
TrueUSD(TUSD)という仮想通貨があるのをご存知だろうか?
仮想通貨では、価値が日夜大きく変動する銘柄が多いのは周知の事実だと思います。
そんな中で、ペッグ通貨として価値を安定させているのがこちらのTUSDになります。
ペッグ通貨といえば有名なTether(テザー)がありますよね。
テザーと比べてTUSDはどうなのか?その違いや棲み分けについても気になるところです。
今回は、TUSDの仮想通貨業界での役割やメリットデメリット、TUSDに投資する価値はあるのか?
また、将来的にどうなっていくことが考えれるか?
気になることが多いTUSDについて解説していきます!
TrueUSD(トゥルーユーエスディー)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | TrueUSD(トゥルーユーエスディー) |
トークン名 | TUSD |
最小単位 | |
公開月 | 2018年3月 |
開発国 | アメリカ |
開発チーム | TrustToken社 |
発行上限 | - |
発行枚数 | 205,525,998 TUSD |
アルゴリズム | - |
公式HP | www.trusttoken.com |
公式ブログ | blog.trusttoken.com |
ホワイトペーパー | - |
@TrustToken | |
- | |
TrustToken community | |
TelegramID | TrustToken |
YouTube | - |
TrueUSD(トゥルーユーエスディー)とは/開発された目的
TrueUSD(TUSD)は通貨のプロジェクトや企業の資産に頼らずに米ドルを信用の基礎とする安定した仮想通貨をつくろうということで開発が始められています。
TUSDは、ペッグ通貨であり価値の変動が他の通貨と比べて少ない通貨になっています。
ペッグ通貨というのは、法定通貨の価値に依存した通貨のことを指します。
TUSDの場合は米ドルに依存しており、1USD=1TUSDの価値となっております。
同じ価値となるようなものであれば、なぜそんなものを作る必要があったのか?
TUSDを作った目的の一つに仮想通貨を手にしたことがない人が仮想通貨を購入しやすいようにするためといことが挙げられます。
仮想通貨について詳しくない人からすれば、ニュースで大暴落をした仮想通貨の銘柄が紹介されていたり、仮想通貨で借金が膨らんでどうしようもなくなった人などを見ると、仮想通貨に参入しづらいですよね?
ご存知の通り、実際に大体の仮想通貨は大暴落することがありますし、確かに知識なしで買い集めるのはリスキーなんですが。
そこで、法定通貨である米ドルの価値と連動している通貨ができれば、初心者の方でも安心して参入しやすいという狙いがあるそうです。
また、次の記事で詳しく触れていく部分でもありますが安定しているペッグ通貨であれば、シンプルに便利ではありますよね。
安定していない仮想通貨のまま所持しておくのは、不安な方でもTUSDに変えておけばそのまま持っていてもそこまで不安になる必要がなくなります。
法定通貨が必要でない限りは、仮想通貨をいちいち法定通貨に変える手間がいらなくなる便利さを供給するために作られたともいえます。
TUSDの名前の由来に関しては諸説あり、TUSDの価値がUSDの価値とほぼ同等であることやTrueをそのまま翻訳すると本物という意味になることから、価値的には「TUSD=本物のUSD」として扱ってほしいという意味を込めてつけられた説が濃厚かなと...
TrueUSD(トゥルーユーエスディー)の特徴/メリット
TUSDの特徴といえば、なんといっても米ドル依存のペッグ通貨であるということでしょう。
それは、その他大勢の仮想通貨がマネしようとしてもマネできるような特徴ではありません。
ゆえに、既に確固たる需要のある地位を確立できていると言えます。
だがここで、「仮想通貨は価値が大きく変動するからこそ、大きく利益を出せるわけであって、安定している通貨なんて買う必要ないのでは?」と思った方もいると思います。
自分も最初はどういう使われ方をしているのかわかりませんでした。
はっきり言って、確かに投資という面においては、TUSDは向いていないと思います。
ですが、TUSDは安定しているので投資している仮想通貨が暴落しそうな予兆を見せた場合に、避難先として活用することができます。
みなさんがもし、持参している仮想通貨が暴落の兆しを見せた場合どうしますか?
そのまま持っておく人もいるかもしれませんが、それだと資産を多く失う可能性が高くて不安ですよね。
その場合、一番信頼することができる法定通貨に変更すると思います。
その際に踏む手順が
海外の取引所
⇩
国内の取引所
⇩
銀行口座
へと2回取引しなければなりません。
ですが、TUSDがあればもっている仮想通貨をTUSDに変えるだけで済みます。
仮想通貨の取引時間がものすごく速いわけではないことを考えると、取引回数が減るのでその間の価格変動にも影響されづらいですし、無駄な手数料も少なくて済みます。
ペッグ通貨としてTUSDよりも有名な通貨に「Tether(テザー)」という通貨があります。
テザーについてはここでは詳しく説明はしないのですが、そんな有名なペッグ通貨があるのにTUSDが出来たのには理由があり、TUSD独自のメリットがあります。
先ほど説明させていただいたように、TUSDは米ドルとのペッグ通貨であるので安定性や信頼性がかなり重要な通貨であることはわかると思います。
しかし、同じようにペッグ通貨でありながらテザーは「Tether疑惑」という問題を発生させてしまったことがあります。
どういう問題だったか簡単に説明すると、Tetherの流通量とTetherが保有する米ドルの量が一致しないことが発覚したのです。
これは、ペッグ通貨であるテザーの存在を脅かすような大きな問題になり得ました。
一方で、TUSDはテザーとは異なり複数の信託銀行によって運営されている仕組みになっています。
なのでテザーのような問題が起きることがないですし、口座の出入金額は会計士によって毎日実施されているので高い透明性を確保しています。
TUSDはより高い安全性、安定性を備えたペッグ通貨として誕生したんですね。そんなTUSDに欠点やデメリットはあるのでしょうか?
TrueUSD(トゥルーユーエスディー)の欠点/問題点
TUSDの特徴の記事で少し先述したんですが、TUSDは投資に向いていないところがあります。
というのも、安定しているがゆえに大きく価格が揺れ動くことがないため、TUSDに投資して儲かるということははっきり言ってしづらいです。
そのため、投資をすることで利益をだす目的の人たちからしたら買う機会がない通貨として終わっていく場合も多いにありそうです。
仮想通貨の醍醐味の1つである10倍、20倍という価格の高騰があり得ない、安定しているがゆえの汎用性のない仮想通貨であるといえます。
ただ、投資が目的のユーザーから相手にされない分、仮想通貨の新規ユーザーからは安定した通貨として最初に購入しやすかったり、日常生活の部分で用いるのに使われる実用性の高さからTUSDの地位が揺らぐほどのデメリットにはなり得ることもなく、そのような欠点はなさそうです。
実はTrueUSD(トゥルーユーエスディー)こんな企業と提携しています!
先述させて頂いたように、他の仮想通貨が1つの企業で管理されているものが多い中、TUSDは複数の信託銀行によって支えられています。
更に、この仕組みはスマートコントラクトによってシステム化しており、どこかの銀行が不正を働こうと企てても実行することはできません。
また、TUSDの開発チームにはスタンフォード大学やグーグル、フェイスブック、マイクロソフト等大手の企業や有名な機関が携わっています。
やはり、安定した仮想通貨を作り出すということが重要であるという認識の元にTrustToken社にと共に開発をされているようですね。
大手がこぞって共に開発し作られた仮想通貨ですから、TUSDの需要は確実に高いものであるといえます。
そんな期待ができるTUSDですが、世間での評判はどうなっているのでしょうか?
TrueUSD(トゥルーユーエスディー)の評判
迷っているならとりあえずTUSDを買うべきと太鼓判を押されています!
えーわかんねよwって人はzilとtusd買えばいいと思ってる
— akazukinは癒されたい。 (@fudebuxingle) 2019年1月29日
価格が下がっていっているビットコインを横目安定しているTUSDの不動感が伝わります。
俺の中のTUSDが気持ち良くなろうとしてる気がする…。
落ちるのかBTCよ…。— もよ《😎》 (@moyo114514) 2019年2月6日
TrueUSD(トゥルーユーエスディー)が購入できるおすすめの取引所3選
現在TUSDを国内で扱っている取引所はないので、海外の取引所に口座を開いて購入する必要があります。
Binance(バイナンス)
海外の大手取引所として、国内での人気ナンバー1といっても過言ではないほどの認知度と使いやすさで大人気の仮想通貨取引所です。
取引手数料も安く取引の回数を重ねてもそこまで負担になりません。
また、扱っている通貨の種類も多いので、すで仮想通貨で投資を経験されたことのあるユーザーでも投資したい銘柄が揃っていたり、新規ユーザーでも見やすい画面で使いやすい取引所となっています。
迷っているならばとりあえずバイナンスと言えるほどおすすめできます。
BIttrex(ビットレックス)
ビットレックスは高いシェア率をもつ取引所で、多くの仮想通貨の取引を行うことができます。
その人気の秘密は手数料が安いことが関係しています。
国内の取引所と比べてもその差は大きいです。
また、仮想通貨を取り扱う初心者にもわかりやすい明確な画面構成をしているので、とても見やすくわかりやすいと思います。
その使いやすさと手数料が安く気軽に取引できることから要チエックな取引所になります。
OKEX(オーケーイーエックス)
イーエックスは中国の取引所で3つの取引所を運営していますが、全ユーザー向けになっているのはOKEx.com 、OKCoin.cnは中国人向け、OKCoin.comはUSDユーザー向けになっています。
Makerの手数料が格段に安い仕様になっており、こちらの取引所では先物取引にも対応していますが、英語と中国語表記にのみになるので英語、中国語が苦手な初心者の方には向いていないのかもしれません。
TrueUSD(トゥルーユーエスディー)の今後の将来性
TUSDの特徴として、米ドル依存の安定したペッグ通貨であるということがわかりました。
そのペッグ通貨の中でも複数の信託銀行から成り立っているという安定性と信頼性を兼ね備えています。
今は銀行も倒産する時代ですから、仮に銀行が1,2社潰れたとしてもTUSDは残り続けるでしょう。
他の仮想通貨は管理している1社が潰れたら破産するものが多いです。
また、今後もTUSDに加盟する信託銀行の数が増えていくことも予想されるのでより安定性と価値を高めていくことが考えられます。
仮想通貨の多くは価値が暴落しているものもあり、変動性がとても高いため長期的投資には必ずリスクが伴います。
そういう意味では、TUSDのような信用性の高く長期的投資も可能にした仮想通貨の登場は、仮想通貨に新しい可能性を見出したといえるでしょう。
また、方針として新しい通貨にも対応していく予定があるみたいなので「True JPY」みたいな日本円と連動したものができるのも楽しみですね。
大手企業が開発に加わっていたこともあり、その企業との関係もこれから楽しみです!
今後もTUSDの動向に注目していきたいと思います。