
2017年の夏頃からビットコインの価格が高騰し、2017年後半は空前の仮想通貨ブームとなりました。
その仮想通貨市場をけん引していたのは間違いなく日本でした。
しかし、2018年に起こった日本の仮想通貨取引所のコインチェックのハッキング事件によって、仮想通貨への信頼は大きく揺らぎました。
その後も国内国外を問わず、多くの仮想通貨取引所でハッキング事件が相次ぎました。
それでもなお仮想通貨への投資家の関心は根強いものとして現在も残っています。
コインチェックのハッキング事件以降、日本人の仮想通貨投資の舞台は日本国内の取引所にとどまらず、海外の取引所にも及ぶようになっていきました。
そこでこの記事では、海外にある仮想通貨取引所の一つであるRokes Commons(ロークスコモンス) について、その概要、特徴、利用する上での注意点、評判、登録方法を紹介していきます。
RokesCommons(ロークスコモンス)取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | Rokes Commons(ロークスコモンス) |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2019年 |
運営会社 | RokesOÜ |
取引所がある国 | エストニア |
公式ホームページ | https://rokes.exchange/ |
日本語対応 | - |
日本人対応 | 〇 |
アプリ対応 | - |
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YouTube | - |
TelegramID | - |
RokesCommons(ロークスコモンス)取引所とは

出典:Rokes
2018年に開設されたエストニア拠点の中央集権型取引所
ロークスコモンスは、2018年に立ち上げられた比較的新しい仮想通貨取引所で、エストニアに拠点を構えています。
エストニアはロシアの西、フィンランドの南に位置する北ヨーロッパの国です。
近年、仮想通貨取引所は分散型取引所といって管理者のいない取引所が増加傾向にありますが、ロークスコモンスは管理者の存在する中央集権型の取引所です。
基軸通貨はビットコインとイーサリアム
ロークスコモンスでは、基軸通貨にビットコインが採用されています。
その他、イーサリアム建ての通貨ペアの取引も一部できるようになっています。
ただ、ビットコインとイーサリアム以外は日本でも見慣れたメジャーな仮想通貨を取り扱っていません。
必要最低限の通貨のみ取り扱っている
近年は、多くのアルトコインを取り扱ってあらゆる需要に応えようとする海外の仮想通貨取引所が多くみられますが、ロークスコモンスの場合は取り扱っているアルトコインの種類も非常に少ないのが特徴です。
あえて必要最低限の種類の仮想通貨を取り扱っている、比較的めずらしいタイプの仮想通貨取引所と言えます。
RokesCommons(ロークスコモンス)取引所の特徴
エアドロップのイベントが行われることがある
ロークスコモンスではエアドロップのイベントが行われることがあります。
エアドロップとは、新しいトークンが発行される時に、そのトークンの知名度向上と市場拡大を目的として、トークンを無料配布することをいいます。
近年は、このエアドロップ目当てで、エアドロップのイベントがよく行われる仮想通貨取引所の口座を開設したり、仮想通貨を購入する人がいるほどです。
もし、エアドロップに興味がある場合は、ロークスコモンスの口座も開設しておくといいかもしれません。
クレジットカードやデビットカードを利用して仮想通貨を購入することができる
ロークスコモンスでは、クレジットカードやデビットカードを利用して仮想通貨を購入することが可能です。
使えるクレジットカードの国際ブランドは、VISAもしくはMasterCardとなっています。
仮想通貨取引画面が非常にシンプル
ロークスコモンスの仮想通貨取引画面は非常にシンプルで使いやすいものとなっています。
言語が日本語に対応していないため不自由な面もありますが、ロークスコモンスの取引画面では言語が分からなくても取引しやすくなっています。
海外取引所を初めて利用する初心者でも安心して使用できるでしょう。
個人データが暗号化されている
ロークスコモンスでは、セキュリティ対策の一環として、個人データが暗号化されています。
これによって個人データの漏洩やハッキングによる仮想通貨の流出を防ぐことができます。
特に、ハッキングによる仮想通貨の流出は重大な社会問題ともなっているので、このようにしっかりとした対策が取られていることは非常に心強いと言えます。
IEOを行われることがある
ロークスコモンスではIEOが行われることがあります。
IEOとはイニシャル・エクスチェンジ・オファリングの略称で、あるトークンをそのトークンの発行元ではない別の仮想通貨取引所が先行販売することを指します。
ICOのように発行元がトークンの販売を行うと、トークンを購入する投資家がどれが優良なトークンなのか判別することが難しくなり、これによってICO詐欺が起こってしまうことが危惧されます。
しかし、IEOのように、トークン発行元と投資家の間に取引所が入ることによって、取引所が優良なトークンのみを選定して投資家に届けることができるので、投資するトークンへの信頼性が高まります。
このようなIEOをロークスコモンスは行っているのです。
サポートは24時間体制で行われている
ロークスコモンスでは、24時間体制でサポートが行われており、いつでも利用者からの問い合わせに答えてくれる体制が整っています。
仮想通貨取引というのは、いつ何が起こるか分からない面が大きいので、このように24時間体制でサポートしてくれるシステムは非常に安心感があります。
RokesCommons(ロークスコモンス)取引所を利用する際の注意点
取引量が非常に少ない
ロークスコモンスはまだオープンして間もない取引所なので、取引規模も小さく取引量が非常に少ないです。
つまり、売りと買いの需要と供給の関係がいつでも成り立つというわけではなくないということです。
ロークスコモンスで扱っているマイナーなアルトコインを購入して、それを売りたくなった時に買い手が必ずいるとは限りません。
そういった点で取引量が少ないことは不利に働いてしまう恐れがあります。
ビットコインやイーサリアムのようなメジャーな仮想通貨の場合は他の取引所に送金してそこで売ってしまえばいいだけですが、他の取引所でなかなか取り扱いがないようなマイナーな仮想通貨を購入する際には、そういったリスクを考慮に入れた上で購入するようにしましょう。
日本語には対応していない
ロークスコモンスの取引画面は日本語には対応しておらず、英語表記になっています。
まだ、英語なので日本人にも分かりやすい面はありますが、やはり日本語に比べたら抵抗があるものです。
翻訳ツールなどをうまく駆使して取引していきましょう。
ただ、ロークスコモンスの取引画面は、前述した通り非常にシンプルで分かりやすいものとなっているので、比較的言語の壁は感じにくいでしょう。
日本円の入金はできない
ロークスコモンスの取引所は、日本円での入金に対応していません。
このため軍資金を入金する場合には、日本国内の仮想通貨取引所で日本円を仮想通貨に換えて、その仮想通貨をロークスコモンスの口座に送金して取引をする必要があります。
つまり、前もって日本国内の仮想通貨取引所の口座を準備しておく必要があるので注意が必要です。
また、日本国内の仮想通貨取引所はそれぞれ取引手数料や送金手数料が異なりますので、どの取引所を選択すれば最もお得にロークスコモンスの口座に軍資金を入金できるのかという点も、しっかり考えておく必要があります。
取り扱っている仮想通貨の種類は少ない
ロークスコモンスでは取り扱っている仮想通貨の種類が非常に少ないです。
海外取引所は、比較的多くの種類の仮想通貨を取引できるイメージがあるでしょう。
しかし、ロークスコモンスは取引できる仮想通貨の種類は最も少ないレベルなので、それを理解した上で口座を開設し利用する必要があります。
RokesCommons(ロークスコモンス)取引所の評判(口コミ)
ここではロークスコモンスの取引所の評判に関するツイートを紹介します。
㊗️ベルコインRokes Commons Exchangeへ上場!!
予定より遅れましたが、無事上場してよかったです。#暗号通貨 #bitcoin #ビットコイン #bellcoin #ベルコインhttps://t.co/sxw0JlSSjH
— 暗号通貨サラリーマン1号 (@cryptoryman1) 2019年9月9日
このように、ロークスコモンスへのベルコインの上場に関するツイートが多くみられました。
ベルコインは仮想通貨取引所であるBellwoodが発行している仮想通貨で、ロークスコモンス以外にも、このBellwoodでベルコインの取引が行われています。
Bell woodからRokes Commons Exchangeにベルコイン送金すると、利益でるのかな?#ベルコイン
— クソトレーダー (@KUSOTOREDA) 2019年9月16日
やはり、取引量が少ないせいなのか、ロークスコモンスとBellwoodの間で価格差が生じているようで、その価格差を利用してアービトラージができないかという内容のツイートが散見されました。
BLLが他取引所で取り扱いが開始になりました。
取り扱い先は、Rokes Commons Exchange です。
他2行は、BLLの会社の意気込みですね。#BLL#RokesCommonsExchange pic.twitter.com/TFes3Plf0M
— Tee (@T30969479) 2019年9月10日
ロークスコモンスでベルコインの取引を行う予定がある方は、Bellwoodでも口座開設して、価格差が生じないか注視して、もし価格差が出てきたらアービトラージを検討してもいいかもしれません。
【新着エアドロップ】Rokes Commons Exchange、期限:~2019/07/05、もらえる数:8.0、
Commons OSは、速くて簡単で安全な暗号通貨を売買するためのプラッ...https://t.co/VdGGhmjVVc
#エアドロマニア #エアドロップ #Airdrop pic.twitter.com/rOxstDCD3Z— 🌍👩⚕️ICO🖌研究室📚👨💻 (@labo_ico) 2019年6月6日
また、ロークスコモンスではエアドロップのイベントも行われていてそれに関するツイートがありました。
エアドロップに注目して、仮想通貨を保有したり、取引所を開設する人も近年増えてきていますので、エアドロップに興味を持っている方はロークスコモンスの口座開設を検討してみてもいいかもしれません。
RokesCommons(ロークスコモンス)取引所の登録方法
ここからは、ロークスコモンスの登録方法について見ていきましょう。
- Rokes Commonsの公式サイトを開く
- トップページ右「Register」をクリック
- 名前・苗字・Emailアドレス・ユーザーネーム(任意)・パスワード・パスワード(確認)を入力
- 「Accept our terms and conditions.」のチェックボックスにチェックを入れる
- 「Register」をクリック
- 登録完了
これで登録は完了です。
RokesCommons(ロークスコモンス)取引所のまとめ
ロークスコモンスは、取り扱う仮想通貨の数は少ないものの、エアドロップやIEOなど日本の取引所にはないようなイベントが開催される仮想通貨取引所です。
特に、エアドロップには近年注目が集まっているので、エアドロップに興味のある方は是非ロークスコモンスの口座を開設してみてはいかがでしょうか。