
仮想通貨の世界は日々進化しており、最初はビットコインやイーサリアムと言ったものしかありませんでしたが、現在では数多くのトークンやアルトコインなどが存在します。
仮想通貨の開発の歴史は欠点を補ってよりよいものを作って行くという歴史であり、仮想通貨の発展と共に仮想通貨において重要なブロックチェーン技術も発展していきました。
CUBECHAINもそういった今までの技術の欠点を改善するように作られた仮想通貨で、新たなブロックチェーン技術が使われています。
今回は新たなブロックチェーン技術を使い今後の成長が期待されているCUBECHAINの特徴や今後の将来性と考えられる懸念点などを紹介していきます。
CUBECHAIN(キューブチェーン/QUBT)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | CUBECHAIN(キューブチェーン) |
トークン名 | QUBT |
公開月 | 2018年 |
開発国 | 韓国 |
発行上限 | 12,000,000,000QUBT |
発行枚数 | - |
公式HP | https://www.cubechain.io/ |
ホワイトペーパー | https://www.cubechain.io/why#whitepaper |
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cube_chain | |
TelegramID | Cube Chain Community |
YouTube | Cubechain |
CUBECHAIN(キューブチェーン/QUBT)とは
CUBECHAINは第4世代のブロックチェーンとしてICOがスタートした仮想通貨で、韓国の企業が開発及び運営を行っています。
今までのブロックチェーン技術の欠点がほとんどなくなったことによって、多種多様なサービスをブロックチェーン上で展開できるようになり、世界中の人から注目を集めている仮想通貨です。
CUBECHAIN(キューブチェーン/QUBT)の特徴

出典:CUBECHAIN
今までのブロックチェーン技術を改良して新たな技術を取り入れた第4世代ブロックチェーンであるCUBECHAINですが、どういった特徴を持つ仮想通貨なのでしょうか。
まずは、CUBECHAINの特徴について詳しく解説していきます。
高い技術力が使われている
CUBECHAINは高い技術力が使われている仮想通貨です。
ビットコインやイーサリアムと同じようにブロックチェーンは使われていますが、CUBECHAINの場合は27個のブロックで一つのキューブを作成し、そのキューブをいくつか繋げて構成されています。
この技術を採用することによって、これまでのブロックチェーン技術で問題だった送金時間を大幅に改善します。
また、27個のブロックを1セットとしてキューブを作りそれらをつなぎ合わせることによって、今までの仮想通貨よりもたくさんの情報を記録できるようになりました。
さらに、キューブが作成される時とキューブとキューブが繋がる2回検証を行うため、高いセキュリティーも確立しています。
PoWとPoSのいいとこ取り
PoWとPoSのいいとこ取りをしているという点も、CUBECHAINの特徴です。
仮想通貨の根幹として欠かせないのがブロックチェーンですが、仮想通貨は中央集権的な管理者がいないため第三者がブロックチェーン上で行われる取引に不正がないか検証する必要があります。
その検証作業の方法がPoWとPoSという2種類の方法です。
PoWはビットコインに採用されている方式ですが、膨大な量の計算が必要でコストがかかります。
しかし、その分外部からの攻撃に強いのがメリットです。
対して、PoSは膨大な量の計算を必要としていないため消費電力が少なく集団的な攻撃に強いのが特徴です。
CUBECHAINではこの二つの良さを取り入れているため、今までの仮想通貨の取引検証作業よりも省電力ででき、高いセキュリティーを維持できます。
提携先が多数
CUBECHAINは提携先が多いのも特徴の一つです。
一番大きな提携先がイラン政府で、日本や欧米のようなマイナンバー制度のインフラを整備するためにCUBECHAINの技術を採用する方向で動いています。
その他にも、マレーシアに拠点を置きアジア圏の各地に格安便を飛ばしているエアアジアなどもCUBECHAINと提携を決定しており、実用化に向けて動いています。
過去に大きな企業などと提携を行ったアルトコインは今では主要コインのポジションにあるものも多く、CUBECHAINも同様に多くの企業と提携することによって将来的に主要なアルトコインの仲間入りすることが期待されています。
データを整理する機能を搭載
CUBECHAINは通貨としてだけではなくブロックチェーンを活用したプラットフォームとしても使用を考えて開発されました。
その中の一つの特徴が記録されたデータを整理するという機能です。
これによって、CUBECHAINは非常に利便性の高いプラットフォームとなり、さまざまな場面での活躍が期待されています。
二重の承認方式を採用
PoWとPoSの両方のいいところを採用しているCUBECHAINは高いセキュリティーを持っていますが、プラットフォーム内で不正が行えないような仕組みも持っているため、今までのブロックチェーン技術を使ったプラットフォームと比べてより安心して利用が可能です。
その仕組みが二重の承認制です。
プラットフォーム上での取引が行われる場合、支払う側は一度プラットフォーム上にお金をプールし、商品などを提供する側はお金がプールされたことを確認したのちに商品やサービスを提供します。
そして、お金を支払う側が商品などを確認でき次第、プールしたお金が商品などを提供した側に渡るというシステムです。
このシステムを導入することによってプラットフォーム上での不正を防ぐことができ、多くの人が安心して利用できます。
CUBECHAIN(キューブチェーン/QUBT)の懸念点
イラン政府を含めてさまざまな提携先があるCUBECHAINですが、懸念点がないわけではありません。
続いては、今後CUBECHAINに考えられる懸念点について3つ紹介します。
提携の解消
イラン政府や格安航空会社のエアアジアなどがプラットフォームとしての活用を考え提携しているCUBECHAINですが、新たな技術の開発が進んでCUBECHAINよりもより良い技術が出てきたときに、そちらに移行して提携が解消されてしまうのではないかという懸念があります。
CUBECHAINの市場が大きくなって提携が解消されても大きな影響がない状態であれば全く問題はありませんが、まだCUBECHAINの市場が成熟しきらないうちに提携が解消されプロジェクトが続行できなくなったりすると、CUBECHAINの保有者は大きく損をすることになります。
プラットフォームとして失敗
CUBECHAINの今後はプラットフォームとして成功するかどうかにかかってきます。
プラットフォームとしての存在価値が大きいCUBECHAINですが、プラットフォームとしてうまくいかなければ最悪通貨としての価値が低くなってしまう可能性があります。
突然の開発チーム解散
日々進化を続ける仮想通貨の世界では、さまざまな仮想通貨が開発されいますが、開発された通貨の中には突然開発チームが解散するものもあります。
そうなってしまうと通貨の価値はなくなってしまい保有者は大きな損をすることになります。
提携先がしっかりとあり今後の成長が期待されているCUBECHAINはあまりそういった心配をする必要はないと思いますが、開発チームが解散してしまう可能性も0ではないため開発チームの動向をしっかりと見ていくことが大切です。
CUBECHAIN(キューブチェーン/QUBT)の評判(口コミ)
イラン政府とエアアジアが提携しプラットフォームとして仮想通貨として今後が期待されるCUBECHAINですが、ユーザーからはどういった評判なのでしょうか。
プラットフォームとして期待
新しいプラットフォームとして期待する声があります。
今までのブロックチェーンを使ったプラットフォームよりも便利でより多くの情報が記録でき安全性も高いCUBECHAINはプラットフォームとしての期待が非常に高いです。
取引所でなかなか取引が成立しない
CUBECHAINが取引所に上場した当初はロックアップをしていたりなどでなかなか取引が成立しないという声も見受けられました。
しかし、期待度が高いことから多くの人が気長に要素を見ていく人が多いです。
マイニングが気になるがしばらく静観
CUBECHAINではマイニングを行うことが可能で、USBを使った専用のマシーンも販売されています。
しかし、現状マシーンを買ってもプラスにできるか未知数なところがあるため静観するという声もあります。
CUBECHAIN(キューブチェーン/QUBT)の将来性
CUBECHAINは現時点では将来性の高い仮想通貨だと言えます。
イラン政府やエアアジアなどが提携しているようにプラットフォームとして多くの人から期待されています。
プラットフォームとして大きな可能性があるため、今後上手く世界的に浸透していけばイーサリアムのような代表的なプラットフォームを目指すのも夢ではないでしょう。
CUBECHAIN(キューブチェーン/QUBT)のまとめ
韓国のベンチャー企業が開発した新たな技術を採用した第4世代ブロックチェーンのCUBECHAINですが、開発した企業は韓国大手企業サムスンやLGとも互角に戦える技術力を持っています。
その高い技術力を使ったCUBECHAINをプラットフォームとしてイラン政府やエアアジアは高く評価しているようです。
CUBECHAINは、拡張性や利便性さらには安全性にも優れたプラットフォームとして、これから先注目していきたい仮想通貨です。