Wanchain(ワンチェーン)のwiki的基本情報・特徴・欠点・今後の将来性・評判・購入できる取引所まとめ

「つなぐ」という意味で別名「中国版リップル」と呼ばれている仮想通貨Wanchain(ワンチェーン)ですが、リップルとは全く別の機能を持っています。

匿名性が高いWanchainですが、独自機能であるクロスチェーン取引ができることから、将来的に通貨間の取引を容易にし、手数料が安くて済むという特徴を持っています。

仮想通貨投資家の中には、Wanchainが浸透すれば仮想通貨業界の送金の有り方が一変するかもしれないという期待もされています。

では一体Wanchainにはどんな特徴があって、評価や今後の将来性はどんな期待ができるのかなどを詳しく解説しますから、ぜひ今後の為に参考にして下さいね。

Wanchain(ワンチェーン)のwiki的基本情報

仮想通貨名 Wanchain(ワンチェーン)
トークン名 WAN
公開月 2018年3月24日
開発国 中国
開発チーム Wanglu Tech
開発者 Jack Lu
発行上限 210,000,000 WAN
発行枚数 106,152,493 WAN
アルゴリズム Proof of Stake(Pos
公式HP wanchain.org
ホワイトペーパー Wanchainのホワイトペーパー
Twitter @wanchain_org
Facebook @wanchainfoundation
Reddit wanchain community
TelegramID WanchainANN
YouTube Wanchain Official

Wanchain(ワンチェーン)とは/開発された目的

Wanchainは、それぞれが独自に行っている銀行間のシステムを繋ぐことにより、金利サービスやローンのプラットフォームを構築することで、金融分野におけるブロックチェーンの開発を促進させ、世界の人たちを繋げることを目的に開発されました。

つまり、異なるブロックチェーンをつなぎ合わせる分散型金融インフラストラクチャー(インフラ)です。

そして、Wanchainのワンは中国語の「1」を意味しており、Wanchain独自のネットワークを作り上げようとしています。

開発者であるジャック ルー氏は、Wanchainが初めてのICOではなく、2014年に匿名通貨で有名なファクトムの立ち上げも行っている実績があります。

WanchainのICO期間には僅か2日間で目標金額である3600万ドル(約38億円)を達成。

そして、2018年3月に世界大手仮想通貨取引所バイナンスに上場していることからも、多くの話題を呼んでいる仮想通貨ですね。

Wanchain(ワンチェーン)の特徴

Wanchain(ワンチェーン)

クロスチェーン取引がある

Wanchainならではの独自の特徴に、「ビットコインとイーサリアム」や「ライトコインとイオス」など違う通貨間の取引が可能なクロスチェーン取引があります。

クロスチェーン取引を分かりやすくすると、

例えば、ビットコインの取引ですと、1から2に送金した場合、同じビットコイン間でしか取引をすることができません。

しかし、クロスチェーン取引では、1から2へビットコインを送金した場合、Wanchainで受け取ることができます。

つまり、わざわざビットコインを他通貨に交換しなくても良いということですね。

このクロスチェーン取引をすることで、以下のメリットがあります。

  • 利用者の手間が大幅に省略
  • 取引所を介さない為手数料がかからない
  • 今まで存在していた取引所の違いや別の金融機関といった隔たりをなくすことができる

これはありそうでなかった機能ですね。

合意形成アルゴリズムにPOSを採用している

Wanchainの合意形成アルゴリズムにはPOSを採用しています。

マイニングに必要不可欠な電力やPCも不要であり、ユーザーの保有コインでマイニングの能力が左右されます。

電気代が安くマイニングが盛んに行われている中国ではPOSとの相性もよく、中国の事情に合わせての選択だったのかもしれません。

スマートコントラクトの機能を実装

Wanchainはイーサリアムで使われているスマートコントラクトを実装しています。

スマートコントラクトは決められた取引のプログラムを条件が揃えば自動的に行ってくれます。

第三者の虚偽の情報に惑わされないことや第三者不在のため手数料の軽減ができ、管理者のヒューマンエラーを防ぐこともできるので、取引の透明性が保証されているシステムです。

クロスチェーンと組み合わされることで、違うブロックチェーン同士を繋ぎ合わせてくれるので、最短の取引をすることが期待できます。

つまり、Wanchain取引を行う時には高いプライバシーを守るための技術が実装されているということですね。

リング署名

リング署名とは、どこのグループからの署名がされているのは分かるが、グループ内の誰からの署名なのかが分からない状態のことです。

1から2へ送金する場合でも、1と2のグループの公開鍵を集めて署名をするので1のグループの3か5なのか、グルーブ内の誰からの送金なのかは外部からは分からないようになっています。

ワンタイムアドレス

名前の通り1回限りの使用で終了するアドレスです。

取引のたびに違うアドレスが生成され、受取先のプライバシーが守られる仕組みです。

Wanchain以外でも、様々な場面で使用されている取引方法の1つですね。

だからこそ信頼ができる送金方法の1つと言えるでしょう。

プライベートセンド

プライベートセンドは仮想通貨ダッシュに使われている機能で、個人が支払ったデータを隠すことができる支払い方法です。

それぞれの取引の入力と出力を混ぜて送信元のアドレスの特定ができないようになっており、送信側の情報を集めて混ぜ合わせて送っています。

Wanchainはこのように高い匿名性によって、利用者のプライバシーが守られています。

Wanchain独自のシステムだけでなく、他の仮想通貨のシステムも有効に活用し、核であるクロスチェーン取引を有意義に使用できるように工夫されていますね。

別名中国版リップルと呼ばれるWanchain(ワンチェーン)

銀行間をつなぐ役割を持つとして有名な仮想通貨リップルですが、Wanchainは異なる仮想通貨をつなぎ合わせることができることから、別名「中国版リップル」とも呼ばれています。

Wanchainは匿名性が高い仮想通貨でリップルとは性質が全く違いますから、混同しない様に注意して下さいね。

また、中国版リップルと呼ばれている仮想通貨は他にもありますから、○○版リップルに興味がある人はチェックしておきましょう。

Wanchain(ワンチェーン)の欠点/問題点

Wanchain(ワンチェーン)

Wanchainはイーサリアムをベースにしているため、将来的にはブロックの容量が足りなくなる可能性があります。

また、Wanchainに限らず匿名通貨には常につきものの問題ですが、高い匿名性をテロリストなどがマネーロンダリングの手段として悪用される恐れがあります。

追跡が困難で身元がわれにくいという理由で現金ではなく仮想通貨を渡す要求もだされるようになったほどです。

利用者のプライバシーを守るという理念が悪用され、何らかの制約もしくは利用停止という事態になるという残念な結果になる恐れが懸念されます。

実はWanchain(ワンチェーン)こんな企業と提携しています!

Wanchain(ワンチェーン)

杭州ブロックチェーンアライアンス

杭州ブロックチェーンアライアンスは、中国政府が主導となって行っているブロックチェーン都市の1つです。

杭州は、北京、上海、深センと並ぶ中国の4大ブロックチェーン都市でもあります。

そして杭州はブロックチェーンの重要性をどこよりも早く市政府の公式書に記載し、ブロックチェーン特区をどこよりも早く建ました。

そんな杭州ともWanchainは事業提供をしています。

ブロックチェーンに敏感な杭州とも事業提携できたのもWanchainの素晴らしいシステムに注目されてのことだと言えます。

つまりWanchainは中国政府からも認められているということになりますね。

クォントスタンプ

クォントスタンプは、ブロックチェーンのセキュリティ事業を手がけている企業です。

スマートコントラクトの弱点を発見、改善するための作業をしており、スマートコントラクトを使用しているWanchainとの提携は必須と言えるでしょう。

スマートコントラクトの不備で起きてしまったダオ事件のような悲劇をもう起こしてはいけません。

プンディプンディ

プンディプンディはインドネシアのジャカルタに本拠地がある企業で、仮想通貨決済を簡単に行うことができるプンディエックスを開発した企業です。

プンディエックスを利用するための端末は、ジャカルタで500以上の店舗に設置されて稼働しています。

世界屈指の観光都市として名高いあのドバイの仮想通貨普及にも貢献している企業です。

プンディエックスはビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、エイダ、ステラ、クアンタムなどを始めとする主要アルトコインでも仮想通貨決済ができます。

Wanchainのクロスチェーン取引と高い匿名性はプンディエックスとの相性は抜群とも言えるでしょう。

Wanchain(ワンチェーン)の評判・口コミ

Wanchain(ワンチェーン)

Wanchainの評判は、ICO時には日本でも多数のツイートが見られましたが、2019年になってからはほとんどありません。

あっても、仮想通貨全体の下落からあまり良い評価であるとは良い難いです。

しかし、海外では度々ツイート見かけることから、Wanchainに投資をしている人多そうですね。

以下Wanchainに対する海外の反応まとめです。

日本語訳

Bitcoinの「グリッチ」クラッシュの後、ゆっくりと強気の勢いを増しています。

ThePeoplesIndicators印刷いくつかの買いシグナル

累積上昇

落下する前に856 Resistanceに達すると予想されます

日本語訳

最後にいくつかの水平方向の抵抗が見つかりました

それがまた抵抗をテストできることを望んで

それがそれを破るまで本当に強気になることはできません

日本語訳
ついに再び面白くなる

Wanchain(ワンチェーン)が購入できるおすすめの取引所3選

Wanchain(ワンチェーン)

ワンチェーンは、残念ながら日本の取引所では取り扱ってないため、海外の取引所の登録が必要になります。

そこで、おすすめの海外の取引所を3つまとめてみました。

BINANCE(バイナンス)

バイナンスは、取り扱い通貨の多さ、世界で1、2を争う仮想通貨取引量があり、安心して使える取引所です。

ICOも積極的に行っていて、上場される通貨の数もとても多いのが特徴ですね。

手数料も0.05%から0.10%と安さが魅力です。

ビットコインの分裂といった、相場が動揺する事態に陥っても、バイナンスの対応は早いと好評です。

huobi(フオビ)

フォビはバイナンスと仮想通貨取引量の多さを競っている中国三大取引所の1つです。

フオビトークンによる手数料割引やレバレッジ取引とできることが多いのも魅力ですね。

日本語対応もしており、フォビ独自のサービスである上場人気投票があるのも特徴的です。

また、近年国内取引所であるビットトレードを買収し「フォビジャパン」として、日本進出したことでも話題に上がっていますね。

Bibox(ビボックス)

Bibox取引所は手数料の0.10%が独自トークンビボックストークンを使用することにより0.05%になります。

取扱通貨も多く、ここでしか取り扱っていない仮想通貨も多いですから、Wanchain同様に将来的に価格が暴騰する通貨を発見したい人におすすめですね。

Wanchain(ワンチェーン)の今後の将来性

Wanchainはイーサリアムと同じシステムを使用しています。

ですがイーサリアムに比べて、開発スピードは早く、Wanchain独自のクロスチェーン取引が可能です。

そして他通貨との差別化も計れる為、その他大勢の草コインとして埋もれてしまう可能性は低いでしょう。

ブロックチェーンでは取引記録が公開されているため、プライバシーを気にする人には使用するのに抵抗があったようですが、Wanchainにはリング署名やプライベートセンドといった機能で匿名性が守られています。

また、匿名性に特化した仮想通貨は多くありますが、Wanchainには独自の機能がある為、2019年以降も残っていく可能性は高いでしょう。

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