
- 「SBIVCって何だろう?」
- 「SBIVCを利用するメリットは?」
- 「SBIVCの登録をしたい」
この記事にたどり着いた方はこのような疑問・要望をお持ちだと思います。
そこでこの記事では、SBIVCの登録方法・概要・特徴などを解説します。
メリット・デメリットも紹介していますので、利用を検討している方は是非参考にしてみてください。
SBI Virtual Currency(SBIVC)のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | SBI Virtual Currency(SBIVC) |
独自トークン有無 | 仮想通貨取引 |
設立日 | 2016年11月1日 |
仮想通貨交換業認可 | 登録番号 関東財務局長 第00005号 |
運営会社 | SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社 |
取引所がある国 | 日本 |
公式ホームページ | SBIバーチャル・カレンシーズの公式サイト |
日本語対応 | 〇 |
日本人対応 | 〇 |
アプリ対応 | × |
取扱銘柄数 |
|
公式ニュース | sbivc.co.jp/topics |
公式Twitter | - |
- | |
- | |
Reddit(提示版) | - |
YouTube | - |
TelegramID | - |
SBI Virtual Currency(SBIVC)とは
SBIVCは、SBIグループが2016年11月1日設立した仮想通貨取引所です。
最新のセキュリティである「EV SSL証明」を利用していることや、アメリカの大手証券取引所NASDAQのマッチングエンジンを採用しているなどのメリットがありますが。
スマホでの利用に対応していない点や、対応通貨の数が少ないなどのデメリットも存在します。
SBIVCを運営するSBIグループについては下記の記事で解説しています。
SBI Virtual Currency(SBIVC)の特徴
SBIVCの特徴は以下の通り。
- 取引所ではなく販売所
- 手数料
- スプレッド
- セキュリティ
- 専用ウォレットがある
取引所ではなく販売所
よく勘違いされることですが、SBIVCは取引所ではなく販売所です。
取引所と販売所の違いは以下の通り。
- 取引所→取引相手は他ユーザー
- 販売所→取引相手はSBIVC
有名な企業だと、BitPointやBitbankなどが取引所。
また、ZaifやBitFlyerなどは取引所と販売所、2つの機能を持ち合わせています。
販売所のメリット・デメリット
販売所のメリットを一言でいうと「初心者に優しい」です。
販売所形式の取引で必要な判断は、「どの通貨をどれくらい買うかor売るか」のみ。
取引所形式の取引のように、「指値注文・成行注文」などの注文方法や、チャートの読み方など、専門的な知識を必要としません。
ゆえに操作がシンプルなため、「操作ミスにより誤った注文をしてしまった」なんてことも起こりにくい。
その他のメリットとしては、激しい価格変動に影響を受けずに”確実に売買できる”点などがあげられます。
デメリットとしては「手数料の高さ」があげられます。
販売所形式の取引で、リアルタイムチャートに忠実な価格で仮想通貨の売買を行えることは極めて希です。(スプレッドが広い)
取引所形式の取引におけるスプレッドは基本的に0%を下回りますが、販売所形式の取引におけるスプレッドは2~4%越えが通常です。
SBIVCのスプレッドについては、後述する「スプレッド」をご参照ください。
取引所のメリット・デメリット
取引所のメリットを一言でいうと「玄人にとって嬉しい」です。
取引所形式の取引では、指値注文、逆指値注文、成行注文など細かい注文方法を指定できるほか、スプレッドの幅が小さいため余計なコストがかかることもありません。
デメリットとしては、「初心者には難しい」「注文が成功しない可能性もある」などがあげられます。
手数料
SBIVCの手数料は以下の通り。
- 入金ー手数料無料
- 出金ー以下の表を参考
- 取引ー手数料無料(※)
出金先金融機関 | 出金額3万円未満 | 出金額3万円以上 |
住信SBIネット銀行 | 51円(税込) | |
住信SBIネット銀行以外の金融機関 | 165円(税込) | 258円(税込) |
取引手数料無料と聞くと、ユーザーが何も負担せずに取引ができるように思えますが、実際は違います。
SBIVCのような販売所形式の取引の場合、必ず「スプレッド」が発生し、それがユーザーの負担(販売所の利益)となります。
スプレッド
以下画像を見ればわかる通り、SBIVCのスプレッドは業界最狭水準であることが知られています。

出典:SBI
セキュリティ
SBIVCにおけるセキュリティの特徴は以下5つ。
- EV SSL証明書採用によるフィッシング対策強化
- コールドウォレットで仮想通貨を保管
- 高い強度のパスワードによる認証
EV SSL証明書採用によるフィッシング対策強化
SBIVCサイトはEV SSL証明書を採用しており、SBIVCサイトになりすましてSSLサーバ証明書を取得することの難易度を、極めて高く設けています。
EV SSL証明書の正式名称は、Extended Validation SSL証明書。
EV SSL証明書は、企業等の実在性確認などに利用される、世界で最も厳格とされるSSLサーバ証明書です。
上述した通り、フィッシング対策強化としては最も効果的な手法です。
コールドウォレットで仮想通貨を保管
SBIVCではサイバー攻撃による仮想通貨の盗難を防ぐため、即時の資金移動が必要な仮想通貨以外はすべて、インターネットから隔離されたコールドウォレットで保管しています。
高い強度のパスワードによる認証
SBIVCを利用するユーザーは、ログインパスワードと取引パスワードの2種類を設定する必要があります。
また、それらのパスワードは、8文字以上かつ半角英大小数字記号のうち2種類の使用する必要があり、強度が非常に高いパスワードの設定が義務付けられています。
専用ウォレットがある
SBIVCは自社専用のコールドウォレット「CoolXWallet」の提供を行っています。
CoolXWalletは有償(2年契約7200円、月額300円)ですが、キャンペーンなどの際には無償で配布される場合があります。
CoolXWalletから外部ウォレットに送金することも、外部ウォレットからCoolXWalletへ送金することも可能です。
送金する際の手数料はユーザーによって設定することができますが、著しく低い手数料を設定した場合は取引が遅延するケースもあるのでご注意ください。
SBI Virtual Currency(SBIVC)を利用するメリット
SBIVCのメリットとして挙げられるのは以下2点。
- 大手が運営している安心感
- 手数料が安い(日本円入金は無料)
- セキュリティが強固
手数料とセキュリティについては解説済みですので割愛します。
上述した「SBIVCの特徴」をご参照ください。
大手が運営している安心感
ご存知の通り、SBIVCを運営しているSBIは、日本で金融・証券・保険など多岐にわたり事業を展開する大手企業です。
日本人であればSBI証券・SBIネット銀行などの言葉を目にしたことがあるでしょう。
バックに資本金800億円を誇る大企業がついているという事実は、取引所を利用するユーザーにとって、信頼を置いて利用するうえでの重要なファクターとなるでしょう。
SBI Virtual Currency(SBIVC)を利用するデメリット
SBIVCのデメリットとして挙げられるのは以下2点。
- 取り扱い通貨が少ない
- スマホ対応していない
取り扱い通貨が少ない
SBIVCを利用する一番大きなデメリットとしては、「取り扱い通貨が少ない」ことが挙げられます。
SBIVCが取り扱っている仮想通貨銘柄は以下4つ。
- BTC/ビットコイン
- BCH/ビットコインキャッシュ
- XRP/リップル
- ETH/イーサリアム
どれも「主要通貨」と呼ばれる仮想通貨ですから、仮想通貨初心者や上記4つしかトレードしないというユーザーであれば、さほど影響は出ないと考えられます。
取り扱い仮想通貨数について、他取引所との比較は以下表の通り。
取引所名 | 通貨数 |
SBIVC | 4種類 |
GMOコイン | 5種類 |
bitFlyer | 7種類 |
DMM Bitcoin | 7種類 |
Zaif | 15種類 |
スマホ対応していない
SBIVCのスマホアプリはまだリリースされていません。
スマホウェブからのアクセスも不可能じゃありませんが、PCウェブと比べ圧倒的に不便です。
ただ、SBIネット銀行やSBI証券など、既存のSBIサービスのほとんどはスマホ対応しているため、SBIVCのスマホアプリがリリースされるのも時間の問題だと考えられます。
SBI Virtual Currency(SBIVC)の登録方法
1.SBIVC公式サイトへアクセス
まずはSBIVC公式サイトへアクセスし、画面右上の「口座開設」をクリックします。
>>>公式サイト
2.メールアドレス登録
続いて、メールアドレスの登録を行います。
3.パスワードの設定
登録したメールアドレス宛に送られてきたメッセージに添付されているURLからパスワードの設定用ページに移動し、下記画像を参考にパスワードの設定を行ってください。
上述した通り、パスワードは 半角英大小数字記号のうち2種の利用、8文字以上の設定が必要です。
4.ログイン
パスワード生成に成功したら、いよいよログインです。
先ほど登録したメールアドレスとパスワードを入力してください。
5.本人情報登録
以下がログイン完了後のホーム画面です。
取引を行うには本人情報登録が必須ですので、ログイン後すぐにでも完了してください。
準備すべきものは以下の5つ。
- 名前
- 郵便番号
- 住所
- 固定電話番号/携帯電話番号(どちらか片方)
- 本人確認書類(以下画像参考)
まずは画面上から「口座管理」ボタンをクリックしてください。
続いて、本人情報登録欄の「登録」ボタンをクリック。
最後に、下記画像に掲載されている、契約締結前交付書面等などの確認・承諾を終えた後、以下8項目を記入してください。
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 郵便番号/住所
- 電話番号(固定or携帯)
- 職業情報
- 財務情報・投資経験
- 秘密の質問
SBI Virtual Currency(SBIVC)のまとめ
カード型のハードウェアウォレット「CoolXWallet」や業界最狭のスプレッドなど、SBIVCは業界を変える可能性を秘めている仮想通貨取引所(販売所)です。
前述した通り、デメリットはまだまだありますが、どれも改善の余地があるもの。
今後の動きに期待しましょう。