リップルのロックアップ

仮想通貨の取引をしている人や少し仮想通貨に興味がある人では「リップルのロックアップ」というフレーズを目にした事はあるでしょう。

リップルとはリップル社が発行しているアセットコインで国際的に広く流用されている事が特徴で世界を股に掛ける通貨の事から「ブリッジ通貨」などと言われていて、今では上位の時価総額の位置になります。

発行上限枚数は1000億枚とかなりの枚数を発行していて、すでにその枚数を発行済みという状態です。

GMOコインのアンケート調査などでもリップルの人気や期待値は高く、将来性ある仮想通貨という事になります。

その人気の仮想通貨のリップルのロックアップとは、一体どのようなものなのでしょうか?

本記事ではそのリップルのロックアップに関心がある人のために、リップルのロックアップの解説と、ロックアップに関するメリット、懸念点、ロックアップによる価格の影響などを紹介していきますので、今後のリップルの動向を見る上参考にして下さいね。

ロックアップとはそもそも何か

XRPのロックアップ

ロックアップを直訳すると「鍵をかける」という意味になりますが、今回の「リップルのロックアップ」の場合ではリップル社が鍵をかけた事になり、市場にリップルを取引できない状態にしているという事になります。

ここではその「ロックアップ」がそもそもどの様なものなのかを詳しく紹介していきます。

ロックアップとは株式のかく乱を防ぐ制度

ロックアップは仮想通貨の取引に限らず、一般の金融の安定を図るためには必要な手段でもあります。

株式会社などでは株券を発行していますが、この株券の公開前にすでに大量の株券を保有している大株主などがいたとします。

その時に株の公開後に大量に株が出回ってしまうと株価の暴落を招いてしまい、市場が混乱をしてしまいます。

そのため大株主に「一定期間、持ち株を売却しない」と約束する必要があり、契約する制度となっています。

これらの事を総称して「ロックアップ」と市場では言われています。

また、大株主とは個人だけではなく、会社役員やベンチャーキャピタル(ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資ファンド)などもその対象になります。

リップルのロックアップとは何か?

XRP-Lock-up

「リップルのロックアップ…」と聞くと何か特別な事が起きそうな感じがしますが、特に難しい事が起こるわけではありません。

リップルのロックアップを簡単に言いますと「リップルコインの凍結」です。

金融的な表現での「凍結」の意味では、

「資産や資金などの使用・移動を一時禁じること。また、金融機関が顧客の口座について入出金等の取引をすべて停止すること」

という様な意味になり、リップル社が自社の発行しているリップルコインを一定期間の間に限り、取引をできないようにしている事を言います。

リップルのロックアップが開始された時期

リップルのロックアップを実行すると発表された時期は、2017年5月16日にリップル社が声明を発表し、その約7ヶ月後の2017年12月7日にはすでにリップルのロックアップが完了されています。

1000億枚のリップルの保有比率を見てみると、全体のおよそ60%に当たる630億枚のリップルをリップル社自身が保有している事実があり、リップルを持っている一般のユーザーにとってはその630億枚の動向(大量放出)が懸念されていました。

懸念されていた理由としては、リップル社が1000億枚という膨大なリップルを大量に放出してしまうと、リップルの価格が暴落するのは目に見えていてユーザーにとっては大きな痛手を被る事になります。

そのためリップル社は自ら発行するリップルコインの一時凍結すなわちロックアップを決め込む事になったという事です。

リップルをロックアップさせる具体的な数字も出していて、リップル社が保有している630億枚のうちのおよそ9割に当たる550億枚のリップルをロックアップすると決定しています。

その結果、今ではリップルの価格は安定していて、アルトコインの中でも期待値の高い人気の仮想通貨となっています。

リップルのロックアップのその後

リップル社がロックアップした550億枚のリップルは、エスクローサービスに預託されていて、毎月1日には10億枚のリップルが市場に解放されています。

ここで出てきた「エクスローサービス」とは“仲介人”や“第三者機関”の事で、公平性の高い機関に550億枚のリップルが送金され保存されている事になります。

毎月の10億枚のリップルの送金先には金融機関にリップルを販売するマーケットメーカー(流動性を目的とする市場参加者)に配布されているため、一気に広がるような事はなく価格の安定を見ながらの流動を図るようにしています。

ロックアップアップが完了する時期を計算すると、550億枚が毎月10億枚ずつ開放されていくので、トータル55ヶ月を掛けて市場に浸透させていく事となります。

リップルがロックアップすることのメリット

リップル

リップルをロックアップする事によってトレーダーや投資家、ユーザーにとってはリップルの価格の暴落を防ぐ事ができるので、負の材料をなくすことができることが大きなメリットになります。

また、ユーザーだけでなくリップルを発行しているリップル社自信にもメリットとなり、双方にとっても相乗効果的にリップルをより魅力的で安定的な仮想通貨の構築にする事ができます。

リップルの流動性と汎用性を持たせる事ができる

リップルのロックアップのメリットを具体的に見てみると、リップルの出回る流通量を限定的にする事によって市場での流動性を持たせる事ができ、価格を安定させ国際的な流動にも耐えられる事になり、本来のリップルの役割を担う事ができます。

ロックアップをせずにそのまま1000億枚のリップルが出回ってしまうのと、450億枚のリップルに限定するのでは市場に与える影響は大きく、1000億枚のリップルは国際的な流動に耐えられず過剰流動だとリップル社が判断した事になります。

そのためリップル社はロックアップを決定する事によって、流動性を持たせそれと同時に汎用性も持たせる事ができるため、多くの投資家や一般の消費者層などにもメリットがある事になります。

リップルの価格の安定化を図れる

ロックアップの本来の目的は株の暴落を防ぐためにある物で「リップルのロックアップ」に関してもリップルコインの価格の暴落を防ぐためが大前提という事になります。

仮想通貨の価格はボラティリティ(価格変動)が激しく、安定を図る事がまずは重要で特に市場に出回る量が多くなるほどブレーキを効かせることが難しくなります。

リップル社の場合、1000億枚という大量の自社発行のリップルを持っている事は投資家などには大きな不安を抱かせてしまう事になります。

そのため、リップル社自らがリップルのロックアップをする事によって価格も安定し投資家の不安を解消する事ができます。

逆にロックアップすることの懸念点とは

リップルのロックアップ

では逆にロックアップをする事によっての懸念点などはあるのでしょうか?

まずは、一般の株式市場でのロックアップの懸念点について見ていき、引き続きリップルのロックアップとの懸念点を比較してみましょう。

株式市場でのロックアップの懸念点

一般的の市場でのロックアップの場合の懸念点と言えば、ロックアップ解除後の株の暴落をあげる事ができます。

ロックアップ解除前まで大量の株を保有していた大株主などにとっては、ロックアップ解除になったら我先へと大量の株を売りに出す可能性は極めて高いです。

そのため、多くの株券が市場に出回ってしまうため株価の下落といったデメリットがロックアップの制度にはあります。

また、一般の投資家などもロックアップの解除後は株が下落するだろうと予想はしているので、その下落前には売りに出る傾向にある事も過去の前例などでは知られています。

株式でのロックアップの懸念点は、ロックアップ解除後の大株主の大量の売りによる下落と、一般投資家の売りによって大幅な下落が大きな懸念点となります。

リップルのロックアップの懸念点は存在する?

その一方、リップルのロックアップの場合を考えてみましょう。

リップルのロックアップの場合では、リップル社が発行している仮想通貨になるので自ら一気に大量にロックアップを解除するような事は極めて低いものと考える事ができます。

また、毎月少しずつ10億枚のリップルを配布している事で徐々に市場に出回るような対策をとっているため、永続的にリップル社がリップルを保有している事ではないので、ロックアップのデメリットを打ち消すような事にもなっています。

そのため、一般の株式などによるロックアップ解除の懸念点の心配は少なく、リップル社としてもそのようなリスクのある行動をとる事は考えられません。

リップルがロックアップした時期に価格への影響

XRP-Lock-up

ロックアップをする事によってリップルへの懸念点を払拭する事ができましたが、実際にリップルのロックアップを実施した時期の価格などはどの様な影響があったのでしょうか?

リップルのロックアップした時期は冒頭の方でも紹介しましたが、2017年の12月7日となります。

リップルのロックアップ

その時期を見てみると、ロックアップを完了した翌日の12月8日から徐々にリップルの価格が上昇していて25円前後を推移していたリップルでしたが、その倍の50円近くまで数日で価格が上昇いている事になります。

その1週間後には100円に迫ろうかという伸びを見せ、市場はリップル社がロックアップを完了した事によって、価格の暴落の不安を払拭する事ができ安心してリップルを購入する事ができた事がわかります。

リップルのロックアップ

さらに年を跨いだ2018年の1月4日では一時期400円台まで到達していて、ロックアップから1ヶ月弱でおよそ16倍の価格上昇という事になります。

このことから、仮想通貨においてのロックアップに対する反応の速さとその効果を見る事ができ、リップル社の思惑通りという事にもなります。

リップルのロックアップに関するまとめ

リップルのロックアップに関するまとめリップルのロックアップについて紹介していきましたが、言葉の意味はリップルを凍結させるという意味となります。

また、そのメリットはリップルの流動性と汎用性を確保するためで、価格の暴落を防ぐ目的でもあり投資家の不安や懸念材料を払拭する事です。

実際にリップル社がロックアップをした事により、リップルの価格は上昇し安定して取引をできています。

ただ、リップルはあまりにもリップル社に依存しすぎているため、リップル社の一存が大きすぎるといった側面を持っている仮想通貨でもあります。

もともとは国際的な送金の円滑を図るために大量に作られた仮想通貨でもあるため、計画性のないロックアップという手段になったとも言えます。

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