
日本でトップクラスの知名度を誇り、一時は世界2位の仮想通貨取引所としても注目された仮想通貨取引所bitFlyer/ビットフライヤ―。
この記事では、そんな仮想通貨取引所bitFlyerを設立し、現bitFlyer HD会長である加納裕三氏について解説しています。
- bitFlyerを作った人ってどんな人?
- 加納裕三の資産・収入は?
- 加納裕三の出身高校・経歴・職歴は?
- bitFlyer設立の経緯が知りたい
こんな疑問にもしっかりと応えていますので、是非最後までご覧ください。
加納裕三氏のWiki的基本情報

出典:Twitter
名前 | 加納裕三 |
年齢 | 43歳(1976年生まれ) |
最終学歴 | 東京大学理科一類 大学院工学系研究科 |
主な実績 | 東京大学大学院卒業、ゴールドマン・サックス証券勤務、bitFlyer設立 |
現役職 | bitFlyer HD 会長、日本ブロックチェーン協会理事、日本仮想通貨協会理事、 |
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加納裕三氏は愛媛県出身の43歳(1976年生まれ)で、bitFlyer HDの会長を務める人物です。
出身中学・高校は明らかになっていませんが、大学は東京大学理科一類に進学しており、ストレートで大学院工学系研究科を卒業しています。
その後、ゴールドマン・サックス証券取引所にてエンジニアとして勤務、仮想通貨に可能性を感じた加納裕三氏は2014年1月に株式会社bitFlyerを設立しました。
詳しくは後述しますが、加納裕三氏が設立した仮想通貨取引所bitFlyerは日本で3番目に早く”仮想通貨交換業者”としての認可を取得した企業で、
2019年現在では日本を代表する仮想通貨取引所に成長しています。
これらの経歴だけを見ても、同氏の優秀さが見て取れますね。
家族・結婚・年収・資産について
加納裕三氏は自身のプライベートをあまり公表しておらず、家族構成や結婚しているのかなどの事実関係は不明瞭です。
ただ、下記画像のように、左手薬指に結婚指輪をはめている写真もあることから、すでに結婚している可能性が高いといえますね。
「ビットコイン決済」で、日経優秀製品・サービス賞 優秀賞をいただきました! pic.twitter.com/0MFmHBeg2G
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年2月14日
年齢(43歳)からしても、妻子がいるとみてまず間違いないでしょう。
また、年収・資産に関しても確実な情報はありませんでした。
ただ、「中卒でも年収1000万は簡単に稼げる」「社内には年収2000万の社員がゴロゴロいる」などの発言をしている点から、かなりの高所得者であることには変わりないと考えられます。
SNSでの発信内容
加納裕三氏はTwitterとFaceboookの2つのSNSを運営しています。
Twitter・Facebookでは仮想通貨・bitFlyer関連の情報発信が主のようですね。
最近は、以下ツイートの様に、著名人との対談・カンファレンス出席報告などのツイートも見られます。
イエレン前FRB議長と仮想通貨とブロックチェーンについて意見交換しました。このような機会に恵まれて本当に感動しました!
#NewEconForum pic.twitter.com/pAxiuMURCj
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2018年11月6日
加納裕三氏の経歴
ここからは加納裕三氏の経歴を紹介します。
同氏の主な経歴は以下の通り。
- 高校
- 東京大学
- ゴールドマンサックス証券
- BNPバリパ証券
- ゴールドマンサック証券
- bitFlyer設立
※不確定情報が混在するため推測部分も含まれています
高校
加納裕三氏がどこの高校を卒業したかは明らかになっていません。
ただ、愛媛出身で非常に優れた人物であることから、愛媛県内の高偏差値高校を卒業している可能性が高いです。
【愛媛高偏差値高校一覧】
- 愛光高等学校(75)
- 松山東高等学校(68)
- 今治西高等学校(66)
- 松山南高等学校(66)
- 新田高等学校(64)
東京大学
大学は東京大学理科一類に進学しており、ストレートで大学院工学系研究科を卒業しています。
東京大学工学系研究科には、建築・社会基盤・機械工学・技術経営戦略など様々な専攻科が用意されています。
ただ、加納裕三氏がどの専攻科を選択していたかはわかりません。
いずれにしても、同氏は大学卒業後に工学系とあまり関係のない金融の道へ進んでいますから、少し珍しい進路を歩んでいるという事ですね。
卒業後
加納裕三氏は東京大学卒業後、2001年にアメリカ・ゴールドマンサックス証券に入社し、自社決済システムの開発者(エンジニアリング)としてキャリアを積みます。
一度BNPバリパ証券に転職していますが、2007年には再びゴールドマンサックス証券に戻りデリバティブ・転換社債トレーダーとして活躍します。
その後、仮想通貨に可能性を感じた加納裕三氏は日本に戻り、2014年に株式会社bitFlyer(仮想通貨取引所)を設立しました。
加納裕三氏と仮想通貨の出会い~bitFlyer設立については、「加納裕三と仮想通貨の出会い」「加納裕三とbiFlyer」にて後述しています。
加納裕三氏と仮想通貨の出会い
意外なことに、加納裕三氏が初めて仮想通貨を知った際には「どうせおもちゃのお金だろう」などと思い、可能性は全く感じていなかったといいます。
その考えが変わったのは2013年11月(bitFlyer設立の2か月前)の事。
連邦準備制度理事会(FRP)議長のBenjamin Shalon Bernanke氏が主宰する講演に参加した際の、
Benjamin氏の「ビットコインには長期的には可能性をもつ領域があるかもしれない」という発言がキッカケだといいます。
当時、仮想通貨・ブロックチェーンに少しだ興味を持っていた加納裕三氏は、「この技術を金融システムに応用すれば世の中は変わるかもしれない」と考えていたそうです。
そんな中での、先ほどのBenjamin氏による発言があり、「10年後、いや5年後には確実に金融業界は変わる」と確信したといいます。
もともと、将来起業することを前提にゴールドマンサックス証券に勤めていた加納裕三氏は、Benjamin氏の講演が終了してすぐ会社を辞め、起業準備を始めました。
加納裕三氏とbitFlyer

出典:Twitter
起業準備を始めて2か月後の2014年1月、加納裕三氏はついに仮想通貨取引所bitFlyerを運営する、株式会社bitFlyerを設立しました。
加納裕三氏はまず、世界発の仮想通貨である「ビットコイン」を運営する仮想通貨取引所として、bitFlyerの運営を始めました。
従来の仮想通貨が、”企業が自社サービス内に囲い込むために作られたもの”であるのに対し、法定通貨と同様に日常生活で利用することのできる「ビットコイン」に可能性を感じたことが理由だといいます。
bitFlyerを設立してから2年が経過した2016年には30億円という巨額な資金調達に成功。
アメリカ最大級の仮想通貨取引所Coinbase社につぐ世界第2位の仮想通貨取引所として注目されました。(資本金ベース)
bitFlyerとは

出典:bitFlyer
仮想通貨取引所名 | bitFlyer(ビットフライヤー) |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2014年1月9日 |
運営会社 | 株式会社 bitFlyer |
CEO | 加納裕三 |
取引所がある国 | 日本(東京都千代田区) |
公式ホームページ | bitFlyer |
登録ユーザー数 | 200万人(2018年3月時点) |
日本語対応 | ○ |
日本人対応 | ○ |
アプリ対応 | ○ |
信用取引 | ○ |
法人口座対応 | ○ |
クレジットカード対応 | 2018年3月9日より停止中 |
保管ウォレット | ○ |
取扱銘柄数 | 7種類(後述) |
公式ニュース | bitFlyerのメディア掲載情報 |
@bitFlyer | |
@bitflyer | |
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YouTube | bitFlyer |
TelegramID | - |
ビットフライヤーに公式YouTubeチャンネルがあるのを知っていましたか?
近年1年は更新されていないものの、過去のCM映像やビットフライヤーの紹介動画を見ることが出来ます。
また、Twitterのフォロワー数は国内仮想通貨取引所の中では、コインチェックに次いで2番目に多い約10万人のフォロワー数を誇る日本を代表する取引所ですね。
bitFlyerの取り扱い通貨
ビットフライヤーでは現在(2018年11月6日)では、以下の7種類の仮想通貨銘柄を取り扱っています。
- ビットコイン(BTC)※
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)※
- イーサリアムクラシック(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- モナコイン(MONA)
- リスク(LSK)
(※)ビットコインとイーサリアムは、取引所(bitFlyer Lightning)でも利用出来ます。
ビットフライヤー(bitFlyer)を利用するメリット
ビットフライヤーを利用するメリットは以下の2点があります。
- サーバーが安定している
- アルトコインの取引が分かりやすい
1つずつ詳しく見ていきましょう。
サーバーが安定している
2017年に国内仮想通貨取引所の取引量は過去最も多かったですが、取引所によってはサーバーダウンや注文が通らないなどのレスポンスの悪さが目立っていました。
しかし、ビットフライヤーでは取引量の多さが国内で最も多かったにもかかわらず、常に安定した動きを維持しています。
サーバーが安定することで、取引もしやすくセキュリティ性が高いことの証拠ですので、ビットフライヤーのメリットと言えるでしょう。
アルトコインの取引がわかりやすい
国内の取引所では主要銘柄には力を入れるものの、アルトコインの取引がしにくいといった不満もありました。
しかし、ビットフライヤーに口座開設する層は株やFXに対する投資経験がない人が多く、仮想通貨が初めての投資対象であることがほとんどでした。
ですから、投資初心者にとってもビットフライヤーが運営する販売所での取引は馴染みやすいと言えますね。
bitFlyerについて、より詳しい情報を知りたい方は下記の記事をご参照ください。
加納裕三氏に関するまとめ
経歴・職歴・実績、すべての情報から加納裕三氏の優秀さを物語っているようですね。
最後に、加納裕三氏はビットコインの将来について次のように語っています。
お金の流通を今よりもずっと自由にしてくれる。
ビットコインは今はまだ普及の初期段階ですから「使える場所が少ない」など課題はありますが、普及すれば、多くの人の生活が便利かつ豊かになり、社会を幸せにすると信じています。
同氏は、日本ブロックチェーン協会理事、日本仮想通貨協会理事なども務める、日本の仮想通貨・ブロックチェーン業界における重要人物です。
仮想通貨の可能性を信じる”秀才”「加納裕三」。
彼と、彼が手掛けるbitFlyer HDの動向からは、今後も目が離せそうにありませんね。