仮想通貨にまつわる用語は沢山あります。
今回紹介する「トランザクション」もその一つです。
これらの言葉を一つ一つ理解することで仮想通貨に対する理解が深まり、利用者としてや投資を行う者として、より上手に仮想通貨と付き合うことができると思います。
最初にトランザクションの元々の意味を説明し、その後仮想通貨ではどのような役割の意味を持っているのか説明したいと思います。
トランザクションとはそもそも何か?
トランザクションとは、もともとビジネス用語として、存在する言葉です。
トランザクション (transaction)を和訳すると、業務上の処理、取り扱い、取引、売買、商取引などという意味になります。
こうやって和訳すると何となく意味が分かると思います。
「ここからここまでの一連の流れ」ということを意味します。
銀行での両替を例を挙げるとすると
- 1000円出す。
- 銀行員が受け取る。
- 機械に入れて100円を10枚出す。
- 10枚の100円を受け取る。
という1~4までの流れがトランザクションということになります。
IT用語としてデータベースの処理の流れを指す場合もあります。
このようにビジネスとITとの親和性が高い言葉であることから、両方の要素を持つ仮想通貨でも用いられる言葉として存在しているのです。
仮想通貨におけるトランザクションの意味
ビットコインやリップルなどの仮想通貨でのトランザクションの用い方は、主に2人の間の取引、特に送金を指します。
自分の持っている仮想通貨の使用権利を消費する代わりに、新たに送金する先が仮想通貨を使用する権利(UTXO:Unspent Transaction Outputs→直訳すると未使用トランザクション出力)を発行する流れのことになります。
ちなみにこのトランザクションの操作には銀行の送金と同じく手数料が発生します。
具体的な金額はレートによって異なりますが、現状では国際送金を行う場合通常の現金よりも格安で行うことができるとのことです。