.png)
2018年のビットコイン大暴落を受け「仮想通貨取引は下火になる!」という意見も数多く発信されましたが、2019年1月現在も仮想通貨取引は活発に行われ、仮想通貨取引への参入を検討する方は少なくないようです。
仮想通貨取引が行われるのが仮想通貨取引所ですが、昨今国内の仮想通貨取引所で頻発するトラブルや、国内取引所は取扱い通貨銘柄が少ないことなどから、国外の仮想通貨取引所を利用する流れが加速しています。
ニューヨークやトウキョウと並ぶ世界的証券取引所の1つロンドン証券取引所を抱え、世界の経済中枢の一角を担うイギリスの仮想通貨取引所「CEX.io(シーイーエックスアイオー)」を紹介します。
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | CEX.io(シーイーエックスアイオー) |
独自トークン有無 | Giga Hash(GHS) |
設立日 | 2013年(取引所開設は2015年) |
運営会社 | CEX.IO LTD |
取引所がある国 | イギリス |
公式ホームページ | CEX.IO |
登録ユーザー数 | 約100万人 |
日本語対応 | × |
日本円取引 | × |
日本人対応 | 〇 |
アプリ対応 | 〇 |
信用取引 | レバレッジ最大3倍 |
クレジットカード対応 | VISA・MASTER(手数料:2.99%) |
取扱銘柄数 | 10種類 |
公式ニュース(ブログ) | cexio.statuspage.io |
公式ブログ | cex.io |
公式Twitter | @cex_io |
@CEX.IO |
CEX.io(シーイーエックスアイオー)のとは/歴史
CEX.ioはマイニングプールを所有するクラウドマイニングのプロバイダとして2013年に設立され、2014年にはBitcoinマイニングの42%以上を行うなど積極的な運営を行っていました。
その後、2015年にマイニングサービスを休止し仮想通貨取引所へと転換しました。
2019年1月21日現在、各仮想通貨銘柄の時価総額ランキングや仮想通貨取引所の取引高ランキングサイト「CoinMarketCap」内で確認できるCEX.ioの取引高は過去30日間で11,353,967,845円、過去7日間が1,126,955,907円、24時間以内では250,056,135円となっており、仮想通貨取引所取引高ランキング第94位にランキングされています。
ユーザー数は100万人程度の中規模の取引所だと言えますが、事項で紹介するようにセキュリティレベルの高い仮想通貨取引所として注目を集めていると言えます。
CEX.io(シーイーエックスアイオー)の特徴
CEX.ioの最大の特徴として多くのトレーダーから指示される「非常に高いセキュリティシステム」の存在が挙げられます。
2013年の設立から現在までCEX.ioでは1度もハッキングによる盗難被害が発生したことがないことから、CEX.ioのセキュリティレベルの高さが伺えると言えるでしょう。
イギリスに所在する仮想通貨取引所でありながら、アメリカの国務省が定める厳しい規約を守り運営を行っていることで、高いセキュリティレベル実現が可能となっています。
高いセキュリティレベルとは裏腹に、対応言語は英語・ロシア語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・中国語の6ヶ国語で残念ながら日本語には対応していません。
しかし、ブラウザに搭載されている自動翻訳機能(Google翻訳など)で十分対応できると言えますので、言語環境については問題ないと考えられます。
決済通貨は米ドル・ユーロ・英ポンド・露ルーブルの4通貨で日本円での取引は行えませんが、一般的に国外の仮想通貨取引所を利用する際はUSD(米ドル)が用いられるのでCEX.ioの対応通貨は特別なものではないと言えるでしょう。
しかしレバレッジをかけた信用取引に関しては次に挙げる通貨ペアで行われますので、信用取引を行う際の基軸通貨は米ドルとなります。
- BTC 取引通貨ペア:USD/ EUR
- ETH取引通貨ペア:USD / BTC
- BCH取引通貨ペア:BCH / BTC
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所の上場通貨一覧
BTC | XRP | ETH | BCC | BTG | Dash |
LTC | XLM | Zcash | GUSD |
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所の手数料一覧
CEX.ioへの入金は銀行振込以外にもVISA・MasterのクレジットカードやCryptoCapitalを利用して行えます。
CEX.ioの出入金手数料は以下のとおりです。
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所の入出金手数料
通貨 | 方法 | 入金手数料 | 出金手数料 |
USD | VISA、Master | 2.99% | 最大1.2%+3.80ドル |
銀行振込 | 無料 | 1.0% | |
CryptoCapital | - | 無料 | |
ユーロ | VISA、Master | 2.99% | 1.2%+3.50ユーロ |
銀行振込 | 無料 | 1.0% | |
CryptoCapital | - | 無料 | |
英ポンド | VISA、Master | 2.99% | 1.2%+2.90ポンド |
銀行振込 | 無料 | 1.0% | |
CryptoCapital | - | 無料 | |
露ルーブル | VISA、Master | 5.0%+15.57ルーブル | 2.5%+30.0ルーブル |
銀行振込 | - | - | |
CryptoCapital | - | - |
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所の売買(取引)手数料
気になる取引手数料ですが、BTC取引に対してCEX.ioはメイカー0.16%・テイカー0.25%の基本取引手数料を設定しています。
しかし、30日間の取引量が増加するに従い取引手数料は段階的に下がるので、活発な取引を行う方にとってCEX.ioは魅力的な取引所だと言えるでしょう。
メイカー(買い) | テイカー(売り) | |
BTC建て | 0.16% | 0.25% |
ドル(USD)建て | ||
ユーロ(EUR)建て |
- 板を作る注文 = メイカー(Maker)
- 既存の板で約定させる注文 = テイカー(Taker)
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所のレバレッジ取引の場合
またBTC・ETH・BCHに対して最大3倍までレバレッジをかけた信用取引も、
- オープン手数料0.2%
- 4時間ごとのロールオーバー手数料0.01%
- 決済手数料無料
で取扱われていることから、積極定期な投資を行う方にも魅力的だと考えられます。
レバレッジ率 | 最大3倍 |
可能通貨 | BTC・ETH・BCH |
オープン手数料 | 0.2% |
4時間ごとのロールオーバー手数料 | 0.01% |
決済手数料 | 無料 |
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所を利用するメリット
仮想通貨取引所CEX.ioを利用する最大のメリットは何と言っても高いセキュリティレベルを保つ取引所で安心して取引を行える点だと言えるでしょう。
また、国内の取引所では取扱いがない通貨銘柄の取引が行える点も国外の取引所であるCEX.ioを利用するメリットだと言えます。
仮想通貨取引を行う上で取引所のセキュリティ対策の問題は、昨今国内の取引所で発生したハッキング事件などからも非常に重要な問題であることが再認識されたと言えます。
世界最高水準のセキュリティレベルを求めるアメリカ国務省の規定をクリアするCEX.ioは安心して利用できる取引所だと考えられます。
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所を利用するデメリット
CEX.ioの利用の際に危惧されるデメリットは日本語対応が行われていない点だと言えます。
万一トラブルが発生した際のサポートが日本語で行われるのであれば安心ですが、日本語対応していない点で意思の疎通が困難となる可能性が潜んでいる点をデメリットに感じる方もいるのではないでしょうか。
また国外の他の仮想通貨取引所の中には取引手数料を非常に安い価格に抑えているケースもあるため、CEX.ioの手数料を割高に感じる方にとって手数料の設定がデメリットに感じるケースもあると言えるでしょう。
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所を他の取引所と比較!
国内の仮想通貨取引所に対して政府が規制を強化したことから、取引所の統廃合が進んでいると言えますが、大手10社とその他7社の全17社で仮想通貨取引を行うことができます。
大手の中でもGMOコイン・DMM Bitcoin・BITPointが人気の高い取引所だと言えますので、国内の取引所3社とCEX.ioを比較してみます。
GMOコイン
国内最大の仮想通貨取引所として知られるGMOコインは、即時入金手数料・出金手数料・口座開設手数料などが無料であることなどから多くの利用者に支持されています。
取扱い通貨銘柄はBTC, ETH, BCH, LTC, XRPの5銘柄となっています。
DMM Bitcoin
FX口座登録数世界一を誇るDMMグループが運営するDMM Bitcoinは、アルトコインの信用取引が行えることなどから積極的な取引を行う利用者から指示される取引所です。
現物取引の場合は取引手数料が全て無料である点も評価されています。
取扱い通貨銘柄はBTC, ETH, ETC, XEM, XRP, LTC, BCHの7銘柄で、国内の取引所の中では取扱い銘柄が多い取引所だと言えるでしょう。
BITPoint
44億円の資本金を誇るBITPointは潤沢な資金力を背景に信用度の高い取引所として人気が高く、取引手数料・提携銀行からの即時入金手数料・送受金手数料・口座管理料などが無料であるのが特徴だと言えます。
また25倍のレバレッジ率は国内最大であり取扱い通貨銘柄もBTC・ETH・BCH・LTC・XRPの5銘柄と国内では少なくないと言えます。
取引所比較のまとめ
上記3社が国内で人気の高い仮想通貨取引所ですが、多くの取引所がシェア拡大のために取引手数料無料のキャンペーンを行っているのが特徴的だと言えます。
しかし、手数料無料キャンペーンをいつまで継続するかは公開されていないため、将来的には有料化する可能性もあると考えられます。
また各社セキュリティレベルの向上を行っていますが、アメリカ国務省の規定をクリアするだけのレベルではないのも事実で、安全性の面でCEX.ioに軍配が上がると言えるでしょう。
また取扱い通貨銘柄もCEX.ioと比較すると少ないのも事実で、各社の取扱い銘柄は優良銘柄として知られる通貨しか見られないのも残念です。
積極的な取引を考える利用者にとって取扱い銘柄の少なさは致命的だと言えることから、CEX.ioの優位性が浮き彫りになると考えられます。
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所の登録方法
CEX.ioへの登録はCEX.ioの公式サイトを検索することから始まります。
公式サイトを開いた後の登録の流れは以下のとおりです。
- 公式サイトトップページの右上「REGISTER」をクリックする
- FacebookやGoogleアカウント、メールアドレスでの登録を選ぶ
- メールアドレスでの登録の場合アドレスとパスワードを入力する
- 「私はロボットではありません」をチェックする
- 利用規約同意「I agree with CEX.io」にチェックする
- 開いた注意事項や禁止事項のページの下の「Proceed」をクリックする
- 登録したアドレスに確認メールが届くので内容を確認する
- 登録確認メール内の「Confirm」をクリックし、登録画面のメールアドレス確認ボタン「Proceed」をクリックすると口座開設が完了し登録が完了します。
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所で購入できるおすすめコイン3選
数多くの仮想通貨取引所がオリジナルトークンを発行していますが、CEX.ioもオリジナルトークンとして「GHS」の発行を行っています。
「Giga Hash(GHS)」の保有者にはCEX.ioがマイニングしたビットコインが配当されるものですが、クライドマイニングプロバイダの運営を休止している現在は、価値を失っていると考えられます。
各仮想通貨銘柄の時価総額ランキングサイト「CoinMarketCap」内でもGiga Hash(GHS)の存在は確認できなかったものの、一部では1GHS=1.78円や1BTC=220921.2524729447GHS(2019年1月21日現在)の情報も存在することから、まれに取引が行われていると考えられます。
先述した基軸通貨一覧で説明した通り、現在CEX.ioでは以下の10銘柄の仮想通貨取引が取扱われています。
- Bitcoin(ビットコイン)
- Ethereum(イーサリアム)
- XRP(リップル)
- Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
- Stellar(ステラ)
- Litecoin(ライトコイン)
- Dash(ダッシュ)
- BitcoinGold(ビットコインゴールド)
- Zcash(シーキャッシュ)
- Gemini Dollar(ジャミニドル)
Bitcoin系の3銘柄やEthereumは取扱わない仮想通貨取引所が存在しないほどポピュラーな通貨銘柄であるため、特に説明の必要がないと考えられますが、
Stellar・Zcash・Gemini DollarはCEX.ioで購入できるおすすめコインだと言えるでしょう。
Stellar(ステラ)
StellarはMt GOX(マウント・ゴックス)やリップル(XRP)を創業し、現在の仮想通貨ブームを牽引し続けたJed McCaleb氏が2014年に立ち上げたプロジェクトです。
送金・モバイルマネー・マイクロペイメントなど金融業務を行う点はリップル(XRP)同様ですが、大口の法人利用を前提としたリップル(XRP)に対し、Stellarは個人利用を前提としている点が異なります。
Stellarの通貨単位はXLMで、仮想通貨銘柄ランキングサイト「CoinMarketCap」内では第7位にランキングしており、時価総額は217,088,931,671円、1XLM=11.35円であることから優良銘柄でありながら手軽な価格であるのも魅力だと言えます。
Zcash(ジーキャッシュ)
創生期には「取引の匿名性の高さ」が仮想通貨のメリットであると言われていましたが、ブロックチェーン技術では完全な匿名性を保てないことは今や常識となっています。
仮想通貨銘柄が持つ匿名性という弱点を克服できる「ゼロ知識証明」によって通貨取引の匿名性を高めたのがZcashで通貨単位はZECです。
2016年のリリースから順調に値を伸ばし、国内の取引所では取扱いが少なくCEX.ioのような国外の取引所を中心に取引が行われています。
Gemini Dollar(ジェミニドル)
Gemini Dollarは世界最大の仮想通貨保有者として知られるウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)のオリジナルトークンです。
ニューヨーク州金融サービス局(NTDFS)から認可を受け通貨の市場価格をアメリカドルとペッグしており、常に1 GUSD = 1 USDとして資産価値が保てるのが特徴です。
通貨単位はGUSDで2018年9月10日にリリースされ「CoinMarketCap」内では第52位にランキングされ、時価総額は10,086,351,067円、1 GUSD = 110.51円となっています。他の通貨銘柄から日本円に現金化する際に、為替変動を利用できるブリッジ通貨としての利用が期待できると言えるでしょう。
CEX.io(シーイーエックスアイオー)取引所のまとめ
国内の取引所で取扱いのない仮想通貨銘柄を積極的に取扱う国外の仮想通貨取引所は魅力的ですが、言語や安全性の問題が懸念されると言えるでしょう。
しかし、国内の仮想通貨取引所の安全神話が崩れたと言える現在、言語の壁は存在するもののCEX.ioのような高いセキュリティレベルを保つ国外の仮想通貨取引所の利用は十分検討するだけの価値があると言えるでしょう。
自動翻訳機能を利用すれば国外の仮想通貨取引所の利用は決して難しいものではない状況ですので、一度CEX.ioの公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。