今回はメールアドレスを利用して登録作業を行いますので、「メールではじめる」をクリックします。
3.ユーザーIDとパスワードの設定
「メールではじめる」をクリックすると、ユーザーID、メールアドレス、パスワードを入力する画面が表示されます。
それぞれ適当に入力した後、「登録する」をクリックしてください。
4.確認メールからログイン
「登録する」をクリックするとすぐに登録確認メールが届きますので、メールに添付されているURLからマイページにアクセスしてください。
5.アカウント認証
URLをクリックすると、アカウント認証画面が表示されます。
お使いの電話番号を入力し「次へ」をクリックしてください。
すると、電話番号あてにSMSメッセージが届きますので、メッセージに記載されている認証コードを下記画面に入力してください。
6.プロフィール作成
続いてプロフィール作成を行います。
デフォルトの状態では、ユーザー名が 先ほど設定したユーザーIDになっていますので、ご自由に変更してください。(変更しなくても可)
プロフィール画像、自己紹介文も同様です。
7.完了
プロフィール作成が終わったらしたら、最後に「完了」をクリックして 基本登録作業は終了です。
後述する「ALISの利用方法」を参考に、ALISの利用を開始しましょう!
ALISの利用・換金方法
ここからはALISの利用方法について解説します。
- 記事の作成方法
- 記事の評価方法
- ALISトークンをお金に換える方法
記事の作成方法
記事を作成するにはまず 画面右上のアイコンをクリックし、上記画像の通り、「新規記事作成」を選択します。
すると上記のような画面が表示されるはずです。
記事の書き方は極めてシンプルで、記事のタイトルと本文を入力するだけ。
文字制限などはありませんので比較的自由な記事執筆が可能です。(規約に違反するコンテンツは作成してはいけません)
記事の評価方法
記事を評価するにはまず、評価したい記事を選択する必要があります。
(今回は、abhishekaさんが執筆した「中身もイケてたギャル」という記事を選択)
記事画面を下にスクロールすると上記画像のようないくつかのアイコンが表示されます。
ハートマークが「評価ボタン」、プレゼントマークが「ALISトークン送金ボタン(投げ銭)」です。
良質な記事を発見した時には、迷わずハートマークを押すようにしましょうね!
ALISトークンをお金に換える方法
ALISトークンは、ALISトークンを取り扱っている仮想通貨取引所を利用してBTCなどの暗号資産に交換することが可能です。
1ALISトークンの価格については、こちらのサイトをご参照ください。
現在はALISウォレットからの送付機能が未搭載のため交換することができません。
ALISウォレットがリリースされるまでしばらく待つ必要がありそうですね。
ALISに関するまとめ
以上が、日本初の分散型ソーシャルメディアプラットフォームALISの全容になります。
下記記事で解説しているように、ALISの前に立ちはだかるのは、Googleやマイクロソフトなどの超巨大企業。
ALIS事態、前例が無いに等しいサービスなだけに将来を予想するのは困難ですが、
常識を脱ぎ捨てて完成させたプラットフォーム「ALIS」を引っ提げて、巨大な競合に立ち向かっていく様子は、見ているこちらをわくわくさせてくれますよね。
ALISがこれからどのような戦略を持って、既存のウェブメディアシステムに鋭いメスを入れていくのか。
今後も注目していく必要がありそうです。