KOINEX取引所はすでに閉鎖?wiki・評判(口コミ)・特徴まとめ

仮想通貨取引所は世界各国に存在します。

主なものはアメリカや東アジアなどに集中しており、欧州ではマルタ共和国などに多い傾向があります。

そんな仮想通貨取引所ですが、今回紹介するKOINEX取引所はインドに拠点を持つ仮想通貨取引所です。

インドは中国と並ぶ人口の多い地域であり、このインドで仮想通貨取引所を開設しているということはとてもインパクトでもあります。

そんなKOINEX取引所について、その概要や特徴、注意点を紹介し、評判や、登録方法などにも触れていきます。

これを読めばきっとKOINEX取引所がどのような仮想通貨取引所なのかを知ることができるのではないでしょうか。

KOINEX取引所のwiki的基本情報

KOINEX

仮想通貨取引所名 KOINEX
独自トークン有無 -
設立日 2018年4月
取引所がある国 インド
公式ホームページ https://koinex.in/
Twitter koinexindia
Facebook @koinex
Reddit -
YouTube -
TelegramID -

Koinex - India's largest digital assets exchange

Koinex - India's largest digital assets exchange
開発元:Discidium Internet Labs Pvt. Ltd.
無料
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KOINEX取引所とは

KOINEX

出典:KOINEX

2017年8月に開設し、インド国内最大の取引所となった

2017年8月に開設されたKOINEX取引所は、インドに拠点を置く比較的新しい仮想通貨取引所です。

開設後すぐにインド国内で注目を浴び、わずか4ヶ月でインド最大の仮想通貨取引所となりました

2017年12月には月次取引量が2.6億ドルとなっており、この時点で日本国内の大手仮想通貨取引所を超える規模をとなったのです。

2019年6月27日に閉鎖を発表

しかし、実はKOINEX取引所はすでに閉鎖されています。

2018年4月にインドの中央銀行であるインド準備銀行が金融機関に対して暗号通貨を活用した業者へ金融サービスを提供しないように指示したことが発端です。

インド最大の仮想通貨取引所のKoinexは、インド政府による仮想通貨規制の影響を受け、今月27日に全てのサービスを永久に停止すると発表しました

引用:CRYPTO TIMES

仮想通貨取引所は最終的に実在する金融機関から法定通貨の融資を受けたり、あるいは法定通貨の管理を委託(預金など)をする必要があります。

そのため、そういった行為をするなという指示は仮想通貨取引所にとって大きな痛手となりました。

この措置に対して最高裁判所での判決は違法となったものの、名目上は違法でも金融機関が仮想通貨取引所などとかかわりを持つことを止めてしまったという状況に変化はありませんでした。

そのためKOINEX取引所の運営が困難になったことから2019年の6月に閉鎖になったのです。

2019年7月15日に完全に活動が停止した

この流れは現在も続いており、同月には仮想通貨の使用・保有・マイニングに対して最大10年の禁固刑という法律が提案されており、インド国内ので仮想通貨流通は一気に減少しました。

中国本土と同様インドも苛烈な仮想通貨規制を敷いており、閉鎖後もウォレットの維持管理などわずかに活動を続けていたKOINEX取引所は当局によってサービスの差し止めを求められ、7月15日には完全に活動が停止状態となったのです。

また、国内での競合であったCoinomeも同様に廃業しており、インドは仮想通貨の不毛地帯となっています。

KOINEX取引所の特徴

KOINEX

出典:KOINEX

閉鎖されたKOINEX取引所ですが、特徴が5つありました。

それはリップル(XRP)が基軸通貨、インドにある、特徴的な取り扱いコイン、高い流動性、UPIという特徴です。

リップル(XRP)が基軸通貨

リップル(XRP)が基軸通貨という点はKOINEX取引所最大の特徴と言えます。

多くの仮想通貨取引所の基軸通貨がイーサリアムやビットコインと言ったトップクラスの仮想通貨ですが、あえてリップルを基軸通貨としているのは世界初のことでした。

元々は、INR(インドルピー、法定通貨)・BTC(ビットコイン)・ETH(イーサリアム)の3つでしたが、2018年4月からリップルの取り扱いを開始し、世界初となったのです。

この出来事によって、やや価値が低下していたリップルが大幅な価値の上昇を果たしました(KOINEX取引所廃止に伴い2019年9月現在は元の水準に戻っている)。

インドにある

インドにあるという点も特徴です。

アジア地域は香港やシンガポールに仮想通貨取引所が集中しています。

しかし、インドに拠点を持っている仮想通貨取引所は珍しく、それ自体が特徴と言えました。

多くのインド国民が使用する法定通貨であるインドルピーを基軸通貨にしているため、インド国内から利用しやすく、また、ほとんどの海外仮想通貨取引所がインドルピーをサポートしていない点を考えるととても特徴的な点と言えます。

特徴的な取り扱いコイン

特徴的な取り扱いコインも挙げられます。

KOINEX取引所は、通貨ペアは23種類とやや少なめですが、ビットコイン9種類、イーサリアム6種類の仮想通貨ペアに加えて8種類のリップルのペアを持っています。

多くの仮想通貨取引所でリップルとのペアを持っているところは非常に少ないのですが、KOINEX取引所はリップルの通貨ペアを8種類も持っているのです。

そのためリップルを軸に交換を行うには最適の仮想通貨取引所でした。

高い流動性

高い流動性も特徴です。

インドは仮想通貨を利用する比率が低いものの、人口自体が非常に多いため、利用数を考えるとインド当局による規制前は非常に大きな市場になっていました。

そのため取引による流動性も高く、すぐに売買が成立し仮想通貨の取引を行うのにインド国内では最適な選択肢でした。

また前述した通り、インド最大の仮想通貨取引所だったため、流動性に関しては十分なものを持っていたのです。

UPI

UPIとは、Unified Payments Interface(統合支払インタフェース)のことで、インド国内の銀行間取引を行うためのシステムとして開発されたものです。

UPIを利用すれば、インド国内の送金が非常にスムーズでしたが、中央銀行の規制(仮想通貨に金融機関が関わってはいけないという命令)によりシステム自体が効力を失いました。

KOINEX取引所を利用する際の注意点

KOINEX取引所を利用する際の注意点

KOINEX取引所を利用する際の注意点は、閉鎖されているという点、インド国内では仮想通貨の利用が禁止されている点、米ドルや日本円が使えない点です。

閉鎖されている

閉鎖されている点は、2019年6月に閉鎖されたため利用できないという点です。

そのためリップルを軸に取引したいと考えている場合も、大前提として利用そのものができないという点に注意が必要です。

インド国内では仮想通貨の利用が禁止されている

インドでの仮想通貨利用が禁止されている点は、仮にKOINEX取引所で仮想通貨のやり取りができたとしても現在のインドの決まりでは保有も禁止されているのが実情です。

そのため、日本での利用と言ってもインドにある仮想通貨取引所に仮想通貨を保有しているという時点で、何らかの刑罰が科されるリスクがあります。

米ドルや日本円が使えない

米ドルや日本円が使えない点ですが、これはインド国内向けにインドルピーしか対応していないという点です。

そのため、ビットコインやイーサリアムにして取引する必要があり注意です。

KOINEX取引所の評判(口コミ)

KOINEX取引所の評判(口コミ)

KOINEX取引所は様々な評判や口コミがあります。

個々ではTwitter上の評判を3つまとめました。

廃止は衝撃的でした。

廃止に伴ってインドで受け皿となる取引所が不足しているようです。

KOINEX取引所を廃止に追いやったインドの仮想通貨政策に疑問を持っています。

とにかく廃止に関わるニュースが多くを占めていました。

中国同様インドも厳しい仮想通貨に対する取り締まりを行っており、KOINEX取引所の廃止はその象徴的な出来事として多くの人々から捉えられています。

KOINEX取引所の登録方法

KOINEX取引所の登録方法

KOINEX取引所の登録方法ですが、現在トップページでは廃止になったことを伝えるメッセージが表示されているだけです。

つまり登録方法はありません

それでも強引に途中まで進めることはできました。

トップページにあるkoinexのアイコンを押すことでSIGNINの表示が出てきます。

ここを押すことで登録画面に行くことができたのですが、一秒程度で最初の閉鎖の旨を伝える画面へ飛ばされてしまいます。

当時を物語るものとして、午前9時から午後5時(現地時間)までサポートを行うコーナーや自分たちの取引所の紹介、ムンバイやベンガルにあったオフィスの所在地などが英語表記で案内されていました。

当時インド有数の仮想通貨取引所であった名残か、とても見やすいインターフェースと登録画面がありましたが、残念ながらそこから先へはいけませんでした。

ちなみに、さらに強引にSIGNINを押してもそのまま冒頭の閉鎖の旨を伝えるページに飛ばされてしまうので、登録が絶対できないようになっているのが実情です。

KOINEX取引所のまとめ

KOINEX取引所はインドの貴重な仮想通貨取引所として存在していましたが、規制や金融機関の関係断絶により2019年6月に閉鎖されてしまいました。

インドは当面厳しい規制の下、仮想通貨の取り扱いができない状態が続きますが、今後また新しいKOINEX取引所の登場を期待してやみません。

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