.jpg)
「仮想通貨の占い師」と呼ばれる仮想通貨Augur(オーガー)。
未来予測という点で、独自のプラットフォームを構築し、多くの期待が寄せられていますね。
また、誰でも自由に参加できる未来予測市場では、予測が一致していれば報酬がもらえるという特徴もあります。
逆に、オーガーのプラットフォームはギャンブル性が高いという声も...
では一体オーガーとはどんな特徴のある仮想通貨なのか?提携している企業とどこがあるのかなど、購入できる取引所も含めて紹介しますから、ぜひオーガーを購入する際には参考にして下さいね。
Augur(オーガー)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Augur(オーガー) |
トークン名 | REP(Reputation) |
公開月 | 2016年3月14日 |
開発国 | 米国(コロラド州デンバー) |
開発組織 | Forecast Foundation OU |
創業者 |
|
発行上限 | - |
発行枚数 | 11,000,000 REP |
アルゴリズム | Proof of Work(PoW) |
公式ホームページ | augur.net |
ホワイトペーパー | Augurのホワイトペーパ-(日本語あり) |
公式ニュース(ブログ) | Medium |
公式Twitter | @AugurProject |
@augurproject | |
GitHub | Augur Project |
Augur community | |
TelegramID | - |
YouTube | Augur |
Augur(オーガー)とは/開発された目的
仮想通貨のAugur(オーガー)とは、Augurの意味が「占い師」ということもあり、イーサリアムのスマートコントラクト(過去のすべての取引履歴などを公開・記録する技術)を利用した「分散型未来予想」で仲介者のいない未来予想市場における群衆の知恵という特性を生かすために開発されたプラットフォームです。
つまり、仲介者が存在しない公平な予測市場を構築することが目的ということですね。
またオーガーは、イーサリアムのスマートコントラクトプロジェクトの1つです。
オーガーのプラットフォームにユーザーは参加ができ、未来を予測してその予測が正しければ報酬がもらえるという仕組みを持っています。
ここでいう報酬とは、オーガーのプラットフォーム内でトレード可能な仮想通貨である「Reputation(評判)」です。
例えば、オーガーのプラットフォーム内で明日の天気の予想をしたとします。
明日の天気予想を曇りと予測して、見事予測が当たればReputationがもらえ、逆に予測が外れたらReputationを失ってしまいます。
まとめると、オーガーが開発された目的は、予測市場というギャンブルをユーザーに楽しんでもらうということですね。
- オーガーのプラットフォームでは、予測が当たると仮想通貨Augurが報酬ともらえて、予測が外れると仮想通貨Augurを失う。
- 予測市場は、ギャンブルだけでなく、保険の将来性や人類の将来性など、無数のジャンルを予測することができる為注目されている。
- オーガーのアドバイザーにはイーサリアムの開発者であるVitalik Buterin氏がいる
Augur(オーガー)のことを堀江貴文氏が語る
予測市場と保険の関係性を堀江貴文氏がYouTubeの動画内で分かりやすく説明していますので、ご覧下さい。
[su_youtube url="https://youtu.be/S5V9bbznKIU"]Augur(オーガー)の特徴/メリット

出典:augur.net
予測市場というプラットフォーム構築に向けて動いているオーガーですが、主な特徴は次の3つがあります。
- 誰でもイベントの予測に参加できる
- 誰でも自由に予測の対象となるイベントを提案して予測市場をつくり、ネットワーク上に載せることができる
- イベントの結果がどうなったかについて報告してくれる人達に手数料を支払うことで、予測が正しかったかどうかの正確な判断が行われるように設計されている
上記の3つの特徴に加えて、不正ができないことも大きな特徴です。
不正ができない仕組みは、オーガーはスマートコントラクトを採用している為です。
スマートコントラクトによって、予測を立てる際に出来事が記録されますから、予測結果が分かってから書き換えるといった不正は絶対にできません。
また、オーガーでは群衆の知恵(Wisdom of the Crowd)と言う特性が利用されています。
群衆の知恵とは、1人の専門家よりも不特定多数の多数決の方が優れた判断ができると言う考え方です。
この特性がオーガーには利用されているため、不正をしようと1人のレポーターが間違った報告をしても結果を捻じ曲げることはできません。
- オーガーの予測市場には誰でも自由に参加できる
- 手数料を支払うことで正確な判断が確立できている
- 不正ができない
- 群衆の知恵を採用し、不特定多数の判断を採用している
Augur(オーガー)の欠点/問題点

出典:augur.net
オーガーは予測市場に特化しているということで、非常に魅力的な特徴がある一方で欠点もあります。
オーガーでは、全ての予測が正しく認知されるという訳ではなく、間違った事実が認定されることがあります。
なぜ間違った事実が認定されるのかというと、オーガーではレポーターによって事実の認定を行っている為です。
例えば、SNSで事実とは異なる情報が出回ってしまったと仮定します。
異なった情報が多くの人に認知されてしまうと、あたかも正しい事実だと認知として受け取る人も出てきます。
つまり、異なった事実が正しいと認定するレポーターが増えてしまうということです。
結果的に、多くのレポーターが認定することで、間違った情報が事実として認定していまい、損害に繋がる恐れもあります。
もちろん、多くのレポーターが事実と認定すればするほど情報の信憑性は高くなりますが、100%全ての事実が本物ということは、予測市場の中で理解しておく必要があります。
実はAugur(オーガー)はこんな企業と提携しています!

出典:
メリットとデメリット両方あるオーガーですが、公開される前から様々な企業と提携をしています。
2016年5月にはMicrosoft Azureと、同年6月にはブロックチェーンのセキュリティに特化したチーム「Airbits」と提携。
企業との提携は現実的な利用をイメージできるので、その後の普及とチャートの高騰につながりました。
オーガーは賭け事を取り扱うプラットフォームの性質上、信頼してもらうことが重要なポイントとなるのです。
具体的な企業との提携による安全性のアピールは、ユーザーからの信頼を集めることにつながるため、オーガーが一般化する足掛かりとなるのという見方もあります。
このほかにも、オーガーの価格が大きく変動したタイミングは、
- 2016年冬
- 2017年12月
- 2018年1月
の3回ありました。2016年は、Microsoft Azureとの提携したタイミングです。
2017年及び2018年の時には、セキュリティサービス関連の会社である「airbitz」と提携を行ったことから、価格が上昇しています。
提携先として、Microsoftなどの大手企業ともつながっていることから、オーガーは仮想通貨市場だけでなく様々な分野から期待されているということが分かりますね。
Augur(オーガー)の評判/口コミ
2019年上半期は、仮想通貨全体の下落がある中、オーガーは着実に企業と提携したり、オーガーをベースに作られた予測市場が業務拡大を行っています。
オーガーをベースに作られた予測市場Veliがテキサスのサービスを買収。 https://t.co/asFZsjKrfC
— DEG (@DEG_2020) 2019年1月24日
その為、時折上昇するのも事実。
おーい値上がりしてる仮想通貨ぜよー
1. Augur (#REP) 3.68%
2. Waves (#WAVES) 2.67%
3. Aurora (#AOA) 2.45%
4. Ark (#ARK) 2.35%
5. Loopring (#LRC) 2.28%
(Coinmarketcapから直近1時間の値上がり率が高いものを表示)— クリプト刑事(デカ) (@nakinomikusu) 2019年1月29日
その中、Twitter上では日本人によるツイートが毎日行われていることから、オーガーに期待を寄せている人は多そうですね。
【オーガー②@仮想通貨】
オーガー内で取り扱われる仮想通貨がReputation(評判)であるため、オーガーの単位はREPとなっている。未来を正しく予測できた人にはREPが与えられ、失敗するとREPを失うという仕組み。#オーガー— さとしぃ (@satoshii_oko) 2019年1月22日
自分はしないかもしれないけど、Augurを用いたVeilプラットフォームでのバイナリーマーケットには注目していますよ 🙂 #peing #質問箱 https://t.co/yz1nguEnZR
— ʀʏᴜ [ᴄʀʏᴘᴛᴏ ɪɴᴠᴇsᴛᴏʀ] (@Ryugunsun) 2019年1月10日
Augur(オーガー)が購入できるおすすめの取引所3選
オーガーに期待を寄せている人も多いですが、オーガーが購入できる取引所は国内にはありません。
以前は国内で唯一コインチェックが取り扱っていましたが、「オーガーはギャンブルを助長する」という理由で、金融庁から指摘を受け、上場廃止となっています。
ですから、オーガーが購入するには海外取引所を利用する必要があります。
Binance(バイナンス)
言わずとしれた世界最大級の取引所バイナンスでは、オーガーのみならず多数の仮想通貨を購入することが出来ます。
オーガーの取引高を見ると、多くの取引所がある中でオーガーの取引が最も行われている取引所でもあります。
取引が多いほど、オーガーの板を出した時に確定することが多くなるので、色々な仮想通貨を取り扱ってみたいという人にはおすすめの取引所ですね。
ポロニエックス(Poloniex)
アメリカに拠点を置くPoloniexでは、100種類以上のアルトコインを取り扱うなど、バイナンス同様、オーガーを購入するのにおすすめの海外取引所ですね。
とはいえ、Poloniexは日本語に対応しておらず、日本円でもオーガーは購入することができない為、仮想通貨初心者にとっては取引をする際に難しく感じるかもしれません。
ビットレックス(Bittrex)
アメリカで設立されたBittrexでも、やはりアルトコインを多く取り扱っていることが大きな魅力です。
オーガーなどの有名な仮想通貨を始め、草コインを多く取り扱っているBittrexでは、一攫千金を狙うのもありです。
とはいえ、草コインは信頼性に欠けるコインも多くありますから、きちんと調べた上で購入しましょう。
Augur(オーガー)の今後の将来性
オーガーのプラットフォームは、ブロックチェーン技術を用いて仲介者がいない公平な予想市場を提供するために開発されています。
オーガーとは占い師と言う意味なので、名は体を表していると言えるかもしれません。
この分散型の予測市場システムでは、胴元が儲かるような仕組みにはならず、不正が起こりにくく、きわめて透明性が髙くなっています。
「群衆の知恵(Wisdom of the Crowd)」という仕組みを活用したり、レポーターと呼ばれる人たちが定期的に事実認定をするという独自のシステムを採用している点もオーガーの将来性に期待を寄せる理由かもしれません。
とはいえ、オーガーは賭け事に特化しているプラットフォームなので、その発展には各国の法的な規制が重要な鍵を握っているように見えます。
しかし、ギャンブル関係だけでなく、未来予測と言う観点から保険業界での活用にも期待が寄せられていますから、将来性の幅が広いとも言えます。
オーガーは、理由が特定できない所で値が上がったり、激しい上下動を繰り返しているので、神秘的な面もあるようです。
ちょっと他の仮想通貨と毛色が違っているので、よく調べた上で購入してみるのも面白いかもしれませんね。