
2019年6月に入りビットコイン(BTC)の価格が上昇し続け、1BTCの価格が100万円を超えたかと思えば、あっという間に110万円、120万円を超えるという現象が発生。
その影響もあり、一度は冷え切ってしまった仮想通貨市場が再び活気や熱気を帯びてきています。
日本人の中では、ビットコインやリップル(XRP)などが人気ですが、他にも人気通貨はいくつかあります。
その中の一つがカルダノ(ADA)です。
時価総額ランキングでも10位前後に位置している人気通貨で、かつてはプレセールからの価格上昇率が大きな話題となりました。
そんなカルダノですが、現在はどのようにして購入するのか、その入手方法についてお伝えしていきます。
人気の通貨の一つであるカルダノへの投資や、今後の取引の参考にしていただければ幸いです。
カルダノ(エイダコイン)の購入方法は
日本の中でも人気仮想通貨のうちの一つカルダノ。
通貨の単位がADAなのでADAコイン(エイダコイン)という名称で知られています。
エイダコインといえば、プレセールやICO(Initial Coin Offering)からの価格上昇が今でも話題になることも。
現在ではICOの数は減少していますが、うまくいったICOの代表的存在がカルダノです。
プレセール時やICOが行われていた時期には、現金を使ってエイダコインを購入できましたが、2019年6月現在は、すでにプレセールはすでに終了。
エイダコインを購入するにはどうしたら良いかをお伝えしていきます。
友人知人に売ってもらう
エイダコインのプレセールは日本からスタートしたということもあり、日本人のホルダーが多い傾向にあります。
プレセール時からいっさい手を付けずに今も保有している人も珍しくありません。
どうしてもエイダコインを現金で購入したいと考えている人は、プレセールで購入した友人・知人を探して直接売ってもらうという手があります。
量や金額は要相談になると思いますが、気をつけておくべきことは、エイダコインを保管するウォレットが必要だということです。
何かしらの仮想通貨を保有していたり、購入の経験がある人であればわかると思いますが、未経験の人や初心者の場合はウォレットの存在がよくわからないという人もいます。
エイダコインという名前だけを聞いて、購入を検討している人はウォレットについて調べておきましょう。
海外取引所で取引をする
エイダコインは残念ながら、2019年6月現在では日本国内の仮想通貨取引所で取り扱われていません。
つまり、エイダコインを入手するには、海外の仮想通貨取引所を利用する必要があります。
また、エイダコインと取引をするためにはビットコイン(イーサリアムでも可な取引所もある)が必要になってきますので、国内の仮想通貨取引所で口座開設をしてビットコインを購入しなくてはなりません。
国内の仮想通貨取引所は特に、審査が厳しくなっていますので、口座開設をするだけでも、数日〜数週間かかります。
海外の取引所でも、セキュリティが厳しくなっていますので、場所によっては審査に時間がかかる恐れも。
今現在、仮想通貨を全く保有していない場合
- 国内仮想通貨取引所の口座開設
- 海外仮想通貨取引所の口座開設
最低でもこの2つのことをしなければなりません。
さらに、以下の手順が必要となります。
- 国内の取引所でビットコインを購入
- エイダコインを扱っている取引所の自分の口座にビットコインを送金
- 送金したビットコインを使ってエイダコインを購入・取引
最低でも、これだけの手順がかかりますので、もし仮想通貨取引所の口座を持っていない状態は、今日明日で取引を行いたいと思ってもそれはできないということです。
いつでも取引ができるように、あらかじめ仮想通貨取引所の口座の開設をしておきましょう。
余力があれば、口座開設をした取引所の取引方法などについても調べておくと、後々の取引がスムーズに行えます。
カルダノ(エイダコイン)が購入できる取引所
カルダノは国内の仮想通貨取引所では購入できませんが、海外のどの取引所で購入できるのか。
エイダコインを取り扱っている海外の取引所について見ていきましょう。
カルダノの公式サイトには、取り扱っている取引所についての記載があります。

出典:カルダノ公式サイト
これらの取引所を順番に一つずつ見ていきましょう。
Bittrex(ビットレックス)

出典:Bittrex
公式サイトに最初に記載のある取引所ビットレックス。
なぜかといえば、エイダコインが最初に上場した取引所がビットレックスだからです。
上場した順番での記載ではないとは思いますが、カルダノは上場する前は販売形態などから詐欺コインと言われていました。
そんな中、2017年10月1日にビットレックスにエイダコインが上場すると、プレセール時の何十倍という価格がつき話題となりました。
話題となっただけでなく、詐欺コインではないということも証明して見せました。
取引所に上場したことと、背景にビットコインバブルがあったことなどもあり、この上場をきっかけに「エイダ長者」と呼ばれる、エイダコインによって大きな資産を築き上げた人たちが出現しました。
ビットレックスでは、ビットコインだけでなく、イーサリアム(ETH)やテザー(USDT)でもエイダコインとの取引が可能です。
ビットレックスへの上場は、現在のエイダコインにとって、とても大きな影響を与えた上場と言えるでしょう。
Binance(バイナンス)

出典:Binance
バイナンスは、世界最大規模を誇る仮想通貨取引所です。
日本でも知名度はありますが、世界的に見ても有名な取引所でユーザーも世界中にいます。
そんな世界最大規模の取引所でも、エイダコインが上場しており、ビットコインで購入することが可能です。
バイナンスはトレーダーに人気がある取引所のため、ビットコインとエイダコインの取引がスムーズに行えるというメリットがあります。
世界の仮想通貨取引所では、上場はしているものの、取引量が少なく取引がなかなか成立しない場所もあるため注意が必要です。
その点でバイナンスは、ユーザーが多いため取引が成立しないということは少ないでしょう。
また、取引の際にかかってくる手数料が安いことも大きなメリットのため、複数回や継続的にエイダコインの購入を考えている人には相性の良い取引所です。
BitMEX(ビットメックス)

出典:BitMEX
ビットメックスも規模で言えば世界最大級の取引所です。
ですが、他の取引所と違う点があります。
それは、仮想通貨FX専用の取引所ということです。
また、ビットコインで最大100倍のレバレッジをかけることができ、エイダコインなどのアルトコインでも最大20倍のレバレッジをかけることができるため、FXトレーダー御用達の取引所。
ただし、現物取引ができないため、これからエイダコインの購入を考えている人には向かない取引所です。
世界にはこうしたレバレッジ取引専用の取引所もあるため注意しておきましょう。
UPbit(アップビット)

出典:UPbit
アップビットは韓国に拠点を置く仮想通貨取引所です。
エイダコインをはじめとする100種類を超える多くの通貨を取り扱っています。
2019年6月現在では193種類の通貨を扱っており、様々な通貨の取引が可能。
多くの通貨を扱っているアップビットですが、日本人は利用できませんので注意が必要です。
ただし、口座開設をしなくてもチャートを見ることはできますので、韓国の取引所でエイダコインがどのような値動きをしているか、投資対象としての参考や勉強にはなりますので、気になる人はチェックしてみてください。
HitBTC(ヒットBTC)

出典:HitBTC
ヒットBTCはICOが行われた通貨がすぐに上場するということで話題となっていた取引所です。
そのため、他の取引所では扱っていないような通貨が扱われており、一攫千金を狙っているような人には人気の取引所でもあります。
エイダコインも上場していますが、現在は日本人の利用はできなくなっています。
かつては利用可能でしたが、本人確認が不要というヒットBTCの運営が、日本の資金決済法に触れてしまったり、金融庁の規制などの影響もあり、日本人は利用不可となってしまいました。
チャートは見ることができますので、エイダコインの値動きのチェックには利用できます。
bithumb(ビッサム )

出典:bithumb
韓国で最大手に入る規模を誇る仮想通貨取引所のビッサム。
ユーザーも多く世界的にも有名な取引所です。
取り扱っている通貨が豊富で、様々な取引を行える便利な取引所ですが、気になる点はセキュリティの弱さ。
3年間で3回のハッキング被害に遭っており、不安は拭えきれていません。
公式サイトは日本語対応しており、日本人でも見やすいという特徴がありますが、ハッキングの件や、2019年には人員を半減するなど、先行きの不安が気になるところです。
人気の取引所ではありますが、現状や今後を考えて利用するかどうかは要検討した方が良いでしょう。
eToro(イートロ )

出典:eToro
イートロは為替取引・株取引・商品取引などを提供する世界最大級のSNSトレードプラットフォームです。
全世界で利用者は1,000万人以上いると言われています。
そこにもエイダコインは上場していますが、上の画像のように日本人は利用できません。
日本人というよりは日本居住者の利用が不可になります。
公式サイトにアクセスをすると、上の画像のような表記となり、他の取引所では可能なチャートを見るということすらできない状態です。
ただし、中には日本円のイオス(EOS)やリップル(XRP)ペアが追加されたという情報もあり、状況次第では日本向けサービスを視野に入れているかもしれません。
金融庁との関係が課題ですが、今後日本人向けのサービスを展開すれば、エイダコインの流通も活発になることは間違いないので期待したいところ。
エイダコインは日本人のホルダーも多いので、もしこの先イートロが何かしらの形で日本居住者向けのサービスがリリースされれば、エイダコインの価格上昇に大きな影響を与えそうです。
まとめ
日本でも人気のエイダコインは、日本国内の仮想通貨取引所で購入できないことが大きな弱点となっています。
手早くエイダコインを購入するには、国内の仮想通貨取引所で口座開設をしてビットコインを購入し、そのビットコインを使って海外の取引所でエイダコインを購入する必要があります。
そのためには、国内と海外の両方の仮想通貨取引所の口座開設が必須です。
エイダコインを購入したい時にすぐに取引ができるよう、すぐに口座開設の準備を進めておくことをおすすめします。
ただし、日本人は利用できないところや日本語対応していないところ、その他注意点もありますので、取引所の使い方をしっかり調べたり、取引所サイトのQ&Aなどには必ず目を通しておくことを忘れないでください。
すでに口座を開設している人は、今後の開発に期待がかかっているカルダノですので、タイミングを見て仕込みをしていきましょう。