公開時に無料AirDropで配布されていたIOSTは、日本ではあまり知名度はなくとも、海外では根強い人気のある仮想通貨です。
中でもIOSTは、ICOをして資金調達をしていないにもかかわらず、将来性に期待する人も多いとか。
ではなぜIOSTがここまで注目されているのか、特徴や欠点、提携している企業などまとめて紹介しますのでぜひ購入する際には参考にして下さいね。
IOST(アイオーエストークン)のwiki的基本情報
仮想通貨名 | IOST(アイオーエストークン) |
トークン名 | IOSToken |
最小単位 | IOST |
公開月 | 2018年1月20日 |
開発国 | シンガポール |
開発チーム | IOS Foundation |
開発者 | Jimmy Zhong |
発行上限 | 21,000,000,000 IOST |
発行枚数 | 12,013,965,609 IOST |
アルゴリズム | Proof of Stake(PoS) |
公式HP | iost.io |
公式ブログ | medium.com |
ホワイトペーパー | IOSTのホワイトペーパー |
@IOStoken | |
@IOSTofficial | |
IOStoken community | |
TelegramID | IOST Official Announcements |
YouTube | IOST |
※IOSTではsharedsという最小単位が使われたことがありますが、これは仮想通貨であるIOSTの最小単位ではないので、勘違いしないようにしてくださいね。
IOST(アイオーエストークン)とは/開発された目的
IOSTはオンラインサービスをより安全に提供できる環境を用意するために誕生しました。
これまでも、オンラインサービスというものはハッキングリスクというものがあり、どれだけセキュリティを高めていたとしてもセキュリティの穴を悪質なハッカーに発見されてしまい、顧客情報などが盗まれてしまう事案が数多くありました。
そのようなリスクなどをなくすために、ブロックチェーンの技術とEDS(効率的分散型分割機能)を利用して、低コストかつ安全なオンラインサービスを提供できるようにしたいと考えているのが、IOSTのプロジェクトです。
また、IOSTはICOで資金調達を行っておらず、NoICOとして注目を集めた仮想通貨でもあります。
IOST(アイオーエストークン)の特徴
つづいてIOSTの特徴やメリットを見ていきましょう。
この特徴やメリットを通じてIOSTの強みを知っておいてくださいね。
拡張性が高い
IOSTはオンラインサービスプロバイダーが使うことを前提に開発されているため、高い拡張性を持っています。
仮想通貨でよく使われる承認システムであるスマートコントラクトを搭載しており、IOSTを使ってサービスを提供する側が自由にプラットフォームを構築できます。
IOSTが狙うターゲットが日常に関わるものばかり
日常に関わるものばかりということは需要が必然的に生まれるということであり、一度需要が生まれればそのまま廃れることが少なくなるということです。
具体的には、日本ではあまりメジャーではありませんかドローンに関することやスマートフォンなどの携帯電話・自動販売機などのあらゆるIT機器で利用できるようにすることを考えているようです。
それらの機器がIOSTネットワークに貢献すると、IOSTを使ってプラットフォームを開発した運営者からIOSTが支払われるという仕組みになっています。
開発が非常に活発
IOSTは他の仮想通貨プロジェクトとは異なり、非常に活発に開発が進められています。
そのため投資家にとってのリスクである「進捗が全然上がってこない」ということがなく、安心して今後の動向を追うことができます。
開発だけでなく露出度も高い
IOSTのプロジェクトは、投資家が進捗を見れるように頻繁に露出しています。
最近であれば、IOSTが主催するAIUブロックチェーンワークショップを日本で実施しています。
ほかにもAMAに参加するなど、日本国内だけでなく世界に対しても露出を頻繁に行っています。
メインチェーンのローンチもスムーズに進んでいる
IOSTが公開された直後は、イーサリアムのブロックチェーン上で動作するERC20トークンで開発が進められていましたが、2019年2月25日にメインチェーンへと移行するため、IOSTのプロジェクトの達成にかなり近づくことになります。
IOSTが成し遂げようとしているプロジェクトは、メインチェーンへの移行が必要不可欠であるため、かなり順調にプロジェクトが進んでいると言えるでしょう。
取引高世界一の取引所「Binance」に上場している
Binanceと言うと、海外の仮想通貨取引所を使って取引を行っている投資家なら絶対に知っているともいえる取引所であり、Binanceに上場している仮想通貨は、Binanceの利用者が多い関係で流動性は高くなっています。
そのため、ビットコインをイーサリアムと比べると認知度が低いIOSTでもそれなりの流動性と取引ボリュームがあるため、一気にまとまった量のIOSTを購入することができるようになっています。
また、売りたいときも一気に成行注文をして利益を確定させることもできますので、投資家にとってこの流動性は非常に重要です。
IOST(アイオーエストークン)の欠点/問題点
非常に開発がスムーズで優秀と思えるIOSTですが一つだけ欠点があるのでそちらも紹介しておきますね。
ビットコインの影響でIOSTの価格が下がり続けている
IOSTの唯一のデメリットというのが、ビットコインが暴落した影響で IOSTの価格を驚くほど暴落しているということです。
そのため、IOSTの開発がスムーズでもその恩恵が投資家に帰ってきていないという現状があります。
しかしこの欠点は見方を変えればチャンスでもあり、暴落してる際に買うことができれば、IOSTが注目を浴びたときにで一気に行動する可能性があるということです。
特に現在のIOSTは時価総額が低い上に、仮想通貨にはストップ高の概念がないので、IOSTに注目が集まると一気に高騰する可能性があるのです。
つまり「短期間で利益を狙う方にとっては大きな欠点だが、長期間で利益を狙う方には大きなメリットである可能性がある」ということですね。
実はIOST(アイオーエストークン)はこんな企業と提携しています!
iBank Digitalと提携
IOSTのグローバルパートナーとしてiBankが選ばれています。
iBankはグローバルコミュニティの発展に向けて、IOSTネットワークとブロックチェーン開発を推進することに尽力しています。
IOSTプラットフォームを利用したRate3がBluehillと提携
Rate3は、IOSTのプロジェクトと同じように仮想通貨で資金調達(ICO)を行ったプロジェクトの一つで、イーサリアムのブロックチェーン上で動作する仮想通貨です。
BluehillはIOSTが提供するプラットフォームで開発されているプロジェクトで、実際にIOSTの需要が現れている実例となりました。
IOST(アイオーエストークン)の評判
IOSTは投票システムがあり、その投票に参加するだけでIOSTをもらえることがあります。
なにかと無料でもらえることが多いIOSTは、こういう面で日本人に人気があります。
2/5に投票して1週間でこれだけ貰えました🍄
3/10までですよー#IOSThttps://t.co/ScVtFVtUXG pic.twitter.com/QfdAjj0PYM— れんとく🍄VOE×ALISISTA【御朱印】 (@gara_138) 2019年2月13日
執筆時点(2019年2月15日)ではメインネットのローンチが近づいているため、それに伴いIOSTの価格が上がることを考えている方もちらほらいるようです。
現在はほとぼりが冷めている仮想通貨市場ですが、このようにまだまだ期待してる人いるため、捨てた市場ではないでしょう。
#IOST
弱いとは言えないなぁ…
25日メインネット…もう少し落ちてほしいからまだ入らないけど…
飛んだら見送ります! pic.twitter.com/apw0PeDtBM
— マユリ*踏まれたい*《漢》 (@anaaki1028) 2019年2月6日
IOST(アイオーエストークン)が購入できるおすすめの取引所3選
IOSTは金融庁による国内取引所の規制が始まった後に海外取引所で取引が開始された仮想通貨であるため、上場規制が行われている国内取引所には一切上場していません。
そのため、必然的に海外の取引所から購入する必要があるのですが、そんなIOSTを取り扱っている海外取引所の中から最も扱いやすい取引所三つ選びましたので、IOSTの購入の参考にしてみてください。
Binance(バイナンス)
取引高ランキング世界1位のBinance。
IOSTの取引量に関しても世界一を維持しています。
その他の非常に流動性が高く、毎日1億円相当以上のIOSTが取引されているため、指値注文をしても早くて数秒で取引が成立するでしょう。
成行注文の場合でもスプレッドが非常に狭いためほとんど損をせずに購入することが可能です。
さらに取引所トークンを利用して手数料割引を受けることができるのでIOSTを購入したい投資家にとってとてもありがたい取引所です。
DigiFinex(ディジフィネックス)
DigiFinexはBinanceほどではないものの流動性が非常に高く、取引マイニングを実施している取引所の一つです。
DigiFinextの取引マイニングの仕組み上、USDT建ての通貨ペアが最も取引高が高く、USDTをベースに取引することが多い家庭にとっては特に都合のいい取引所です。
BinanceではUSDTなどの法定通貨と提携している仮想通貨とIOSTとの通貨ペアが存在しないため、USDT建てが良いという方はDigiFinexが最適です。
ABCC
今は日本ではあまり耳にしませんが、取引マイニング需要が加熱化していた時期に一時期知名度をあげていたただ一つであり、ETH建ての流動性がやや高い取引所となっています。
IOSTを取引するついでに取引マイニングに参加することもできるので、配当権利も一緒に得たい場合は、ABCCで取引を進めると良いでしょう。
HuobiやUPBitを日本人が利用出来ないので注意
おすすめの取引所の中で紹介はしていませんが、IOSTの流動性がかなり高いHuobiやUPBitといった有名な仮想通貨取引所もあります。
しかし、呉の新しい味は日本人の登録が規制されていて、日本国籍の方は利用することができません。
この規制がなければIOSTを購入するのにお勧めできる取引所に選んでも良かったのですが、規制があるとどうしようもないので、注意が必要です。
おすすめ取引所として紹介したBinance・DigiFinex・ABCCは日本人でも利用できますので、IOSTを購入する場合はこれらの取引所を使用してください。
IOST(アイオーエストークン)の今後の将来性
IOSTはよりセキュリティが高く低コストでオンラインサービスを提供できる環境をブロックチェーン技術を用いて実現しようとしているプロジェクトです。
もしこのプロジェクトを成功させることができれば、ハッキングに強いオンラインサービスが次々と誕生し、インターネットがより安全になるでしょう。
上場している取引所も多く、世界一の取引であるバイナンスにも上場しているため、流動性に関しては全く不安になることないでしょう。
あとは、どれだけIOSTの需要が増加するかどうかですので、その辺りをよく観察・分析して、投資するといいでしょう。