
時価総額ランキングが高いが故に多くの人から調べられるUSD coin(ドルコイン)ですが、その正体はなんとステーブルコイン!
ステーブルコインと言えば、価格が大きく変動しない通貨ですから、投資によって多くの大金を稼ぐたい人にとっては、期待はずれかも。
しかし、そんなドルコインは米ドルと連動しているからこそ、大きな強みもあります。
また、ドルコインはCircle社が開発していることもあり、何かと注目を集めている仮想通貨でもありますね。
では一体ドルコインにはどんな特徴があるのか、そしてドルコインを利用するメリットとは何か。
本記事ではドルコインについて徹底的に解説しますから、海外取引所を利用する際には本記事を思いだして下さいね。
USD Coin(ドルコイン)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | USD Coin(ドルコイン) |
トークン名 | USDC |
公開月 | - |
開発国 | アメリカ |
開発チーム | Circle社 |
発行上限 | 253,787,737 USDC |
発行枚数 | 243,120,928 USDC |
アルゴリズム | - |
公式HP | www.centre.io |
公式ブログ | medium.com |
ホワイトペーパー | クリックするとダウンロードされます |
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YouTube | - |
USD Coin(ドルコイン)とは/開発された目的
ドルコインはアメリカの仮想通貨関連企業の中でもメジャーであるCircle社が開発した仮想通貨です。
仮想通貨と言ってもドルコインはステーブルコインですが。
とはいっても、Circle社が開発したドルコインの目的の1つに、仮想通貨を世界に広める役割を持っています。
なぜならばドルコインはステーブルコインであり、日常生活で仮想通貨になじみのない人でも取り扱いやすい性質になっているからですね。
ステーブルコインのことを簡単に言えば、「安定通貨」という意味を持っています。
もちろん、ドルコインはステーブルコインですが、1USDC=1米ドルで交換が出来ます。
つまり、ドルコイン1枚の値段は1米ドルの値段に完全に依存しているので、ビットコインやリップルのように価値が何倍、何十倍と極端に変動することがありません。
もう少しドルコインのことを嚙み砕いてみていきましょう。
例えばビットコインなどの価格が安定していない仮想通貨では前日まで1万円ほどの価値があったのが、今日になってみたら価格が下落し500円になっている可能性があります。
価格が安定しない仮想通貨は、あまりにも仮想通貨に馴染みがない初心者からしたらハードルが高すぎますね。
そこで、ドルコインでは仮想通貨を広めるという役割を、ステーブルコイン(安定通貨)にして目的を果たそうとしてわけです。
また、ドルコインの名前の由来は、1米ドルの価値に連動していることからドルコインという名前になっています。
そのままですねw
USD Coin(ドルコイン)の特徴/メリット
ドルコインは先述した様にステーブルコインの役割を持っていますが、他にもドルコイン独自の特徴があります。
では、ステーブルコインの特徴も踏まえてより詳しくドルコインの特徴を見ていきましょう。
ドルコイン=安定通貨
ドルコインはステーブルコインですから、安定通貨として広く認知されています。
価格は言えば基本的に1USDC=1米ドルとなるように固定されているのが特徴ですね。
例えば、1米ドル110円の時には、ドルコインも1USDC110円ということですね。
ドルコインは法定通貨へ交換したい時に重宝する
ドルコインは米ドルに連動しているから必要ないのでは?
と思うかもしれませんが、ビットコインやアルトコインを一時的に法定通貨へ交換したい際にドルコインは重宝します。
例えば、保有しているビットコインやアルトコインが暴落の兆候を見せ始めていた場合どうしましょう。
リップルなどの様にガチホして保有する人もいますが、基本的にはその他の安定した通貨、つまり法定通貨へ一旦戻したくなる人もいるでしょう。
法定通貨に一旦戻したい場合、日本国内在住で海外取引所に通貨を預けている場合は、
海外取引所
⇩
国内取引所
⇩
銀行口座
へと取引所を2回も経由する必要があります。
取引所を2回も経由することになると、手数料はもちろん時間も手間もかかってしまいます。
しかし、一旦ドルコインに交換すれば価格の暴落を受けにくく、わざわざ取引所を経由する必要もく手数料もかかりません。
つまり、ドルコインに交換するだけで無駄な手間が無くなるということですね。
無駄な手間が無くなることは、ドルコインを含め、米ドルと連動しているステーブルコイン全体に言えますね。
ドルコインはERC20トークン
ドルコインは「ERC20トークン」であるということも1つのメリットといえるでしょう。
ERC20トークンを簡単に説明するとイーサリアムから作られたトークンで、ERC20の仕組みから作られたトークンは全て同じウォレットにて保管できます。
そして、ERC20トークンはビットコインベースで作られている仮想通貨よりも、決済速度が速いというメリットもあります。
さらにERC20トークンには、スマートコントラクトが導入されていて取引の際に高い安全性が保障されているというメリットも。
ERC20について詳しくは下記の記事を見て下さいね。
>>>ERC20とはそもそも何か?特徴とERC20トークンを一覧で解説
話しが若干それてしましましたが、既存するステーブルコイン「Teather」や「True USD」などはビットコインベースですから、ERC20トークンであるドルコインには独自の強みがあるということですね。
ドルコインを開発するCircle社の実績
ドルコインは通貨としての特徴以外にも強みがあります。
いわゆるドルコインの信頼性ですね。
ドルコインを発行するCircle社は、度々ニュースに取り上げられますから、知っている人も多いのでは?
Circle社に十分な実績があるのも含め、ゴールドマンサックスを代表とする世界的な有名企業達もドルコインをサポートしています。
実績や有名企業がドルコインのサポートをしていることを踏まえて考えると、ドルコインは信頼性が高く安全な仮想通貨といえるでしょう。
USD Coin(ドルコイン)の欠点/問題点
通貨として役割と高い実績のある企業がバックにいるドルコインにも欠点はあります。
結論から言えば、ドルコインは投資目的には向きません。
ステーブルコインの役割はそもそも「価格の安定」ですから無理もありませんね。
万が一ドルコインを売買をして利益を出そうとしても、円安やドル高の際に交換した利益が出る程度です。
ですから、短期間で大金を稼ぎお金を荒稼ぎしたい人にはドルコインの取引は向いていません。
強いて言えば、価格が暴落する際の逃げ道コインかもしれませんね。
とはいえ、投資目的以外でドルコインを見た場合、法定通貨と連動しているだけあって目立った欠点や問題点はありません。
目立った欠点や問題点が無い点もドルコインの魅力と言えるでしょう。
実はUSD Coin(ドルコイン)こんな企業と提携しています!
Circle社
ドルコインはそもそもCircle社というアメリカで注目されているスタートアップ企業によって開発されています。
Circle社はアメリカで仮想通貨事業ライセンスを唯一取得している企業であるため、多くの提携ニュースが今後も出てくるかもしれませんね。
ゴールドマンサックス
また、大手企業であるゴールドマンサックスもCircle社の株を保有し、ドルコインのサポート体制に入っています。
大手企業に支援してもらえるのはドルコインが世界に広まる為にも必要不可欠ですから、大きな強みでしょう。
その他にも中国企業を中心としたBaiduやIDG Capital Partners、Credit Easeなども出資企業として会社名が挙がっています。
米大手取引所Poloniex(ポロニエックス)を買収
2018年2月、Circle社は米大手取引所Poloniex(ポロニエックス)を買収しています。
当時Poloniexはアルトコインの取り扱いが多く、数多くある仮想通貨取引所の中でも勢いのある取引所でした。
しかし、バイナンスなどの取引所が勢いが増してきたことやPoloniex自体の不手際などから顧客離れが進んでいました。
そこで、Circle社はPoloniexに目を付け、買収を行ったとのことです。
Circle社がPoloniexを買収することの背景に、自社のプラットフォームを発展させる目的があったとのこと。
Poloniex取引所は、現在取引が盛んに行われている取引所の1つですから、今後のCircle社に注目ですね。
USD Coin(ドルコイン)の評判
多くの企業が提携し、サポートをしているCircle社のドルコインですが、日本でも知っている人は知っている模様ですね。
下記のツイートはステーブルコイン全体の様子をツイートしていますが、成長が失速しつつも徐々に成長していることが分かる前向きなツイートですね。
1月のステーブルコイン状況。後半は成長が失速するも、月初対比では続伸。#ステーブルコイン $USDC $TUSD $PAX $GUSD pic.twitter.com/9UHBSTNCx0
— DEG(デグ) (@DEG_2020) 2019年1月31日
また、ドルコインの供給量が増えていていることから将来性が高いのでは?とツイートする人も。
USDCの供給量が月次で50%くらい伸びてる。
これが将来、どういった優位性を獲得するか想像できていない人もまだいるけど、一つのポジションが築かれつつある pic.twitter.com/mZrYcc8rCN— Junya Hirano 平野淳也 (@junbhirano) 2019年1月24日
ドルコインの評判を見ても分かる通り日本国内でもどうやら、ドルコインに期待をする人はいますね。
USD Coin(ドルコイン)が購入できるおすすめ取引所3選
日本国内でもまずまずと言った評判を受けているドルコインですが、残念ながら国内で取り扱っている取引所がありません。
ですからドルコインを入手するためには、海外取引所で口座開設をして購入する必要があります。
ここでは、ドルコインを購入する際のおすすめ取引所を3つ紹介しますね。
Binance(バイナンス)
言わずとしれた世界的に有名な大手取引所Binanceですが、ドルコインを購入する際には利用を検討した取引所の1つですね。
Binanceは取引手数料も低く、使い方も簡単、そして草コインを含め多くの通貨を取り扱っていますから、ドルコイン以外の仮想通貨を購入する際にも役にたちますね。
また近年、Binanceはクレジットカード取引を可能にしたというニュースもありますから、まだ知らない人は要チェック。
CoinEX(コインイーエックス)
次におすすめしたい取引所はビットコインキャッシュが基軸になっているCoinEX取引所です。
CoinEXのメリットと言えば、取引量に応じて手数料がほぼ0になる点ですね。
取扱通貨の数は少ないものの、主要通貨のほとんどが上場しているCoinEXなら、ドルコインを取引しても良さそうですね。
OKEX(オーケーイーエックス)
最後に、中国3大取引所として有名なOKEX取引所です。
OKEXと言えば、全ユーザー向けになっている取引所OKEx.com 、中国人向けの取引所OKCoin.cn、USDユーザー向けの取引所OKCoin.comの3つの取引所に分かれている、なんとも顧客思いの取引所ですね。
日本語対応していない点が難点ですが、先物取引にも対応している為、ドルコインを購入する際に一役買ってくれそうですね。
USD Coin(ドルコイン)の今後の将来性
ドルコインはステーブルコイン。
つまり米ドルのペッグ通貨であり、完全に法定通貨である米ドルの価値に依存しています。
とはいえ、ドルコインを開発したCicle社含め、大企業であるゴールドマンサックスやその他多くの企業から支持、支援されている為、信頼性が高い通貨であるという特徴があります。
しかし、ドルコインが必要な場面が出てこない限り無理に買う必要がない通貨なのかなという印象もありますね。
なぜなら、仮想通貨において特殊な立ち位置であるステーブルコインであるからです。
投資目的には不向きなドルコインですが、基本的には価値が安定している仮想通貨としてその地位を確立していますね。
その証拠にドルコインは既に多くの取引所やウォレットで取引及び採用されています。
Circle社が大手取引所Poloniexを更に成長させ、今後すべてのものに価値をつけれるマーケットが完成するのも楽しみですね。
ですから、ドルコインは将来的に残っていく可能性が高そうですね。