仮想通貨市場は、2018年と比較すると2019年は活気を帯びています。
かつてのビットコインバブルと呼ばれていた時期が崩壊し、市場が冷え切って退場者を多く出した2018年。
しかし、2019年はビットコインの価格が100万円を超えるなど話題になることが増えてきました。
今後の可能性が期待される仮想通貨ですが、正確な数字がわからないほどの種類が存在します。
仮想通貨投資をする上では正確な情報が必須となりますが、情報収集することに役立つのがテレグラム。
今回は、仮想通貨のプロジェクトが運営しているテレグラムをご紹介していきます。
また、便利なテレグラムですが、利用していく上での注意点についてもお届け。
仮想通貨投資には、運営がしっかりしていることも重要事項の一つですので、今後の投資通貨の参考に役に立てていただけたらと思います。
仮想通貨情報収集に役立つテレグラムとは
テレグラムは、ロシア人の兄弟によって作られた非営利企業が運営しているチャットアプリです。
現代ではチャットアプリは多く存在しますが、テレグラムの特徴についてを知っておきましょう。
仮想通貨情報の取得になぜテレグラムが良いのかという点についてもお伝えしていきます。
無料で使える
テレグラムは無料で使用することができます。
無料で使用できるものは他のアプリでもあるかもしれませんが、テレグラムは非営利企業が運営者です。
そのため、無料アプリでありがちな定期的に広告が流れるという煩わしさがありません。
情報収集のために閲覧をしていて、突然広告が流れることがないというわけです。
広告が流れない無料チャットアプリは珍しいですので、テレグラムの大きな特徴と言えるでしょう。
最大10万人のグループが作成可能
テレグラムはグループを作成することができ、最大で10万人のグループを作成することが可能です。
他のチャットアプリでは、これほど大きなグループを作ることはできません。
ですので、仮想通貨のプロジェクト運営者がグループを作り、そのグループだけに向けて発信が可能となるわけです。
クローズドのコミュニティグループも作れるため、そこに参加をすると一般には出回らない情報を獲得することもできるかもしれません。
そこでしか手に入らない情報を得られる可能性もあるのがテレグラムの大きな特徴です。
セキュリティが高い
テレグラムはメッセージが暗号化されるという仕組みになっています。
仮想通貨の情報で、特に価格に影響するような情報は貴重なものです。
運営側と一般人の間で、特定の情報がやり取りされることはないかもしれませんが、プロジェクトに他の人には知られたくないような個人的な質問をする際にはテレグラムは有効な手段と言えるでしょう。
仮想通貨でテレグラムを活用している参加すべきおすすめグループとは
ここからは実際にテレグラムで情報を発信している仮想通貨プロジェクトを見ていきましょう。
参加人数などから、日本語に対応しているものや日本の仮想通貨取引所に上場をしている通貨を中心にお届けしていきます。
(テレグラムは日本語対応していませんので、日本語対応やしているグループは貴重な存在です。)
Cardano(カルダノ):ADA
ADA(エイダ)コインで知られている日本でも人気の通貨カルダノです。
かつて、プレセールからの価格上昇が話題となり、ICO(Initial coin offering)の成功例としてもよく名前が上がります。
カルダノは日本からプロジェクトが立ち上がったこともあり、Cardano Japanとして日本語対応しているテレグラムグループが存在します。
2019年7月現在では3,752人が参加中。
メンバー間でも情報がやりとりがされていますが、運営側の情報を日本語でチェックすることができます。
今後の開発に注目が集まっているプロジェクトでもありますので、カルダノやADAに注目している人は参加をしてみましょう。
Monacoin(モナコイン):MONA
日本発の国産仮想通貨として人気のあるモナコイン。
日本発ということでテレグラムも日本語対応しています。
2019年7月現在、1,641人がグループに参加中。
日本語だけでなく、英語や韓国語、中国語にも対応しています。
2019年はモナコインを取り扱う仮想通貨取引所も増え注目度も上がっているため、今後の情報を取得にはおすすめです。
Litecoin(ライトコイン):LTC
国内の仮想通貨取引所に上場をしているライトコインもテレグラムで情報発信をしています。
しかし、日本語対応していませんので、英語などが苦手な人はGoogleの翻訳機能などを活用して情報を得ていきましょう。
ビットコインが金に例えられ、ライトコインは銀に例えられることから、ライトコインのテレグラムでもビットコインの話題が上がることが多いです。
ビットコインとの比較をしながらの情報もあるため、ビットコインの情報を得たい人にもおすすめ。
2019年7月現在で19,246人がグループに参加中。
2019年はライトコインの半減期とも言われていますので、テレグラムでも今後の最新情報を取得していきましょう。
Ethereum Classic(イーサリアムクラシック):ETC
日本の仮想通貨取引所で取り扱われているイーサリアムクラシックは、EthererumClassic JAPANというグループがあり、日本語対応しています。
2019年7月現在、472人がグループに参加中です。
人数は決して多くありませんが、その分チャット欄で情報が流れていくスピードも緩やかなため、しっかりと情報を取っていくことができます。
英語やテレグラムなどにまだ慣れていないという人は、他と比べると人数が少なめなグループから入ってみるのもおすすめです。
Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ):BCH
ビットコインからハードフォークして誕生したビットコインキャッシュもテレグラムグループが存在します。
国内の仮想通貨取引所でも取り扱っている通貨のため、情報は取りにいきたいところ。
ビットコインほどの盛り上がりはありませんが、メンバーは4,753人と人気の高さが伺えます。
ビットコインの話題と合わせてビットコインキャッシュの方の情報を取ってみるのも面白いです。
NEM(ネム):XEM
かつてはコインチェック事件で話題となったネムですが、日本語対応のテレグラムグループが存在します。
国内の仮想通貨取引所でも取り扱いのある通貨です。
2019年7月現在では、4,842人がグループに参加中。
運営からの情報だけでなく、メンバー同士の発言が盛んという特徴があります。
かつての騒動の頃から比べると、ネムの価格はだいぶ下がっていますが、見方を変えればお買い得という見方もできます。
今後の期待できる情報が出てくるか、ネム保有者がどのようなことを期待しているのかをチェックしてみましょう。
Ripple(リップル):XRP
国内の仮想通貨取引所でも取り扱っており、一時は保有額でビットコインを抜いて1位になったこともあるほどです。
2019年7月現在で35,726人が参加している人気グループとなっています。
送金手段として世界的に今後の行く末が注目されているリップルですので、最新情報を取りたい際はテレグラムに参加をしておきましょう。
テレグラムで仮想通貨情報を収集する際の注意点
ご紹介した以外でも様々な仮想通貨やプロジェクトのテレグラムは存在しますが、テレグラムのグループに参加した際に気をつけておくべきことがいくつかありますのでお届けします。
情報を見逃しやすい
参加するテレグラムの参加メンバーの人数によりますが、情報を見逃しやすいという欠点があります。
特に、参加人数が多いと、グループメンバー同士の発言が飛び交うことが多いです。
そうなると、運営側からの公式情報がチャットで流れてしまい見逃しやすくなります。
また、公式からの情報があった時にだけ通知が来るという設定もできないので、定期的に情報を見にいく必要があります。
取りたい情報が自動的に入ってくる訳ではなく、グループに参加したからといって公式のみの情報が入ってくる訳でもないので注意しましょう。
情報の質が怪しいときがある
仮想通貨プロジェクトの運営者からの情報であれば正確な情報ですが、グループ参加者同士のチャットが盛んな傾向にあります。
情報というよりは、自分なりの見解を言っている人も多く、公式の情報を出している人だけではなく様々です。
中には有益で重要な情報もありますが、嘘の情報(噂話)が紛れていることもあります。
グループ参加者同士の情報のやり取りは、話半分くらいに聞いておくと良いでしょう。
日本語に対応していないものも多い
テレグラムは日本語対応していないものも多くあります。
日本語に対応している方が少ないかもしれません。
今回ご紹介したもののほとんどは日本語対応のものですが、通貨によっては全く日本語対応していないものも。
ただ、海外の情報だからといって毛嫌いをしていると、有益な情報を見逃す可能性があります。
英語の情報は英語が理解できないと難しい部分がありますが、Googleの翻訳機能など活用して、いち早く情報を理解・収集していきましょう。
偽グループが存在することがある
テレグラムは世界で利用者が多いチャットアプリですので、中には仮想通貨プロジェクトの公式を装ったような偽グループも存在しますので気をつけましょう。
公式のグループの場合は、参加者同士のやりとりが盛んですが、偽アカウントは静まりかえっているという傾向が見られます。
というのも、公式のグループではないので、正しい情報が定期的に発信されないため、グループからの離脱者や意見をする人が減っていくため閑散としています。
また、公式グループの運営側コメントには、右上に”admin”が表示されているので覚えておきましょう。
まとめ
テレグラムは運営元と直接やりとりができますし、重要な情報を運営から直接手に入れることが可能です。
ネット上に転がっている情報は、公式のものとは違う情報なども混ざっていますので、運営元からの公式な情報は貴重な情報源になります。
テレグラムは無料で使うことができますし、疑問に感じたことを運営側に直接質問することもできます。
情報取得と疑問解決ができると、相当通貨やプロジェクトに関して詳しくなりますので、投資を行う判断材料にも。
徐々に仮想通貨市場が盛り上がりを見せてきているので、テレグラムをうまく活用しながら最新情報を取得していきましょう。
運営からの情報やグループ参加者からの情報をうまく活用していくことができれば、投資での利益に繋げることも十分に可能です。
まだまだ世の中的には認知度の低い仮想通貨ですので、今後社会のどんな部分に普及していくのかの判断材料にもなります。
質の良い情報を取りつつ、今後の投資のためにテレグラムをうまく活用していきましょう。