
2017年中頃からビットコインの価格が急騰し始め、多くの投資家の注目が仮想通貨に注がれるようになりました。
既存の仮想通貨の実用化に向けての動きが進む一方で、スケーラビリティやトランザクション速度など様々な問題点も実用化が近づくにつれて表面化してくるようにもなりました。
投資家の注目を集めていることと、既存の仮想通貨の機能を改善させることを目的として新たな仮想通貨の発行も相次いでいきました。
実際に、現状ではビットコインやイーサリアムよりも機能の面では優れている新たな仮想通貨も多く見られます。
ここで紹介するジャパンコンテントトークンも2019年3月26日に発行された新しい仮想通貨の一つです。
このジャパンコンテントトークンは外国人が日本のチケットをより取りやすくするようにというコンセプトのもと開発が進んでいます。
そこでここではこのジャパンコンテントトークンの特徴、懸念材料、評判、将来性について紹介します。
Japan content token(JCT/ジャパンコンテントトークン)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Japan content token(ジャパンコンテントトークン) |
トークン名 | JCT |
公開月 | 2019年3月26日 |
開発国 | シンガポール |
発行上限 | 2,500,000,000 JCT |
発行枚数 | 293,150,782 JCT |
公式HP | https://ja-cket.jp/ |
ホワイトペーパー | - |
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TelegramID | - |
YouTube | JCT admin |
Japan content token(JCT/ジャパンコンテントトークン)とは
ジャパンコンテントトークンとは、シンガポールに拠点を置くOn Parade pte.ltd.が運営するブロックチェーンプロジェクト由来のトークンで、2019年3月26日に世界的に有名な仮想通貨取引所であるBitforexからIEOされました。
このトークンはイーサリアムベースのERC20です。
このプロジェクトでは、日本、中国、韓国にも関連会社を開設して、アジア圏内のマーケティングに力を入れています。
ジャパンコンテントトークンのプロジェクトの目的は、簡単に言えば日本のチケット、予約を外国人にとって簡単な形で売買することを目的としています。
外国人にとっては案外難しいことである日本のチケットや食事などの予約を、このジャパンコンテントトークンのプロジェクトが解決していこうとしているのです。
また、ジャパンコンテントトークンで日本のチケットを購入することによって、紙媒体のチケットなしに、ペーパーレスでの利用が可能となります。
さらには、チケットや予約代金の支払い、予約に関連する特典の配布、コミュニティ内で有益な情報を提供した人への報酬の支払いなど、様々な応用が期待できます。
Japan content token(JCT/ジャパンコンテントトークン)の特徴

出典:JaCKET
既にANAなど複数の会社とのパートナーシップ協定を結んでいる
ジャパンコンテントトークンは既に複数の会社とパートナーシップ協定を締結しており、中には航空会社のANAも含まれています。
このような大きな企業とのパートナーシップ協定が結ばれているということは、このプロジェクトに関わる営業の方の営業力が優れていることを意味します。
仮想通貨というのは機能面だけでなく営業面での高いクオリティーがなければ実用化されることはありませんし、結果として価格の高騰も期待できないものとなります。
このように実用化に向けての他社との連携が取れていることは非常に好感が持てます。
これがもし本格的に実用化に向けて動き始めたら、大きな価格高騰も期待できるものとなるでしょう。
ブロックチェーン上での日本のチケットの売買が可能に
ジャパンコンテントトークンによって、ブロックチェーン上で日本のチケットを海外の方に分かりやすく購入してもらうことが可能になります。
ここまででも紹介した通り、外国の方にとって日本のチケットの取得や予約は私たちの想像以上に難しいもののようです。
これを外国人向けの形にしてブロックチェーン上で行うことによって、チケットの取得や予約、さらにはそれに伴う支払まで行うことができるようになります。
今後、東京オリンピックの開催に向けて、日本を訪れる外国人の急増が予想されます。
世界中の人々が簡単に快適に日本を訪れることができるようにするこのプロジェクトはとても魅力的であると感じます。
チケットのペーパーレス化に寄与
ジャパンコンテントトークンのプロジェクトを通じてチケットの購入や予約を行うことで、チケットのペーパーレス化も推進しやすく、利便性の面での向上も期待できます。
今後チケットのペーパーレス化は益々進んでいくことが予想されます。
顧客側は当然ペーパーレス化に対して非常に好感を持ちますし、現在のところチケットのペーパーレス化に至っていない企業、サービスもこのジャパンコンテントトークンのプロジェクトとパートナーシップ協定を結ぶことによって、ペーパーレス化の流れについていくことが可能となります。
中小の企業、サービスも含めてペーパーレス化を普及させることができるこのジャパンコンテントトークンのプロジェクトは非常に魅力的に感じられます。
イーサリアムベースのトークン
ジャパンコンテントトークンはイーサリアムベースのERC20のトークンです。
ICOの80%以上はイーサリアムを利用したトークンで、ジャパンコンテントトークンもその例外ではありません。
チケットの購入に付随する特典の提供にも役立つ
チケットの購入特典といってプレゼントを受け取ることもあるかと思いますが、ジャパンコンテントトークンではそのような特典の提供にも手助けとなることができるプロジェクトです。
これによって、サービスの向上や利用者の好感度アップが期待でき、リピーターも増えていく可能性があります。
それによって、よりこのジャパンコンテントトークンの需要が高まり、価値が高騰するという好循環が起こるのではないかという期待感を持つことができます。
Japan content token(JCT/ジャパンコンテントトークン)に対する懸念点
他のチケット取得サービスとの競合
ジャパンコンテントトークンの懸念材料として、まず他のチケット取得サービスとの競合が挙げられます。
voyajinや一起嗨(yiqihi)のように、ツアーや新幹線のチケットを購入できるサイトはすでに存在しています。
また、これらのサイトではそれぞれの国の通貨でチケット代金を支払うことができます。
このようなサービスに打ち勝っていくためには、ジャパンコンテントトークン自体に法定通貨以上の利用価値を付け加えていく必要があります。
具体的には、ジャパンコンテントトークンを利用することで割引を受けられるとか、利用特典のサービスが付いてくるなど付加価値が必要になってくるでしょう。
パートナーシップを結ぶ企業が増えるのか
ジャパンコンテントトークンのプロジェクトでパートナーシップ協定を結ぶ企業が今後増えるのかどうかもジャパンコンテントトークンの将来を左右する重要な問題です。
ジャパンコンテントトークンはあくまでサービスやイベントを仲介するサービスであって、それ自体がサービスを提供するわけではありません。
ですから、魅力的なサービスを提供しているパートナー企業を増やすことが、ジャパンコンテットトークンの発展と密接に関連しています。
ANAとパートナーシップ協定を結んでいるように、営業力には期待が持てそうですがその力が実際に他との連携の道を切り開くことができるのか注意しなければなりません。
ロックアップされているトークンの市場への放出
ジャパンコンテントトークンは、自社法人とその従業員・パートナー企業・創業メンバーが一定量を保有しています。
その分はロックアップされていて、一定量以上の市場への放出は認められていません。
今後、じわじわと売り圧力が加わり続けるわけです。
例えば、リップルもリップル社が保有しているリップルを徐々に放出していっており、これが現状売り圧力の原因となっているのではないかとも指摘されています。
これにもし打ち負かされてしまうと、ジャパンコンテントトークンはロックアップ分が無くなるまで、この売り圧力によって価格高騰が起こりにくくなってしまいます。
新たな仮想通貨取引所に上場するのか
ジャパンコンテントトークンは現在、下記5つの仮想通貨取引所に上場しています。
仮想通貨の普及のためには大きな仮想通貨取引所への上場が一つ重要となってくるので、これからどのくらい大きな仮想通貨取引所にどのくらいの数の上場を達成できるのかも、ジャパンコンテントトークンの将来を左右する可能性があります。
Japan content token(JCT/ジャパンコンテントトークン)に対する評判・口コミ
ここではジャパンコンテントトークンのTwitter上での評判を紹介していきます。
Japan Content Tokenの価格が購入した時の10倍になってた。もっと買っときゃよかった・・・。#JCT #仮想通貨
— isuke (@isuke56778653) 2019年7月21日
最近Japan Content Tokenの急騰注目しているけど
落ちないと言うより
強いね~…なおJapanなのに日本人が少ない説😆
まぁ海外から来日する外国人向けですからねついでに手持ち取引所に無いので
触ってないです😭$JCT #JCT #JapanContentToken #JaCKET #仮想通貨 #暗号資産 pic.twitter.com/Bg4owNwsXJ— ニイタク@BTCFX (@niizeki_BTC) 2019年7月20日
✅2日間で9倍になった話題のコイン🔥
Japan Content Token(JCT)は、その名前のとおり、「日本」をターゲットとした仮想通貨です。
具体的には、外国人がJaCKETというプラットフォームを利用し、「日本のライブチケット」などを購入できるプロジェクト!
これからが楽しみですね😌#JCT#仮想通貨 https://t.co/DE8ipNFgBg
— 阿部悠人-初心者でも稼げる仮想通貨ブログ- (@abeyutos) 2019年5月8日
ジャパンコンテントトークンは価格急騰に関するつぶやきがほとんどでした。
やはり、海外で需要があるのではないかと見込んでいる人が多いように思います。
今後どの程度実用化の持ち込むことができるのか注目したいです。
Japan content token(JCT/ジャパンコンテントトークン)の将来性
これから東京オリンピックに向けて日本を訪れる外国人の方は確実に増えていきます。
日本を訪れる外国人の方にジャパンコンテントトークンが利用されるようなことがあれば、今後価格の高騰が期待できるかもしれません。
ただし、また一度利用してよかったと感じてもらえるようなサービスを提供していく必要性はあるでしょう。
また、単に使いやすいというだけではなく、どのような特典を得られたか、どれぐらい得をしたのかなど付加価値の部分もブロックチェーン技術を駆使して提供していけば満足度も上がっていくはずです。
今後の他の企業とのパートナーシップ締結や新たな仮想通貨取引所への上場も将来を左右するため注目したいところです。
Japan content token(JCT/ジャパンコンテントトークン)のまとめ
ジャパンコンテントトークンは、訪日する外国人がチケットの購入や予約を容易に行うことができるようにブロックチェーンを駆使したサービスを提供するプロジェクトのトークンです。
既にANAとも提携しており、今後のパートナーシップの進捗次第では大きな飛躍も見込めるプロジェクトです。
実際に、ジャパンコンテントトークンの価格が高騰したこともあったので、期待感が現れているように感じられます。