
仮想通貨PATRON(パトロン)は日本の久積篤史氏が創業者であることから、日本では話題にもなっている仮想通貨ですね。
しかし、パトロンはICOの資金調達に成功しているにもかかわらず、HitBTCに上場後、ICO割れを起こし、詐欺ではないかとも言われている仮想通貨です。
ですが、パトロンが詐欺コインであると断言できるのは、まだ早いと言えるでしょう。
理由は、着実に事業形成に向けて進んでいるからです。
本記事では、仮想通貨パトロンについて、以下の目次に沿って紹介しますから、価格が下がっている現在のパトロンを購入するかしないの参考にしましょう。
仮想通貨PATRON(パトロン)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | PATRON(パトロン) |
トークン名 | PAT |
時価総額 | 562,598,277円 |
公開月 | 2013年12月22日 |
創業者 | 久積篤史 |
発行上限 | 4億PAT |
発行枚数 | 約2億5千万PAT(残りはパトロン社がロックアップしている) |
規格 | ERC20トークン |
アルゴリズム | - |
承認アルゴリズム | - |
中央機関 | - |
公式HP | PATRONの公式サイト |
PATRONプラットフォーム | PATRONデモサイト |
公式ホワイトペーパー | PATRONのホワイトペーパー |
公式Twitter | @patron_io |
公式Facebook | PATRONグループ |
公式LinkedIn | PATRON |
TelegramID | |
YouTube | PATRON -Influencers around the world- |
パトロンの公式ホワイトペーパーは約67ページにもなり、主にパトロンに関わっている人物のことや、事業の魅力について記載されています。
そして、パトロンの事業には多くの日本人が関わっていることからも、日本では有名な仮想通貨ですね。
仮想通貨PATRON(パトロン)とは

出典:PATRONデモサイト
仮想通貨PATRON(パトロン)とは、宿泊施設や民宿を貸し出す人向けのウェブサイト「Airbnb」をモデルとして作られた、世界中に存在するインフルエンサーをPATRONネットワークに集結させ、経済活動を共有させる為の、プラットフォームを構築する目的を持って開発された仮想通貨です。
そして、インフルエンサーの影響力を広告塔として利用したいクライアントとマッチングさせるプラットフォームを構築することを最終目標としています。
通常、インフルエンサーとスポンサー契約を結ぶ場合には、既存のサービスプロバイダの利用料や仲介料が発生します。
しかし、パトロンが構築するプラットフォームを使用すれば、直接交渉できます。
例えば、集客施策に影響のあるインフルエンサーにオファーをし、専属でPRしてもらうことが可能です。
またインフルエンサー同士を、単一のプラットホームで繋ぐことで、相互協力的な活動の場を提供していこうというものです。
ですから、パトロンは時代の流れを掴んだ、人気の出そうな仮想通貨プロジェクトと言えるでしょう。
しかしながら、パトロンが詐欺ではないかとも言われているのも事実です。
仮想通貨PATRON(パトロン)は詐欺なのか?
パトロンは詐欺と言われ始めた理由は、上場後の価格を巡ってある問題が浮上しているからです。
パトロンのある問題とは、上記の写真を見ても分かる通り上場後、大幅なICO割れを起こした為です。
パトロンがHitBTCに上場すると最高値181円を記録した後、数日で約0.09円まで下落しました。
ICO時の価格は55円だった為、ICO価格で購入した人は約1/611円まで価格が下落したことになります。
簡単に言えば、611万円が1万円になったということですね。
では、なぜパトロンがここまでICO割れを起こしてしまったのか、詳しく見ていきましょう。
仮想通貨PATRON(パトロン)創業者である久積篤史は何者?
パトロンがICO割れした理由に、創業者に久積篤史(ひさつみあつし)氏が関わっているからだと言われています。
ここで、久積篤史氏のwiki的経歴を見ていきましょう。
- 本名:久積篤史(ひさつみあつし)
- 1984年5月30日生まれ
- 東京に上京後、与沢翼氏に弟子入り後9か月で「ネオヒルズ族」になり六本木で会社経営をする。
- 情報商材業を引退後、歌手デビューを果たす。
- その後、自身の経験を活かし、インフルエンサーの手助けをする為に、2017年9月仮想通貨パトロンの事業を開始する。
- >>>久積篤史氏の詳しいプロフィールはこちら
久積篤史氏が懸念されている理由に、やはりかつて情報商材を販売し、悪い評判が様々ある為です。
そして、パトロンについても情報商材の販売の延長線上にあるのでは?と懸念されてきました。
しかし、久積篤史氏は情報商材を販売していたことを後悔していると認めています。
いちばん達成したい大きな目標は、同い年であるFacebookのCEO・マーク・ザッカーバーグ氏に、僕がつくったウェブサービスを買収してもらうこと。
インスタグラムもたった8人で立ち上げたサービスが、800億円で買収されました。
ユーザーが集まっているところに投じられるお金は無限大です。
ただ、お金が全てではない。
一番は、価値あるサービスだと世の中に認めてもらうことです。
私たちはネオヒルズ時代に実体のないような副産物を産んでしまった。
その責任を取らなければならないとおもっている。
これは、アンチアフィリエイターやぶっ叩きサイトを故意に立ち上げては、更に稼げる情報はこちらと誘導して小銭を稼ぐような人たちのことを指します。
だからこそ、世の中に必要なウェブサービスを構築して、広めていかなければならない。
そしてこの目標は、3年以内に実現したい。インフルエンサー達の力を使えば実現できる筈です!
引用:日刊サイゾー「ネオヒルズ族のなかにも、本物のIT起業家がいたんだってことを証明したい」元ネオヒルズ族・久積篤史の新事業とは?
つまり、パトロンがICO割れを起こした原因は、久積篤史氏が関わっているからではないと言えますね。
また、パトロンがICOセールで約40億円もの資金調達に成功させています。
資金調達に成功できた理由に久積篤史氏の過去ビジネスの被害者の会の存在を忘れさせる好条件があったからです。
パトロンに関わっている人物には、久積篤史氏の他に、ブロックチェーン専門家であり数々のプロジェクトを成功させた実績のあるKeith Teare(キース・ティアー)氏や、IOTAの創業メンバー、イーサリアムの共同創設者や大手仮想通貨メディアのコインテレグラフの共同創設者らも加わっています。
そして、日本国内からはマネーの虎で一躍一世風靡した「南原竜樹」氏も加わっています。
ですから、パトロンがICO割れをした理由も、ウィズコインやスピンドルが同月にICO割れした様に、仮想通貨投資家の投げ売りが原因と言えるでしょう。
仮想通貨PATRON(パトロン)の登録方法
パトロンを購入する為には、パトロンのサイトに登録する必要があります。
登録方法は、まず公式サイトの右上に表示される「Sigh up」をタップします。

出典:PATRONの公式サイト
Sigh upをタップした後、以下の入力画面が表示されますので、名前、苗字、メールアドレス、任意のパスワードを入力し「SIGN UP」をクリックします。
その後、入力したメールアドレスに、通知がくる為、メールアドレスのURLからサイトにアクセスすると登録が完了になります。
パトロンは日本円で購入することは出来ません。
ですから、サイト内でパトロンを購入するには、以下のいずれかで購入する必要があります。
パトロンには専用ウォレットがないため、ブラウザでサイトにログインし、ダッシュボードの項目を選択して購入画面に進む流れになります。
そして、購入したパトロンはERC20トークンであるため、マイイーサウォレット等で保管できます。
PATRON(パトロン)の使い方
パトロンの公式サイトに記載してあるロードマップ通りにプロジェクトが順調に進むのであれば、2019年2月10日にスマートフォンアプリ「PATRON」がリリースされる予定です。
購入したパトロンは、PATRON上で使用することが出来ます。
主に、インフルエンサーになりたい人や、自社製品の販売促進活動をしている人向けですので、一般の人にはパトロンの使い道は無かもしれません。
パトロンの価格について
パトロンの価格は現在(2018年11月9日)では、約2円です。
パトロンは価格を戻す為に、10月19日に発表したBuy・back計画を実施する予定としています。
Buy・back計画とは、いわゆる発行した仮想通貨を買い戻し、バーン(焼却)することで、発行枚数を減らし価格を上昇させることです。
しかし、計画の最終調整とお詫びのアナウンスがTwitter から出ているため、実行されない可能性もあります。
皆さまへの報告が遅れてしまっていること、大変申し訳御座いません。
— 久積篤史 (Atsushi Hisatsumi) Founder of PATRON & RON (@atsushi530) November 6, 2018
明日17時に
【Suspention of Buy-back】
自社コイン買戻し計画の最終調整とお詫び。並びに、パトロンが抱える問題点と改善策、上方修正計画のお知らせ。
をお知らせいたします。
【追記】
Buy・back計画を実施する発表がありました!
https://twitter.com/patron_io/status/1060571667427057664
以下詳細です。
パトロン買戻し計画の更新
PATRON購入計画の更新についてお知らせします。
我々は、先日発表された買い戻し計画に関する追加のアップデートを送付する予定です。
- 内容の更新
1.目標値を設定せずにすべての買い戻し計画に割り当てられたBTCの数量を消化するまで、買い戻しを実行します。
2.買い戻しの終了日を設定せずに、すべての買い戻し資金が消化されるまで買い戻しを実行します。
- 更新の目的買収計画の
開始日に、目標価格をPATの価格の1.5倍から2倍にすることを発表しましたが、目標価格には制限を設けないことにしました。
予想よりも早く目標価格に達したとしても、引き続きすべてのバイオファンドを使用します。
- 買戻しスケジュール
Vol.1:2018年12月1日〜すべての買戻し資金が使用される
まで2018年12月18日〜すべての買戻し資金が使用されるまで
Vol.3:2019年1月1日〜買戻し資金が使用される
第4回:2019年1月18日〜すべての買戻し資金が使用されるまで
第5回:2019年2月1日〜すべての買戻し資金が使用されるまで
第6回:2019年2月18日〜すべてのバイバックファンドが使用されます
-Buy-back Budget
Vol.1:20.3 BTC + 35 BTC〜40 BTC
Vol.2:26.3 BTC
Vol.3:進捗状況
Vol.4:進捗状況
Vol.5:進捗状況
Vol.6:アップデートされたuopn進捗
-Buy-back Target Rate
Vol.1 - Vol.6すべてのスケジュールの目標値を設定せずに、割り当てられたすべてのBTCが消化されるまで実行されるバイオバス。
以下のように、このアップデート以外の変更は今後もないので安心してください。
「買い戻しは、目標価格を設定せずに割り当てられたすべてのBTCが設定されるまで実行されます」
「買戻し終了日時を設定せずにすべての買戻し資金が消化されるまで買戻しが実行されます」
引用:medium「パトロン買戻し計画の更新」(Google日本語訳)
パトロンのBuy・back計画は、上記の内容で実施されるとのことですので、更新はパトロンのTwitterを随時チェックしましょう。
PATRON(パトロン)はOKExに上場するのか?
パトロンは、自社のmedium公式サイトにて、OKEXへ上場すると以下の内容を発表しています。
"PATRONはすぐにOKEXに掲載される"
OKEXグループからリスティングオファーを受け取り、リスティング要件を満たし、監査に合格したことが伝えられました。
正式にPATRONがOKEXに掲載される予定です。
引用:medium「"PATRONはすぐにOKEXに掲載される"」(Google日本語訳)
OKEXに掲載される時期は、2019年1月以降になると発表されていることから、OKExから正式なアナウンスをされるのは、12月前後になりそうですね。
OKExは、中国の取引所で三大仮想通貨取引所の1つですから、パトロンの流通量は増える可能性は高いと言えるでしょう。
しかし、正式にOKExに上場する為には、OKEXのパートナー取引所であるCoinallの上場投票で上位3位に入る必要があります。
上位投票は2019年1月にされるとのことですので、パトロンが正式にOKExに上場するには、まだまだクリアする課題があると言えますね。
仮想通貨PATRON(パトロン)の今後について
パトロンの今後は、自社のプラットホームにどれだけ大手企業を参入させられるかが重要と言えるでしょう。
なぜなら、影響力のあるインフルエンサーを集結させても、ニーズがなければ、パトロンのネットワークに参加する意味がないからです。
しかし、パトロンのホワイトペーパーを見る限り、豪華なアドバイザーが後ろ盾に構えているわりに、プロトコルレベルの技術について一切触れられていないのです。
例えば、インフルエンサーが専属でクライアントと契約を交わした場合に、二重契約のような違反があった場合はどうでしょう?
二重契約を交わした時点で、自動的にトークンが戻ってくるようなアルゴリズムは備わっているのか疑問に感じます。
またクライアントがPRしたい商品が、意図反した宣伝方法だった場合も同じようなことが考えられます。
契約期間が終了するまでは、クライアントにペナルティを支払うロック機能のようなものがなければ、信用問題に発展します。
いずれにせよ、短い期間でパトロンのプラットホームに大手企業が参入してくることは、難しい可能性があるといえるでしょう。
また、インフルエンサーの中には、仮想通貨とは違うコミュニティを形成して活動を続けている人もいます。
そういった人達は、サロンで交流を図ったり、インフルエンサーになりたい人をサポートする活動もしています。
ですから、インフルエンサーにとってすでに構築した活動方法がある為、パトロンのプラットホームを利用していくかは魅力的なメリットがあってのことと言えるでしょう。