
2018年10月22日、ビットコインの今後の予想を、デジタル通貨の支払いサービス株式会社マネーボタンのCEOであるライアンチャールズ氏はAMBクリプトで、世界最大手のオフショア投資顧問企業deVere GroupのCEOであるNigel Green氏はCCNのインタビューで予想を発表しました。
両者とも、異なる予想を出しているが、読者は今後の仮想通貨予想に参考にして下さい。
まずは、1BTC=100万ドル(1億円以上)を超えると発表したライアンチャールズ氏の見解から見ていきましょう。
ライアンチャールズ氏:ビットコインの価格は100万ドル(1億円以上)を超える
デジタル通貨の支払いサービスを手掛ける株式会社マネーボタンのCEO、ライアンチャールズ氏は次のように予想しました。
仮にビットコインが「ワールドマネー」になった場合、ビットコインの価格は1BTC=100万ドル(1億1000万円)を優に超える。
引用:AMBクリプト
様々な投資家やアナリストが多種多様な視点から「ビットコインの価格上昇」を予想する中、ライアン氏は米ドルのマネーサプライM2(現金+預金)から論理的にビットコインの価格上昇を解説しました。
ビットコインが今後、価格上昇する理由は以下の3つです。
- ビットコインがワールドマネーになると仮定
- 米ドルのマネーサプライを現在のワールドマネーと定義
- 米ドルのマネーサプライは21兆ドル
ライアン氏は現在のアメリカドルのマネーサプライM2(約21兆ドル)を現在の「ワールドマネー」だとしました。
そして、ビットコインの発行上限枚数は2100万枚だと決まっているため、単純にワールドマネー21兆ドルを、2100万枚で割れば1BTC=100万ドル(約1億1000万円)が算出されるというわけです。
ただ、以上の価格予想は上述した通り「ビットコインがワールドマネーになった場合」です。
つまり、今の米ドルがすべてBTCに代替された場合の予想ですので、極論に近いものがあります。
しかし、ライアン氏以外にも他視点から1BTC=100万ドルを予想する投資家・アナリストは多数存在しますし、現に法定通貨から仮想通貨へのシフトが起きているのは事実ですので信憑性は高いと言えるでしょう。
Nigel Green氏:ビットコインのシェアをETHとXRPが上回る
世界最大手のオフショア投資顧問企業deVere GroupのCEOであるNigel Green氏がCCNとのインタビューで次のように語り、理由付けしました。
もう間もなくビットコインが誕生して10年がたつ。
次の10年でビットコインは仮想通貨業界に対する影響力やドミナンス(シェア・支配力)を大きく失い、XRPやETHがそれを上回るだろう。
引用:COINPOST
※2018年10月現在のビットコインが仮想通貨全体を占めるドミナンスは53.8%です。
理由として、次のように語りました。
今後、公私両方の機関により仮想通貨の採用や利用が大幅に進むことが予想され、さらにデジタル資産がローンチされることが考えられる。
これにより市場競争が激化し、ビットコインのマーケットシェアは失われるだろう。
また現在、法定通貨からのシフトが徐々に起きており、この動きは今後10年でさらに加速するだろう。
仮想通貨採用のペースは加速し、次の10年でBTCの時価総額が、現在の価格から少なくとも5,000%の成長が見込まれる。
引用:COINPOST
つまり、ドミナンスは実用性の高いイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)の比重が大きくなるが、デジタル資産のローンチなど投資的側面においてビットコインの価格は上昇するということですね。