Gemini Dollar(ジェミニドル)のwiki的基本情報・評判(口コミ)・購入できる取引所・今後の将来性まとめ

2018年9月から発行された、比較的新参の仮想通貨「Gemini Dollar(ジェミニドル)」。仮想通貨取引所「ジェミニ」が、ステーブルコインとして発行した仮想通貨です。

そして、世界初のニューヨーク州金融サービス局が認可したステーブルコインでもあります。

ステーブルコインとは、米ドルとのレートが固定されたコインのこと。それをニューヨーク州金融サービス局が認可したものとなれば、信用性が高いことにもなります。

国際的な信用値も高く、今後提携企業が増えていくであろうこの仮想通貨について詳しく見ていきましょう。

Gemini Dollar(ジェミニドル)のwiki的基本情報

仮想通貨名 Gemini Dollar(ジェミニドル)
トークン名 GUSD
公開月 2018年9月10日
開発国 アメリカ合衆国
開発組織 Gemini(ジャミニ)
創業者 ウィンクルボス兄弟
発行上限 -
発行枚数 90,777,629GUSD
アルゴリズム Proof of Work(PoW)→Proof of Stake(PoS)に移行予定
公式ホームページ gemini.com
ホワイトペーパー Geminiのホワイトペーパー
公式ニュース GEMINI
公式Twitter @Gemini
Facebook @GeminiTrust
GitHub -
Reddit -
TelegramID -
YouTube -

Gemini Dollar(ジェミニドル)とは/開発された目的

Gemini(ジャミニ)

「Gemini Dollar」は、仮想通貨取引所ジェミニより発行されている仮想通貨です。

その運営者は世界最大の仮想通貨保有者であるウィンクルボス兄弟。

彼らはFacebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグと裁判で争った過去があります。映画「ソーシャルネットワーク」でもその争いは描かれましたね。

その裁判で勝利を収めたあと、「ビットコイン」に多額の投資を行い会社を設立。現在の地位が確立させたという経歴を持ちます。

このウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所ジェミニは、現実社会の金融とビットコインのかけ橋になるため、ETF活動やNAVなどの整備を積極的に進めてきています。

そして2018年9月に発表されたのがこの「Gemini Dollar(ジェミニドル)」です。

Gemini Dollarの発表時、共同創設者の一人であるタイラー・ウィンクルボス氏は、このコインへの期待をこう述べました。

「Gemini Dollarは、将来のお金をつくる私たちの使命の一部だ。

従来の金融システムと仮想通貨経済の橋渡しをするような役割を果たすだろう。」

そして、

「ERC20トークンであるため、どのETHアドレスにもこれを送金できる。

他の取引所やウォレットプロバイダを含めた第三者による採用を楽しみにしている。」

とも述べています。

つまり、ステーブルコインへの期待を込め、Gemini Dollarは発行されたのです。

Gemini Dollar(ジェミニドル)の特徴(メリット)

さて、そんなGemini Dollarの大きな特徴として米ドルと固定レートを持っていることです。

Gemini Dollarは米ドルと連動している「ベック通貨」の役割を持っています。

代表的なものと言えば、BiGUSD、TUSD、USDTなどが挙げられますね。

しかしベック通貨は、その価格を保証するのは企業だけでなく、ニューヨーク州金融サービス局の監督によっても保証されています。

金融当局に保証されているからこと、信用性が高いと言えるでしょう。

なぜなら、同局の監督を受けることは「米ドルの信用力」そして「価格の安定性」を担保されているようなものだからです。

また、供給されたGemini Dollarを創業会社であるジェミニ自体が保有することにより、米ドルとコインの価値が1:1のままで固定されています。

そしてその米ドルは米国の「ステート・ストリート・バンク」に保有され、その監査結果は毎月公開されています。

ステーブルコインであるテザー(USDT)への信用性が低くなりつつある今、こういった情報の透明性も特徴といえるでしょう。

さらに、Gemini DollarはERC20トークンのため、スマートコントラクトによってシステム化されています。

システム化されていることにより、別の銀行などが不正に改ざんをすることが不可能になっています。

不正・そして破綻のリスクがないということは、かなり信用性が高いコインといえますね。

また、ジャミニでは独立した公認会計士事務所を立ち上げており、毎月の報告書を公表しますが、公表は独立した警備会社を通じて監査を受けるとも説明しています。

そうした点からもジェミニ側もかなり慎重に信用性の保全に努めているといえるでしょう。

Gemini Dollar(ジェミニドル)の欠点

そんなGemini Dollarですが、実は欠点もあります。

信用性の高さを売りにしましたが、このコインは創業会社であるジェミニが単独で運営しているコインです。

これは利点でもありますが、同時に欠点でもあります。

なぜなら、この一企業が倒産もしくは何らかのトラブルが生じた際、保持しているGemini Dollarの価値が暴落してしまう可能性があるからです。

また、投資先としてGemini Dollarは期待できないコインでもあります。

なぜならレートが1GUSD=1米ドルに固定されているためです。

そのため値上がりの可能性がなく、投資先としては向いていないのです。

反面、レートの上がり下がりがないため資金退避には向いているコインともいえるでしょう。

実はGemini Dollar(ジェミニドル)はこんな企業と提携しています!

2018年12月、ジェミニは、日本の仮想通貨取引所であるLiquid by Quoine(リキッドバイコイン)と業務提携を開始しました。

これにより、Gemini DollarはLiquid by Quoine初のステーブルコインとなりました。

世界的に有名な2社の提携はLiquid by Quoineの取引のさらなる流動性を向上させています。

また、ジャミニは日本版ステーブルコインの普及にも意欲的です。

今回の提携により、日本版ステーブルコイン発行時の普及しやすくする土台づくりを始めたと言ってもいいでしょう。

Gemini Dollar(ジェミニドル)の評判

Gemini Dollarは一企業が発行しているコインですが、信用性が高く、またレートの変動がしにくいのが特徴です。

同じステーブルコインであるテザー(USDT)の不透明性が指摘される中、透明化された信用性、そして安定したレートから注目が高まっています。

そして何より、あのウィンクルボス兄弟が創設者。発表時から話題性が高いコインでもあります。

しかしそのことでトレーダーの中ではこんな動きもあるようです。

取引所HuobiへのGemini Dollar(ジェミニドル)が集中

大手仮想通貨取引所Huobi(フォビ)は4種類のステーブルコインの利便性を高めるソリューション「Huobi Dollar(HUSD)」を発表しました。

これは、入金したステーブルコインがどれであってもGemini Dollarを含めた4種のコインのどれでも出金できます。

一見便利なソリューションですが、Gemini Dollarにとっては問題点を含んでいます。

2019年1月に「The Block」が公開したデータによると、市場に出回っているGemini Dollarの約80%がフォビのウォレットに保管されているとのことです。

Gemini Dollarは説明したとおり、レートが米ドルと1:1と一定のコイン。

ですが他のステーブルコインと米ドルは価格差があります。

大体日本円にすると1~2円ほどの違いですが、差額があることは変わりありません。

これによりGemini Dollarを価格の安い取引所で購入してから他の種類のステーブルコインに変換しているのではないか、という可能性が指摘されています。

こういった動きは前々よりトレーダー間で見られていましたが、このままHuobiのGemini Dollar保有量が増え続ければステーブルコイン間のバランスが崩れるため、何らかの対策が必要なのではないかという指摘もみられています。

つまり、レートの安定性による一側面ともいえるでしょう。

Gemini Dollar(ジェミニドル)が購入できるおすすめの取引所3選

Gemini Dollarは発表時から様々な取引所が取り扱いを開始しています。

では、この通貨を購入するにはどの取引所がいいのでしょうか。

残念ながら2019年1月現在、Gemini Dollarは日本円での取引をしていないため、一度ビットコインなどに換金してから海外取引所でトレードする以外に方法はありません。

その中でおすすめの海外取引所は以下の3つです。

中国取引所Bibox(ビボックス)

Biboxは中国発の仮想通貨取引所で、2017年11月に公開されたまだできたばかりの取引所です。

ですが、ビットコインやビボックストークン、イーサリアムの3つとGemini Dollarを基軸通貨として取り扱っています。

そのため、この3点を経由すれば確実にほとんどの仮想通貨をGemini Dollarにトレードができます。

ただし、Biboxでは、Gemini Dollarの流動性がやや低いですから注意が必要です。

シンガポール取引所ABCC

シンガポールにある取引所ABCCはBiboxよりも更に新しい、2018年4月に設立された取引所です。

ABCC取引所の最大の特徴は本人確認なしでのトレードです。(ただし出金が2BTC/Dに限定されます)

ABCC取引所は流動性が高いのが特徴で、トレードの難易度が比較的容易です。

Gemini Dollarはテザー(USDT)とのペアのみのため、

任意の通貨

テザー(USDT)

Gemini Dollar

の順番でトレードしなければならない点も注意が必要です。

香港取引所OKEX(オーケーイーエックス)

香港発の取引所OKEXは、世界有数の取引所でもあります。

同取引所は165種類もの仮想通貨を取り扱っており、そのペア数はなんと415ペア。

そのため、こちらもGemini Dollarをトレードしやすいといえます。

また、流動性も高く、難易度が比較的容易です。

こちらも日本円には対応していないため、一旦ビットコインを経由することでしか取引できない点は注意してください。

Gemini Dollar(ジェミニドル)の今後の将来性(まとめ)

話題の仮想通貨Gemini Dollarについてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。

スマートコントラクトを利用した透明性、ニューヨーク州金融サービス局の監督による信用性の担保による変動性の低さ。

このコインは昨今変動する仮想通貨の中でも、かなりの安定性を誇っているといっても過言ではないでしょう。

投資して増やすタイプのコインではないので、資金を増やしたい方にはあまり向いてません。

ですが、信用性の高さ、レートの変動がないことからも資金の保護にはもってこいです。

Gemini Dollarはこれからの利便性の向上も見込まれており、競合するコインが増えていくであろうという中で俄然注目が高まっている仮想通貨といえるでしょう。

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