
スプラウツは慈善活動を目的にした仮想通貨のプロジェクトです。
約3年間も活動が停止していたことから不安視する声もありましたが、2018年3月には日本運営の新開発チームに正式譲渡され、現在は日本語コミュニティーに支えられている仮想通貨です。
価格の安さや放っておくと増える特徴から、別名もやしコインとも呼ばれています。
この記事ではスプラウツの特徴や購入できる仮想通貨取引所、対応したウォレットの情報をまとめました。
スプラウツ(Sprouts/SPRTS)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Sprouts(スプラウツ) |
トークン名 | SPRTS |
最小単位 | - |
公開月 | 2015年6月30日 |
開発国 | - |
開発チーム | - |
開発者 | - |
発行上限 | なし |
発行枚数 | 15,724,210,757,700SPRTS |
アルゴリズム | POW・POS(ハイブリット型) |
公式HP | 旧)sproutscommunity.wordpress.com 新)sprouts-coin.org ※2018年3月〜 |
ホワイトペーパー | 旧)view 新)sprouts_wp_jp.pdf / sprouts_wp_jp_ver2.pdf |
旧)@cryptosprouts 新)@sprtsofficial(ENG) /@sproutsjp(JP) |
|
@Sprouts-Community-1900284796867736 | |
sprouts | |
TelegramID | Sprouts Official |
YouTube | - |
スプラウツ(Sprouts/SPRTS)とは/開発された目的

出典:Sprouts
慈善活動を目的とした仮想通貨?
スプラウツは慈善活動を目的に開発されたアルトコインです。
他の仮想通貨とは違い、金融機能を持っていないという大きな特徴があります。
これまで具体的な活動はありませんでしたが、今後は募金や寄与などでの用途を想定しています。
スプラウツを通じて、地球全体の課題を解決する活動を支援することがプロジェクトの目的です。
スプラウツの開発はボランティアによる融資に依存しており、3年もの間、開発が停止していましたが、2018年3月に日本の運営となる新しい開発チームに正式譲渡され、活動が再開しています。
活動が停止していたことにより、一時は存続を危ぶまれていましたが、新たな開発陣によって活動が再開されたことで、今後は大きく成長する可能性を秘めている仮想通貨と言えるでしょう。
何度か名称変更(リブランディング)が発生している
スプラウツは2015年にリリースされましたが、特に目立った活動がありませんでした。
しかし、2017年末を機に新たな開発メンバーによって運営が再開されました。
この時に名称を「Sprouts+」に変更し、2018年には「Auxilium(オーリリウム)」と仮想通貨の名称が変更されました。
Auxiliumはラテン語で協力や助け合いを意味する単語であり、この名称変更による大きなコンセプト変更はありません。
しかし、WEBサイトではSproutsのままであり、ホワイトペーパーではSprouts+と名称が変更されることもなく、取引所でもスプラウツのままであり、通貨単位も「SPRTS」から変更されませんでした。
2018年3月、日本の新開発陣へ正式譲渡
2018年1月、スプラウツに可能性を見出した日本国内の有志によって非公式で運営活動がスタートし、新たなコミュニティが設立されました。
それまでは日本国内で10名程度だったスプラウツ保有者が、新コミュニティの活動によって3ヶ月で5600人まで拡大しました。
これらの活動が認められ、2018年3月には、旧開発陣から新開発陣へ運営が譲渡され正式に日本運営となりました。
新開発陣によって新しいホワイトペーパーも発行され、2018年6月には新しいウォレットも公開されました。
また、新たに2つの取引所にも上場を果たし、現在では海外の3つの取引所で取引が可能となっています。
2019年中には、スプラウツで決済ができる国内店舗を50店舗に拡大することや国外での決済の実現、国内取引所への上場などを目指しています。
スプラウツ(Sprouts/SPRTS)の特徴
別名もやしコイン?持っているだけで増加する仮想通貨
スプラウツは英語で訳すと「芽」や「新芽」と言った意味を持ちます。
スプラウツの特徴として、トークンを保有しているとコインが自然と増えていくというユニークな特徴があります。
植物が種から芽を出し、すくすくと育って新たな種を撒くように、スプラウツもまたトークンを増やすことができます。
スプラウツは承認アルゴリズムにPoS(Proof of Stake)とPoW(Proof of Work)を両方採用しています。
スプラウツはマイニングすると増加しますが、買ったまま放っておいても増える性質を持ちます。
PoWでは計算量に応じて報酬額が決まりますが、PoSはコインの保有量や年数で報酬額が決まります。
これにより、SPRTSを購入して保有しているだけで報酬が支払われます。
このような特徴から、豆を買ってきて土や水に入れているだけで勝手に育つ「もやし」に似ていると話題になりました。
また、アルトコインの中でも非常に安い特徴を持つことから、別名「もやしコイン」という愛称で呼ばれています。
日本語コミュニティーの存在
スプラウツにはDiscardに日本語のコミュニティーがあります。
スプラウツは慈善活動を目的としたコインなので、コミュニティーによる支えが非常に大きいです。
日本語のコミュニティーがあれば日本人でも参画しやすいので、大きなメリットの一つです。
低価格でも買われている?何故買われるのか?
スプラウツはアルトコインの中でも非常に安いコインとして有名です。
開発が停止していたこともあり、一時は存続も危ぶまれていましたが、2018年3月に日本運営の新しい開発チームに正式譲渡されたことにより、開発も再開されています。
2018年ごろからスプラウツが投機対象として買いが増えている傾向にあるので、
ここでは何故買いが増えているのかを解説します。
他コインで得た収益も流入対象となりやすい
スプラウツを始めとする低価格のアルトコインは、実は少し価格が上のコインから流入される可能性があります。
例えばスプラウツと同じような価格帯で、少しだけ価格が高いコインがあったとします。
投資家はそのコインを購入し、価格が上がっていくことにより収益を得ます。
そうすると、ここで得た収益を次に高騰しそうなコインに投機しようとします。
その時、ちょうど同じぐらいの位置にあるスプラウツが対象となりやすいのです。
低価格で買いやすい
価格の安い仮想通貨は投機対象となりやすいという特徴があります。
現状の発行上限数と気にするポイントがあるものの、低価格であるが故に買いが集中します。
大量に買う意味はあまりないのですが、価格が安いということは損が大きく発生しないことになります。
そうなると、同じような考えで買ってみようと思う投資家による買いが発生し、結果的に価値が上昇して収益を得られます。
もちろん、価格が下がることもありますが、元々が安いコインなので損が発生しても大きな痛手とはなりません。
また、スプラウツの将来性を見込んで宝くじ感覚で購入する投資家も多いです。
スプラウツは何かきっかけがあれば高騰するポテンシャルを秘めていると考える投資家が多いことを意味しています。
スプラウツ(Sprouts/SPRTS)の購入方法
BTCで買うと手数料分損をしてしまう
スプラウツを購入する際、日本円で直接購入することができません。
購入できる仮想通貨取引所は「Coin Exchange」だけでしたが、現在は「ProBitEx」と「BiteBTC」にも上場を果たしています。
それぞれの取引所によって、
- BTC(ビットコイン)建て
- LTC(ライトコイン)建て
- DOGE(ドージ)建て
- ETH(イーサリアム)建て
のいずれかで購入する必要があります。
この中で有名なBTC(ビットコイン)で購入しようと考える方が多いと思いますが、実はBTCの手数料はスプラウツの最小単位より高くついてしまいます。
いくらスプラウツが安いからと言って、手数料分損が発生してしまうと意味がありません。
では、どうすればいいのかと言うと、LTCかDOGEのどちらかで購入をすることをオススメします。
特にDOGEは手数料が非常に安いです。
DOGEはBTC、LTC、ETHのいずれかから交換することができます。
スプラウツを購入するには?
スプラウツを購入するには、海外の仮想通貨取引所「Coin Exchange」「ProBitEx」「BiteBTC」のいずれかを利用します。
Coin Exchangeはメールアドレスとユーザー名の登録だけで利用できるので手続きが簡単です。
大まかな流れは以下の通りです。
- 口座を開設する
- BTCまたはLTCを送金する
- DOGEを購入する
- DOGEでSPRTSを購入する
Coin Exchangeの使い方は以下のサイトを参考にしてください。
引用元:【最新版】CoinExchange(コインエクスチェンジ)の使い方
>>>ProBitExの公式サイトはこちら
>>>BiteBTCの公式サイトはこちら
スプラウツ(Sprouts/SPRTS)が購入できる取引所
現時点で、スプラウツが購入できる国内の取引所はありません。
海外取引所では「CoinExchange」の他、「ProBitEx」「BiteBTC」でも購入が可能です。
CoinExchange(コインエクスチェンジ)

出典:CoinExchange
コインエクスチェンジは通称「草コイン」と呼ばれるマイナーなアルトコインを中心に取り扱っている仮想通貨取引所です。
取り扱っている仮想通貨の種類は720種類以上と非常に豊富です。
今後スプラウツ以外のマイナーなアルトコインを購入したいと考えているなら、是非口座を開設しましょう。
メールアドレスとユーザー名だけで登録できるので非常に簡単です。
ProBitEx
海外の取引所であるProBitExでは、BTC、ETH、LTC、DOGEの4つの通貨ペアでスプラウツを購入することができます。
スプラウトの公式サイトの「ProBitEx.com上場のお知らせ」には、リファラル報酬が得られる可能性があるとのことで「登録用リンク」と「招待コード」が記載されています。
新開発チームは活発な開発を行っているものの、資金面では不安を抱えているため、こういったところからも少しでも資金確保をしていきたいということなのでしょう。
BiteBTC
BiteBTCは2018年1月に開設された比較的新しい仮想通貨取引所です。
クレジットカードを使った入金などが可能ですが、本人確認が厳重な取引所としても知られています。
会社シンガポールにあります。
スプラウツ(Sprouts/SPRTS)に対するTwitter上の評判・口コミ
スプラウツのTwitterでの評判についてまとめました。
日本語のコミュニティー活動が活発的であり、スプラウツの大きな支えとなっています。
いかにスプラウツがコミュニティーにより支えられているかを表しています。
スプラウツのコミュニティでは「たすもん」と呼ばれる育成ゲームが開発されています。
「たすもん」はスプラウツの意味である新芽からイメージしたキャラクターです。
Discordのコミュニティに参加すれば、ゲームを楽しめます。
興味がある方は是非コミュニティに参加して楽しんでみましょう。
sProuts社製moonba…!!!
うちにはないけど、せめてたすもんのお部屋に…。
電化製品アイテムをたすもんの部屋に飾ろう~!
「たすもん」はSprouts公式コミュニティで遊べるよ♪https://t.co/dNlTrg8H8J#たすもん #仮想通貨 #sproutspic.twitter.com/oWzIgX0XYM— ぽちSeason5 (@pochi_season5) 2019年4月28日
スプラウツの公式アカウントからは仮想通貨メディア「NEXTMONEY」と提携を結んだと発表がありました。
NEXTMONEYは仮想通貨に特化したメディアサイトです。
Sproutsは仮想通貨メディアのNEXTMONEY様と業務提携を結びましたことをご報告すると共に
提携キャンペーンをNEXTMONEY様より実施致します。
この機会に仮想通貨界隈を盛り上げていきましょう!#NEXTMONEY国産通貨プロジェクト #SPRTS#もやしコイン https://t.co/duMHtkzl0I— SPRTS(公式) (@sproutsjp) 2019年1月17日
スプラウツに限ったことではありませんが、コミュニティー仲間による仮想通貨をばらまくことを「水やり」と言います。
スプラウツはこの機能を活用しやすく、他の仮想通貨コミュニティーより活発であることが示されています。
水やりとは自分のSproutsをコミュニティの仲間にばらまくことができる機能です。他の通貨ではrainと呼ばれることが多いです。Sproutsコミュニティでの水やり(rain)量は他の仮想通貨コミュニティに比べ圧倒的な多さなんですよ。#sprouts #SPRTS $SPRTShttps://t.co/dNlTrg8H8J
— ぽちSeason5 (@pochi_season5) 2018年12月24日
スプラウツ(Sprouts/SPRTS)が保存できるウォレット
スプラウツの公式ウォレット
スプラウツでは公式サイトで専用のウォレットが公開されています。
このウォレットは、2018年6月21日に公開された新しいウォレットです。
運営が譲渡されたことに伴うハードフォークが発生したことを機に、新たなウォレットが公開されました。
公式サイトよりダウンロードしましょう。
スプラウツ(Sprouts/SPRTS)の将来性について
スプラウツは慈善活動を目的に開発された仮想通貨ですが、約3年間も活動が停止していました。
そのため、一時は存続も危ぶまれるほどでした。
しかし、2018年3月には日本運営である新開発チームに正式に譲渡されたことで、再び活気を取り戻しています。
2019年中には、国内50店舗でのスプラウツ決済や国内取引所への上場も目指しており、今後に期待する声も徐々に高まっています。
現時点ではまだ低価格で知名度も低い仮想通貨スプラウツですが、2018年1月に発足し現在も活発な活動を続けている日本のコミュニティによって、支えられており、寄付によって海外取引所BiteBTCへの上場も果たしました。
そのため、今後はますます国内での認知度を拡大していく可能性を秘めています。
新たな運営によって公開されたロードマップ通りに進めば、需要が増加し価格が高騰することも考えられるため、今のうちに購入しておくという選択肢もあります。
日本運営の新しい開発チームに譲渡され、活動を再開した仮想通貨スプラウトの今後の動向に注目していきましょう。