仮想通貨ADAコイン(仮想通貨)の将来性はあるのか?実用例と今後期待されるジャンルとは

仮想通貨市場は2019年6月に入り活気が戻りつつあります。

特にビットコイン価格が注目されていますが、それ以外のアルトコインでも大きく価格上昇をしているものもあり、今後や将来性について注目が集まっています。

将来性が期待されているアルトコインのひとつがADA。

2019年6月28日には将来性を期待させるShelly(シェリー)テストネットのウェブサイトをローンチしたこともあり注目を集めています。

エイダコインの呼び名で日本では有名ですが、このADAの将来性についてお伝えしていきます。

かつてプレセールから500倍以上の価格上昇を見せたこともあるADAですが、その実用性についてはあまり話題に上がることがありません。

今回は、価格面だけでなく、技術面や実用性レベルでの将来性はあるのかないのか、今後の展開についてお届けします。

ADAへの投資材料として参考にしていただけたら幸いです。

仮想通貨ADA(エイダ)とは

将来が期待されているADA(エイダ)とは一体どんな通貨なのか。

まずはその特徴をみていきます。

特徴を知っておくことで将来のビジョンも見えやすくなってきますのでチェックしていきましょう。

ADAはカルダノの通貨名

ADAやエイダコインという名前は日本でも有名ですが、ADAはカルダノというプロジェクト上で使用される通貨のことを指します。

カルダノは元々はオンラインカジノやゲームに焦点を当てて開発を開始。

ブロックチェーンの技術を活用して、オンラインカジノで問題視されていた不正をなくすことや、高い手数料問題を解決する目的でプロジェクトがスタート。

プレセールやICO時も、オンラインカジノでの使用を目的としたプロジェクトとして広まってきました。

しかし、今ではオンラインカジノだけには止まらず、決済手段や契約にも活用できる仮想通貨の完成形を目指して開発が進められています。

かつては代理店形式の販売は、情報商材販売者を使った販売形態からADAは詐欺コインとも言われました。

しかし、2017年10月1日にアメリカの仮想通貨取引所 Bittrex(ビットレックス)に上場し、詐欺コインではないことを証明

その後は大きく価格上昇し、一時はプレセール時から500倍以上の値をつけ話題となりました。

こうして、ADAは日本でも有名な通貨となっていくことになります。

創業者が業界有名人

ADAが通貨となっているカルダノは日本人を含めた4人でプロジェクトが立ち上げられました

立ち上げメンバー(創業者)の中にチャールズ・ホスキンソン氏がいます。

チャールズ・ホスキンソン氏は、時価総額ランキングで2位につけているイーサリアム(ETH)の開発に携わった人物です

そのため、仮想通貨界では有名人で信頼が厚い人物。

日本にも何度も来日しており、日本人でも馴染みの深い人物でもあります。

こうした業界で実績や知名度のある人物が創業者ということもADAの大きな特徴です。

ちなみに、チャールズ・ホスキンソン氏はイーサリアムの開発者である、ブテリン氏と共にイーサリアム開発のプロジェクトを開発していたことでも有名です。

時価総額では上位10位に入る人気通貨

仮想通貨には時価総額ランキングという、通貨の人気を測るランキングが存在します。

コインマーケットキャップというサイトで見ることができますが、ADAはトップ10内に入っていることが多い人気通貨です。

出典:CoinMarketCap

仮想通貨市場は変動が激しいですが、2019年6月29日現在でも10位をキープしています。

日本では価格上昇で話題にあがるADAですが、時価総額ランキングで10位につけているということは世界的にも支持されている証拠です。

価格上昇の話題だけでは、この順位をキープすることはできませんので、ADAという通貨とカルダノというプロジェクトが世界的に支持されていることがわかります。

これまで、仮想通貨は数多くのICOが実施されましたが上場せずに終わったり、開発をやめてしまったりする通貨が多い中で、ADAは現在でも開発が進められています。

開発の遅さが指摘されることもありますが、ロードマップをリリースしたりと徐々に開発が進んでいることがオープンにされていることが支持されている理由のひとつでもあります。

これらの要因があり、時価総額10位という人気の地位を獲得し続けています。

ADAの仮想通貨としての役割は

ADAの仮想通貨としての役割は

ADAやカルダノが日本を含めた世界中で人気や支持を獲得していますが、ADAにはどのような役割があるのでしょうか。

ADAの活用方法にはどのようなことがあるのかをみていきましょう。

決済通貨として利用

ADAは決済手段として活用が可能です。

実際に日本国内でADAで決済可能な店舗も出始めています。

炭火焼肉たむら

お笑い芸人として知名度のあるたむらけんじ氏(通称:たむけん)が経営する「炭火焼肉たむら」でADA決済が導入されました。

これはCardanoブロックチェーンの公式商業化部門の株式会社EMURGOが「炭火焼肉たむら」へADA決済を導入し、6月22日に大阪でローンチイベントを実施したことで実現。

著名人がADA決済を導入したことで、世間への認知も広がりました。

著名人が経営する店舗でADA決済を導入したことによって、ADA決済を導入する店舗が増える可能性もあります。

また、芸能人や元スポーツ選手などが経営する飲食店ショップもありますので、芸能人仲間でADA決済の流れが生まれるようなことがあれば、その影響力から一般人への普及も期待ができます。

ADAクリプトカード

また、隣国韓国ではADAクリプトカードという物理的なカードが存在します。

出典:BITTIMES

このADAクリプトカードは決済に使えるカードです。

■ 韓国国内のコンビニや飲食店

韓国では30,000店舗以上で利用可能となっており、韓国国内のコンビニ16,000店舗以上で利用できるようになっています。

また、日本でもおなじみの「とんかつ新宿さぼてん」が韓国では人気で、ソウル市を中心に50店舗以上営業中。

このようにコンビニだけでなく、飲食店でもADA決済が導入されています。

■ Legend Baseball Zoneというゲーム

さらに、飲食だけでなく、娯楽の世界でもADA決済を導入しているところがあります。

それが「Legend Baseball Zone」というVRとバッティングセンターを組み合わせたゲーム

出典:YouTube

韓国は野球人気が高いということもあり、「Legend Baseball Zone」は娯楽のひとつとして話題となっています。

「Legend Baseball Zone」は89店舗も展開しているという人気ぶりで、ここでの決済もADAクリプトカードで可能です。

このように日本国内でも、お隣韓国でも決済手段としてADAが普及しつつあります

契約・取引として利用

ADAには、イーサリアムと同様にスマートコントラクトが搭載されています。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約をプログラム化することを指しますが、金銭のやりとりだけでなく様々な取引を行うことが可能に。

ADAにはPlutusという独自のプログラミング言語が採用されています。

これらの機能によって、安定したDaapsなどのアプリケーションが稼働可能。

まだ実用には至っていませんが、開発が進んでいけば、ADAを使用しての契約も可能になるため、スムーズかつ安全な取引や契約が実現することになります。

ADAは仮想通貨としての将来性はあるのか

ADAは仮想通貨としての将来性はあるのか

ADAの将来性についてもみていきましょう。

これまでADAは実用性がなく、プレセール時からの価格上昇ばかりが話題となり、投機対象としてみられていることが多い通貨でした。

ここからはより実用性に注目をして、今後のADAへの期待についてお届けしていきます。

どのようなジャンルで期待ができるのかをチェックしていきましょう。

決済手段としての普及

これからの将来性という意味では近い将来、決済手段としての普及が期待できます

日本ではたむらけんじ氏飲食店でADA決済が導入されたことが大きな実用化への一歩です。

お隣の韓国では、コンビニでもADA決済が導入されているほど、一般の生活に進出してきています。

日本も少なからずキャッシュレス時代に突入をしていくものとみられていますので、韓国と同じように仮想通貨決済も徐々に広まっていくものと思われます。

現在はビットコイン決済が大手家電量販店のビックカメラを中心に取り扱っていますが、日本人に人気のADAも、今後は決済手段として広まってもおかしくはありません。

韓国好きな日本人も多いため、両替の手間を省くという意味でも、すでにADA決済が数多くの店舗で導入されている韓国との架け橋になる可能性があります。

簡単に決済ができる手段として認知をされれば、ADAを求める声も増えますので、価格面での上昇も期待できるでしょう

Dappsへの参入

分散型アプリケーションであるDappsが世界的に注目を集めています。

アメリカの格付け機関である「Weiss Ratings」では、ADA(カルダノ)のプラットフォームが本格的に稼働されれば「DAppsの王者となる可能性がある」と語っているほど、ADAはDappsの分野でも将来性が期待されています

Dappsといえばイーサリアム(ETH)が主流でしたが、近年はイオス(EOS)やトロン(TRX)などが急成長を見せています。

もともとはオンラインカジノやゲームに活用することを目的に開発されたADA。

Dappsゲームに参入すれば本来の目的が果たされる

Dappsの中でもゲームの市場は世界的に大きな広がりを見せているので、ADAがDappsゲームに参入すれば本来の目的を果たすことになります

慎重に開発が進められているADAですので、時間はかかるかもしれませんが、やや遠い将来としてDappsでの活用に期待ができるでしょう。

ADAに投資をしている人は、近い将来を見据えてというよりも、しっかりとした基盤づくりに対して期待をしています。

Dappsのプラットフォームとして機能を果たしてくれば、さらなるADAへの支持が高まっていくことでしょう。

Dappsゲームを通じてADAを知るという人が増える

また、ゲームという市場は、日本だけでなく世界的にニーズのある市場です。

今現在はADAの存在を知らない国々でも、Dappsゲームを通じてADAを知るという人が出てくるはず。

これまでADAを知らなかった人たちの支持を獲得できるとADA自体の価格上昇も期待できます

まとめ

2019年6月現在では、ADAは決済手段として利用が始まったところ。

日本は世界と比較するとキャッシュレス化がなかなか進まないと言われています。

しかし裏を返せば、これからキャッシュレス決済が広まる可能性が大いにいあると言うことです。

まだまだ始まったばかりのADA決済ですが、広まる可能性は十分にあります。

ADAは、日本でプレセールがスタートし、日本人に人気があるので、まずは決済手段としての広まりが期待できます。

また、カルダノの開発は慎重に少しずつ進んでいますので、近い将来という意味では決済手段として、遠い将来を見据えるならば、Dappsやスマートコントラクトという部分での将来性が十分にあります。

開発スピードや開発状況を見ると、すぐに実用化とはいきませんが、ロードマップを定期的に出しているので焦らず長期的な目線で見守る必要があります。

決済手段やDappsなどに期待をしながら、慎重に進んでいるADAの開発に注目をしていきましょう。

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