ビットコインのレバレッジ取引ができる国内取引所8選!特徴と見落としがちな注意点

仮想通貨界の基軸通貨で、世界中で取引がされているビットコイン(BTC)。

日本国内の仮想通貨取引所での取り扱いはもちろん、世界の取引所でも、取り扱いがない仮想通貨取引所はないと言われるほどと言われています。

ビットコインがあれば、法定通貨との取引や、ビットコイン以外のアルトコインとの取引が可能ですが、取引所によってはレバレッジ取引を行うことも可能です。

今回は、ビットコインのレバレッジ取引ができる仮想通貨取引所や、今後のレバレッジ取引の変更点などを中心にお届けしていきます。

2019年4月以降のビットコイン価格上昇の流れをうまく活用するための参考にしてもらえたら幸いです。

ビットコインのレバレッジ取引の最大倍率は

ビットコインの取引は法定通貨との取引やアルトコインとの取引になります。

国内のいくつかの仮想通貨取引所ではレバレッジ取引を行うことが可能。

レバレッジ取引とは、自己資金の一部や全てを「証拠金」として取引所に提出し、その資金に対して2倍、3倍などの倍率をかけて取引を行うことです。

レバレッジの倍率は各仮想通貨取引所によって違います。

日本の仮想通貨取引所でかけることができる最大レバレッジはザイフの25倍です。

レバレッジの倍率は最大25倍
AirFX取引ではレバレッジを最大25倍まで設定することが可能となり、これまでよりもさらに資金効率を高めた投資を行うことができます。

しかし、当然その分シビアな価格変動でロスカットにかかるリスクも高まります。特にスプレッドが大きい場合や、相場が乱高下している際に、高いレバレッジで取引されると非常に短時間で大きな利益を期待できる反面、すぐにロスカットされ思わぬ損失を被る危険がありますので、取引される際は十分ご注意ください。

引用:ZaifのAirFXとは?

海外の仮想通貨取引所ではクリプトGTで200倍というところもありますが、国内では25倍までのレバレッジになります。

ビットコインのレバレッジ取引倍率上限が変更か

現物取引に比べて大きな倍率をかけて取引ができるレバレッジ取引ですが、2019年5月現在、最大倍率は25倍となっています。

しかし、この最大倍率が2019年中に4倍以下にまで引き下げられることが濃厚となりました。

日本仮想通貨交換業協会は(Japan Virtual Currency Exchange Association:JVCEA)は、2018年の10月に金融庁から認定資金決済事業者協会として認定されています。

仮想通貨を利用したレバレッジ取引における利用者の損失リスク及び過剰な投機的取引を抑制するため、デリバティブ取引における証拠金率の決定方法を参考に証拠金倍率を規定、その他証拠金取引業務に必要な事項を規定。

証拠金倍率 :協会指定水準=4倍(証拠金率25%)又は会員自身が決定する水準の選択利用(1年限りの暫定措置)

1年以内に会員における未収金の発生状況を勘案し、協会指定水準に統一

※自ら倍率を決定する会員の利用者において1年内に未収金が生じた場合には、その時点で当該会員は未収金が発生することのない水準に速やかに倍率を切り下げなければならないことを規定。

※協会指定水準(4倍)の根拠

2018年3月31日を起点にその前3か月、1年、3年を対象期間とし、主要な仮想通貨であるビットコインの日次価格変動率をサンプルとした。未収金の発生を予防する観点からサンプルの99.5%が収まるラインを適正値とし、いずれの期間でもこのラインに収まる値を抽出。この結果、変動率約25%という値が得られたため、証拠金倍率を4倍に設定

引用:証拠金取引に関する規則

これによって、レバレッジに最高倍率を4倍以下となり、実際にbitFlyerやBITPOINT、GMOコインなどは2019年に入ってからレバレッジの最大倍率を4倍へ引き下げを行いました。

2019年の10月までには、レバレッジ取引を行っている仮想通貨取引所の全てで最大レバレッジが4倍までに規制されると言われています。

これまでの25倍と比較すると利益が出しにくくなりますが、金融庁の規制となれば従うしかないようです。

2019年5月30日には、Yahoo!の子会社が出資している仮想通貨取引所「TAOTAO」がサービスを開始し、レバレッジ取引もサービスするとのこと。

倍率に関しては正確な発表はありませんが、4倍以下になることが濃厚です。

ビットコインのレバレッジ取引ができる国内仮想通貨取引所8選

レバレッジ

ここからはレバレッジ取引ができる国内仮想通貨取引所について見ていきます。

取引所の特徴と合わせて、どの取引所でレバレッジ取引ができるのかを把握しておきましょう。

BITPoint

出典:BITPoint

サッカー選手の本田圭佑氏をイメージキャラクターに起用して話題となったBITPoint(ビットポイント)。

ビットコインのレバレッジ取引に対応しており、かけられるレバレッジは「1倍」「2倍」「4倍」の3種類となっています。

レバレッジ取引ができるペアはビットコイン/円(BTC/JPY)のみです。

BITPointの大きな特徴としては

  • 口座開設手数料
  • 口座管理料
  • 取引手数料

これら各種の手数料が無料ということです。

レバレッジ取引を開始したいという人には、手数料を気にせずに手軽に始められるというメリットがあります。

注文単位は0.01BTCからで、1注文あたりの上限値は100BTCとなっています。

また、日本で初めてビットコインのMeta Trader4(MT4)取引を実現した取引所でもあり、システムトレードを使用した取引も可能。

資産運用にビットコインのレバレッジ取引を取り入れることも可能な取引所と言えます。

また、BITPointのスタッフには金融業界出身者が多く、取引画面が見やすい、操作しやすいということも大きな特徴です。

GMOコイン

出典:GMOコイン

東証一部上場企業のGMOグループが運営している仮想通貨取引所のGMOコイン。

仮想通貨取引所は、かつての不正送金事件などから、信用度が疑われていますが、東証一部上場企業が運営しているとあって信頼度、安心感が高い取引所です。

ビットコインのレバレッジ取引だけでなく、アルトコインのレバレッジ取引にも対応しています。

また、取引には専用スマホアプリの「ビットレ君」があり、本格的なチャートや9種類のテクニカル指標を活用し、スマホがあれば取引を行うことが可能なことがGMOコインの大きな特徴です。

レバレッジの倍率としては、ビットコインもアルトコインも4倍で統一されています。

注文手数料やロスカット手数料、入出金などの取引の際にかかる手数料は基本的に無料となっていることも大きな特徴です。

PCでの取引もそうですが、GMOコインの大きな特徴はスマホでの取引。

ユーザーからも「とにかくスマホからの取引がしやすい」という声が上がっており、外出先でも取引を行いたい人にはおすすめの取引所と言えます。

DMM Bitcoin

出典:DMM Bitcoin

イメージキャラクターにモデル・女優として活躍するローラ氏を起用し、インターネット業界では著名なDMMグループが運営している仮想通貨取引所のDMM Bitcoin(DMMビットコイン)。

DMMビットコインもレバレッジ取引に対応しています。

ビットコインだけでなく、アルトコインのレバレッジ取引に対応しており、計7種類の通貨で取引を行うことが可能です。

かけられる最大レバレッジは4倍となっています。

DMMは運営会社が大手企業とあって、安心して取引ができる他、LINEでも問い合わせができるなどサポートが充実していることが大きな特徴です。

これから仮想通貨取引、レバレッジ取引を行いたいという人にはおすすめの取引所になります。

レバレッジ取引時のロスカットルールについて、公式サイトに詳しく説明が記載されていることも信頼できる証と言えるでしょう。

売買にかかる手数料や口座開設などの手数料は基本的に無料ですが、レバレッジ取引の際に、ポジションを翌日に持ち越した場合は健玉金額の0.04%が手数料としてかかってきます。

DMMビットコインは、ビットコインよりもアルトコインのレバレッジ取引を行いたいという人におすすめの取引所になります。

Liquid by Quoine

国内の仮想通貨取引所で、ビットコインの取引高がNo.1のLiquid by Quoine(リキッドバイコイン)。

人気通貨だけでなく、独自の通貨QASHなど、種類豊富な通貨で取引できることが大きな特徴ですが、レバレッジ取引を行うことも可能です。

Liquidはこれまで25倍のレバレッジで取引が可能でしたが、2019年5月15日に最大レバレッジが4倍に変更されました。

レバレッジ取引を行うことができるペアは全12種類と豊富です。

他の取引所では扱いが少ないリップル(XRP)のレバレッジ取引を行えます。

手数料に関しては取引手数料は無料ですが、ポジション管理料が0.1%/日、ロスカット手数料が0.2%かかります。

他の仮想通貨取引所と比較すると、やや手数料がかかってしまいますが、豊富な種類の取引を行えることが大きなメリットです。

Zaif

出典:Zaif

株式会社フィスコによって運営されている仮想通貨取引所のZaif(ザイフ)。

株式会社フィスコはZaifの他に「フィスコ仮想通貨取引所」を運営しており、計2つの取引所を運営しています。

2019年中にはこの2つの仮想通貨取引所が統一される予定で、かつて不正流出事件が起きたZaifも徐々にサービスを再開。

今後の運営が注目される取引所ですが、レバレッジ取引に対応しています。

ザイフのレバレッジ取引は他の取引所と多少変わっており、「AirFX」という形で、最大レバレッジ25倍までかけることができます。

レバレッジ取引に対応している仮想通貨はビットコインのみであり、国内取引所では唯一高いレバレッジをかけることができます。

ザイフのAirFXでは、ポジションに応じてスワップポイントもつきます。

スワップポイントは売りにつきやすい傾向にありますが、約2時間程度でスワップポジションは変更になり、最大0.375%のスワップポイントをもらうことができます。

また、決済ポジションや損切ポジションを先に設定できるのも特徴ですから、損切が中々できない人にはおすすめの取引所と言えるでしょう。

Coincheck

出典:Coincheck

取り扱い通貨が豊富なことが大きな特徴のCoincheck(コインチェック)ですが、レバレッジ取引に対応しています。

かつて不正送金事件で話題となりましたが、経営陣を一新しセキュリティを強化してサービスを再開。

2019年5月現在、レバレッジ倍率は最大5倍となっています。

coincheckでは日本円を証拠金にしてレバレッジを掛けた取引をすることができます。現在は最大5倍のレバレッジを行うことができます。

coincheckのレバレッジ取引では、日本円を証拠金にして、ロング(買い)やショート(売り)をすることができます。

仮に1万円を証拠金として入金すれば、最大5万円分のビットコインの取引を行えます。

引用:コインチェック「レバレッジ取引とは」

レバレッジ取引を行える通貨はビットコインの他に、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)の計3種類。

レバレッジ取引における手数料は、ロングポジションの場合は0.04%/日で、ショートポジションの場合は0.05%/日となっています。

取引にかかる手数料は無料です。

他の取引所では取り扱いが少ないETCのレバレッジ取引を行えることが大きな特徴。

しかし、かつての不正送金事件から、サービスを再開していないものもありますので、どんなサービスが利用可能かをチェックしておく必要があります。

※現在は一時レバレッジ取引のサービスを停止しています。

bitFlyer

出典:bitFlyer

bitFlyerでは「Lightning FX」というサービスでレバレッジ取引を行うことが可能です。

しかし、気をつけたい点は、2018年6月22日に金融庁より業務改善命令を受けて、2019年5月現在でも新規口座開設(新規アカウント作成)を自粛しています。

すでにアカウントを持っているはレバレッジ取引を行うことができますが、これから取引を考えている人は口座を作成できませんので注意しましょう。

2019年5月28日から、新規注文に限りこれまでのレバレッジ倍率の15倍から最大4倍に変更。

仮想通貨取引における価格変動リスクならびに流動性リスク等を鑑み、お客様保護の観点から検討を重ねた結果、 2019 年 5 月 28 日から新規発注の最大レバレッジ倍率を 4 倍とし、同 7 月下旬には全建玉においても最大 4 倍とすることを決定いたしました。

引用:ビットフライヤー

bitFlyer Lightningでかかる手数料は、取引成立の価格 x 建玉数量 x 20%となっています。

TAOTAO

出典:TAOTAO

ヤフーの子会社が出資していることで話題の仮想通貨取引所で、2019年5月30日にサービスを開始した新しい仮想通貨取引所のTAOTAO(タオタオ)。

この新しい取引所でもレバレッジ取引に対応しています。

  • リップル(XRP)
  • ライトコイン(LTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)

この3つの通貨は、レバレッジ取引のみ対応しています。

手数料に関しては、口座開設や取引にかかる手数料、入出金手数料全て無料となっています。

建玉管理料に関しては0.04%/日で手数料が発生。

ただし、取引所オープンキャンペーンとして5月30日から当面の間は手数料無料となっています。

口座の証拠金維持率がロスカットラインの80%以下となった場合に、自動ロスカットが行われます。

手数料が全て無料なので、これから取引を行いたい人や、取引を多く行いたい人におすすめです。

ビットコインレバレッジ取引を行う際の注意点

レバレッジ取引は、現物取引よりも多くの取引を行えますが、利益も損失の幅も大きくなることは知っての通りです。

リスクを知った上でレバレッジ取引を行うことは当然ですが、もう一つ気をつけておきたいことがあります。

取引所の注意事項などの記載を見ると

「相場が急激に変動した場合には、ロスカットルールが適用されても、差し入れている証拠金の額を上回る損失が生じることがあります。」

このような記載がされています。

非常に小さい文字で書かれている場合もあり、見落としがちですが非常に重要なことです。

FXをすでにやっている人は体験したことがあるかもしれませんが、相場が大きく変動すると取引所のシステムが一時的にダウンし、ロスカットが適用されない場合があります。

システム復旧した時には、ロスカット設定値よりも大きな損失が出る価格になっていることも。

特に仮想通貨が相場の変動が激しい市場ですので、相場変動もそうですが、仮想通貨取引所のシステムダウンにも気にかけておきましょう。

まとめ

仮想通貨のレバレッジ取引は、大きな利益を得られる反面、大きな損失が出る可能性もある取引です。

レバレッジ取引を扱っている国内の仮想通貨取引所はいくつかありますが、自身のリスクや信用度にあったものを選択しましょう。

かつてよりは取引所の信用度は上がっていますし、様々なツールが準備してあり取引を行いやすくなっています。

新しい取引所がサービスを開始したり、2019年5月は特にビットコインを中心として価格が大きく上昇しました。

これらの良い流れを味方につけて、レバレッジ取引でも大きな利益を獲得していきたいところです。

今後の仮想通貨界の成長もチェックしながら取引の利益につなげていきましょう。

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