仮想通貨の『板』とは?見方・種類・見やすい取引所3選まとめ

最近では仮想通貨が有名になったこともあり、仮想通貨取引をやってみようという人も増えましたね。

仮想通貨取引を有利に進めるためには、失敗しないために知っておくべき知識がいくつかあります。

そこで今回は、知っておくべき知識の1つである『板』について紹介していきます。

そもそも仮想通貨取引所の『板』とは

仮想通貨では取引所や販売所がありますが、この板という言葉は、取引所でのみ関わってくる言葉です。

板にはユーザーの希望売買価格が載っている

取引所は、その取引所を利用しているユーザー同士で売買をする場所を提供し、手数料を取ることで儲けを出しています。

そして、ユーザー同士で取引を行う際に、ユーザーが買いたい(売りたい)価格や量が表示されているのが「板」です。

板の情報で取引相手が見つかりやすくなる

仮想通貨を購入したい場合には、この板を見ることで、自分の買いたい金額で仮想通貨が売り出されているかを知ることができます。

逆に、仮想通貨を売りたい場合には、この板に情報が載ることで、取引相手が見つかりやすくなります。

不当な価格での取引がなくなる

また売る側としてはできるだけ高く売りたいですし、買う側としてはできるだけ安く購入したいという心理が働きます。

この板があることで、どれくらいの価格ならほしいと思っているユーザーがいるのか、どれくらいの価格なら売ってくれるユーザーがいるのかなどもわかるので、不当な価格での取引も行われなくなります

板に表示される4つの要素を理解しよう!

仮想通貨取引所の板を理解するためには、4つの要素を知っておく必要があります。

板を読み解いて、仮想通貨取引で利益を出すためには、この4つをしっかりと理解しておくことが非常に重要です。

仮想通貨取引所の板は、「売り板」と「買い板」に分けられます。

これらは一般的に1つの表にまとめられています。

売り板とは

GMOコイン

まず売り板は、仮想通貨を売りたいと思っている人の注文が並んだものになります。

これを見ることで、その仮想通貨がいくらで売りに出されているのか、どれくらいの量が売りに出されているのか(売り注文)が分かります。

仮想通貨取引所では、販売所とは違いユーザー同士で取引が行われます。

そのため、取引所では誰かが売りたいと思っている仮想通貨がないと購入することはできません。

この売り板を見ることで、仮想通貨がいくらでどれだけ売りに出されているのかを見ることができ、自分の買いたい希望に合っているかを確認することができます。

売る側としては、できるだけ高く売りたいという心理も働くので、買い板よりも価格が高いという特徴もあります。

買い板とは

GMOコイン

買い板は売り板とは逆に、仮想通貨を買いたいと思っている人がいくらでどれだけほしがっているのか(買い注文)が載っています。

それを見ることで、その価格でならどれだけの量が売ることができるのかを確認することができます。

これらは仮想通貨を売りたい人が確認することになります。

慣れるまでは間違えてしまうかもしれませんが、仮想通貨を買いたい場合には『売り板』を、売りたい場合には『買い板』をみることで、判断の参考にすることができます。

また、買い注文が多い場合には、需要が高まっているということでこれから価格が上がる可能性があることを指しています。

逆に売り注文が多い場合には、手放す人が増えるということで価格が下がる可能性があることを示すことになります。

気配値とは

 GMOコイン

気配値とは、その取引所を利用しているユーザーがその仮想通貨を売りたい(買いたい)価格のことです。

板状では気配値という言葉ではなく、単純に価格などと表示されていることも多いです。

売り板・買い板共にこの気配値はそれなりの範囲があり、同じ仮想通貨を売りたい(買いたい)と思っている人でも、気配値が異なることがわかります。

売り手は高く、買い手は安く取引したいですが、それが過ぎると取引相手がいなくなるので、それらを踏まえた上でそれぞれが気配値を決定するためです。

注文量とは

GMOコイン

注文量はその気配値で出されている注文の総数を表しています。

それぞれの板に気配値と共に表示されています。

その気配値ではどれだけの仮想通貨が売り(買い)に出されているのかが一目でわかるようになっています。

『指値注文』と『成行注文』を理解しよう

ここからは仮想通貨取引所での注文方法を紹介していきます。

それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で注文することで、目的に合わせた注文ができるようになります。

指値注文とは

GMOコイン

指値注文は、事前に仮想通貨を買う値段や売る値段(指値)を指定して注文する方法です。

買い注文の場合には、この指値以下になるまでは取引を行わず、それ以下になった時点で取引が成立します。

売り注文の場合には、その指値以上になるまでは取引が行わず、それ以上になった時点で成立します。

その場ですぐに取引を行うのではなく、事前に指値を指定して買う(売る)注文を出しておき、予約しておくようなイメージです。

例を挙げて実例を紹介していきましょう。

ある仮想通貨が、相場で100円前後の価格となっているとします。

まだ高いので95円になったら購入したいと思っている場合、95円で指値注文を行います。

すると、相場が動き、この指定した価格以下(95円以下)に達したときに自動的に取引を成立させてくれるのです。

逆に売るには安いので、110円になったら売りたいと思っている場合は、110円で指値注文を出しておきます。

すると相場が上がり、110円を超えた時点でその取引を成立させてくれます。

指値注文のメリット

指値注文をした場合のメリットを紹介していきます。

1つ目は、事前に指定した価格帯に達したら自動的に取引を行ってくれるという点です。

自動的に取引が行われるため、常にチャートを見ておく必要がありません。

指値注文を指定なかった場合は、チャートを常に観察・分析して、自分の希望する価格帯になるタイミングを待ち続けなければいけなくなってしまいます。

しかし、指値注文は予約をするようなものなので、仕事中などのチャートが見れないような場面でも、その価格帯に達してくれれば取引ができます。

2つ目は、自分の希望しない価格での取引が行われることがないという点です。

取引を始めたばかりで余裕が無い時なども、妥協して買ってしまうということがありません。

指値注文のデメリット

指値注文のデメリットは、取引の成立に時間がかかる点です。

その価格になるまでは取引は行われないので、価格の動きが小さかったりする場合には、希望する価格になるまでに時間がかかることもあります。

そのため、すぐに売買したいという場合には向いていません。

また、指値をどの程度に設定するのかというのも初心者には難しい場合もあります。

指値によって取引が成立するタイミングは異なります。

当然ですが、相場から離れた指値を設定するほど時間はかかってしまいます。

またこれから高騰しそうな仮想通貨の場合であれば、より高く売れるはずだったのに、指値を低めに設定してしまったがために安く売ってしまったということも考えられます。

そのため、利益をより大きくするためには、ある程度先を見越したうえで注文する必要があると言えます。

成行注文とは

成行注文は、その時の市場価格で売買の注文をする方法です。

買い注文を出した場合には、その時の最低価格の売り注文に対応し、売り注文を出した場合には、その時の一番高い買い注文に対して取引を行います。

この際に指定することができるのは数量だけで、指値注文のように値段は設定できません。

成行注文のメリット

成行注文のメリットは、その場ですぐに取引が成立するということです。

指値注文のように価格を指定するわけではなく、その瞬間の市場価格で取引を行うので、すぐに取引が成立します。

買いたい、売りたいと思った時にすぐに取引できるので、今すぐに取引を行いたいという場合にはおすすめです。

また、すぐに取引が成立するので、急な高騰などにも対応できます。

また、高騰を続けているような場合には、自分で売るタイミングを見極めることができるので、経験などがある人の場合はより高く売ることができ、利益が大きくなる場合もあります

成行注文のデメリット

成行注文のデメリットは、激しい値動きには対応できない点です。

値動きが激しいときには、秒単位で価格が動いていきます。

そのため、売買したいと思ったタイミングでも、予想していた価格と異なってしまうことがあります。

また、その瞬間の市場価値が大切になってくるので、利益を出すためにはチャートを見ておく必要があります。

仕事などをしている場合には、タイミングを逃してしまうという可能性もあります。

板取引がおすすめの仮想通貨取引所3選

ここからは、板取引を行うのにおすすめの仮想通貨取引所を紹介していきます。

Zaif(ザイフ)

出典:Zaif

最初におすすめしたい取引所は、Zaifです。

このZaifは、通常仮想通貨取引所が利益を得ている手数料が、現物取引においては-0.01%となっています。

つまり、取引をすればするほど得するのです。

現在ではビットコイン、ネム、ビットコインキャッシュ、モナコイン、イーサリアムの5種類の仮想通貨が扱われています。

Binance(バイナンス)

出典:Binance

Binanceは海外にある大手の取引所です。

海外の取引所ですが、手数料は最安で0.05%と非常に低くなっています。

また、取り扱われている仮想通貨の数も100種類を超えています。

BIT Point(ビットポイント)

出典:Bitpoint

BIT Pointは国内の仮想通貨取引所です。

現物取引の場合には、手数料無料となっています。

また、通貨の送金手数料も無料となっています。

電話でのサポートセンターも用意されているので、初心者でも安心して利用することができる取引所です。

仮想通貨の板取引のまとめ

仮想通貨取引において、非常に重要な情報が載っているのが「板」です。

板を読み取ることができるかどうかで、利益を上げることができるのかどうかが変わってくると言っても過言ではありません。

これから仮想通貨取引を行おうと考えている人は、ぜひこの板というものについてしっかりと学んでから、取引に臨むようにしてください。

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