
現在、世界各地でどんどん新しい仮想通貨が開発されてきています。
これらの仮想通貨はそれぞれ異なった開発目的や特徴等があります。
仮想通貨はブロックチェーン技術によって産み出された新しいアセットクラスであり、今後ますます経済圏を拡大していく事が予想されます。
今回は、仮想通貨ネクスコインの特徴や将来性、ネクスコインの購入方法等について解説していきます。
ネクスコイン(NCXC)のwiki的基本情報

出典:Zaif
仮想通貨名 | ネクスコイン |
トークン名 | NCXC |
公開月 | 2016年11月 |
開発国 | 日本 |
開発チーム | 株式会社ネクスグループ |
発行上限 | 20,000,000NCXC |
発行枚数 | - |
公式HP | ncxx.co.jp |
ホワイトペーパー | - |
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TelegramID | - |
YouTube | - |
ネクスコイン(NCXC)とは/開発された目的
ネクスコインとは、株式会社ネクスグループが発行している独自の仮想通貨です。
株式会社ネクスグループは東証のジャスダックに上場している上場企業であり、IoTソリューションやロボット等の先進的な事業を展開しています。
ネクスコインは、2016年の11月に株式会社ネクスグループの株主優待として株主に配布されました。
ネクスコインは、ビットコインのプルーフオブバーンによって開発されています。
プルーフオブバーンとは新規に仮想通貨を発行する手段の一つで、誰もアクセスできない秘密鍵のアドレスにコインを送り、そのコインは 2 度と使えないということを証明する事で、新規発行通貨の価値の担保を行っています。
プルーフオブバーンを利用する事で、価値が担保された独自の仮想通貨を誰でも発行する事ができるようになります。
ネクスコインは、カウンターパーティーのプラットフォームを利用しており、対応しているウォレットで保管することもできます。
株式会社ネクスグループは仮想通貨の事業にも積極的に参加しており、仮想通貨をもっと身近に感じてもらいたいという事を目的としてネクスコインを発行しました。
ネクスコインの発行上限枚数は2000万枚となっており、発行元である株式会社ネクスグループによってロックアップされています。
そのため、大きく市場での需給バランスが崩れるような事はありません。
多くの投資家から注目されると希少性が上がるため、大幅に値上がりする可能性も秘めています。
また、ネクスコインは金融庁のホワイトリストにも入っており、金融庁から正式な認可を受けています。
現在ネクスコインの利用シーンとしては、株式会社ネクスグループが提供しているモノやサービスの決済で利用する事ができます。
ネクスファームで取り扱っている野菜やウェブトラベルで企画されたツアー、カイカのセミナー・カンファレンスを購入する際に利用する事が可能です。
現在、利用できる経済圏はかなり限定された狭いものになっていますが、今後の動向が注目されます。
ネクスコイン(NCXC)の特徴

出典:株式会社ネクス公式サイト
ネクスコインは株式会社ネクスグループによって発行された仮想通貨ですが、どのような特徴や利点があるのでしょうか。
ネクスコインの特徴や利点について紹介していきます。
株式会社ネクスグループが提供しているサービスを購入する事ができる
ネクスコインは、株式会社ネクスグループが提供している様々なモノやサービスを購入する事ができます。
具体的に購入できるサービスとしては、ネクスファームで取り扱っている野菜やウェブトラベルで企画されたツアー、カイカの仮想通貨や人工知能に関するセミナー・カンファレンス等が挙げられます。
ネクスファームで取り扱っている野菜は、デジタル技術によって管理された化学的土壌によって、安全かつ安心の農作物の販売と生産技術の提供を行っています。
ウェブトラベルでは、トラベルコンシェルジュによるオーダーメイドのツアーを企画しています。
新婚旅行や世界一周旅行に加えて、高齢者向けの介護士による介護付きツアーや海外留学のプロデュース等も行っています。
カイカの仮想通貨や人工知能に関するセミナー・カンファレンスでは、仮想通貨や人工知能に関する詳しいレポートが提供されています。
仮想通貨や人工知能に関する知識を深めていきたいと考えている人におすすめです。
これらのサービスは、ネクスコインだけではなくビットコインやフィスコイン、カイカコインによって決済する事も可能です。
株式会社ネクスグループでは仮想通貨事業に力を入れており、今後はこれらの仮想通貨によって決済できるサービスを続々と投入していく事が予想されます。
ビットコインのプルーフオブバーンによって発行されているため、ある程度の価値は担保されている
ネクスコインは株式会社ネクスグループが独自に発行した仮想通貨となりますが、ビットコインのプルーフオブバーンという技術によって産み出されていますので、ある程度の価値は担保されています。
ビットコインのプルーフオブバーンとは、保有しているビットコインを暗号化技術により使用できなくする事で償却を行い、市場から実質的に消失したビットコインに代わって独自の仮想通貨を発行する事ができるというものになります。
プルーフオブバーンによって市場から消失したビットコインの存在によって、生成された仮想通貨の価値が裏付けられています。
ネクスコインは、プルーフオブバーンの技術を用いたカウンターパーティーのプラットフォームを利用しているため、ある程度の価値が担保されているという仕組みになるのです。
ネクスコイン(NCXC)の欠点/問題点
仮想通貨のネクスコインには、欠点や問題点はあるでしょうか。
ネクスコインの考えられる欠点や問題点について指摘しておきます。
利用できるサービスが限られている
ネクスコインは、現時点で株式会社ネクスグループが提供している限られたサービスでのみ使用可能な仮想通貨となります。
仮想通貨は利用できる経済圏が大きければ大きい程、価値があると考えられます。
そのためネクスコインは、現時点では価値の高いコインという事はできないでしょう。
ただし、利用可能なサービスが増えたり、他の事業者との提携等で経済圏が拡大されるような事があると、価値が向上していく可能性があります。
取り扱っている仮想通貨取引所が限られている
ネクスコインを取り扱っている仮想通貨取引所は、国内のZaifとFISCOの2つのみとなります。
FISCOは、ネクスコインを発行している株式会社ネクスグループの親会社である株式会社フィスコが運営している仮想通貨取引所です。
Zaifは国内大手の仮想通貨取引所で、株式会社ネクスグループと提携関係にあります。
このように、ネクスコインは取り扱っている仮想通貨取引所も限られてしまいます。
ただし、いずれも国内の仮想通貨取引所となりますので、取引しやすいコインであるという事ができるでしょう。
流通量が少なく流動性が低い
ネクスコインは発行上限枚数が2000万枚となっており、かなり少なくなっています。
また、流通量や取引量も少ないため、非常に流動性が低い仮想通貨です。
そのため、予想外の取引コストが発生してしまう可能性があります。
流動性の低い仮想通貨は、売りたい時に売れない可能性も出てきますので注意しておきましょう。
株式会社ネクスグループの業績に左右される傾向がある
ネクスコインの価格は、株式会社ネクスグループの業績に左右される傾向があります。
元々、株式会社ネクスグループの株主優待として配布されていますので、株式会社ネクスグループの株価とも関係性が出てきます。
ネクスコインの取引をする際には、株式会社ネクスグループの株価もチェックしておきましょう。
ネクスコイン(NCXC)の提携情報

出典:株式会社ネクス公式サイト
ネクスコインは現在、発行元である株式会社ネクスグループのサービスでのみ利用する事ができます。
その他の事業者が提供するサービスとの提携等は、残念ながら現時点ではありません。
ただし、株式会社ネクスグループは、モバイルインターネットデバイスやM2Mモジュール等の製品の製造や開発、サービスの提供を行っており、NTTや京セラ、ソフトバンク等の大企業が主要な取引先となっています。
今後、このような大企業との提携によりネクスコインが利用できるシーンが増える事になれば、一気に注目を集める事になるでしょう。
ネクスコイン(NCXC)の評判
ツイッターで見つけたネクスコインの話題や評判について紹介していきます。
ネクスからもらったネクスコインzaifに移して売却。超お得な優待でした!配当性向40パーセントくらいでしたねこれは。
— ガッツイチモツ (@akakabu100) 2017年8月18日
しかし今回の落下劇はある程度予想出来ていたとはいえ躱しきれなかったのが痛いな・・・。原因はネクスコインお前だよ。板が薄すぎて全然売れなくて結構残したまま今回の下げを食らってしまった。。。
— 雑魚トレ君 (@zakotorekun) 2017年9月14日
株主優待でネクスコインを手に入れた人は、売却により大きな利益を得ているようです。
また、取引量が少ないため、売るに売れなかったという声もありました。
流動性が低い仮想通貨は、このようなリスクがありますので注意しておきましょう。
ネクスコイン(NCXC)が購入できるおすすめの取引所2選
ネクスコインは、国内の仮想通貨取引所であるZaifとFISCOの2つのみで取り扱われています。
ネクスコインの取り扱いが行われている仮想通貨取引所のZaifとFISCOについて紹介していきます。
Zaif(ザイフ)
Zaifは、テックビューロ株式会社によって2015年3月に設立された日本国内の仮想通貨取引所です。
誰でも簡単に取引を行う事ができる簡単売買の機能や最大レバレッジ25倍のビットコインAirFX等、初心者の人から上級者の人まであらゆるユーザーの要求に応えたサービスを提供しています。
ハードウェアウォレットの販売やブロックチェーン上で誰でも気軽にコインを発行できるような支援サービスを行う等、取引所の運営だけではなく仮想通貨の周辺事業にも取り組んでいます。
またZaifでは、独自のトークンであるザイフトークンを発行しており注目されています。
FISCO(フィスコ)
FISCOは、株式会社ネクスグループの親会社である株式会社フィスコのグループ会社が運営している仮想通貨取引所です。
FISCOでは、コールドウォレット による管理や顧客資産分別管理、マルチシグや2段階認証を採用している等、セキュリティシステムに強みがあります。
仮想通貨を安全に保管していきたいという人におすすめの取引所となります。
FISCOでは、ネクスコインの他にフィスココインやカイカコイン等、フィスコグループとの関係性が深い独自の仮想通貨も取り扱っています。
ネクスコイン(NCXC)の今後の将来性
ネクスコインは、株式会社ネクスグループによって発行された独自の仮想通貨です。
株式会社ネクスグループの株主優待として配布されており、株式会社ネクスグループが提供する特定のサービスを購入する際の決済として利用する事ができます。
現時点では、ネクスコインは株式会社ネクスグループのサービスでしか使用できませんが、利用シーンが拡大していくと経済圏も広がっていく事になるでしょう。
ネクスコインの今後の将来性に関しては、利用できるモノやサービスの幅が広がっていくかどうかという点が重要なポイントとなります。