ブロックチェーン

仮想通貨に欠かせない仕組みとして知られるブロックチェーンですが、現在は金融機関を始め、色々な分野で有用性が期待されているのはご存知でしょうか。

ブロックチェーンは過去のあらゆる取り引きデータを参照でき、しかも、改ざんに対する耐性もあるのが特徴です。

仮想通貨と言えば過去、多数の問題が取り沙汰されましたが、このブロックチェーン自体ではなく、取り引きシステムに起因するトラブルが主因だと言われています。

つまり、ブロックチェーン自体は信頼性がある仕組みとして一定の評価がなされており、技術面の改良や応用が進んでいる現在では、将来の産業の在り方を大きく変えてしまう可能性すら、指摘されているのです。

この記事では、そんなブロックチェーン技術と、何かと問題を抱える医療の関係について、詳しく見ていくことにしましょう。

ブロックチェーンと医療の関係性

ブロックチェーンと医療の関係に現在注目が集まっている?その理由は?

ブロックチェーン技術には、幾つかの強みがあります。

現状のシステムに比べてもメリットがあるため、上手く活用できれば、迅速性や正確性など多彩な面で効果があると考えられているのです。

これを活用すれば医療分野の課題を克服できる可能性も考えられいます。

それでは、ブロックチェーンの持つ強みとは、どのようなものでしょうか。

データ管理が分散型

現在主流のデータ管理の方針は、権限集中型です。

ある程度はバックアップ用の機材も用意されていますが、基本的に管理に寄与するデバイスは限られています。

これに対してブロックチェーンは分散型で、データ管理を行う端末が幅広くなっています。

このために、例えば災害などで局所的にシステムがダウンしても、残っている部分でデータを処理できる特徴があります。

整合性が高く消されにくい

ITシステムには不正な操作に弱いと言う欠点があります。

例えば、第三者が不正にシステムに侵入すれば、データを消したり改ざんしたりできるのですが、これによって企業が大きなダメージを被ったことも少なくはありません。

これを防ぐために、何重にもセキュリティー対策を施しているのが通例です。

不正アクセスを検知するソフトを使ったり、人間が監視したりと大掛かりなものですが、それでもちょっとした綻びから、トラブルに発展しかねません。

この点ブロックチェーンは、分散型の管理システムですから、不正な操作に強くなっています

誰かが一部を改ざんしても、残りの部分と照合して「おかしい」と見抜くことができるのです。

これによって、電子カルテにとっては致命的な改ざんの問題についても、ブロックチェーンにはメリットがあると見込まれています。

データベースの形式を統一化できる

現在の利用機関には、データベースに関する規定が不足しており、スムーズな情報伝達と言う部分で問題が生じています。

現場の医師にとっても長年の懸念材料とされてきたようですが、ブロックチェーンはここでも期待可能です。

そもそも医療が抱えている現在の問題

日本の医療は信頼性が高いように見えますが、実は問題の温床となっています。

代表例で言えば、高齢化に伴う医療費に関する財政負担の急激な増加もありますが、他にも改題の枚挙に暇がありません。

コンプライアンスの問題であったり、複雑化する仕事内容によって管理ミス、治療ミスが生じるケースも見立つようになりました。

このようなミスが生じた際には、場合によっては訴訟につながってきますが、これも医療業界が抱える一つの問題となっています。

明確な医療ミスではなくても、患者側の思い違いや医師側の説明不足から、裁判になることが多くなっているのです。

現状では、この訴訟問題のために経営が圧迫されている医療機関もあるほど。

このようなリスクもあって、医療機関としては、医師はもちろん看護師の業務内容も複雑・多様化している上で、高い正確性も求められるようになってきました。

他には管理コストの増加や医師・看護師不足についても、看過できない面があります。

ブロックチェーン技術が補える医療分野の欠点

ブロックチェーンは医療のどんな部分の欠点を補うことができる?

ブロックチェーンを使えば、前述したような問題のすべてが解決できるかと言うと、それは高望みしすぎでしょう。

しかし、政府が行ったリサーチを参照してみると、先に紹介した問題や他の課題点の幾つかに対して、有効性を認めることができそうです。

災害時のバックアップ

大規模災害時には各種インフラが寸断される他、多数の怪我人が発生するために患者の過去データを入手することが難しくなります。

しかし、ブロックチェーン技術を使えば、この課題について解決策になるかも知れません。

患者の中にはアレルギー症状の他、禁忌薬の問題がありますが、これの確認に手間取っていると、助かったはずの命が失われる結果になってきます。

この点でブロックチェーンは「過去のデータを参照できる」と言う強みがあり、これを活かせば災害医療の場で、スムーズに患者データを引き出せる可能性があるのです。

これによって、医師から医師への連絡受け渡しもスムーズに成ることから、迅速性が求められる災害医療の現場に寄与するものと考えられます。

長期治療時のデータの正確性を確保

病気や怪我の状態によっては、どうしても長期的な治療が必要になってくることがあります。

この時にはカルテの存在が重要なのですが、これは医師が手作業で管理することが多くてミスも生じやすく、医療機関同士の連携も良くはありません。

この結果、診療記録については治療データについて内容の不一致や、不正確な管理が行われるケースが後をたたないのです。

この診療データについてですが、ブロックチェーンを活用していくと正確性の確保を達成できるのではないかと、期待されています

ブロックチェーンによって保管されたデータは、消えにくく改ざんされにくい特徴があるのです。

これによって、例えば患者ごとの投薬経歴を正確に保管することも可能になってきます。

セキュリティと透明化の問題に寄与

今後の医療現場では医療データの有効活用のため、患者や医師が診療記録を自由に参照できるような取り組みが、加速する可能性があります。

これによって昔の治療データなどを迅速に入手できれば大きな恩恵もあるものの、問題はセキュリティでしょう。

利用できる者を増やせば、それだけ不正なアクセスや改ざんの問題が生じてきます。

治療データには個人情報も含まれるので、患者としては氏名や住所情報の漏洩リスクは歓迎できません。

ブロックチェーンはこの点で、改ざんに強く、かつ利用者情報を把握することで不正利用を予防できる可能性があります。

請求・支払いの処理を迅速化

現在の医療制度では、各種保険の認証などで非常に手間がかかり、これが不要なコスト増加を招いていると指摘されています。

ブロックチェーンはこの点、仮想通貨のような大規模なトランザクションが生じても、正確・迅速に決算・認証の処理を行えることが強みです。

これを医療現場の各種認証や請求プロセスに活用することで、管理負担を減らせるのではと考えられています。

薬品の安全性を高める

現在の医薬品サプライチェーンには、偽薬やリコールの問題があります。

ここで言う偽薬はプラシーボの確認に使うものではなく、本物に似せて作られた悪質なバッタモンの薬のことです。

海外では不正な偽薬が流通ルートに混ざってきていることがあり、深刻な健康被害をもたらすリスクがあるのです。

また、医薬品に問題が発見された時には、リコールとして回収の対象にばることもあります。

ブロックチェーンは薬品の流通管理を容易・正確にすることで、結果的に安全性を高めると期待されています。

ブロックチェーンと医療が合わさった事例

実際にのブロックチェーンと医療が合わさった事例

まだまだ次世代的な技術として、現状では医療分野に浸透しているとは言えないブロックチェーンの活用ですが、既にシステム運用がスタートしているサービスもあります。

大手通信会社の手掛ける電子カルテ共有システム

通信会社大手として知られるGMOからは、医療機関カルテ共有システムの提供がスタートされています。

これは従来でしたら医療機関に散在していたカルテ情報を、患者が一元的に管理できるようにしたものです。

患者は統合された自身の診療データを、自己の意思で医療機関に提供する権限を持つことができます。

患者が自身の権限で医師にデータを渡すことで、セキュリティーに配慮しつつ迅速な情報提供を可能にしている点が特徴です。

医療・健康に関するデータを管理できる健康銀行

上記の共有システムと同じく、患者側がデータを一元管理し、医師に対しての使用を制限できるのが特徴です。

このシステムでは、毎日の歩行距離や、睡眠時間などのデータも保管することが可能となっています。

診察の際に役立ちそうな情報を色々と提供できるので、診断の正確性にも貢献するのでないでしょうか。

エストニアでは既に積極的な利用がなされている

ITが得意な国として知られるエストニアでは、電子政府と呼ばれる仕組みが導入されていることもあり、その一環として医療関係にもブロックチェーン技術が活用されています

エストニアではX-Roadと呼ばれるインターネットに近いシステムが運用されており、これを使って電子カルテの共有化などが推進されてきました。

これによって行政機関や医療機関、薬局との情報受け渡しがスムーズになっているようです。

ブロックチェーンと医療分野の将来性

実際にのブロックチェーンと医療が合わさった事例

日本ではまだまだ発展途上のブロックチェーンですが、世界的に見ると運用や実証試験は始まっており、今後は医療機関にも浸透してくる可能性が高いと予想できます。

とは言っても課題もあるため、IT革命時のように急激に浸透していく可能性は低いでしょう。

信頼性テストや課題の解決を繰り返しながら、徐々に現在のシステムと置き換わっていく可能性が高いと考えられています。

まとめ

この記事では、近年なにかと話題に上がることの多いブロックチェーン技術が、医療現場においてどのように受け入れられつつあるのかを見てきました。

現状では、仮想通貨の処理で培われてきた信頼性が認められて、導入が検討されつつある段階となっています。

医療においての各種問題を一挙に解決できるかと言えば、そこまでの効果はないものの、現存システムに置き換えることで、もたらされるメリットは小さくないと言えるでしょう。

政府もリサーチを始めており、実験的な取り組みも増えてきていることもあるので、今後も目が離せない技術なのです。

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