Status(ステータス)のwiki的基本情報・特徴・課題・懸念点・購入できる取引所・今後の将来性まとめ

Status(ステータス)はメッセージサービスの非中央集権化を目指す仮想通貨プロジェクトです。

またStatusは、LINEやWeChatなど昨今話題のメッセージアプリに対抗するブロックチェーンプラットフォームとして高い注目を集めています。

LINEやWeChatなどの既存のサービスに対し、Statusがどのような目的で開発されたのか、そしてどのような点で優れているのか、などについて本記事では解説していきますね。

Status(ステータス)のwiki的基本情報

仮想通貨名 status.im
トークン名 STATUS
最小単位 SNT
公開月 2017年6月20日
開発国 -
開発チーム Status開発チーム
開発者 -
発行上限 6,804,870,174 SNT
発行枚数 3,470,483,788 SNT
アルゴリズム PoW
公式HP status.im
ブログ our.status.im
ホワイトペーパー Statusのホワイトペーパー(英語)
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Status(ステータス)とは/開発された目的

Status

冒頭で説明した通りStatusは分散型のメッセージプラットフォームの実現を目指して開発された仮想通貨プロジェクトです。

メッセージプラットフォームとは、インターネットを介してメッセージを自由にやりとりできるサービスで、代表的なアプリケーションとしては日本発のLINEや主に中国を中心として利用されているWeChatなどがあります。

LINEやWeChatなど、現在存在するメッセージアプリは、運営企業が存在する中央集権型のプラットフォームになっています。

普段私達は、中央の運営企業が運用するサーバを介して様々なメッセージのやりとりを行っていますね。

しかし、中央集権型のメッセージサービスには後述するいくつかの課題があり、我々利用者はある程度の制約の中でしかサービスを利用できていません。

また、サービスの運用については、運営企業の方針に依存せざるを得ないなど、利用者としての利益を最大限に享受できていない状況があります。

そこでStatusは現在のメッセージサービスの課題に対し、分散型のメッセージプラットフォームを構築することで、もっと利用者が利益を享受できるサービスの実現を目指しています。

中央集権型メッセージサービスの課題

Status

Statusの特徴を説明する前に、現在の中央集権型のメッセージサービスの課題を説明していきます。

現在の中央集権型のメッセージサービスは中央に運営企業が存在し、彼らが利益を儲けやすいよう、サービス内容や将来の展開について決められます。

このため、例えばこれまで無料で利用していたサービスを「今日から有料化します」といって有料サービスにすることも十分に考えられます。

より具体的に例えるとLINEのように普段から一日中利用しているメッセージサービスが有料化されたらどうでしょう?

これだけ生活に密着したサービスになっている以上、お金を支払ってでも利用せざる終えないような状況になる可能性も大いにありますよね。

2つ目の課題として、個人情報管理の問題があります。

私達がメッセージとして送りあう内容には、プライベートな内容であったり、仕事の機密情報であったり、時には口座番号など金融関連情報など、他人には知られたくない内容も多々あります。

現在のメッセージサービスでは運営企業のサーバを利用するため、そのサーバに全てのメッセージが保存されている状態になります。

例えば悪意のある社員がいた場合、このサーバ内の情報を閲覧したり、個人情報を漏洩させてしまう可能性もあります。

また、運営企業のもつサーバ内に全てのデータがあるということは、そのサーバを狙うことで膨大な個人情報を取得できるため、ハッカーが標的として狙いやすいというリスクもあります。

以上のように、中央集権型のメッセージサービスでは、

  • サービス内容や将来展開が運営企業に依存してしまうという課題
  • 個人情報漏洩リスク

という2つの課題があると言えます。

Status(ステータス)の特徴

Status

非中央集権型メッセージサービス

Statusの特徴は、先述した現在のメッセージサービスの課題に対し、非中央集権のメッセージプラットフォームの構築を目指しているところです。

まず、非中央集権について、Statusでは現在のメッセージサービスのような運営企業は存在しません。

メッセージの送受信や過去のメッセージ履歴の管理など、全ての機能をブロックチェーンベースとした分散型システムが実現します。

そして、多くの仮想通貨プロジェクトがそうであるように、そのサービスの内容はプロジェクトに参加するメンバーで決めることができます。

例えば無料だったサービスを有料化しようとする場合には、利用者の過半数の同意を必要とする、などのルールをStatusでは設定することができます。

また、もし有料化に反対するメンバーが多くいるのであれば、チェーンを分岐して新たなメッセージサービスを作り出すことも出来ます。

このように、メッセージサービスを非中央集権化することで、利用者の不利益になるようなサービス変更を防ぐことができ、常に使いやすく利用者が利益を享受できるサービスとすることができます。

分散型メッセージサービス

Statusの2つ目の特徴は、分散型のメッセージプラットフォームであることです。

現在のメッセージサービスでは、運営会社が運用する中央サーバに全ての情報が集まるため、セキュリティリスクが高いことを説明しました。

これに対しStatusは世界中に分散するパソコンにメッセージデータを保持します。

また、それぞれのデータはブロックチェーンで暗号化され記録されていくため、他人が簡単にその中身を見ることはできません。

さらに、データは分散するパソコンで多重に保持されるため、データが改ざんされるリスクも限りなく低いと言えます。

メッセージサービスで「データ改ざん」と言われてもピンとこない人もいるかと思いますが、これからのメッセージサービスでは重要なポイントになります。

それは、LINE PAYなどに見られるように、メッセージサービスを利用してデジタル通貨の決済や取引サービスが始まってきているからです。

これまでのメッセージサービスは、単にメッセージをやりとりする機能だけでしたが、今後はデジタル通貨や仮想通貨を個人間でメッセージのようにやりとりする機能が追加されていきます。

そのような状況になった場合には、メッセージプラットフォーム上で管理している通貨が改ざんされるようなことがあっては困りますよね。

Statusでは、メッセージ情報だけでなく、メッセージサービス上で利用される仮想通貨についてもブロックチェーンで管理できるため、このようなデータ改ざんを防ぐことができ、将来のメッセージサービスとして十分な機能を備えていると言えます。

Status(ステータス)の懸念点

Status

Statusの懸念点は、現在のメッセージサービスであるLINEやWeChatのシェアや人気が非常に高いところです。

Statusが発展するためには、LINEやWeChatなどの既存のメッセージサービスから乗り換えてもらうことが必要になります。

例えば、国内であれば老若男女のほとんどの人々がLINEを利用していますし、WeChatについては中国だけでなくアジア地域で広く利用されています。

既に市民権を得ているメッセージサービスの利用者を乗り換えさせるためには、魅力だけでなくユーザメリットも必要になります。

例えば、現在PayPayが行っている100億円還元キャンペーンなどのように、利用者を集客する目的で大金をばら撒くようなビジネス戦略がとれるかどうかが、Statusが今後発展できるか否かのポイントになってきます。

実はStatus(ステータス)こんな企業と提携しています!

Status

Statusは、2017年12月にSirin Labs社との提携を発表しました。

Sirin Labs社は、世界初のブロックチェーンスマホであるFinneyを開発する企業です。

この提携内容は、ブロックチェーンスマホFinneyにStatusを搭載するというものです。

具体的な詳細はまだ発表されていませんが、スマホのデフォルトアプリで仮想通貨Statusが利用できたり、スマホで簡単に仮想通貨を送金できるような機能が搭載されるのではないかと期待されています。

スマホ内にブロックチェーンを搭載しているため、個人情報やスマホ内の仮想通貨について情報漏洩のリスクがない非常にセキュアなスマホになるのではないかと予想されます。

Finney自体は約150万円というコンセプト製品に近いスマホですが、近い将来スマホにブロックチェーンや仮想通貨が搭載されることは当然予想されます。

そしてその未来に先駆け、数ある仮想通貨プロジェクトの中からStatusが選ばれたことは、Statusの将来性についても高い注目が集まっている証拠と言えるのではないでしょうか。

分散型アプリケーションとの連携

StatusにはAppStoreやGooglePlayのようなアプリケーションを検索し、ダウンロードして利用できる機能が搭載されています。

とはいっても、一般的なスマホアプリではなく、分散型のアプリケーションを検索及び利用ができます。

このため、利用者はブロックチェーンベースの様々な種類の分散型アプリケーションを自由に使うことができるようになります。

このような仕組みは、スマホが有象無象のアプリの普及で一気に流行したのと同様、人気の分散型アプリケーションが多数開発されるようになれば、Statusの普及にも火がつく可能性があります。

Status(ステータス)が購入できるおすすめの取引所

Status

Statusを扱っている国内の取引所は今のところありません。

海外取引所では、

などでStatusを購入することができます。

これら海外の取引所で仮想通貨を購入するためには、ビットコインやイーサリアムが必要になります。

このため、まずは国内の取引所でビットコインやイーサリアムを購入し、購入した通貨を海外取引所の口座に送金する必要があります。

上記3つの取引所の中でおすすめなのは、BINANCEとBittrexになります。

この2社は、それぞれ中国とアメリカで上位の取引所であり、世界でもトップクラスの取引量を誇っています。

仮想通貨の取引の流動性はユーザ数や取引量に比例するため、よりメジャーで取引量の多いBINANCEやBittrexを利用することをおすすめします。

Status(ステータス)の今後の将来性

今回は非中央集権型のメッセージプラットフォームであるStatusについて、その特徴、懸念点、将来性などについて解説させて頂きました。

LINEやWeChatを非中央集権化するブロックチェーンサービスとして高い注目を集めていることが分かりました。

Statusが将来的に普及するまでには時間がかかるかもしれませんが、これまでよりも利便性が向上するだけでなく、分散型アプリケーションの普及にも一役買う仕組みも搭載しているなど、今後の展開が期待できますね。

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