
DOGEコインと並んで安い価格を誇るReddcoinは、ツイッターなどのSNSと仮想通貨を融合させることを目的に作られた仮想通貨です。
1000種類を超える仮想通貨の中で見ると、かなり古くから存在している仮想通貨の一つです。
今回はこのReddcoinの特徴や将来性、取引してる方の評判や実際に購入取引ができる取引所を紹介していきます。
ReddCoin(レッドコイン)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | ReddCoin(レッドコイン) |
トークン名 | RDD |
最小単位 | - |
公開月 | 2014年1月 |
開発国 | - |
開発チーム | The Reddcoin Team |
開発者 | Jay TechAdept Laurence |
発行上限 | - |
発行枚数 | 28,808,713,174RDD |
アルゴリズム | PoSV |
公式HP | reddcoin.com |
ホワイトペーパー | ホワイトペーパー |
@reddcoin | |
@reddcoin | |
reddCoin community | |
TelegramID | - |
YouTube | Reddcoin |
ReddCoin(レッドコイン)とは/開発された目的
Reddcoinは冒頭でもお話ししたように、TwitterやFacebookなどのSNSと仮想通貨を連携させて、SNSでも幅広く仮想通貨を利用してもらうために開発されたプロジェクトです。
幅広く利用してもらうことを前提に開発されているプロジェクトだからか発行上限がなく、現時点では約300億枚が発行されています。
発行枚数が非常に多いため一枚あたりの価格は安いですが、無価値になったわけではなく、coinmarketcapを見ても100位(2019年3月7日時点)に位置しており、仮想通貨全体から見ると時価総額上位に位置しています。
ReddCoin(レッドコイン)の特徴
続いてはReddcoinの特徴についていくつか見ていきましょう。
発行上限がない
仮想通貨の中では珍しく、Reddcoinには発行上限がありません。
仮想通貨投資をする前提であれば価格はどれだけ上がってもいいですが、実際に使うことを考えると価格は安定した方が使い勝手が良くなります。
Reddcoinは需要の急増による必要以上な価格の高騰を抑制するために、年間5%程度の割合で発行枚数を増やし続けています。
価格が安くまとめて取引しやすい
Reddcoinは流通している枚数が多い関係で1枚当たりの価格が非常に安いです。
現時点(2019年3月6日時点)でも1枚当たりの価格が約0.14円であり、100円あれば700枚円以上も購入できるぐらいには安いです。
時価総額もまだ40億円程度しかありませんので、一時的に注目されて一気に購入された場合は、一気に20~30%近く高騰することも珍しくありません。
51%アタックを受けにくい
モナコインなどでも問題になったことがある51%アタックですが、ReddcoinはPoS(ProofofSteak)を採用していますので、51%アタックの標的になることはまずありません。
厳密には51%アタック受ける可能性もありますが、51%アタックをReddcoinを使って行うメリットが少ないため、この攻撃を受けることはまずないでしょう。
仮にReddcoinが人気が上がって時価総額が大きく上がった場合、それはそれで51%アタックを仕掛ける条件が厳しくなるため、PoSを採用しているReddcoinに関しては心配することはないでしょう。
コミュニティ通貨に近い仮想通貨の一つ
ReddcoinはTwitterなどのSNSで広く使われていることを目的にした仮想通貨であることもあり、コミュニティ通貨に近い仮想通貨でもあります。
コミュニティ通貨と言っても、まだテレグラムが有名になる前に誕生した仮想通貨であるため、仮想通貨プロジェクトでよく使われているテレグラムには対応していません。
代わりにreddcointalkというコミュニティサイトを用意しており、そちらでコミュニティを形成しています。
ReddCoin(レッドコイン)の欠点/問題点
発行枚数が多くたくさん枚数を持ちやすい、51%攻撃の対象にもなりにくいというメリットはありますが、その反面デメリットもいくつか存在します。
投資をする上でメリットだけ知っていても上手く投資すること出来ませんので、デメリットもしっかり押さえておきましょう。
大手SNSと連携するのは簡単ではないということ
まずReddcoinの一番のデメリットというのが、大手SNSと連携するのは簡単なことではないということです。
大手SNSというと、TwitterやFacebook・Instagramなどがありますが、どれも資金力がありその気になれば簡単に仮想通貨を作ることができます。
そのようなSNSと連携して利用することは非常に難しい上に、Reddcoinのプロジェクトが成し遂げようとしていることに欠かせないことでもあるため、SNSと連携することが不可能となった場合は、Reddcoinが事実上無価値になるということであり、それなりに投資リスクは高いです。
2014年後半からは曖昧の発表ばかり
Reddcoinは古くからある仮想通貨の一つですが、2014年9月以降は目立つニュースはほとんど発表されていません。
いくつか開発進捗などのニュースはありましたが、どれもこれも内容が曖昧なものばかりであり、期待していいのか期待せずに避けた方がいいのか、分からない内容ばかりになっています。
期待させるニュースがないと価格は上がりにくい
もちろんのことですが、仮想通貨投資家は仮想通貨の将来性に期待して取引を行うので、その機会を作るきっかけとなるニュースがなければ価格が上がることはありません。
ニュースなど何も発表がなく価格が大きく上がる時はそれこそバブルであり、何の根拠もなく価格が上がっているだけですので気をつける必要があります。
発行上限がないためインフレが起こりやすい
発行上限がないということは、長期にわたる価格の高騰を抑制する役割も担っていますが、Reddcoinの需要がないまま発行枚数が増え続けた場合は逆にインフレが発生します。
インフレが発生すると、価格を維持するところかReddcoinの価格は徐々に下がり続けていくため、投資家は損を積み重ねていくことになるでしょう。
実はReddCoin(レッドコイン)こんな企業と提携しています!
Reddcoinはいくつか企業と提携していますので、こちらについても見ていきましょう。
PhoreBlockchain
匿名の分散型マーケットプレイスを提供しているPhore Blockchainと2018年6月に提携しています。
このマーケットプレイスでの支払い手段の一つとしてReddcoinが使えるようになり、この月を境に実際に支払いに利用できる仮想通貨として流通するようになりました。
Musards
Musardsは音楽業界で活躍する仮想通貨プロジェクトです。
詳しいところはまだ公表されていませんが、Musardsプラットフォームで与えられる報酬として使われる仮想通貨がReddcoinでなるのではないかと言われています。
この提携が発表されたのは2018年6月のことですので、未だに詳細が分からないという点は疑問が残る所です。
Reddcoinの進捗はあまり芳しくないため、提携してる企業はこれらふたつしかありません。
今後何かしらのイベントや開発を予定してるようですが、全てが詳細不明であり実際に開発が進んでいるかどうかはわかりません。
ReddCoin(レッドコイン)の評判
では続いてReddCoinの評判について見ていきましょう。
$RDD は去年RDD-IDがリリースされたけど、使い勝手が良くない、というかまともに使えていない状況。なので、あれ以来触ってすらいない。
SNSで投げ銭をするものなのだから、スマホアプリの開発は必須だろうね。
— tack 🌙 XRP (@tack4459) 2019年1月7日
ReddcoinはSNSで使用する前提のプロジェクトですので、投銭機能を搭載したスマホアプリは必須でしょう。
ですが、そのスマホアプリすらまだリリースされていないため、Reddcoinの情報を追っている人にとってはあまりイメージは持っていません。
$RDD ホルダーが少ないうちに黙々と掘り続けてる。
— murakami (@roma_com) 2017年10月3日
ReddcoinはPoS通貨でもあるので、まとまった枚数を購入して仮想通貨ウォレットに入れておくことで、自動的に枚数が増えていきます。
ですので、まだまだ草コインであるうちに延々とマイニングをしているという方もいるようです。
ReddCoin(レッドコイン)が購入できるおすすめの取引所3選
Reddcoinは古くからある仮想通貨ですが、実はあまり上場している取引所は多くありません。
その中で日本人が取引しやすい取引所をいくつかピックアップしましたので、Reddcoinを取引する際はこれらの取引所を利用してみてくださいね。
Bittrex(ビットレックス)
Reddcoinの流動性が一番高い取引所はBittrexです。
ただしReddcoinも草コインの一つでもあるので、流動性が高いと言っても日本円換算で24時間あたり600万円程度しかありません。
一気に数百万円~数千万円相当のReddcoinを取引したい場合は、時間をかけて売買するようにしましょう。
CoinExchange(コインエクスチェンジ)
CoinExchangeは草コインと呼ばれる仮想通貨を中心に扱われている取引所で、草コイントレーダーの中では比較的知名度の高い取引所の一つです。
ただしReddcoinの流動性はほとんどなく、何も考えずに成行取引した人買った場合は損をしてしまう可能性が高いので、注意してください。
Yobit
ロシアにある仮想通貨取引所です。驚くほどの数の仮想通貨が上場しており、Reddcoinを含む価格の安い仮想通貨がたくさん扱われています。
一枚あたりの価格が安い仮想通貨をたくさん購入したい場合はこの取引を利用するといいでしょう。
ちなみに、YobitもCoinExchangeと同様に流動性が極めて低いので、まとまった枚数を取引したい場合はBittrexを利用するようにしてください。
UPbitにも上場しているが
ちなみにReddcoinの24時間取引量ランキングは1位がBittrexで2位がUPbitですが、UPbitは日本国籍の場合利用することができませんので、紹介していません。
取引量のほとんどがBittrexに集中しており、他の取引所の流動性はほとんどありませんので、何か理由がない限りBittrexを利用するようにしましょう。
ReddCoin(レッドコイン)の今後の将来性
Reddcoinの開発者が失踪したわけではありませんが、2014年から開発が進められているにもかかわらず目立った成果物は存在しないため、将来性に期待することは非常に難しいです。
Twitterのフォロワー数も多くプロジェクトに関するツイートも不定期で行なっていますが、おそらく進捗は芳しくありません。
ですので、Reddcoinを取引する場合は投資目的で購入するのではなく、投機目的で取引を行う程度に留めておくといいでしょう。
価格が安いぶんバブルのような現象が発生すると無条件で高騰する傾向があるため、ほとんどの仮想通貨の価格がなぜ高騰している状況に遭遇した場合は、目をつけておくといいでしょう。