仮想通貨のゴールデンクロス・デッドクロスとは?売買タイミングを解説
  • ゴールデンクロスってなに?
  • デッドクロスと何が違うの?
  • ゴールデンクロスを使えば、トレードで勝てるの?

こんな疑問に応えます。

今回は、仮想通貨投資におけるゴールデンクロス・デッドクロスについて解説します。

基本的な知識から、具体的な投資手法(売買のタイミング)まで網羅的に解説していますので是非最後までご覧ください。

ではまずは、ゴールデンクロスを理解するうえでの必須知識「移動平均線」について解説しますね。

仮想通貨の移動平均線とは

仮想通貨の移動平均線とは、株や仮想通貨FXを行う際に用いられるトレンド系インジケーターです。

世界中のトレーダーに愛用されており、最も有名なテクニカル分析手法といってもいいでしょう。

移動平均線とは簡単に、過去一定期間ごとの仮想通貨価格を平均し、その値を折れ線グラフに対応させたインジケーターです。

例えば、5日移動平均線であれば、過去の株価終値の平均値を5日間ごとに求め、グラフ化します。

移動平均線をよく知らない方は、この記事をご覧いただく前に以下の記事を参照ください。

ゴールデンクロスを理解するためには、移動平均線の知識が必須です。

仮想通貨のゴールデンクロスとは

仮想通貨のゴールデンクロスは、長期線と短期線がクロスした際に現れる、仮想通貨の「買いサイン」です。

長期線・短期線の具体的な期間設定については、「仮想通貨 移動平均線の期間設定」にて後述しています。

具体的にゴールデンクロスは、「仮想通貨価格が下落した後、短期の移動平均線が中長期の移動平均線を上抜けること」を意味します。

短期線が中長期線を上抜けると価格が上昇する傾向が強くなることから、「買いサイン」とされています。(下記画像参考)

上記画像は、ある日の仮想通貨チャートに短期線(黄)と中長期線(赤)を表示させたものです。

上記画像の赤丸で示されている点がゴールデンクロスです。

ご覧の通り、短期線が長期線を上抜けた際は、ほぼ確実に価格が上昇していることがわかります。

仮想通貨のデッドクロスとは

仮想通貨のデッドクロスは、長期線と短期線がクロスした際に現れる、仮想通貨の「売りサイン」です。

長期線・短期線の具体的な期間設定については、「仮想通貨 移動平均線の期間設定」にて後述しています。

具体的には、「仮想通貨価格が上昇した後、短期の移動平均線が中長期の移動平均線を下抜けること」を意味します。

短期線が中長期線を下抜けると価格が下落する傾向が強くなることから、「売りサイン」とされています。(下記画像参考)

上記画像は、ある日の仮想通貨チャートに短期線(黄)と中長期線(赤)を表示させたものです。

上記画像の赤丸で示されている点がデッドクロスです。

ご覧の通り、短期線が長期線を下抜けた際、価格が下落していることがわかります。

ゴールデンクロスとデッドクロスの売買タイミング

売買タイミングの見極めには古くより「グランビルの法則」というものが利用されており、これは現在でも有効とされているトレード法則です。

今回はこの「グランビルの法則」をもとに、売買タイミングを解説します。

グランビルの法則は、チャート・短期線と中長期線の乖離を見ることにより、売買タイミングを予測するもの。

百聞は一見に如かずということで、早速 画像を用いた解説に入ります。

グランビルの法則:買いタイミング

①新規買い

新規買いは、仮想通貨価格が下落した後水平になり、最終的にゴールデンクロスを形成した際の買いタイミングです。

②押し目買い

押し目買いは、短期線が一時的に中長期線を下回った際に、中長期の移動平均線が上昇を続けていた際の買いタイミングです。

短期線が下落しているのにもかかわらず、中長期線が上昇を続けていれば、再び価格が上昇する可能性が高いという経験則から生まれました。

③買い増し

買い増しは、短期線が中長期線より上にある状態(ゴールデンクロス後の状態)に注目した買いタイミングです。

短期線が横ばい(もしくは下落)になりが中長期線に接近した時、短期線が中長期線を下抜けることなく再び価格が上昇した(反発した)際は、そのまま上昇を続ける可能性が高いです。

④短期買い

短期買いは、短期線と中長期線がともに下落している中、2つの線の乖離が大きくなったときの買いタイミングです。

短期線は中長期線方向にもどる力が強いため、大きな乖離が生じた際は、価格上昇を見せる可能性が高いです。

グランビルの法則:売りタイミング

⑤新規売り

新規売りは、シンプルに「上向きだった中長期線が水平・下降し、短期線が中長期線を下抜けたとき(デッドクロス)」の売りタイミングです。

デッドクロスを形成している時点で、まぎれもない売りサインです。

⑥戻り売り

戻り売りは、中長期線が下降傾向にある中、一時的に短期線が中長期線を上抜ける(ゴールデンクロスを形成)時の売りサインです。

ゴールデンクロスを形成したとしても、中長期線が下降傾向にある場合は価格が下落する可能性が高いです。

一時的なゴールデンクロスの形成は「騙し」ですのでご注意を。

⑦売り乗せ

売り乗せは、短期線が中長期線より下にある状態(デッドクロス後の状態)に注目した売りタイミングです。

短期線が横ばい(もしくは上昇)になりが中長期線に接近した時、短期線が中長期線を上抜けることなく再び価格が下落した(反発した)際は、そのまま下落を続ける可能性が高いです。

⑧短期の売り

短期の売りは、短期線と中長期線がともに上昇している中、2つの線の乖離が大きくなったときの売りタイミングです。

短期線は中長期線方向にもどる力が強いため、大きな乖離が生じた際は、価格上昇を見せる可能性が高いです。

ゴールデンクロスとデッドクロスの注意点

移動平均線は、「騙し」が発生しやすいインジケーターです。

騙しとは、一見「買いサイン/売りサイン が現れた!」様に見えても、実際は正しいサインではない現象の事。

例えば、以下画像のように相場がもみ合っている状態において、

「ゴールデンクロス」もしくは「デッドクロス」が現れたとしても、それは信頼に足る売買サインではありませんのでご注意ください。

仮想通貨 移動平均線の期間設定

最後に、移動平均線の具体的な期間設定について解説します。

移動平均線は、短期・中期・長期の計3つの期間があり。

通常、ゴールデンクロスを見極める際には、「ローソク足×中長期線」もしくは「短期線×中長期線」の組み合わせを用います。

具体的な期間の組み合わせは以下の通り。

短期派 日足「5・10・25」「5・20・40」
中期派 日足「5・25・75」「20・40・200」
長期派 週足「13・26・52」

日足で「5・10・25」だった場合は、「5日・10日・25日」ごとの仮想通貨価格を平均値化した移動平均線が表示されます。(週足の場合は、13週・26週・52週)

また、デイトレードのように超短期でトレードを行う場合は、「ローソク足×30日(5分足で144)」の組み合わせがベストだとされています。

まとめ

移動平均線はほとんどすべてのトレーダーが参考にする、重要なインジケーターですので、見方・使い方を身に着けておいて損はありません。

ただ、移動平均線だけを用いた相場分析には限界があり、この記事で紹介した「グランビルの法則」も必ず的中するものではありません。

そこでおススメしたいのが、他のインジケーターと移動平均線を併用するという手法。

仮想通貨トレード初心者の方には少し難しいかもしれませんが、最低でも、以下3つのインジケーターは併用すべきだと考えます。

  • MACD
  • 一目均衡表
  • RSI

それぞれの使い方は以下の記事にて解説しているので、それを参考に、是非上記3つの見方・使い方をマスターしてください。

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