
現在も多数のアルトコインが日夜開発されローンチされています。
そのため、様々なアルトコインが多数存在し、その中には日本の言葉にちなんだアルトコインもみられます。
そんなアルトコインの1つとして知られているのがAkita Inu(以下、AKITA)。今回、AKITAの概要や特徴、懸念、評判や将来性、そして口コミなどについて紹介していきます。
これを読めばきっとAKITAについて多くのことがわかるのではないでしょうか。
それではお話していきましょう。
Akita Inu(AKITA)のwiki的基本情報
最初にAKITAの詳細について表にしていきます。
AKITAは、現在もいくつかの仮想通貨取引所で取引されている通貨です。比較的メジャーな草コインといわれる、小規模アルトコインの1つとして認知されています。
仮想通貨名 | AKITA |
最小単位 | 1 AKITA |
公開月 | 2021年2月 |
発行上限 | 100,000,000,000,000 AKITA |
発行枚数 | 100,000,000,000,000 AKITA |
アルゴリズム | イーサリアム |
公式HP | https://www.akitatoken.net/ |
ホワイトペーパー | https://www.akitatoken.net/ |
https://twitter.com/AKITA_network | |
TelegramID | https://t.me/akitatoken |
YouTube |
このように比較的新しいアルトコインであり、公式サイトやTwitter、Telegramなどで情報を発信しています。
公式サイトでも最新情報を発信するなど情報に関しては迅速に対応する仮想通貨といった印象があります。
Akita Inu(AKITA)とは
AKITAはイーサリアムブロックチェーン上のERC-20 トークンです。
ERC-20とは、イーサリアムのトークンにおける規格を言います。イーサリアムにおける一般的なトークン規格として多くのアルトコインに利用され、AKITAもこの一般的な規格を採用しています。
つまり、構造的には特異的な特徴を持ったアルトコインではありません。
こういった背景から、AKITAは秋田犬をモチーフとしたミームコイン(ネタコイン)の1つとして認知されています。
また、ドージコイン(DOGE)、SHIBA INU(SHIB)といったコインとともに犬系コインとも呼ばれることがあります。
加えて公式の見解では、この犬系コインのうち、ドージコインの弟であると主張しているプロジェクトです。
AKITA自体は、100%分散型コミュニティの実験として行われているものであり、高い社会的な目的を掲げているわけでは なりません。
例えば、銀行間送金の改善を目的としてリップルや決済の新しい形として誕生したビットコインのようなメジャーな通貨とは一線を画します。
あくまで、コミュニティによるミームコインであるという点がAKITAの存在意義なのです。
Akita Inu(AKITA)の特徴
AKITAの特徴は主に3つあります。
それはコミュニティ、ミームコイン、そして信頼性です。
特徴①コミュニティ
AKITAはコミュニティとして参加しているコイン所有者が45,000人を超えています。
これは、小規模なアルトコインのコミュニティとしては、かなり規模の大きなものと言えるでしょう。
また、AKITAの当初の開発目的も分散型コミュニティの実験という目的です。
そのため、コミュニティ主導でプロジェクトを進めていくのが特徴です。いくつかの仮想通貨にみられるような創設者もチームトークンが存在しないというのも注目の特徴といえるでしょう。
コミュニティに参加するメンバーのスキルをAKITA開発における適切な役割に割り当てることで開発を進めるのも特徴です。
また、将来の決定については、コミュニティ内での合意によって進められていきます。
特徴②ミームコイン
ミームコインも特徴です。
ミームといえば、かつてはインターネットのサブカルチャーであったり、非主流な流れでした。
しかし、徐々にインターネット上でも市民権を得るようになり、主流における一つの流れとして、存在感を高めてきています。
そういった背景からミームコインであっても主流になりうるという存在を示すため、上場を積極的に行っているのも特徴です。
また、ミームなのか真実なのかは不明ですが、公式サイトにはイーロン・マスク氏の画像が載っています。
これは、イーロン・マスク氏が支持するドージコインにインスパイアされたとも主張から来ているものです。
特徴③信頼性
公式サイトでは信頼性の高さもアナウンスしています。
AKITAの発行したすべてのコインのうち50%をロックし、利用できるキーを破棄しています。
総供給量の50%がイーサリアムの共同創業者Vitalik Buterin氏に寄付され、もう50%は分散型取引所Uniswapにロックされている状況(キーが破棄された分)です。
コインの主導者であるメンバーが持つ、チーム トークンもありません。
誰もが公開市場で購入する必要があるなど、とにかく公平性を重視しているのが特徴です。
発行されたコインの扱いなどコインの名前が近い、SHIBA INU と同じです。しかし、トークンメトリクスが異なるため、似て非なるコインです。
Akita Inu(AKITA)に対する懸念点
AKITAに対する懸念点はいくつかあります。
それは、直近の相場の動き、主導者不在の展開、ミームの限界です。
懸念点①直近の相場の動き
直近の相場の動きとして、2021年6月現在のAKITAの価格相場を見ると、下落の一途をたどっています。
5月11日のピーク以降、価格の下落が止まっていません。
このまま価格が下落の一途をたどると、文字通りわずかな取引がされるだけのマイナーな草コインになってしまう懸念があります。
懸念点②主導者不在の展開
主導者不在の展開も気になります。
主導者不在だけでなく運営も不在という形になっているのは、民主的な反面、方針が一定しないなどのリスクも否定できません。
現状は問題なく運営が行われていますが、どんな展開をしていくのか読めない面があり、それが価格に反映されるのも問題です。
懸念点③ミームの限界
ミームも限界も懸念点です。
多くのメジャーなコインはビットコインを含めて、社会に対する大きな課題解決を目的としているものが少なくありません。
一方AKITAは、コミュニティの実験という目的であることや、そもそもミームという目的自体が主張にかけます。
そのため、主流になることなく、そのままミーム(ネタ)で終わってしまう恐れもあります。
これらの懸念点から、保有する場合は、ある程度のリスクを覚悟しておくことが必要です。
Akita Inu(AKITA)に対する評判・口コミ
AKITAに関する気になる評判や口コミをTwitterからまとめました。
いずれもAKITAに対する興味深い発言ばかりです。
$AKITAを約半分保有してるGitcoinがAKITA売るらしいけど、どう売るのか?個人的には一度に全部売って欲しいけどそんな事しないよなー。分割で長期間売られ続けたらプロジェクト成長の妨げになるし。
— Sasakami@Crypto (@SasakamiCrypto) June 6, 2021
AKITA運営はこの危機をどう乗り切るのか。
フォークだけはしないでほしいね#仮想通貨 #イーサリアム
AKITAを大量保有しているGitcoinがAKITAを売る情報があります。
それに対してどのような売り方をするのかという点に懸念を覚えている意見です。
ある意味、AKITAの運営に関わる重要な局面といえるでしょう。
今回のAKITA暴落事件の原因のヴィタリックブテリンの行動ってやっぱおかしい。
— ぱやぱや (@paya2paya2paya2) June 5, 2021
寄付するのは良いけど自分の金で寄付しろって話。
投資家が出資した仮想通貨を預かって勝手に寄付ってどんな神経してんの?
銀行がお客さんから預かってる預金を勝手に誰かに寄付しちゃうって話くらい無茶苦茶じゃん。
AKITA暴落の原因になった、ヴィタリックブテリンの行動を非難しています。
運営は問題がなかったとしても、大量保有しているユーザーの行動が問題になっているようです。
https://twitter.com/MASAYA_JAP/status/1399363209799344134
AKITAは購入方法が独特なので、買い方に苦労している方も見られます。
このように大量保有している方や組織の動きが不穏なことや購入方法が難しいことなどが評判として見られました。
Akita Inu(AKITA)の将来性
AKITAの将来性は、大量保有しているユーザーや組織の動き、プロジェクトの進行がカギです。
評判でもふれたとおり、大量保有している組織が売却を開始する噂が立ったために暴落が起こったことが問題になっています。
一方、大量保有しているユーザーが保有しているAKITAを寄付するという奇妙な行動に出ることなど、将来性を脅かす問題を多数抱えています。
そのため、これがマイナスに動いた場合、様々な問題を引き起こす恐れがあります。
また、AKITAには3つのプロジェクトが進行中です。
AKITAを他の犬系コインと交換できるようになるものやAKITAをイーサリアムからAvalancheに送受信できるようになるものなどです。
加えて、Polarfox分散型取引所の開発などが挙げられます。
これらを進めることで、AKITAの取引が容易になり、評判で触れていた取引のしにくさも改善されます。
Akita Inu(AKITA)は日本の取引所で購入できる?
AKITAは、残念ながら日本の取引所で購入することはできません。
その理由として、国産の仮想通貨ではない、取引量が少ない、将来性が未知数という点が挙げられます。
これらについて解説していきましょう。
理由①国産の仮想通貨ではない
AKITAは、国産の仮想通貨ではありません。
その名称から日本の仮想通貨のように思われがちですが、主に海外で流通している仮想通貨です。
そして、公式サイトなどを閲覧しても英語の案内しかありません。
加えて、日本語のコミュニケーション手段はインスタントメッセージシステムであるTelegramだけです。
国産のアルトコインの場合は、公式サイトだけでなくFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSも日本語版が用意されています。
また、日本語のコミュニティサイトなども用意されているケースすら見られます。
しかし、AKITAはそういった日本語のコミュニティなどが存在せず、完全に海外の仮想通貨としての体裁を取っているのです。
そういった事実からも国内の取引所では、モナコイン(MONA)のような扱いをしておらず、取引できません。
理由②取引量が少ない
AKITAは一時的にメジャーなアルトコインに迫る取引量をたたき出し、注目を浴びました。
しかし現在はそこまでの取引量はなく、小規模なアルトコイン、いわゆる草コインの規模に収まってしまっています。
国内の仮想通貨取引所は、メジャーな通貨として知られる世界のトップ20クラスのコインしか扱っていません。
そのため、そのクラスに匹敵するだけの取引量のないAKITA、国内の取引所では取引されないのです。
実際に国内の取引所は金融庁の監督を受けているため、安易にマイナーな通貨を扱えないというのも事実です。
理由③将来性が未知数
国内の取引所で取引される仮想通貨は価格の乱高下があるものの、将来性がある程度約束されている通貨ばかりです。
つまり、安定した仮想通貨しか扱っていません。
一方AKITAはここ半年のチャートを見るだけでも非常に不安定な相場になっています。
また、口コミなどで紹介した、運営に対する不安材料も多く、価値を完全に失うリスクもあります。
こういった未知数なところも国内の取引所は敬遠しているのかもしれません。
Akita Inu(AKITA)が購入できるおすすめの取引所3選

出典:uniswap.org
最後にAKITAが購入できるおすすめの取引所を3つ紹介しましょう。
注意点として、法定通貨(米ドルや日本円など)では直接購入できません。そのため、ビットコインなどを購入して、そのビットコインで購入する形になります。
おすすめ取引所①Gate.io
Gate.ioはアルトコインを取引するためのアメリカにある人気取引所です。
同取引所にアカウントを作成しビットコインを入金して、ExchangeでAKITA/BTCを選択することで数量を入力すれば簡単に購入できます。
おすすめ取引所②Uniswap(ユニスワップ)
この取引所は従来型の取引所とは異なる中央管理者を必要としない、分散型取引所(DEX)です。
メタマスクなどウォレットアプリにビットコインをチャージし、uniswapにアクセス、トークンの検索を行ってAKITAを探し、そこで他のユーザーとトレードします。
若干知識が必要ですが、手数料が安いのでお勧めです。
おすすめの取引所③Binance
もともと中国の取引所でしたが、本社をEUの暗号通貨に適したマルタ島に移転した経緯があります。
世界でもトップクラスの取引量を誇る仮想通貨取引所でAKITAもビットコイン経由で購入できます。
ただし、アメリカの投資家の投資を許可していないので注意が必要です。