
日本では、2017年末のビットコインおよびアルトコインの価格急騰と2018年初めに起こった仮想通貨取引所コインチェックの仮想通貨流出事件とそれに伴う仮想通貨価格急落という一連の流れを受けて、一気に仮想通貨への関心が高まりました。
当時と比較すれば市場参加者は減少しているものの、今なお仮想通貨の動向に注目している方は多いです。
しかしコインチェックの仮想通貨流出事件以降、日本では仮想通貨およびICOに対する規制が一気に強化され、仮想通貨取引所が取り扱う仮想通貨の種類が減少したり、新規に取り扱われる仮想通貨はほぼない状況になっています。
こういった流れを受けて、今海外の仮想通貨取引所へ注目が集まっています。
そこでこの記事では、海外の仮想通貨取引所の一つであるビットインカの特徴や利用する際の注意点、評判や登録方法について詳しく紹介します。
Bitinka(ビットインカ)取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | Bitinka(ビットインカ) |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2013年 |
取引所がある国 | ブラジル |
公式ホームページ | https://www.gopad.bitinka.com/ |
@BitInka | |
@bitinka | |
- | |
YouTube | BitInka |
TelegramID | BitInka worldwide |
Bitinka(ビットインカ)取引所とは
ビットインカは南米にあるペルー共和国に拠点を置いている仮想通貨取引所です。
仮想通貨取引量は世界で第50位に位置している中堅の仮想通貨取引所ですが、南米では最も有名な仮想通貨取引所として知られています。
南米各国は自国通貨の通貨価値が安定しないことから仮想通貨に対する需要が高く、ビットインカはそういった意味でも重要な役割を果たしている仮想通貨取引所と言えます。
ビットインカは2013年から取引所の運営を開始しており、仮想通貨取引所としては比較的古くから存在する取引所と言えます。
また、アメリカ合衆国・ヨーロッパ・アジアなどの29以上の銀行と提携しています。
Bitinka(ビットインカ)取引所の特徴

出典:Bitinka
仮想通貨Dashに力を入れている
ビットインカは仮想通貨Dashの取り扱いに力を入れています。
Dashは匿名性があり、ビットコインのように支払いに時間がかかることがない実用性に優れた仮想通貨です。
特に即金性があることが、ビットインカの拠点となっている南米では大きな需要があります。
南米各国では通貨価値が著しく変動しています。
特にインフレが進み、通貨価値が著しく落ちてしまう法定通貨が多いです。
これでは通貨として本来あるべき機能が果たせなくなってしまいます。
そのため、南米各国では法定通貨の代わりにDashが活躍しているのです。
Dashが持つ即金性のおかげで、普段の買い物でもDashを利用することが可能です。
また、自国の法定通貨を持っていては、その通貨価値が急落して財産価値が低くなってしまうこともあるのですが、自国の法定通貨をDashに変えておくことで自分の持つ通貨の価値が安定したものとなるのです。
ビットインカでは南米の法定通貨からDashを購入することができるようになっています。
このように実社会のお金の流通にもビットインカは貢献しているのです。
さらに送金サービスも行っているため、法定通貨よりも安い手数料で安定した送金を行うことができます。
仮想通貨Auroraを取り扱う
ビットインカでは、Dashの他にAurora(オーロラ)という仮想通貨の取引が行えるようになっています。
Auroraは2018年6月にできた比較的新しいタイプの仮想通貨ですが、Auroraのプロジェクトはゲーム業界・ビックデータ業界・AI・IoTなど様々な分野にブロックチェーン技術を提供しています。
ブロックチェーンは一般的な企業にとっては参入に少し障害がある敷居の高い技術ですが、このような企業にもブロックチェーンを気軽に使ってもらおうと様々なサポートを行っているのがAuroraプロジェクトなのです。
また、ビットコインの問題点であるトランザクションの高速化を重視してプロジェクトを進行させています。
今後、Auroraから提供されるブロックチェーンの質がさらに高まり、企業側からの需要が高まってくるとAuroraの価値が高まると言われています。
ちなみにコインテレグラフとも提携しているほどすでに需要は高まってきています。
そんなAuroraの取引を扱う数少ない取引所としてビットインカが知られています。
しかも、Auroraを取り扱う仮想通貨取引所の中では仮想通貨取引量が最も多い水準となっており、信頼性も他より高いです。
ビットインカはこのように多方面から注目を浴びているAuroraの取引を取り扱う代表的な仮想通貨取引所と言えます。
取り扱う仮想通貨の種類が多い
ビットインカはここまで紹介してきたDashやAuroraの他にも多くの仮想通貨の取引を取り扱っています。
23種類の仮想通貨64以上の通貨ペアの取引が可能になっています。
その中にはもちろん、日本でも広く取引されているビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコインも含まれています。
その他、NEO、Zcash、Nanoといった世界的には注目を集めるものの、日本の仮想通貨取引所では取り扱われていない仮想通貨の取引も行われています。
手数料がやや割高
ビットインカではやや手数料が割高に設定されています。
入金にかかる手数料は1%で、仮想通貨取引にかかる手数料は0.5%となっています。
二段階認証の設定が可能
南米のペルーにある仮想通貨取引所ということで、セキュリティ面はしっかりしているのか不安に感じる人もいます。
しかし、ビットインカでは二段階認証の設定が可能になっていて、比較的セキュリティ対策も充実しています。
日本の仮想通貨取引所でも広く利用されているGoogle Authenticatorを利用して二段階認証が設定できるようになっていて、QRコードを読み取るだけで簡単に設定できます。
基本の言語は英語
取引所のホームページ、取引所で使用されている言語は基本英語です。
南米ということで、公用語はスペイン語やポルトガル語の国が多いので、取引所の言語も英語ではないのかなと思われがちですが、英語が使われているのでスペイン語やポルトガル語よりは分かりやすいと感じる方が多いのではないでしょうか。
Bitinka(ビットインカ) 取引所を利用する際の注意点
日本語には対応していない
ビットインカで対応している言語は、英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語となっています。
つまり日本語には対応していません。
どうしても日本語ではないと取引できないという方にとっては取引に難しさを感じてしまうかもしれません。
Dashの将来に左右される可能性がある
ここまででも紹介してきた通り、ビットインカと仮想通貨Dashとの関係性は深く、2018年にはDashがビットインカに統合されました。
南米でのDashに対する依存度にビットインカが依存しているところもあります。
ただ、Dashが持つ匿名性は日本でも問題になったように、マネーロンダリングなどで悪用される可能性もあります。
そのため、Dashの利用が悪い場面で増えてきてしまった場合、Dashの価値は下がってしまう恐れもあります。
そうなるとビットインカの存続にも関わってくる可能性も出てくるので、ビットインカを利用する場合には、Dashの動向を常に注意をしておく必要があります。
手数料が高い
ここまででも紹介してきた通り、入金手数料が1%、仮想通貨取引にかかる手数料が0.5%かかってしまいます。
せっかく仮想通貨取引で利益をあげたとしても手数料で打ち消されてしまう恐れがあります。
メジャーな仮想通貨の通貨ペアの取引には、わざわざビットインカを利用する必要はないかもしれません。
Bitinka(ビットインカ)取引所の評判(口コミ)
ここでは、Twitterに投稿されているビットインカの評判について紹介します。
bitinkaの対応凄い‼️
間違って送金したのにすぐに対応してくれました。
結構いい取引所ですね😊
— M. Global Digital Trader (@MGlobalDigital1) 2019年5月7日
まず、仮想通貨関連でよくある送金間違いに対する対応でいい対応をしたという評価がみられました。
日本の仮想通貨取引所ですら、送金間違いに対して丁寧に対応してくれない取引所が多い中でこのような評価があることは意外でした。
案外日本の仮想通貨取引所よりも対応はいいのかもしれません。
$Dash が南米を代表する取引所@BitInkaとのパートナーシップを発表。アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、ペルー、ベネズエラを含む12か国の人々がDASHにアクセスしやすくなります。南米は送金市場だけでも82億ドルの規模があると推定されています。#ダッシュ #仮想通貨 #暗号通貨 https://t.co/Djs69sSxmX
— とみ三(Samurai33) (@samurai3311) 2018年1月8日
Dashとビットインカの統合に関して注目するツイートも多くみられました。
やはり、今後のビットインカの動向次第でDashの未来が変わってくると注目している方も多いのではないでしょうか。
現時点でXRP基軸の取引所がある国
•南アフリカ(Artis Turba)
•シンガポール(Bitrue)
•カナダ(CoinField)
•アメリカ(DCEX,BitInka)
•インド(KOINEX)
•ナイジェリア(QUIDAX)
•エストニア(XRP United)XRP基軸が現れたのはつい最近の話でしたよね(*´ω`*)アッチューマ#xrp #ripple
— ☘️MIKOパパ@育メンリップラー☘️ (@Yamamu1717) 2018年10月28日
また、XRPが基軸通貨として採用されている数少ない仮想通貨取引所の一つとして注目するツイートもありました。
やはり日本人はXRPに対する関心が大きいのでしょう。
TPAYが10種類のfiatに対応するscam取引所、Bitinkaに上場
何枚程度のGOXになるものでしょうか
悪くありません👌
🐷#暗号資産 #TPAY pic.Twitter.com/5iUhgH9otK— 複利'STAKER'ピギィー様2.0 (@PIGGYinvestment) 2019年8月3日
そして、マイナーなアルトコインの新規上場についてのツイートもありました。
ビットインカの特徴の一つとして、取扱仮想通貨の種類が多いことが挙げられるので、マイナーコインに興味のある方から注目を浴びている取引所のようです。
Bitinka(ビットインカ)取引所の登録方法
ビットインカは、Facebookアカウントから登録することができます。
ホームページ上部にあるフェイスブックのアイコンと「Sign up」と書かれた部分をクリックすると、英文が出てくるので、その最後にあるチェックボックスをクリックしてチェックして、自らの国名をその下で選択します。
その後、さらに下にある「Regster with Facebook」の部分をクリックします。
そこで、ページが移り、Facebookに登録してあるEmailアドレスとパスワードを入力する画面が出てくるのでこれらを入力し、「Log In」をクリックすると登録できます。
Bitinka(ビットインカ)取引所のまとめ
ビットインカは南米の仮想通貨取引所で、現地のDashによる決済・送金に深く関わっている取引所です。
Dash以外に多くの仮想通貨取引を取り扱っている取引所なので、マイナーなアルトコインの取引に興味がある方にはおすすめの取引所といえます。