
2018年12月7日にアメリカ最大の仮想通貨取引所のコインベースが発表した上場候補31通貨の中に、エンジンコインが含まれました。

出典:Coinbase
このことがきっかけで、エンジンコインが世界でより一層注目されるようになり、現在では世界でおよそ2000万人がエンジンコインを利用しています。
そのエンジンコインの特徴について詳しくみていきましょう。
エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | Enjin Coin(エンジンコイン) |
トークン名 | ENJ |
公開月 | 2017年10月 |
開発国 | シンガポール |
開発会社 | Enjin PTE LTD |
発行上限 | 1,000,000,000 ENJ |
発行枚数 | 776,082,281 ENJ |
トークン規格 | ERC20 |
公式HP | https://enjincoin.io/ |
ホワイトペーパー | https://enjincoin.io/enjincoin_whitepaper.pdf(英文) |
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r/EnjinCoin | |
TelegramID | Enjin |
YouTube | Enjin |
エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)とは
エンジンコインは、イーサリアムのブロックチェーンを利用して作られたERC20トークンです。
それは、世界最大級のゲームコミュニティENJIN(エンジン)のサービス内で使用できる仮想通貨としてのコインです。
ENJINはシンガポールに拠点を置いているEnjin PTE LTDが運営しているゲームコミュニティ及びプラットフォームのことです。
エンジンコインは2017年10月に発行されその当時は1エンジンコイン当たり15円でスタートしました。
その発行上限は1,000,000,000コインです。
1エンジンコインが2019年7月下旬時点で約9円なので、時価総額は90億円相当です。
エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)の特徴
エンジンコインの目的は、エンジンの中でのバーチャルグッズの購入やゲームをプレイすることなどに対して価値を導入するためのブロックチェーン技術を簡単にゲームに取り入れることです。
これには次に述べるような主に5つの特徴があります。
バーチャルアイテムの取引とアセット化
アセット化というのは、株や不動産の様に換金可能な資産のことです。
従来のゲームにおいては、ゲームの中で取得したコインやアイテムを換金することはできませんでしたが、ENJINにおいては、ゲーム内で取得したアイテムの売買がエンジンコインによってできるようになります。
つまり、仮想通貨であるエンジンコインに対して価値を付与することによって、ゲーム内の仮想的なアイテムをアセット化することができるのです。
アイテムはすべてブロックチェーン上に記録されているので、そこでどのような取引がされたのか追跡することができます。
また、ブロックチェーンにデータが保存されるのも大変良い点であり、端末を操作しているプレイヤーが端末内部のデータを万一紛失してしまっても、簡単にデータを復旧させることができます。
資産を持つゲーマーはENJIN内で複数のゲーム内の資産を持ったまま移動することができます。
すなわち、ゲームで遊びつつ資産を効率よく増やすことのできる可能性があるということです。
ゲーム内で取得したアイテムがエンジンコインとして現実的な価値を持つことで、今までにないプロのゲーマーや副収入を得るようなゲーマーが誕生すると考えられます。
スマートコントラクトによる決済
従来のオンラインゲームにおけるアイテムの売買に関しては、これまで問題点が多く、支払い拒否やその他の不正行為などが横行しているというのが現状です。
また、ENJINをはじめゲーム業界の多くは、アイテムの販売やバーチャルグッズの取引に外部のプラットフォームを利用し、ここに手数料や業務の委託にかかわる多額の費用が発生します。
ゲーム運営会社にとって、このような維持コストは大変大きな負担でした。
一方で、ゲームソフトメーカーやクリエイターはエンジンコインで即時決済と安全性を提供します。
エンジンコインは、イーサリアムのプラットフォームを利用して作られたERC20トークンで、スマートコントラクトの機能が装備されています。
スマートコントラクトの機能を利用し、取引の透明化・手数料の削減・リアルタイムでの資金移動を可能にしました。
これにより、ユーザーはブロックチェーンの安全性を享受でき、詐欺の危険性がない取引ができるのです。
報酬によるコミュニティーの強化
エンジンコインの使い道は、バーチャルアイテムの売買だけにとどまりません。
コミュニティーへの参加、フォーラムの掲示でエンジンコインが得られるインセンティブが付与されます。
これはコミュニティーへの参加を以前に増して誘導するためです。
また、コミュニティー単位でアイテムの開発やグッズ、エンジンコインを親コインとしたブランドトークンを作成することも可能です。
ここで作成したアイテムはゲーム内で登場させることや販売することでコミュニティーの報酬を得ることができます。
ENJINにはおよそ25万ものコミュニティーが存在しているため、エンジンコインの実用化を考える上で、コミュニティーの存在は大変重要視されています。
独自のスマートウォレット
ENJINが開発するスマートウォレットのおかげで、ユーザーの自動支払いがとても簡単になります。
主に2つの利点があり、
1つ目は、イーサリアムネットワーク上で高速処理されるトランザクションが安全性に優れているという点です。
そして、もう1つの利点は、スマートウォレットがPC及びモバイルアプリとしても機能することです。
多くのゲーマーはPCを用いてゲームをしながら、スマートフォン上で仮想通貨の購入やバーチャルストアでの取引をしています。
そのため、このようなゲームスタイルにも合わせて改良がなされています。
オープンソースの開発支援キット
ENJINは、完全にオープンソースのソフトウェア技術者用のゲーム開発キットを公開しています。
そしてその開発キットを無料で配布することによって、新たなゲーム開発を促進しています。
これはENJINがゲーム業界の標準的プラットフォームを目指しているためです。
この開発キットを利用したクリエイターや開発者は、ENJINのプラットフォームを利用してバーチャルグッズやゲームを開発し公開することができます。
ENJINのバーチャルストアで直接ユーザーへ販売できるため、クリエイターは仲介者がなく正当な報酬を得ることができ、クリエイターへの支援となります。
さらに、少額決済に関しても、スマートコントラクトが非常に安い手数料で済むという点と、自動でプログラムを履行する能力のおかげで低コストで実現できるため、いずれゲーム業界の発展を担う基盤となると考えられます。
エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)に対する評判・口コミ
エンジンコインについてのTwitter上の書き込みはそこまで多くありませんが、以下のようなツイートが見られました。
『エンジンコインよう上がるわ短期で結構抜ける』
エンジンコインよう上がるわ
短期で結構抜ける— YHVH@米国株・仮想通貨投資 (@y7h7v7h) 2019年3月8日
『エンジンコイン酷すぎるな。ここまでポンコツ化するとは』
エンジンコイン酷すぎるな。
ここまでポンコツ化するとは💧$ENJ #暗号通貨— ミトス (暗号通貨じいさん) (@mitos513) 2019年4月1日
『btc建てになりますが、過去最高値更新です。
$ENJ 強すぎるの。下で拾おうと待機していたら吹っ飛んでいってしまった
仮想通貨ウォレットにENJが対応だったとは、それでこんな上げるのか』
「EnjinCoin 爆上げ」が話題🔥https://t.co/EiCEPM6zwU
みんなの反応
・btc建てになりますが、過去最高値更新です。
・$ENJ 強すぎるの。下で拾おうと待機していたら吹っ飛んでいってしまった
・仮想通貨ウォレットにENJが対応だったとは、それでこんな上げるのか#ENJ #エンジンコイン— ビットトレンド@仮想通貨 (@bit_trending) 2019年3月8日
エンジンコインの相場が上がっているときには、肯定的なツイートがみられますが、一旦下がってしまうと「酷すぎる」「ポンコツ」といったツイートがみられます。
エンジンコインの何が良いか、何が良くないかについて具体的に言及したツイートはTwitterの検索欄上で、2019年に入ってからは見られませんでした。
エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)が購入できる取引所おすすめの取引所3選
エンジンコインを購入できる日本国内の取引所は、現時点ではLiquid by Quoine(リキッドバイコイン)のみです。
また、海外取引所は以下の4つとなっています。
- Binance(バイナンス)
- cryptopia(クリプトピア)、
- HitBTC(ヒットビーティーシー)
- Kucoin(クーコイン)
これら5つの取引所のうち、特にお勧めしたい3つについて紹介していきます。
Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)
Liquid by Quoineは、Quoinexを前身とする世界3カ所を拠点にグローバル展開する仮想通貨取引所です。
(関東 第00002号)金融庁登録済みの仮想通貨交換業者です。
エンジンコインが上場している取引所のうち、唯一の国内取引所となっています。
国内のトレーダー保護の目的から、金融庁では国内の仮想通貨取引所に対して、厳しい規制を行ってきたため、国内で業務停止処分にまで追い込まれた取引所があるのに対し、 Liquid by Quoineは今まで一度も処分されたことがありません。
一旦業務停止命令が出ると、取引しているユーザー全てのトレードが強制的に停止してしまうため、その被害は計り知れません。
Liquid by Quoineは、そのような危険性が限りなく低いです。
少しでも安心して取引をしたいという方や初心者の場合は、国内取引所であるLiquid by Quoineに登録すると良いでしょう。
HitBTC(ヒットビーティーシー)

出典:HitBTC
HitBTCはもともとイギリス資本で、現在香港に拠点を置く仮想通貨取引所です。
HitBTCの一番のいい所は、世界で最も高度な暗号化交換のシステムを採用していることです。
HitBTCの取引手数料は全銘柄共通で0.1%なので、とても低く設定されています。
手数料が共通で安いのは取引を行う上で計算もしやすく、無駄な費用を抑えることもできるのでメリットと言えます。
さらに、HitBTCでは即時決済でない場合に限りリベート(払い戻し金)が0.01%加算されるという点にも注目です。
ただし、取引が即時決済の場合には手数料が発生するので注意が必要です。
Kucoin(クーコイン)

出典:KuCoin
Kucoinは、中国の仮想通貨取引所です。
取引所の取引量に応じて毎日ボーナスを貰うことができる珍しい取引所です。
また、創業者らのチームは、ブロックチェーン研究をやっていた技術者の集まりです。
このチームは2011年からブロックチェーンの研究を進め、2013年にはプラットフォームの設計を完成させたという確固たる実績があります。
特に、金融業界の技術者が集まって作られた取引所であるため、セキュリティがきちんと守られているという点では大きなアドバンテージがあるといえます。
エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)の将来性

出典:Enjin Coin
エンジンコインは、とても魅力的なブロックチェーンゲームとなっており、Enjin MultiverseやEnjin Walletなどの様々な独自のサービスも展開しています。
エンジンコインに使われているERC-1155によるユーザーとコミュニティーの活性化や、様々な活用事例の拡大にもつながると考えられます。
また、ゲーム市場は「ゲームを通してお金を稼ぐ」という新しい可能性から大変期待できる存在となっています。
さらに韓国サムスン社の新型スマートフォン「Galaxy S10」にEnjin Walletが搭載されるという話も出ているので、今後のさらなるサービス拡大に注目が集まっています。
エンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)のまとめ
エンジンコインは、オンラインゲーム内でのアイテムをトレードすることを主たる目的としたトークンとして開発されたものです。
しかし、今では世界で2000万人もの利用者がおり、コミュニティーが25万ほどできているため、普及させるための基盤がしっかりしています。
そして、報酬によるコミュニティーの強化を実現させました。
今後はさらなるサービス拡大も予定されており、非常に期待の持てる仮想通貨であると言って良いでしょう。