Elastos(エラストス)のwiki的基本情報・特徴・欠点・今後の将来性・評判・購入できる取引所まとめ

私たちの日常生活の中では、本やCDといったコンテンツが次々と電子化し始めています。

しかし、電子化した商品は誰かに貸したり、買い取ってもらうことはできません。一度購入したら、不要となっても持ち続けるしかありません。

エラストスはそんな不便なデジタル資産の扱いを改善するため、ブロックチェーン上でコンテンツを管理することによってデジタル資産の個人売買を実現しようとしています。

この記事ではエラストスのwiki的基本情報や特徴、知っておきたい欠点、評判や今後の将来性を踏まえて紹介しますから、エラストスを購入する際には参考にして下さいね。

Elastos(エラストス)のwiki的基本情報

仮想通貨名 Elastos(エラストス)
トークン名 ELA
最小単位 Sela
公開月 2018年11月
開発国 中国
開発チーム Elastos財団(本拠地)
開発者 ロン・チェン
発行上限 34,157,748 ELA
発行枚数 14,643,216 ELA
アルゴリズム PoW
公式HP elastos.org
ホワイトペーパー Elastosnoのホワイトペーパー
Twitter @Elastos_org
Facebook @elastosorg
Reddit Elastos community
Instagram elastosofficial
TelegramID Elastos Community
YouTube Elastos Foundation

Elastos(エラストス)とは

エラストスはデジタルコンテンツにおける所有権の問題に着目し、次世代のインターネット世界の構築を目指して開発された仮想通貨です。

ここ数年、我々の日常生活の中にある商品が次々とデジタル化しているのはご存知の方は多いです。

例えば本であれば電子書籍、CDであれば曲の配信、アニメや映画も配信、ゲームに至ってもダウンロードコンテンツやスマホアプリ等、様々な商品が電子化されています。

しかし、デジタル商品と言うのは一度購入したら、所有権を自分以外に移すことはできません。

これはどういう意味かと言うと、例えばあなたが本屋さんで本を購入したとします。

本がもう不要になったら、古本屋に買い取ってもたったり、他の人に貸し出したり、いらなかったら捨てるといったことができますよね?

ですが、デジタルコンテンツは他の人に貸し出したり、いらなくなったからと売却することもできません。

一度購入したら、ずっと自分の保有物として持ち続けることとなります。

その理由は、海賊版などといった偽物の作品が出回らないよう著作権を保護するためです。

エラストスはこれらの著作権付きのデジタルコンテンツをブロックチェーン上で管理し、なおかつ個人のデジタル所有権を尊重するための仕組みを検討しました。

これにより、個人による売買を可能とすることを実現させるために立ち上がりました。

このようにエラストスはデジタルコンテンツに仲介業者を介さず、直接ユーザがアクセスできるような次世代のインターネット世界の構築を目指しています。

エラストスは「中国版のEOS」とも呼ばれており、中国銘柄の中では期待されています。

Elastos(エラストス)の特徴

Elastos

NeoがベースのDapps(分散型アプリケーション)プラットフォーム

エラストスはNEOのブロックチェーンを基盤としています。

NEOは中国版イーサリアムと呼ばれており、ブロックチェーン上でのスマートウェブ構想を持ちます。

スマートコントラクトはイーサリアムの代名詞ではあるのですが、イーサリアムではスケーラビリティ問題があったり、イーサリアムに問題がなくてもイーサリアムベースのブロックチェーンやウェブサイトから仲介者の攻撃を受ける可能性があり、安全性にも欠けると指摘しています。

メインブロックチェーンとサイドブロックチェーンの構築

エラストスはイーサリアムを基盤にした場合、様々な問題があるとしてNEOのブロックチェーンを基盤にして構築しています。

しかし、イーサリアムで起きている問題点は本当に解消できるのか?と疑問に思う方は当然いらっしゃいますよね。

エラストスはそれらの問題をサイドブロックチェーンを組み込むことにより解消しようとしております。

メインブロックチェーンとサイドブロックチェーンの違い

エラストスではメインブロックチェーンではトークンの取引と支払いのみを記録させています。

一方、サイドブロックチェーンでは主にスマートコントラクトを実行します。

ここで重要なのが、Dappsアプリやサービス別にサイドチェーンブロックが組み込まれている点です。

これにより、各種Dappsアプリやサービスに応じたアルゴリズムを選択できるようにしています。

サイドブロックチェーンを構築したことにより、メインの処理へ負荷を与えることがないため、処理の速度とセキュリティを高めることを実現しています。

このブロックチェーンの使い分けは革新的であり、エラストスが注目を浴びた最大の理由でもあります。

これによりイーサリアム基盤で発生していた問題を解消させようとしています。

フレンドチェーンとは

エラストスのブロックチェーンにはフレンドチェーンと呼ばれるブロックチェーンが存在します。

これは何かというと、実はメインブロックチェーンとサイドブロックチェーンは直接繋がることはできません。

この2つを繋がるようにするためのブロックチェーンはフレンドチェーンです。

何故フレンドチェーンが必要なのかと言うと、サイドチェーンでは様々なアルゴリズムやトークンを使用することになるため、メインブロックチェーンとは全く別の構築となっています。

それらを最終的にメインブロックチェーンへ集約させるためには、メインブロックチェーンに合わせた変換が必要です。

その問題を解消するために、フレンドチェーンでメインブロックチェーンに合わせた変換をすることによって、サイドブロックチェーンとのデータのやり取りを実現させています。

デジタルコンテンツを自由に売買することができる

エラストス最大の特徴は、デジタルコンテンツをブロックチェーン上で管理することにより、著作権や所有権を結び付けて管理ができることです。

著作物には権利保有者にアクセスキーを結びつけることにより、権利者以外はアクセス不可となり著作物を安全に管理することができます。

さらに所有権を結び付け、ブロックチェーン上で管理することによってデジタルコンテンツを個人で売買することを可能としています。

ブロックチェーンを活用することにより著作物を保護することが実現され、更には映画等といった動画であれば視聴回数の確認までもできるようになります。

このようにエラストスはデジタルコンテンツを安全に管理できるインターネットの基盤構築を目指しています。

Elastos(エラストス)の欠点/問題点

Elastos

バイナンスに上場できなかった問題

バイナンスは世界的に有名な仮想通貨取引所です。

2018年2月、バイナンスへの上場にエラストスは1位に選ばれました。

しかし、これらは不正な投票結果であることが発覚しました。

賄賂で買収した票は15万にも及び、バイナンスはエラストスの上場を拒否しました。

これによりエラストスの信頼が落ち、価格も約7%下落しました。

開発状況を週1で報告していたり、コンセプト的にも注目を浴びていたのですが、このような結果を招いてしまうことになりました。

やはり一度失った信用を取り戻すことは難しいです。

著作権保護の問題

エラストスの著作権保護について、いくつか解決しなければならない問題点があります。

まず、デジタルコンテンツをスクリーンショットで保存できてしまう問題です。

いくら厳重にコンテンツを管理しても、簡単にスクリーンショットを保存できてしまえばそれらのデータを管理することはできません。

また、元々の著作者が誰なのかを検証する方法が確立されておりません。

更にコピー製品やオマージュ作品と言ったものをどう分配するのかの基準が曖昧となっています。

これらの課題を解決することがエラストスの今後に関わってきます。

Elastos(エラストス)の提携情報

Elastos

NEO(ネオ)

ネオは中国版のイーサリアムと呼ばれる仮想通貨です。

エラストスはNEOのパートナー企業となっています。

エラストスはネオのスマートコントラクトを使用しています。

HashWorld(ハッシュワールド)

ハッシュワールドはブロックチェーン技術が使われたゲームであり、ゲームの報酬として仮想通貨が手に入ります。

エラストスはハッシュワールドと提携をしております。

Elastos(エラストス)の評判

Elastos

現状、エラストスはそこまで価格は上昇しておりません。

何かが起きれば化けるかもしれないという印象は共通的であり、少しだけ購入しておこうと考える方もいらっしゃいます。

また、仮に買おうとしても取り扱いの取引所が少なく、更に日本人が締め出されているという問題もあり、投資したいと思ってもやりづらい状況にあるのが現状です。

コンセプトとしては大きく期待はされており、開発も止まっておらず進んではいるのですが、技術的に難しい面もありまだまだ時間がかかるといった状況です。

Elastos(エラストス)が購入できるおすすめの取引所3選

Elastos

Huobi(フォビ)

フォビは中華系の仮想通貨取引所です。

2013年に中国で創業しましたが、2017年の中国仮想通貨取引所の規制により、シンガポールへ拠点を移しています。

フォビは日本語に対応しており、アルトコインの取り扱いが豊富です。

100種類上の銘柄を取り扱っています。

また、日本人の利用も多いことで知られています。

手数料は0.2%と割高ですが、フォビで発行しているHTで手数料を支払うと最大で50%割引を受けられます。

これにより取引手数料を安くすることもできます。

LBank(エルバンク)

エルバンクは香港の仮想通貨取引所です。

1日の取引だが200億を超えており、世界でも5位~20以内に入る程です。

取り扱いの銘柄は100種類上ありますが、有名な仮想通貨を取り揃えているのではなく、あまり知られていないような仮想通貨を多く取り扱っています。

通貨ペアを探しやすいのも特徴の一つです。

しかし、今後中国の仮想通貨取り締まりの影響を受ける可能性があることが懸念されています。

また、日本語に対応していないため、中国語か英語で取り扱う必要があります。

CoinEgg(コインエッグ)

コインエッグはアルトコインの取り扱いが多い中華系の仮想通貨取引所です。

ランクとしてはそこまで高くはないのですが、徐々に登録する投資家が増えており将来性が有望です。

セキュリティは二段階認証としっかりしているので安心できます。

日本語に対応していないため、中国語か英語で取り扱う必要があります。

※エラストスは国内取引所で取り扱いはありませんので海外取引所を利用することとなります。

Elastos(エラストス)の今後の将来性

エラストリスのコンセプトは私たちの日常生活を大きく変える可能性があり、非常に画期的であると言えます。

しかし、著作権保護に関する問題は長年に渡る大きな課題として残り続けており、エラストスでもスクリーンショットによる複製問題等とまだまだ課題は山積みです。

また、バイナンスに上場できなかったことが最大の痛手となり、価格も下降し続けているのも苦しい点です。

しかし、開発は日々進んでおり、必ず状況報告があることからも決して期待できない仮想通貨ではありません。

何か大きな動きがあれば、間違いなく価格が上昇する可能性はあります。是非今後に期待しましょう。

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