PIVX(ピヴクス)のwiki的基本情報・特徴・欠点・今後の将来性・評判・購入できる取引所まとめ

PIVXは仮想通貨におけるプライバシーの自由をマニュフェストとして立ち上がった仮想通貨プロジェクトです。

ビットコインを始めとした仮想通貨は取引の記録が公開されており、簡単に第3者でも見られてしまうのが現状です。

PIVXはそんな問題を解決するのが匿名性を持たせた暗号通貨です。

PIVXは見せたい相手には取引情報を開示し、見せたくない相手には取引情報を隠す選択の自由があるべきだと主張しています。

ここではPIVXの特徴や今後の問題点、PIVXが購入できるおすすめの取引所などをまとめていますので、ぜひPIVXを購入する際には参考にして下さいね。

PIVX(ピヴクス)のwiki的基本情報

仮想通貨名 PIVX(ピヴクス)
トークン名 PIVX
最小単位 s3v3n h4cks、Coin Server(※実名ではありません)
公開月 2016年2月1日
開発チーム PIVX
発行上限 -
発行枚数 56,781,166 PIVX
アルゴリズム PoWからPosへ変更
公式HP pivx.org
ホワイトペーパー pivx.org
Twitter @_pivx
Facebook @PIVXCrypto
Reddit pivx community
TelegramID PIVX Chat
YouTube -

PIVX(ピヴクス)とは/開発された目的

PIVX(ピヴクス)

PIVXは数多くあるアルトコインの中で特に匿名性が高い仮想通貨と知られています。

ビットコインコアの安全性とDASHの匿名性をベースにした分散型のプラットフォームであり、各分野の得意分野が組み込まれています。

PIVXはトランザクションのセキュリティとプライバシー保護のために、匿名性を重要視しています。

通常、ビットコインを始めとした仮想通貨は取引情報が開示されており、誰がどのような取引を行っているかが公開されています。

そうなると、個人の資産が容易に見えてしまうようになり、大きな問題となります。

PIVXはZerocoin(ゼロコイン)を採用することにより、送金者を特定できないような仕組みを導入し、匿名性を持たせることによってプライバシーを保護することを目的としています。

PIVXは公式サイトのマニュフェストでプライバシーについて妥協を許さないと明言しています。

プライバシーについては自由が必要であり、見せたい人、共有したい人には情報を共有し、見せたくない人から情報を守るという選択ができるようにすべきだと主張しています。

その情報開示の自由を実現するために、匿名性の高さを重要視しています。

また、PIVXは公開当時はDarknet (DNET)という名称で公開されていました。

しかし、ダークという名称はコミュニティの思想・理念と名称はそぐわないことから再ブランディングが行われ、「Private Instant Verified Transaction」の頭文字を取ってPIVXと名称を改めました。

PIVX(ピヴクス)の特徴

PIVX(ピヴクス)

coinjoinとゼロ知識証明を用いたZerocoin(ゼロコイン)

coin joinとは

coin joinは複数の送信情報を一か所に集めて、それらの全ての情報を混ぜた後に分配を行う方式のことです。

例えばAさんがCさん、BさんがDさんに送金を行う時、AさんとBさんの送金情報は一つにまとめられます。

混ぜた後、それぞれCさんとDさんに送金処理を行う仕組みです。

これによりCさんDさんは受け取った金額はわかりますが、誰が送金したかがわからないようになっています。

ゼロ知識証明とは

もう一つのゼロ知識証明ですが、簡単に解説します。

証明者が承認者に対して情報を与える際に、与えた情報が真実であることを与えた情報以外の情報を与えずに証明することです。

例えば、AとBで絵画あった際にどちらかが贋作だとします。

証明者はAが答えであることを知っていますが、承認者は答えを知らずに本物であるAを受け取る必要があります。

証明者はAという答えを教えずに、承認者の二択の質問に回答し続けます。

例えば承認者はBが本物ですか?という質問を行い、証明者は「はい」か「いいえ」かで回答します。

質問を繰り返していき、最終的にはAが真実であることを導き、本物であることを確認出来たら承認がされます。

これが暗号技術におけるゼロ知識証明という理論です。

Zerocoin(ゼロコイン)とは

ゼロコインはこのゼロ知識証明を用いることによって、相手に取引内容を公開せずに取引内容が真実であることを証明する仕組みです。

これにより相手に取引内容は知らされなくても、正しい金額で送金されたという結果が証明されます。

PIVXはこの2つを組み合わせることにより、非常に匿名性の高い取引を実現しました。

なお、ゼロコインによって送金されたPIVXを「zPIV」と言います。これはPIVXと同じように取り扱うことができます。

また、ゼロコインを使うかどうかは選択できるようになっており、まさに利用者が情報開示を自由に選択できる仕組みが導入されています。

可変リワードシステムとは

PIVXにはPIVXを用いて、ネットワークの安全性に貢献したユーザに対して報酬が支払われる仕組みが実装されています。報酬が支払われる条件は以下の通りです。

  • マスターノードになること
  • PIVXをステーキングする
  • コミュニティ一員として開発に貢献する

マスターノードは一定のコイン数を保有すると、ネットワークの運営ができるようになるノードのことを指します。

10,000PIVX保有することでマスターノードを保有することができます。

ステーキングとは、オンライン上のウォレットにPIVXを保有することを指します。

また、報酬金額ですが、マスターノードの保有コインの割合に応じて、マイニングの報酬額が変動するようになっています。

マスターノード保有者のコインが多ければ、マスターノード保有者への報酬が減り、逆にマスターノード保有者のコインが減れば、報酬が増えます。

これにより中央集権的になりすぎないよう調整しています。

このような仕組みをシーソーシステムと言います。

SwiftTX決済による即時決済

PIVXはSwiftTX決済という決済方式を用いています。

PIVXではマスターノードネットワークを構築していることにより、マスターノード間の伝達が即時に行えるため、瞬時に決済を行うことができます。

PIVX(ピヴクス)の欠点/問題点

PIVX(ピヴクス)

国の規制をどう回避するか?

匿名性が高い暗号通貨全般的な問題ですが、このような通貨はマネーロンタリングに使用されるリスクが高いため、国によっては厳しい規制が入ることが予想されます。

匿名性の高い仮想通貨はどうしてもイメージが悪くなりやすい状況にありますが、今後どのように規制されていくのかが大きな課題となります。

マスターノード所有者による中央集権化

PIVXは報酬額の調整はしているものの、マスターノードを持っているだけで報酬額がもらえるというリワードシステムがあります。

これにより、一部の人が大量にコインを保有する状況と言うのは避けられず、実質中央集権化が進むことが懸念されます。

スケーラビリティー問題による決済遅延が課題

匿名性の高い仮想通貨はトランザクションに持つ情報量が非常に多いです。

将来的にはトランザクションが大量に増えて処理が滞留するという事態が避けられなくなる可能性もあり、いかの匿名性を保ったままスケーラビリティー問題を回避するかが重要となります。

PIVX(ピヴクス)の提携情報

PIVX(ピヴクス)

eスポーツチーム:CJ eSports

CaptainJacksan氏によるeSportsのチームです。

CaptainJacksan氏はプロブロガー兼プロゲーマーであり、PIVX日本市場への参入とシェア拡大のために提携を結びました。

UFCファイター

UFCファイターのCris Cyborg(クリスチャン・サイボーグ)はブラジルの女性総合格闘家です。

元UFC世界女子フェザー級の王者であり、圧倒的な戦績を残していることで知られています。

PIXVの名を広めるために、Cris Cyborgとスポンサー契約を結びました。

PIVX(ピヴクス)の評判

PIVX(ピヴクス)

期待の声が高い仮想通貨

PIVXは仮想通貨として人気を集めており、Twitterでは期待の声が上がっています。

世界的に有名な仮想通貨取引所であるバイナンスへ上場しており、将来性について期待の声が上がっています。

また、2018年11月にはソウルのサミットによるスピーチをPIVXで実施しています。

これによりますます知名度が広がっていくでしょう。

一方、匿名性の高い通さにある課題点をどう解消していくかと動向が気になる声も上がっています。

もしこれらの問題が解消されることがあれば、PIVXの価値が更にあがることが予想されています。

PIVX(ピヴクス)が購入できるおすすめの取引所3選

PIVX(ピヴクス)

バイナンス(BINANCE)

バイナンスは取引高・登録者が世界でトップクラスの海外仮想通貨取引所です。

日本人利用者も多く、仮想通貨の取り扱いが豊富であり、特に将来性が有望な仮想通貨の銘柄が多く取り扱われています。

手数料も0.1%と安く、初心者の方にも非常におすすめです。

ビットレックス(Bittrex)

バイナンスと同じく日本人利用者が多い米国の仮想通貨取引所です。

世界的に知名度が高い取引所であり、取り扱う仮想通貨の種類が非常に多いです。

手数料は0.25%と割高ではありますが、PIVXを始めとしたアルトコインは安く売買できるようになっています。

また、取引所のサポートも充実しており、迅速なサポートを受けられるのも特徴です。

ただし、日本語対応できていないのが難点であり、サポートも英語でやり取りする必要があります。

ヨービット(Yobit)

ヨービットはマイナーな仮想通貨の取り扱いが非常に多い仮想通貨取引所です。

入金手数料が無料であり、ダイスゲームによって仮想通貨のギャンブルゲームが楽しめることが最大の特徴です。

しかし、運営会社が不明である点が非常に難点です。

決して初心者の方にはお勧めできませんが、ゲームによって通貨を増やしたりする要素は他にはない利点なので、ギャンブルを楽しみたい方向けです。

※日本の仮想通貨取引所ではPIVXの取り扱いはありません

PIVX(ピヴクス)の今後の将来性

結論から言えばPIVXの今後の将来性は「期待はできるが暗号通貨の信頼性が問題」と言えるでしょう。

匿名性が高い仮想通貨はPIVXの他にもいくつか注目されています。

しかし、やはり匿名性の高さは犯罪に利用されるというイメージが強く、いい印象を持たれることはありません。

ですが、技術的には私たちのプライバシーを守る技術であり、使い方次第ではあります。

今後どのように安全性を向かっていくのかが注目されます。

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