オーブス(Orbs)のwiki的基本情報・特徴や評判(口コミ)・将来性はあるの?

2018年にICOが行われ、将来性が期待できる仮想通貨として注目されている仮想通貨オーブス(Orbs)。

2019年4月には韓国の仮想通貨取引所Bithumbへの上場を果たし、韓国での注目度も高まっています

この記事では、韓国でも注目される仮想通貨オーブスの開発目的や特徴、将来性や上場はいつなのかといった内容について、掘り下げて解説していきます。

オーブス(Orbs)のwiki的基本情報

仮想通貨名 オーブス(Orbs)
トークン名 ORBS
最小単位
公開月
開発国 イスラエル
開発チーム Cointree
開発者 ダニエル・ぺリード
発行上限 20億枚
発行枚数
アルゴリズム Pos
公式HP www.orbs.com/jp/
ホワイトペーパー 技術文書
Twitter @orbs_network
Facebook @orbsband
Reddit
TelegramID @orbs_network
YouTube

オーブス(Orbs)とは

仮想通貨オーブスが目指しているのは、ブロックチェーンを基盤とした、アプリケーションのインフラストラクチャー(下部構造)の構築です。

これは一体どのようなことでしょうか? 詳しく解説していきます。

オーブスの開発目的とは

オーブスが目指す「アプリケーションのインフラストラクチャ―の構築」を紐解くと、

インターネット上で提供されているサービスを、オンラインで一括してレンタルサービスとして提供することを目指しているということになります。

インターネット上でHPなどを作成しようとすると、専用のサーバーやソフトなどを購入する必要があります。

オーブスでは、こういったものを全てレンタル化することで、より簡単でより安全なウェブサービスやアプリケーションの開発環境を提供しようとしているのです。

オービスは「開発者ファースト」という理念の元、

消費者向けのアプリケーションを開発する人々がより自分の仕事に専念できるようにという思いで開発された仮想通貨なのです。

現在、オービスは決済・広告配信・ゲーム・SNSといったサービスの利用者に向けたアプリケーションの開発を進めており、2020年までにこれらのサービスを提供することを明言しています。

イスラエル発の仮想通貨

オーブスは、2018年3月28日にメインネットが公開されたばかりの新しい仮想通貨で、イスラエル発の仮想通貨としても注目を集めています。

これまでの仮想通貨よりも、手数料が低いこと、取引が高速であること、流動性が高いことなどを目指して開発されました。

2018年12月には、オーブスと韓国のトークアプリ「カカオ」の子会社である「GroundX」が提携したことにより、系列会社である「カカオ・インベストメント社」がオーブスへの約17億円もの大規模投資を発表しました。

また、2018年3月のメインネットの公開に伴い、オーブスと提携している韓国の企業「カカオ」や「サムスンSDS」が、ブロックチェーンを利用した様々なサービスの提供を開始することが予定されています。

オーブスの今後の展開とは

また、オーブスは下記の通り、様々な企業との提携も進めています。

  • KIK
    3万人のユーザーを誇るチャットツールと連携した仮想通貨KIKI
  • zinc
    ネット広告の最適化を行うiron Sourceの連携
  • pumapay
    支払いシステムの最適化(何百万人・数十億ドル規模のB to C企業と複数提携)
  • endor
    ビッグデータ×AIを活用した消費者動向を手軽に活用できるようにするプロジェクト
  • Sirin rabs
    コールドウォレットを搭載したスマートフォンの開発販売
  • DX.Exchange
    NASDAQの売買システムを採用している7月に開設された取引所

オーブスは様々な分野で強みを持つ企業と次々に提携しており、多岐にわたる分野のサポートが期待できます。

特にDX.Exchangeは、仮想通貨としては唯一の実績あるシステムで運営しており、期待される取引所の1つです。

 

このように、オーブスの今後の展開に注目が集まっていますが、オーブスの共同設立者であるユリエル・ペレッド氏は以下のようにコメントしています。

「今後は韓国だけでなく日本やサンフランシスコなどでも事業展開していく予定がある」

長期的な視点で技術開発に取り組んでいるオーブスのメインネットローンチに注目が高まっています。

オーブス(Orbs)の特徴

出典:Orbs

ここからは、オーブスの特徴について詳しく見ていきましょう。

分散型プラットフォーム

オーブスには、「できる限りユーザーのニーズに答えていくことがプラットフォームを成長させる」という考えがあります。

そして、ユーザーの様々なニーズに答えるために開発されたのが分散型プラットフォームなのです。

IaaSを採用

オーブスのプラットフォームは、世界中で利用されているアプリケーション向けのインフラストラクチャであるIaaS(アイアース/Infracsturucture as a service)です。

IaaSとは、HPなどを作る際に購入が必要だった専用ソフトやサーバーなどを不要にし全てをレンタルサービスとしてオンラインで提供するシステムのことです。

クラウドサービスの中でも最もユーザー側のカスタマイズ性や自由度が高いことでも知られています。

仕組みが似ているAWSとは

このプラットフォームは、AWS(アマゾンウェブサービス)と仕組みが似ています。

このAWSは、アマゾンが事前に用意した開発基盤を利用するため、企業側はサーバーの用意やアプリ開発などに必要となる専用のソフトの購入が不要になるというものです。

AWSでは、NetflixやSpotifyといった代表的なサービスを始めとして、幅広いジャンルを網羅したインフラストラクチャの提供を行っています。

オーブスが目指すインフラの分散化

オーブスでは、基盤(インフラストラクチャ)を分散化させたサービスの提供を目指しているのです。

AWSのような中央集権型(1つの場所で管理されている)サービスの場合、一部で問題が発生した場合でも全てのサービスに影響が及んでしまいます。

オーブスが目指している「基盤が分散化された」サービスであれば、

一部で問題が発生しても全てのサービスが停止することがなく、またブロックチェーンの活用によって、高い安全性の保たれたサービスの提供が可能となるのです。

この「基盤が分散化されている」と言う点が、AWSとは大きく異なる部分であり、この基盤の分散化にブロックチェーンが活用されているのです。

バーチャルチェーンとスケーラビリティ問題

オーブスは、ブロックチェーンを仮想化したバーチャルチェーンを採用することで、ブロックチェーンの大きな問題の1つであるスケーラビリティ問題を解決しました。

スケーラビリティ問題とは、利用者の増加に伴い記録する情報が増え、1本のブロックチェーンでは処理が追いつかなくなることで発生する問題です。

オービスでは、ブロックチェーンを仮想化させるバーチャルチェーンを、オーブス上に誕生する分散化アプリごとに割り当てることで、スケーラビリティ問題を解消したのです。

1本のブロックチェーンを全てのアプリで共有するのではなく、各アプリでそれぞれ別のブロックチェーン(バーチャルチェーン)を使用するため、高い安全性や独立性を保つことも可能となりました。

これにより、世界中の利用者による膨大なトランザクションも高速で処理することが可能となったのです。

rPoSを採用

オーブスはコンセンスアルゴリズムにrPoS(randomized Proof of Stake)を採用しています。

rPoSは従来のPoSと異なり、取引承認の公平性が保たれています

その理由は、仮想通貨を多く保有しているユーザーが取引の承認を行うのではなく、1000以上のノードから22のノードを完全にランダム化して選択するためです。

インテリジェント・シャーディング

オーブスの特徴には、インテリジェント・シャーディングも挙げられます。

「シャーディング」とは、ノードをランダムに分割してまとめることで、イーサリアムのスケーラビリティ問題の対策法です。

分割しまとめられたノードが決められたトランザクションのみを処理することで、ノードへの負担が減り、スケーラビリティ問題が解消されるという仕組みです。

しかし、イーサリアムのシャーディングは、様々なアプリケーションやプロジェクトが混ざり合っている状態でランダムに割り振られまとめられます。

そのため、1つのプロジェクトやアプリケーションで問題が発生した場合には、他のプロジェクトやアプリケーションにも問題を及ぼす可能性があります

インテリジェンス・シャーディングは、

従来のランダムに振り分けられるシャーディングを応用し、アプリケーションごとにシャーディングを行うことで、1つのアプリケーションで問題が発生した場合でも、他のアプリケーションは影響を受けずに済みます

それと同時に、トランザクション処理の効率化と高速化も実現できるのです。

開発者ファースト

オーブスは、「開発者ファース」という理念の元、幅広い専門分野の分散型アプリケーション構築に貢献できるサービスの提供を目指しています。

開発者にとって最適なサービスであるために、柔軟性・スピード・セキュリティ・明瞭な料金体系の全てにおいて配慮されています。

オーブスは、企業が抱える規制や責任などの問題に対応するためには総合的なソリューションが必須であると考え、バーチャルチェーンやrPoSを採用し拡張性の高いニュースタンダードを構築しようとしているのです。

また、信頼できるサービスや高い品質の保証を期待するユーザー向けて、明確な品質保証が確保されているのも特徴です。

オーブスの利用者のことを第一に考えた開発姿勢は、多くの人々や企業から期待の声が集まる1つの大きな要因と言えるでしょう。

全てを兼ね備えたハイブリットブロックチェーン

オーブスは、イーサリアムが進化した仕組みと言われていますが、技術としては、イーサリアムのブロックチェーンをベースに、バーチャールチェーンやePoSなどを加えた、オーブス独自の仕組みとなっています。

イーサリアムのブロックチェーンにバーチャルチェーン技術やrPoSの仕組みが加わったことにより、高速のトランザクション、独立性、安全性、拡張性、コストの削減、といったメリットの全てが兼ね備えられたのです。

オーブス(Orbs)の欠点/問題点

オーブスはまだ上場を果たしていないということもあり、欠点についても多くの噂が流れています。

会社としてはまだ不安定で未確定要素が大きいため、様々な懸念が生まれるのは当然でしょう。

例えば、最近ではソフトバンクやフェイスブックとの提携についても取りざたされましたが、これはデマと判明しました。

しかし、韓国のSNSアプリ・カカオトークの子会社Ground Xとの提携は事実で、この提携によりブロックチェーンの研究開発の技術協力が可能となりました

オーブスにはまだまだ未知の部分が多いため、市場でも新興の会社として手控えられることもあります。

将来性や確実性についても、未知数だと言われており、この未確定要素の大きさが、オーブスの最大のデメリットだと言えるでしょう。

また、日本ではオーブスを購入することができないため、日本人にとってはまだ馴染みのない仮想通貨でもあります。

オーブス(Orbs)の評判・口コミ

ここからは、オーブスに関するTwitterでの口コミを見ていきましょう。

国内ではまだ認知度の低いオーブス、やはり海外との温度差は激しいようですね。

まだ認知度が低いとはいえ、注目されているのは事実です。

オーブスの今後に期待する声も上がっていますね。

将来性に期待が集まっているのも事実ですが、一方ではまだ不安の声が多いのも実情です。

オーブス(Orbs)の上場はいつ?

2018年6月、オーブスはα版をリリースしました。

そして2018年12月には、取引所への上場を予定していました。

しかし、仮想通貨市場全体の相場状況が考慮された結果、2019年3月まで上場が延期されました。

2019年4月には韓国の主要取引所であるBithumb(ビッサム)への上場を果たし、

仮想通貨取引Liquid(リキッド)の海外版でオーブスの取引が可能となったことが発表されました。

Bithumbへの上場により、韓国では今後ますますオーブスへの関心が高まることが予想されます。

現時点では、国内の仮想通貨取引所ではオーブスの取り扱いがありませんが、韓国の取引所Bithumbで購入が可能となっています。

海外版Liquidでも取り扱いが開始されましたが、日本人向けサービスのLiquidでは取り扱いがないため、利用することができません。

今後は、国内の仮想通貨取引所でも取り扱いが開始されることが期待されています。

オーブス(Orbs)の将来性

オーブスは、2020年のサービス提供に向けて、ベンチャーキャピタル「Singulariteam」や既に上場している暗号通貨「Bancor」とも提携しています。

韓国の仮想通貨取引所Bithumbへの上場を果たし、様々な企業との協力関係を増やしていることから、

オーブスが企業へ浸透していくスピードも加速することが予想されます。

「開発者ファースト」を目指すオーブスは、幅広い分野の人々や企業にとってメリットがあり魅力的であることから、今後はさらに多くの人々や企業を巻き込んで、発展していく可能性が高いといえます。

イーサリアムが同様のエコシステムを構築し成功していることから考えても、オーブスは大いに期待が持てる仮想通貨と言えるでしょう。

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