
HitBTC取引所は2013年にスタートしたイギリスの取引所です。
取り扱う仮想通貨の種類が豊富なことでよく知られており、手数料もリーズナブルな取引所です。
また、ICO後間もない仮想通貨が数多く上場するという特徴もあります。
この記事では、HitBTC取引所の特徴や利用する際の注意点の他、Twitterなどの評判や登録方法などについて紹介していきます。
HitBTC(ヒットビーティーシー)取引所のwiki的基本情報
仮想通貨取引所名 | HitBTC(ヒットビーティーシー) |
独自トークン有無 | - |
設立日 | 2013年 |
運営会社 | - |
取引所がある国 | - |
公式ホームページ | https://hitbtc.com/ |
日本語対応 | - |
日本人対応 | 停止中 |
アプリ対応 | - |
@hitbtc | |
@hit.btc | |
HitBTC | |
YouTube | - |
TelegramID | - |
HitBTC(ヒットビーティーシー)取引所とは

出典:HitBTC
HitBTC取引所は2013年に誕生したイギリスの取引所で、HIT Solution Inc.という会社が運営する仮想通貨取引所です。
取り扱う仮想通貨の種類が豊富で、ICO銘柄の早期上場なども多く、ICO直後のかなりマイナーなコインなども取り扱われています。
また、取引手数料がかなり格安という点もユーザーから高く評価されています。
すでに海外取引所の中でも人気の高いHitBTC取引所ですが、リベートプログラムの充実や出金制限がないことから、今後さらにユーザーの増加が見込めると言われています。
HitBTC(ヒットビーティーシー)取引所の特徴
HitBTC取引所は海外でも人気の高い仮想通貨取引所の一つです。
そこで、HitBTC取引所の特徴を5つ紹介していきます。
取扱通貨が豊富
まず、HitBTC取引所の特徴として挙げられるのが取扱通貨が豊富という点です。
これはHitBTC取引所の大きな魅力でもあります。
2019年7月時点で600以上の取引通貨を取り扱っており、アルトコイン取引や草コイン取引を行いたいユーザーの間でも人気があります。
HitBTC取引所は新しく増やす通貨を募集するという活動も行っているため、ユーザーの要望なども参考にして新しい通貨を取り扱っている取引所です。
手数料が安い
HitBTC取引所の2番目の特徴として手数料が安いという点が挙げられます。
HitBTC取引所では取引手数料は一律0.1%に設定されています。
この手数料設定は他の取引所と比べてもリーズナブルなのです。
そのため、手数料をできるだけ掛けずに取引を行いたいという人から注目されています。
ICO直後の通貨が多い
3番目の特徴としてICO直後の通貨が多いという点が挙げられます。
ICO直後の仮想通貨が積極的に取り扱われており、過去にもそうした通貨の価値が数十倍になった例も少なくないといわれています。
ICO後間もない仮想通貨は短期で大幅な値上がりなども期待できます。
HitBTC取引所は、ICO後間もない仮想通貨を購入するのに向いている取引所として、ICOに投資を行いたいという人にも人気があります。
しかし、ICO直後の仮想通貨の中には詐欺のような通貨も存在しているため、情報を精査して見極めた上で購入することが重要です。
リベートプログラムが充実している
4番目の特徴としてリベートプログラムが充実しているという点が挙げられます。
HitBTC取引所のリベートプログラムは、指値注文で取引することで手数料が-0.01%になるといったシステムが採用されており、手数料がもらえるという仕組みになっています。
0.01%という手数料は少額ですが、本来なら支払うべき手数料がプラスになるため、お得に取引できるというメリットがあります。
このようなリベートプログラムは、海外の仮想通貨取引所では採用されているところはありますが、国内取引所ではリベートプログラムを行っているところはほとんどないため、この点はメリットです。
出金制限がない
HitBTC取引所の5番目の特徴として挙げられるのが、出金制限がないという点です。
HitBTCは出金制限が設けられておらず、気楽に取り引きに参加することができるようになっています。
一度口座を開設すると、入出金できるというのは便利です。
けれども、不正アクセスされると言ったリスクがゼロというわけではないため、セキュリティ管理は不可欠ということになります。
特に、HitBTC取引所に多くのお金を預ける場合は注意が必要です。
HitBTC(ヒットビーティーシー)取引所の注意点
HitBTCは、セキュリティランキングでは上位に位置しているものの、運営会社の詳しい情報が不明といった問題点もあります。
海外取引所であえるが故の問題点ですが、次の通り5つあります。
- 日本語に対応していない
- 日本円にも対応していない
- 運営会社の詳しい情報が不明
- 規制の対象になる可能性
- 日本人は取引できない
- 再開のアナウンスがない
では、1つずつ見ていきましょう。
日本語に対応していない
HitBTCの対応言語は、中国語と英語のみとなっており、日本語には対応していません。
時期によって日本語らしきメニューが用意されることもありますが、一時的なものとして捉えたほうがよいでしょう。
日本円に対応していない
HitBTCで対応している法定通貨はドルとユーロのみとなっており、日本円には対応していません。
日本円からアルトコインを購入する場合には、一度日本国内の取引所でビットコインに替えてHitBTCへ送金した後に、ビットコイン建てでアルトコインを購入することになります。
運営会社の詳しい情報が不明
HitBTCの運営会社であるHIT Solution Inc.の情報は、インターネット上ではほとんど見当たりません。
海外取引所を使用する投資家にとって、運営会社の経営戦略をはかる上で欠かせない、企業戦略や事業戦略、機能戦略の3つのレベルが推し量れないことは、自分の資産を預ける先としての信用問題に関わってきますね。
規制の対象になる可能性
HitBTCでは匿名性を保ったまま取引が可能です。
匿名性を保ったまま取引が可能であるということは、プライバシーの保護にもつながりますが、マネーロンダリングに使われる危険性もあるということです。
ですから、将来的には法規制の対象になる可能性がでてきます。
事実、コインチェックでは、匿名性を保ったまま取引できる仮想通貨モネロ(XMR)は取り扱い不可にしていますね。
日本人は取引が出来ない
2018年6月2日にHitBTCが日本居住者向けのサービス停止を発表し、契約を継続するためには、日本居住者でないことを証明しなければならなくなりました。
HitBTCが日本居住者向けのサービス停止を発表したことから、金融庁が海外大手取引所のBinance(バイナンス)に対して警告を行いました。
ですから、HitBTCが日本人の取引を停止したのも金融庁による圧力ではないかという見方もありました。
しかし、HitBTCからは、金融庁に仮想通貨登録業者としての登録を前提とした日本子会社の設立を考えており、設立に必要であろう規制のインフラを着手するための一時的なサービス停止と発表されています。
つまり、金融庁へ積極的に働きかけて登録業者として日本居住者向けにサービス提供ができることを目指していることになりますね。
再開のアナウンスがない
日本人の多くが資産を引き上げた中で、日本人による利用はすでに再開されているのではないか?と述べている情報もあります。
情報によれば、日本からHitBTCへ新規にアカウント登録を行い、日本語によるメッセージ等も確認されたようです。
しかし、いつのまにか再開されていたのであれば、以下の2つの点で会社の信用性に陰りが出てくることになってきます。
アナウンスがないまま再開されたと解釈するのは危険
1つ目に多くの日本居住者が資産引き上げを行った後で、アナウンスなき再開は会社の姿勢としては好ましくありません。
したがって仮に登録が可能かつ、日本語対応が確認されていたとしても、正式に再開されたと解釈するのは危険です。
HitBTCに資産を預けたが最後、いきなりの資産凍結にあった上に、非公式に試験的に行ったサービスに資産を預けただけとされてしまう可能性も否めません。
利用停止は日本の子会社の設立のためとしたアナウンスと矛盾する
HitBTCが日本居住者に対して利用停止を行い再開することを、「金融庁に登録の元、子会社にてサービスを再開する」とアナウンスすると発表していました。
ですから、サービス再開時の形態としては日本の登録会社としての再開であるはずです。
しかし、上記のことを無視したままHitBTCが再開しているとなれば、金融庁の規制に沿ったものではないままの再開となり、当初のアナウンスと矛盾しています。
さらに、HitBTCの規制強化がされ、預けた資産が凍結される可能性もあります。
ですから、HitBTCが日本居住者向けにサービスを再開しているという見方はまだまだ早いと言えるでしょう。
HitBTC取引所の評判(口コミ)
TwitterではHitBTC取引所の日本語での書き込みは英語サイトと比較してもあまり多くはないようです。
それでも、MOLDが2018年4月1日にHitbtcへの上場が決定といった書き込みなどがあり、Twitterを通して情報提供が行われています。
【HitBTC上場決定!!】
2018年4月1日、Hitbtcへの上場が決定いたしました!
なお、上場開始と同時に手数料0セールが行われます。 是非この機会にMOLDにご参加ください。 https://t.co/AM95nS97d9
— MOLD (@MOLD_games) 2018年3月15日
また、英語で書かれている中に日本語の書き込みなどもあり
MOLDコインの価格(ETH,BTC,ドル,円)とチャート表示の特設サイトを用意しました。
チャートはMLD/ETHで、ローソク足とラインチャートが徐々に描かれていきます。ホルダーの皆さんご活用ください!
運営の皆さん、応援してます。
#仮想通貨 #MOLD #MLD #hitbtc pic.twitter.com/E34TYpry96— 多田まりか (@IooVyO6ZkNwR1ER) 2019年9月10日
MOLDコインの価格の特設サイトを用意したといったコメントなどもあります。
そして、活用を促すメッセージや運営を応援すると言ったコメントもあります。
MOLDコインの価格(ETH,BTC,ドル,円)とチャート表示の特設サイトを用意しました。
チャートはMLD/ETHで、ローソク足とラインチャートが徐々に描かれていきます。ホルダーの皆さんご活用ください!
運営の皆さん、応援してます。
#仮想通貨 #MOLD #MLD #hitbtc pic.twitter.com/E34TYpry96— 多田まりか (@IooVyO6ZkNwR1ER) 2019年9月10日
このように、HitBTC取引所でトレードを行っている人には評判が良いようです。
HitBTC取引所の登録方法
ここからは、HitBTC取引所の登録方法・2段階認証の設定方法・入金方法について見ていきましょう。
登録方法
まずは登録方法から説明していきます。
- HitBTCの公式サイトにアクセス
- トップページ右上「Sign up」をクリック
- 「私はロボットではありません」にチェックを入れる
- メールアドレス・パスワードを入力
- 「Sing up」をクリック
- 居住国・氏名・電話番号を入力
※電話番号は最初の0を省いた番号を入力しましょう。 - 「Finish Registration」をクリック
- 仮登録完了
- HitBTCからメールが届いているか確認
- メール本文に記載されているURLをクリック
- 表示されたプライバシーポリシーを確認
- 最下部のチェックボックス3つにチェックを入れる
- 「Confirm」をクリック
- 本登録完了
これでHitBTCへの登録は完了です。
2段階認証
続いて、2段階認証設定を行っていきます。
2段階認証の設定を行うには、Google Authenticatorのアプリをスマートフォンにインストールする必要があるため、事前にインストールしておくと良いでしょう。
- ログイン
- 画面右上の設定マーク(Settings)をクリック
- 「security」タブを選択
- Google Authenticatorをインストールする(事前にしている場合は手順5へ)
- Google Authenticatorを開き、表示されたQRコードを読み込む
※スマホにHitBTC用の認証コード(6桁の数字)が表示されます。 - 認証コードを所定欄(③)に入力
- 「conform」をクリック
- メールのURLをクリックし2段階認証を有効にする
- 2段階認証の設定完了
上記一連の流れは、決められた時間内に完了しなければ無効になるため注意しましょう。
入金方法
その後はHitBTCに入金します。
HitBTC取引所は日本円の入出金に対応していないため、入金でも出金でも、日本円で入出金ができる取引所口座をもっておく必要があるので覚えておきましょう。
仮想通貨を日本の取引所やウォレットから送るという手続きを行う必要があるのです。
日本の取引所からHitBTCへ送金する方法は次の通りです。
- ログイン
- 画面右上の「+Deposit」をクリック
- 通貨一覧から送金したい通貨の青いボタンを選択
- 入金用のアドレスをコピー/QRコードを読み込む
- 入金用アドレスに送金する
これで入金作業は完了です。
ただし、HitBTCは現在日本からの利用を停止しているため、入金することもできなくなっています。
手順3の青いボタンが表示されず、入金用アドレスを確認することもできない状態です。
HitBTC(ヒットビーティーシー)でログインできない時の対処方法
米国版2ちゃんねると言われるreddit(レディット)では、HitBTCにログインできない時のことが数多く議論されています。
問い合わせで解決できる場合
HitBTCにログインできない状態になった場合は、次のことが考えられます。
- ユーザーIDやパスワードの忘却あるいは入力間違い
- 2段階認証でのワンタイムパスワードの有効期限切れ
上記のことは、HitBTCにお問い合わせすれば解決できます。
ですから、下記の対処方法はユーザー側に関わるものは全て整っているにもかかわらず、サーバーにログインできない場合について触れていきます。
問い合わせで解決できない場合
HitBTCにログインできない時点で、パスワードのリセットや、サポートにメールで問い合わせても返事が来ないケースもあります。
さらに、障害情報などのアナウンスもないことが多いそうです。
上記の場合には、ログインできるまでひたすら待つ他ないというのが実情です。
人によっては16時間待ってやっとログインできた人もいるそうですので、気長に待ちましょう。
HitBTC取引所のまとめ
この記事では、2013年にスタートしたイギリスの取引所であるHitBTCを取り上げました。
HitBTCは、取り扱われる仮想通貨の種類がとても豊富で、ICO直後の仮想通貨も多いと言った特徴などがある仮想通貨取引所です。
手数料も一律0.1%とリーズナブルなので、手数料をできるだけ掛けないで取引を行いたいというユーザーにも人気があります。
また、リベートプログラムが充実しているという特徴もあり、様々な国の人々がHitBTC取引所でトレードを行っています。
日本語はサポートされていませんが、英語でアクセスすることで、国内取引所にはないメリットなどを得ることができます。
現在は日本からの利用が停止されていますが、日本ユーザー向けに再開予定とのされていますので、再開のアナウンスを待ちましょう。