
仮想通貨のウォレットは国内外に様々な種類が存在しています。
様々なウォレットの中でも特に日本人が使いやすいのは、やはり国産のウォレットでしょう。
自然な日本語や日本人好みのインターフェースは親しみがあり、財布のように利用するのに最適と言えます。
そんな国産のウォレットの一つに今回紹介するGincoがあります。
この記事では、Gincoの特徴や使い方、注意点や評判について紹介していきます。
きっとこれを読めば国内で定評のあるウォレット、Gincoについて詳しく知ることができるのではないでしょうか。
Ginco(ギンコ)のwiki的基本情報
アプリ名 | Ginco(ギンコ) |
開発国 | 日本 |
開発チーム | 株式会社Ginco |
公式HP | https://ginco.io/ |
@ginco_app | |
@gincoapp | |
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TelegramID | - |
YouTube | - |
Ginco(ギンコ)とは

出典:Ginco
Gincoとは冒頭でもお話しした通り、国産の仮想通貨ウォレットです。
仮想通貨の入金や出金といった一連の操作をスマートフォン一つで出来るアプリ型のウォレットで、誕生してまだ間もない新興のウォレットでありながら、すでに多くの注目を浴びて利用されています。
Gincoのプロジェクトは1.5億円もの資金調達に成功しており、ウォレットアプリとしては異例の評価を受けています。
そんなGincoは、2017年に設立されたGinco社(ウォレットと同名)によって開発されました。
開発コンセプトは「ブロックチェーン時代の新しい価値取引を実現する銀行を目指す」というもので、決済を行うプラットフォームとして主導権を握ろうという意気込みを持ったアプリでもあります。
現在は入金と出金のみというシンプルな設計ですが、将来的にポートフィリオ(資産の様々な資産への割り当て状況や助言など※2019年10月現在状況表示に関しては実装済み)・両替・ICO(仮想通貨上場のための資金調達)・エアドロップの受け取りと言った様々な機能を実装させることを計画している注目のウォレットアプリです。
Ginco(ギンコ)の特徴

出典:Ginco
Gincoの特徴は、無料で仮想通貨がもらえる点、セキュリティの高さ、使いやすさ、18種類の仮想通貨に対応、将来の機能への期待という点です。
無料で仮想通貨がもらえる
無料で仮想通貨がもらえる点は、Gincoと提携した企業や団体が自己の発行する仮想通貨のエアドロップをGincoを介して行うという仕組みを持っているという特徴です。
これによりGincoをスマホに入れておくだけで無料の仮想通貨が手に入れられるという便利な機能ですが、現在開発中で将来が楽しみな機能と言えます。
セキュリティの高さ
セキュリティの高さについては、アプリ型のウォレットなので○○payなどのQRコード決済同様スマホが盗まれるか、遠隔操作されない限り、仮想通貨が盗まれる可能性がかなり低いという特徴があります。
これはオンライン型のウォレットや仮想通貨取引所に直接預けておくよりは、かなり安全と言えるのではないでしょうか。
日本国内でも2014年2月に当時最大規模の仮想通貨取引所マウントゴックスのビットコインと金融資産の流出事件を皮切りにコインチェックやモナコインの流出事件など様々な仮想通貨の流出トラブルが発生しています。
そういった意味でもセキュリティの高いウォレットであるGincoを利用するのは十分意義があると言えるでしょう。
使いやすさ
Gincoは、ユーザーフレンドリーなUI(ユーザーインターフェース)、口座登録が簡単、手数料がかからないといったユーザーが使いやすい特徴があります。
UIに関しては、国産ウォレットアプリらしく日本語でのきちんとしたサポートによって誤訳によるエラーを未然に防いでくれるというメリットや素早い仮想通貨の管理操作がしやすいというメリットがあります。
海外にも優秀なウォレットはありますが、国産ウォレットという点でGincoは強みを持っています。
口座登録の簡単さは、銀行口座の紐づけや本人確認のための書類提出と言った面倒な手続きがないためインストールしてわずか1分で口座登録が完了します。
決済や送金についても、スマホ内に仮想通貨が入っているので不必要な手数料なしで利用できるのがメリットです。
18種類の仮想通貨に対応
対応通貨は2019年10月現在18種類となっています。
ビットコインはもちろんのこと、Bitcoin Cash、Ripple、Ethereum、Litecoin、EthereumClassicと言った定番コインからAugur、DigixDAO、Enigma、OmiseGO、0x、Kyber、Zilliqa、Zilla、Status、Decentraland、Swissborgと言ったイーサリアムベースの注目コイン、アメリカドルと連動しているステイプル通貨のUSDTにも対応しています。
将来の機能への期待
将来の機能への期待については、将来的にICOに参加出来るようになるという点が特に特徴的です。
現状日本ではICOに対応している取引所などの数が少なく、海外の注目案件に参加するためには日本語未対応の取引所やアプリなどを手に入れて慣れない言語で利用するしかありません。
しかし、GincoはICOに対応するとアナウンスしており、この機能が実装されればGincoの魅力は更に高まることになるでしょう。
このような特徴を持っているのがGincoです。
Ginco(ギンコ)の使い方

出典:App Store
Gincoの使い方について、登録方法と利用方法(バックアップ、セキュリティ、入金、送金)について説明していきます。
登録方法
まずは、iPhoneまたはAndroidでアプリをダウンロードしましょう。
ダウンロードが完了したら、アプリを開いてユーザー名と暗証番号の登録を行います。
最後に、利用規約の同意を行うことで登録は完了です。
バックアップ
使い方は、まずバックアップから行います。
これは機種を変えた時などに復元する機能です。
アプリの人のマークをタップし、「セキュリティ設定」→「バックアップを実行」とタップしていきます。
バックアップキーを作るのですが、バックアップキーは紙などに書いて人に見られないように保管しましょう。
指示に従ってタップすると、12個の単語からなるバックアップキーが表示されるので順番どおりにメモします。
確認で再度聞かれますから、バックアップキーをメモした通りに入力していきます。
復元する際は、新しい端末で「以前Gincoご利用の方はこちら」をタップし、キーを入力すれば完了です。
セキュリティ
セキュリティは、人型アイコン→「セキュリティ設定」→「起動時に暗証番号を要求する」の順番でタップします。
最初に設定した暗号を入力すれば完了です。
入金
Gincoでの操作
入金を仮想通貨取引所から行う場合は、入金したい仮想通貨をタップして選択して「受け取る」をタップします。
QRコードとウォレットアドレスが表示されるので「アドレスをコピー」します。
出金元(取引所)での操作
今度は仮想通貨を保管している取引所にアクセスし、出金操作を行います。
外部へ送金する場合はアドレスを登録する必要があるため、ここでGincoでコピーしたアドレスを貼り付けます。
後は、取引所の操作に従い仮想通貨の金額を入力すれば、出金作業は完了です。
Gincoに反映されるのには、数分から数十分かかるので焦らず待ちましょう。
送金
送金するには、最初に送金先でイーサリアムのアドレスを取得(コピーなど)します。
その後、Gincoを起動させて該当の仮想通貨のアイコンを選び「送金する」を選択し、「アドレスの貼付け」を行います。
画面左上に「送金可能額」と「手数料」が表示されます。
この時、仮想通貨の金額表示か日本円の金額表示かに切り替えられるので分かりやすい方を選びましょう。
あとは「送金する」を選択し、暗証番号の入力などを行えば完了です。
これが基本的な使い方です。
Ginco(ギンコ)を使用する際の注意点
Gincoの注意点は、バックアップキーの紛失、スマホへの攻撃による盗難、偽物の存在、未知のバグです。
バックアップキーの紛失
バックアップキーは紙などに書いて保管することがほとんどなので、なくしてしまうとかなり厄介です。
そのため、バックアップキーの保管は十分注意して行う必要があります。
スマホへの攻撃による盗難
スマホへの攻撃も注意です。
スマホに直接ハッキングやウィルスによる攻撃を受けた場合、仮想通貨が流出する恐れがあります。
そのため、セキュリティソフトなどを入れておくことをお勧めします。
偽物の存在
偽物があるという点にも注意が必要です。
すでにGincoそっくりな偽アプリが出回っているため、それを利用してしまうと大変な被害をこうむります。
未知のバグ
未知のバグがあるという点にも注意です。
Gincoは、まだリリースされてから日が浅いため、思わぬ欠陥がないとも限りません。
こういった点に注意が必要ですが、最後のもの以外はある程度対策が立てられますから、慎重に利用しましょう。
Ginco(ギンコ)に対する評判・口コミ
Gincoに対する評判や口コミについてまとめました。特徴的なTwitterを3つ紹介します。
アンドロイドユーザーは試してみてはどうでしょうか?ETH300円分貰えるみたいですよ!
僕はiphonなんですけどねw https://t.co/YethOvZ9uw— yomogi@1年B組 (@airdrop_1b) 2018年12月12日
Android版のテスターに報酬が出るようです。
【#盗難被害注意】#暗号通貨ウォレット サービス「#Ginco/#ギンコ」を模倣した #偽アプリ確認‼️https://t.co/e5qewSYPO2 pic.twitter.com/4qVTfEX9g9
— #555 M1yab1 555# (@NoahCoinGoGo) 2019年1月29日
偽物も出回っています。
しかも、一度送った宛先に全額すぐ送れるGincoめっちゃ使いやすいわー🙆♀️🙆♀️🙆♀️#Ginco pic.twitter.com/2XDwlJX4z4
— よよよい (@rVz31u2hwyGJFBm) 2018年12月10日
使いやすさに定評があります。
使いやすさもあることから評判も高い反面、その機能の高さを模倣した偽物をリリースしているケースもあり注意が必要なことも少なくないというウォレットです。
さらにAndroid版の開発も急ピッチで行われAndroid版もすでにリリースされました。
Ginco(ギンコ)の将来性

出典:Ginco
Gincoの将来性は明るいでしょう。
その理由は、利用しやすいUIを始め、将来的に日本ではなかなか敷居が高いICOに対応するなど先進的な取り組みを行っているからです。
1.5億円もの資金調達に成功していることも、将来性があることを表していると言えます。
ただし、偽物の対策が必要な点や、リリースされて時間がそれほど経過していないことから未知のバグやハッキングのリスクがあるという点には注意が必要です。
Ginco(ギンコ)のまとめ
Gincoは、国産の有望な仮想通貨ウォレットアプリです。
利用のしやすさや先進的な機能の実装など、かなり期待の持てる運営を行っています。
魅力的な特徴を持つGincoですが、リリースされてそれほど時間が経っていないことから未知数の実力がある反面、未知数のリスクもあるということを知っておく必要があります。
しかし、それらを考えても将来性のあるウォレットアプリと言えるのではないでしょうか。