
仮想通貨ファクトム(FCT)は、書類などのデータをブロックチェーン上に記録することができる分散型データ管理プラットフォームです。
仮想通貨と聞くと、ビットコインのような「通貨」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ファクトムは仮想通貨そのものではなく、データを記録管理するためのプラットフォームになります。
「ビットコイン2.0」と呼ばれる次世代通貨として注目されているファクトムですが、どこで購入することができるのでしょうか?
この記事では、ファクトムを取り扱っている国内・海外の仮想通貨取引所について、特徴や手数料なども併せてご紹介していきます。
今後、仮想通貨ファクトムを購入する際の参考に、ぜひお役立てください。
ファクトム(Factom/FCT)が購入できる国内取引所
まずは、ファクトムの取り扱いがある国内の仮想通貨取引所をご紹介します。
コインチェック
国内の仮想通貨取引所で、ファクトムの取り扱いがあるのはCoincheck(コインチェック)のみとなります。
コインチェックは、2018年1月に発生した大規模なハッキング被害により、ユーザーからの信頼を著しく落としてしまいましたが、2019年4月現在は活気を取り戻しつつある国内大手の仮想通貨取引所です。
停止されていた様々なサービスも徐々に再開され、2018年11月にはファクトムの取引も再開されました。
ファクトムの取り扱いがある国内唯一の取引所ということもあり、ファクトムを保有している人の多くがコインチェックを利用しています。
そんなコインチェックの代表的な特徴を3つご紹介します。
取り扱い銘柄が豊富
1つ目の特徴は、国内の他の仮想通貨取引所に比べて、取り扱っている仮想通貨の種類が豊富な点です。
現在、コインチェックで取引可能な仮想通貨は以下の9種類です。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC))
- リスク(LSK)
- ファクトム(FCT)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
取り扱っている種類が多いため、ファクトム以外の通貨も視野に入れている場合にも、おすすめの取引所といえるでしょう。
取引方法がわかりやすい
2つ目の特徴は、取引方法が簡単でわかりやすいという点です。
取引所で仮想通貨を購入する場合は、まず最初にその取引所で取引用の口座を開設する必要があります。
コインチェックも同様ですので、ファクトムの購入を検討している場合は、購入するためには口座開設も必要であることを覚えておきましょう。
この口座開設や購入手順については、後ほど詳しく説明しますが、口座開設も仮想通貨の購入も、とてもシンプルでわかりやすい流れになっています。
もしも不明点が出てきてしまっても、お問い合わせフォームや電話から気軽に問い合わせることができます。
日本語で気軽に問い合わせができるという点も、国内取引所を利用する大きな魅力です。
アプリが使いやすい
3つ目の特徴は、スマホ用アプリが非常に使いやすいという点です。
アプリは頻繁にアップデートされており、メニューにおいても以前の画面左側に隠れていた作りから、画面下部に常に表示される作りに変更され、使いやすさが格段に向上しました。
アプリが使いやすいという点は、外出先でも気軽に仮想通貨の取引や動向の確認が行えるため、多くのコインチェックユーザーからも高く評価されています。
国内唯一の仮想通貨取引所コインチェックは、ユーザーから高い支持を得て取引も活発に行われていますので、ファクトムの購入を検討する際は、やはり第一候補に入れるべき取引所といえるでしょう。

ファクトム(Factom/FCT)が購入できる海外取引所
続いて、ファクトムを取り扱っている海外の仮想通貨取引所を見ていきましょう。
海外では複数の仮想通貨取引所で取り扱われているファクトムですが、今回はその中でも有名な2つの取引所をご紹介します。
Poloniex(ポロニエックス)
Poloniex(ポロニエックス)は、世界最大規模の実績を誇る仮想通貨取引所であり、多くの人が活発に仮想通貨取引を行っています。
レンディング機能という、仮想通貨を貸し出すことができるという仕組みが搭載されています。
貸した通貨に対しては利子をつけることもできるので、ちょっとしたお得な状況を作り出すことができます。
手数料が安い
また、レンディング機能は、取引手数料が低めに設定されているという点も特徴の一つです。
特に頻繁に取引をする場合は、手数料がかさみ予想以上に大きな金額になる可能性あるため、手数料が低いという点は大きな魅力となります。
公式スマホアプリなし、日本語未対応
ただし、Poloniexは公式のスマホアプリが存在しないため、パソコンを持っていない場合はとても使い勝手の悪い取引所となってしまうでしょう。
また、詳しくは後述しますが、購入するまでの手順も国内の取引所を利用する場合と比べて2倍近くの手間がかかってしまうため、初心者の場合は手が出しにくいという印象を受けるかもしれません。
さらに、日本語には対応しておらず表記や説明も全て英語となりますので、利用する場合はブラウザの翻訳機能などを利用して、登録ミスや購入ミスなどが起こらないように、慎重に操作を進める必要があります。
取り扱い銘柄が豊富
しかし、海外の仮想通貨取引所であるPoloniexは、国内の仮想通貨取引所とは比べ物にならないほど多くの銘柄の取り扱いがあるという魅力があります。
今後、ファクトムだけでなく様々な仮想通貨の取引をしていきたい場合には、海外の仮想通貨取引所は必要不可欠といえるでしょう。
Bittrex(ビットレックス)
Bittrex(ビットレックス)は、圧倒的な取引量と銘柄を誇る、知名度の高い仮想通貨取引所です。
もちろん、ファクトムの取り扱いもあります。
ファクトム以外にも多くの銘柄を取り扱っており、世界中で利用されています。
三段階認証で高いセキュリティを実現
Bittrexの大きな特徴の1つは、三段階認証システムが導入されているという点です。
仮想通貨取引所によっては、セキュリティが甘くで安心して利用できないという問題もでてきます。
しかし、Bittrexは三段階認証システムを導入することで、ユーザーが安心して利用できる環境を整えています。
きちんと認証ができていない人物に対しては、大口取引を制限するなどの対策が行われています。
本人確認書類提出で取引量を増やせる
また、取引量に関しても、個人情報の入力だけでなく本人確認書類を提出することによって増やすことができるシステムを採用しています。
このような対策により、Bittrexは高いセキュリティを実現し、多くのユーザーから信頼される取引所となっています。
日本語には未対応
ただし、BittrexもPoloniexと同様に日本語には対応していない点と、購入には国内取引所を利用する場合に比べ2倍近い手間がかかってしまうという点は、覚えておきましょう。
ビットジー(Bit-Z)

出典:Bit Z
他の海外取引所と比較した時、ビットジーはファクトムの取引量がとても多いです。
その為、ファクトムの取引を実施しやすく、すでにビットジーを利用して多くの人がファクトム取引を行っています。
大きな特徴になっているのがビットジーは、手数料がとても安いです。
取引手数料が0.1%に設定されているので、頻繁にファクトムの取引を行った場合でも支払う手数料を抑えることができます。
アカウントの認証レベルも3段階になっており、不正に送金やその他トラブルを避けられるようになっています。
ただ他の海外取引所と比較した時、そこまで認知度が高くないので、まだまだ発展途上の海外取引所です。
ファクトム(Factom/FCT)買い方・購入方法
ここからは、ファクトムの購入方法についてご説明していきます。
仮想通貨の購入については、初心者でもスムーズに購入できる流れが確立されていますので、初めてでもそれほど迷うことなくファクトムを購入することができるでしょう。
ただし、国内と海外では購入方法に大きな違いがありますので、注意が必要です。
ファクトムの購入を検討している場合は、購入方法や国内と海外の違いなどを予めしっかり把握しておきましょう。
国内の場合
国内の仮想通貨取引所でファクトムを購入する場合は、コインチェック一択となります。
その理由は、コインチェックが国内で唯一ファクトムを取り扱っている仮想通貨取引所だからです。
①口座開設
仮想通貨取引所でファクトムを購入する場合は、最初に取引所の口座開設が必要になります。
コインチェックの口座開設(アカウント登録)は公式サイトから行えます。
口座開設の際は、SMS認証による本人確認の他に、本人確認書類(免許証など)のアップロードも必要になりますので、事前に準備しておくことでスムーズに登録ができます。
口座開設が完了し、購入する金額が決まっている場合は、日本円も入金しておくと良いでしょう。
その理由は、ファクトムの購入だけでなく、ビットコインを含む全ての取り扱い通貨の購入に日本円が必要になるからです。
ちなみに、入金は口座開設後すぐに利用可能ですが、日本円の出金・送金に関しては、本人確認用のはがきが自宅に届くまでは利用できませんので注意が必要です。
②ファクトムの購入手順
口座開設が完了し、日本円の入金も済んだら、いよいよファクトムを購入することができます。
購入の流れを見ていきましょう。
- 購入したい仮想通貨の銘柄を選択
- 購入に使用する通貨を選択(日本円/ビットコイン)
- 購入する数量を入力
- 金額を確認
- 購入する
上記の通りとてもシンプルな流れなので、仮想通貨の購入に慣れていない初心者でも迷うことなく購入できるでしょう。
海外の場合
続いて、海外の仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する場合の手順を見ていきましょう。
前項でご紹介したPoloniexとBittrex以外にも、ファクトムを取り扱っている仮想通貨取引所は数多くありますが、全ての取引所で取り扱いがあるというわけではありませんので、注意が必要です。
海外取引所でのファクトム購入手順
海外取引所を利用する際は必ず発生する問題ですが、海外の取引口座へは日本円を直接入金することができません。
そのため、ファクトムを購入する場合は、日本国内の仮想通貨取引所を経由した以下の手順が必須となります。
- 日本国内の仮想通貨取引所で口座開設
- 日本国内の仮想通貨取引所で日本円入金
- 日本国内の仮想通貨取引所でビットコイン購入
- 海外の仮想通貨取引所で口座開設
- 日本の口座から海外の口座へビットコインを送金
- 海外の仮想通貨取引所でファクトムを購入
見ていただくと分かる通り、国内の仮想通貨取引所でファクトムを購入するよりも、2倍近い手間がかかってしまいます。
仮想通貨の取引にあまり慣れていない場合や初心者には、流れが複雑に感じてしまうかもしれません。
しかし、この一連の流れを覚えてしまえば、他の海外取引所でも同様の流れとなるため、国内では取り扱いのないより多くの仮想通貨の取引が行えるようになるでしょう。
また、現状として海外取引所の多くが日本語には対応しておらず英語表記となりますが、ブラウザの翻訳機能を利用することで、それほど迷うことなく購入や取引が可能となります。
ファクトム(Factom/FCT)を購入するならコインチェックがおすすめ
結論としては、ファクトムの購入には国内の仮想通貨取引所であるコインチェックの利用をおすすめします。
その理由として主に3つあり、特に日本人にはおすすめの取引所です。
日本語に対応しているので安心
日本語に対応しているのがコインチェックなので、英語が苦手な日本人も全然問題はないです。
海外取引所の場合、日本語対応していなくて英語で表記されていることがほとんどです。
英語が得意な日本人なら問題ありませんが英語が苦手な日本人には大きな問題になります。
初めてファクトム購入する人もコインチェックならほぼ問題なく購入することが可能です。
他の海外取引所にはない大きなメリットで、たくさんの日本人がファクトム購入をするためにコインチェックを選択しています。
ファクトムを日本円で直接取引できる
ファクトムを日本円で直接購入できるのがコインチェックの魅力です。
海外取引所よりもスムーズなファクトム購入をしやすいのでおすすめポイントの一つです。
海外取引所でファクトムを購入する時、一度ビットコインやその他の仮想通貨を購入しないといけないです。
その理由として日本円に対応していないので、仮想通貨で購入するしかないです。
そして購入した仮想通貨を使用して、ファクトム購入を行うのでどうしても手順が面倒です。
ある程度経験を積んでいる人なら問題ないですが初めて海外取引所を利用してファクトム購入する人には、難しい手順です。
もっともファクトム購入の手順がシンプル化しているので、日本円で購入できるコインチェックは頼もしいです。
高い評価を獲得しているコインチェックのアプリ
コインチェックがファクトム購入におすすめの理由で、アプリが使いやすくなっています。
初めてコインチェックのアプリをインストールした人もシンプルなチャートに加えて、簡単な操作であっという間にファクトム購入を実施できます。
アプリでも問題なくファクトム購入を行えるように二段階認証の他に資産分別管理などを実施しており、高いセキュリティが保たれています。
場所を気にしないで何時でも気軽にファクトムを購入できるコインチェックのアプリは、すでに高い評価を獲得しています。
ダウンロードやインストールに関しても長時間待たされる訳ではないので、その部分もおすすめポイントの一つです。