MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)のwiki的基本情報・特徴・問題点・購入できる取引所・今後の将来性まとめ

MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)は、GoogleやFacebookなどの中央集権型のインターネットサービスの仕組みを、P2Pとブロックチェーンで一変させてしまおうという壮大なスケールをもったプロジェクトであり、ICO時にはたった5時間6億円を調達するほぼ注目を集めています。

注目される理由には、ハッキングに強いことやユーザー保護がきちんとできるからと言えるでしょう。

では具体的にメイドセーフコインにはどんな特徴があるのか、基本情報や懸念点も踏まえて紹介しますね。

MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)のwiki的基本情報

仮想通貨名 MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)
トークン名 MAID
公開月 2014年4月
開発国 スコットランド
開発チーム Madesafe社
発行上限 -
発行枚数 452,552,412 MAID
アルゴリズム Proof of Resource
公式HP safenetwork.tech
ブログ medium.com
ホワイトペーパー Github
Twitter @maidsafe
Facebook @GetMaidSafe
Reddit safenetwork community
TelegramID SAFE Network
YouTube MaidSafe

MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)とは/開発された目的

メイドセーフコインは、既存のインターネットサービスやクラウドサービスなどの課題を克服するために、P2P技術とブロックチェーン技術を応用する新たなサービスとして開発されました。

”Madesafe”とは”Massive Array of Internet Disks”と”Secure Access For Everyone”の頭文字からつけられた名称であり、インターネット上に存在する膨大なハードディスク、メモリ、CPUといったパソコンリソースを効率的かつセキュアに利用できるサービスという意味になります。

メイドセーフコインの公開日は2014年4月であり、Maidsafe社により開発が進められています。

ICOでは販売開始からたった5時間で600万ドルを調達するなど、高い注目を集めました。

MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)の特徴

MaidSafeCoin

P2Pシステム

メイドセーフコインの特徴は、P2Pシステムでインターネット上のサービスを実現するところです。

これまでの代表的なインターネットサービスは、GoogleやFacebookなど米ITジャイアントにより運営されており、彼らの持つ巨大な中央サーバが利用者の様々な個人情報や趣味嗜好データを吸い上げ、その情報を莫大な利益に繋げることでビジネスを発展させてきました。

このようなインターネットビジネスは中央集権型と呼ばれ、運営企業が莫大な利益を得る一方で、利用者は個人情報を無償で提供しているにもかかわらず、一切その対価を貰うことができず、利用者だけが弱い立場になっている状況があります。

メイドセーフコインは、このような課題に対し、P2Pシステムやブロックチェーン技術を利用することで非中央集権型のインターネットサービスの実現を目指しています。

具体的には、これまで企業が大規模な中央サーバで実現してきたインターネットサービスを、メイドセーフコインでは、インターネットに繋がる多数の利用者のパソコンリソースを活用し、自動的にインターネットサービスを提供できるようにします。

中央に運営企業がいないため、データやサービスの利用料を安く抑えることができ、また、ブロックチェーンにより分散環境でデータを保有するため、個人情報の漏洩リスクがないなど、利用者が多くのメリットを享受することが出来ます。

メイドセーフコインの仕組みは「PoR」である

メイドセーフコインでは、インターネットに繋がる利用者のパソコンの能力を少しずつ分けてもらい、インターネットサービスの分散型自動システムを実現します。

具体的には、利用者のパソコンのハードディスクに、個人情報やサービス取引履歴などの情報を分散かつ暗号化して保持します。

また、サービスやシステムの運営については、利用者のパソコンの中で余っているCPUとメモリリソースを活用して処理を行います。

利用者は、自分のパソコンの余っているリソースを提供することになるため、その対価としてメイドセーフシステムから報酬としてメイドセーフコインを貰うことができます。

この仕組みは、ビットコインなどマイニング作業を行うことで報酬を得る方法「PoW」に対し、リソースを提供して報酬を貰えることから「PoR(Proof of Resource)」と呼ばれています。

既存のインターネットサービスの仕組みのように運営企業が大規模な中央サーバを運用するには、膨大なデータを扱うための大量のハードディスクや高価なCPU、さらにはセキュリティ対策なども含め莫大な設備投資が必要になります。

これに対し、メイドセーフコインの仕組みでは、世界中のパソコンの中の余っているリソースを活用するため、利用者が支払う手数料を低く抑えることができます。

また、ブロックチェーンを用いて分散環境で多重にデータやサービス履歴を管理するため、データの改ざんに強いなど、高いセキュリティ性も確保することが出来ます。

自己暗号化

メイドセーフコインの構築するシステムで管理されるデータは、一塊で保存されるのではなく、断片化されて分散するパソコンに別々に保存されます。

断片化した後にはそれぞれ暗号化もなされるため、仮にデータが漏洩したとしても、中身の情報を第三者に知られるリスクはありません。

また、分散するパソコンに保存されるデータは、その所有者以外は中身を見ることができません。

現在の中央集権型の仕組みでは、運営企業がサーバを保有しているため、悪意のある社員がいれば利用者のデータを自由に見ることが出来てしまいます。

これに対しメイドセーフコインの仕組みではデータを機密に保持することが可能になります。

メイドセーフコインの現在価値

メイドセーフコインは、メイドセーフプロジェクトが目指すプラットフォームが構築された後に初めて利用することが出来ます。

裏を返せば、現在のメイドセーフコインは、何らかのサービスで利用することも出来ませんし、インターネットでの支払いなどにも使えません。

このため、あくまで将来メイドセーフプラットフォームが構築された場合に価値を持つものである、という前提で存在する仮想通貨ということになります。

ハッキングに強い

現在の中央集権型の取引所では、取引所を運営する企業が持つサーバに取引情報やユーザ情報を保存します。

そのため、ハッカー視点でみると1つの場所に狙いを定めて集中的にハッキングを仕掛けることができます。

これに対しメイドセーフコインは、データを断片化し、世界中に分散するパソコンにバラバラに保存します。

このため、ハッカーから見た場合にはどのパソコンを標的に絞ってハッキングを行えばよいか分からず、標的を絞り込むことが出来ません。

このため、昨今問題となっているハッキング被害に対しても、メイドセーフコインの仕組みは耐性を持っていることが分かります。

MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)の欠点/問題点

MaidSafeCoin

メイドセーフコインのデメリットは、まだプラットフォームが完成していない点です。

現在、システム構築計画に対し第一段階が完了している状況です。

第二段階の計画については今のところ目途が立っておらず、いつメイドセーフプラットフォームの運用が開始されるのか明確になっていません。

先ほど説明したとおり、メイドセーフコインは、そのプラットフォームが完成後に初めて価値をもつものであるため、プラットフォームの完成が遅れる場合や、最悪のケースとして計画がとん挫するようなことがあれば、メイドセーフコインの価値はゼロになってしまうリスクがあります。

MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)が購入できるおすすめの取引所

MaidSafeCoin

メイドセーフコインが購入できる取引所ですが、残念ながら国内の取引所では購入することができません。

海外取引所では、

  • Poloniex
  • Bittrex
  • Liqui
  • Livecoin

などで購入することができます。

メイドセーフコインを購入したい方は、まずは国内の取引所でビットコインやイーサリアムなどの通貨を購入し、購入した通貨を海外の取引所に入金する必要があります。

なお、上記の取引所の中では、世界でも上位の取引量を誇るBittrexがオススメの取引所になります。

利用者が少ないと流動性が低く、取引が成立し難い状況になります。

Bittrexは、取引量も多く知名度も高いため、今後利用者が増大することも期待できます。

利用者が増えればそれだけ取引が成立しやすくなるメリットがあります。

また大手取引所のため、安定したサーバ運営が期待でき、システムダウンやサービスの一時停止などのリスクも低いと言えます。

MaidSafeCoin(メイドセーフコイン)の今後の将来性

メイドセーフコインは、GAFAに見られる中央集権型のインターネットサービスに一石を投じるプラットフォームを目指して開発が進められていることが分かりましたね。

もしメイドセーフプラットフォームが実現されれば、これまでのインターネットサービスの概念が一新される可能性もあり、今後の動向に注目していきたいですね。

また、メイドセーフプラットフォームでは、これまでITジャイアントが無償で手にしてきた個人情報や趣味嗜好に関する情報について、「価値を利用者側に戻そう」という一面もあります。

ですから我々のような一般のインターネット利用者にもメリットが大きいサービスとなるため、メイドセーフが今後構築するプラットフォームには大きな期待が持てますね。

今後のプラットフォーム構築計画については懸念点もありますが、将来の期待度は高いため、メイドセーフコインを今から少しずつでも購入しておくと、将来の楽しみが広がりそうですね。

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